こんにちは、なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。
アメリカで暮らしていて、急に収入が減ることがあります。
失業。
レイオフ。
病気。
離婚や別居。
配偶者の収入減。
医療費の急増。
家賃や住宅ローンの負担。
車の修理費。
子どもの出費。
物価高。
アメリカ生活は、収入が少し崩れるだけで、生活全体が一気に苦しくなることがあります。
特に、食費は毎日かかります。家賃や住宅ローン、光熱費、車、保険、医療費を払ったあと、食べ物を買うお金が足りない。
子どもにはちゃんと食べさせたい。
でも、スーパーの会計が怖い。
冷蔵庫が空に近い。
粉ミルクや子どもの食品が高い。
来週までどうやって乗り切ろう。
こういう時に、アメリカにはFood Bank、Food Pantry、Community Food Distributionなど、食品の援助を受けられる場所があります。
この記事では、アメリカで食べ物に困った時のフードバンクの探し方、利用方法、登録や申請で聞かれること、持っていくとよいもの、子どもがいる家庭の支援、SNAP・WIC・TANF・学校給食との違い、そして我が家が失業時に実際にフードバンクを利用した体験談をまとめます。
「今、本当に困っている」という方に届いてほしい記事です。
どうか、恥ずかしがらず、必要な時は使ってください。
アメリカのフードバンクやフードパントリーは、困っている人が食べ物を受け取るための場所です。Feeding Americaは、全米200以上のフードバンクのネットワークを通じて、近くのフードバンクや食品配布先を探せる検索ページを提供しています。(feedingamerica.org)
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フードバンクとは何か
Food Bank、フードバンクは、食べ物を集め、地域のフードパントリー、教会、NPO、学校、食事配布団体などへ食品を届ける大きな仕組みです。一方、Food Pantry、フードパントリーは、利用者が実際に食品を受け取る場所を指すことが多いです。ただし、日常会話ではどちらも「食べ物をもらえる場所」という意味で使われることがあります。
地域によっては、
Food Bank
Food Pantry
Food Distribution
Food Assistance
Free Groceries
Community Pantry
Soup Kitchen
Meal Program
Mobile Pantry
などの名前で案内されています。
Food Bankは食品を集める大きな倉庫・組織、Food Pantryは実際に食品を受け取る場所、と考えるとわかりやすいです。
USDAのTEFAP、The Emergency Food Assistance Programは、低所得者の食生活を補うために、緊急食品援助を無料で提供する連邦プログラムで、USDAの食品や運営資金が州を通じてフードバンクなどに渡り、地域のパントリーやスープキッチンで配布されます。(fns.usda.gov)
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フードバンクは誰が使えるのか
利用条件は、地域や団体によって違います。
収入基準がある場所。
住所確認だけで使える場所。
事前登録が必要な場所。
予約制の場所。
ドライブスルー配布の場所。
誰でも利用できる場所。
子ども、高齢者、妊婦、退役軍人など対象を限定する場所。
緊急時は登録なしで配布する場所。
このように、かなり地域差があります。
コロナ禍では、多くの地域で登録や審査が簡略化され、ドライブスルー形式や予約制、非接触配布に変わった場所もありました。パンデミックの最中は、2020年3月以降、自宅待機命令が出てから利用方法が大きく変わり、登録や審査なしで利用できる形になりました。
2026年現在は、地域によって通常運用に戻っているところもあれば、簡易登録や予約制を続けているところもあります。
まずは、自分の地域の情報を確認するのが大事です。
フードバンクの探し方
一番簡単なのは、Feeding Americaの検索ページを使うことです。
Feeding AmericaのFind Your Local Food Bankページでは、ZIP codeや州を入力して、近くのフードバンクを探せます。Feeding Americaのネットワークには200以上のフードバンクがあり、無料の食品、フードパントリー、食事配布先につなげてくれます。(feedingamerica.org)
検索する時の英語は、
Food bank near me
Food pantry near me
Free food near me
Free groceries near me
Emergency food assistance near me
Food assistance + 自分の市名
Food pantry + 自分のcounty名
Community food distribution + 自分の州名
などです。
たとえばニュージャージー州マーサーカウンティなら、
Food pantry Mercer County NJ
Food bank Lawrence Township NJ
Free food Mercer County NJ
のように検索します。
また、211に電話で地域の支援につながることもあります。地域によっては、フードバンク、家賃支援、公共料金支援、医療支援などの情報を案内してくれます。
すぐ食べ物が必要な場合
今すぐ食べ物が必要な場合は、待たずに緊急支援を探しましょう。
USDAのTEFAPページでは、すぐに食品支援が必要な場合、National Hunger Hotline 1-866-348-6479へ電話するよう案内されています。(fns.usda.gov)
また、Feeding Americaの「Find Free Food and Groceries」ページでは、ZIP codeを入力して、近くの食品配布先や営業時間を探せます。(feedingamerica.org)
英語で電話する時は、次のように言えます。
I need emergency food assistance.
緊急で食べ物の支援が必要です。
My family is experiencing a loss of income.
家族の収入が減っています。
We need food for this week.
今週の食べ物が必要です。
I have children at home.
家に子どもがいます。
Do I need to register before coming?
行く前に登録が必要ですか。
What documents should I bring?
何の書類を持っていけばいいですか。
Do I need an appointment?
予約は必要ですか。
Do you offer delivery? I don’t have a car.
車がないのですが、配達はありますか。
登録・申請で聞かれること
フードバンクやフードパントリーの登録では、次のようなことを聞かれる場合があります。
名前。
住所。
電話番号。
世帯人数。
子どもの人数。
高齢者がいるか。
収入状況。
失業中か。
SNAPやWICを利用しているか。
IDの提示。
住所証明。
受け取り頻度。
ただし、場所によっては身分証の提示だけ、住所だけ、電話予約だけ、名前だけで利用できる場合もあります。
我が家が利用したローカルのフードバンクでは、コロナ前は、住所を証明できる公的な手紙、ID、ソーシャルセキュリティ番号などで登録できました。不安な場合は、行く前に電話して確認しましょう。
持っていくとよいもの
フードバンクに行く時は、次のものを持っていくと安心です。
写真付きID
住所がわかる郵便物
公共料金の請求書
銀行からの手紙
失業保険の書類
給与明細
子どもの学校関連書類
保険証
エコバッグ
保冷バッグ
大きめの箱
車の場合はトランクを空けておく
ドライブスルー配布の場合、車から降りずにトランクに食品を入れてくれることもあります。徒歩やバスで行く場合は、持ち帰れる量に限りがあります。カート、バックパック、折りたたみキャリーがあると便利です。
何がもらえるのか
もらえる食品は、その時の寄付、在庫、地域、プログラムによってかなり変わります。
一般的には、
米
パスタ
シリアル
オートミール
缶詰の豆
缶詰の野菜
缶詰の果物
ピーナッツバター
ジャム
パン
牛乳
卵
チーズ
冷凍肉
冷凍魚
冷凍野菜
生野菜
果物
ベビーフード
粉ミルク
レトルト食品
スープ
などです。
TEFAPについて、USDAは、低所得者の食生活を補うため、無料の緊急食品支援を提供する連邦プログラムだと説明しています。(州や地域によって、配布される食品の種類は違います。
コロナ前には米、パスタ、缶詰、ソース、ジャム、ピーナッツバター、牛乳、卵、チーズ、冷凍肉、野菜、果物、パン、保存食などがあり、ポイント制で選べることもあります。
栄養バランスは自分で調整する必要がある
フードバンクでもらえる食品はありがたいですが、どうしても保存食品や炭水化物が多くなることがあります。
米、パスタ、パン、缶詰、シリアルは多め。
生野菜や果物は日による。
肉や魚、卵、牛乳は数に限りがある。
冷凍食品は保冷が必要。
アレルギー対応食品は限られる。
ということがあります。フードバンクでもらえるものを土台にして、足りない栄養を自分で買い足す。
たとえば、
フードバンクで米と缶詰豆をもらう。
自分で卵と冷凍野菜を買う。
フードバンクでパスタをもらう。
自分でひき肉や鶏肉を買う。
フードバンクでパンをもらう。
自分で果物やヨーグルトを買う。
こうすると、少ない出費で食事の形を作りやすくなります。
アレルギーや食事制限がある場合
アレルギー、宗教上の食事制限、糖尿病、高血圧、妊娠中、乳幼児、グルテンフリー、ベジタリアンなどの事情がある場合は、登録時や受け取り時に相談してみましょう。
英語では、
I have a food allergy.
食物アレルギーがあります。
I am allergic to preservatives.
保存料にアレルギーがあります。
My child is allergic to peanuts.
子どもがピーナッツアレルギーです。
Do you have any gluten-free items?
グルテンフリーの食品はありますか。
Do you have baby food or formula?
ベビーフードや粉ミルクはありますか。
I cannot eat pork for religious reasons.
宗教上の理由で豚肉が食べられません。
と言えます。
ただし、フードバンクは在庫に限りがあるため、必ず希望通りの食品がもらえるとは限りません。
アレルギーがある人は、受け取った食品のラベルを必ず確認しましょう。
子どもがいる家庭は学校にも相談する
子どもがいる家庭で食費が苦しい場合、フードバンクだけでなく、学校にも必ず相談しましょう。
学校のカウンセラー、ソーシャルワーカー、担任、フロントオフィスに相談すると、無料または減額の学校給食、地域のフードパントリー、週末用の食品支援、衣類支援、ホリデーギフト支援などにつながることがあります。
USA.govは、子どもは学校やチャイルドケアセンターで無料または減額の食事を受けられる場合があり、学校年中や夏休み中の食品支援もあると説明しています。(usa.gov)
我が家でも、夫が失業してすぐ、娘の学校に相談しました。
カウンセラーの方は生活面の相談に乗ってくださり、学校給食の無料化手続きをしてくれました。
子どもがいる家庭は、学校に相談するのは本当に大事です。
恥ずかしいことではありません。
子どもの食事を守るための正当な行動です。
SNAPも確認する
SNAPは、Supplemental Nutrition Assistance Programの略で、以前Food Stampsと呼ばれていた食品購入支援です。
USDAは、SNAPについて、低所得世帯が健康と生活に必要な食品を買えるようにするため、食費を補う給付を提供するプログラムだと説明しています。(fns.usda.gov)
SNAPはフードバンクとは違い、EBTカードに給付が入り、対象食品をスーパーなどで購入できます。
USA.govは、SNAP申請は州または地域のSNAPオフィスに行い、州によってオンライン、対面、郵送、FAXなどの申請方法があり、面接が必要になる場合があると説明しています。(usa.gov)
収入が減った場合は、SNAPの対象になるか確認しましょう。
失業直後は、失業保険の金額が決まってから判断される場合もあります。
WICも確認する
妊娠中、産後、授乳中、または5歳未満の子どもがいる家庭は、WICも確認しましょう。
USA.govは、WICについて、女性、乳幼児、子どもが食品、栄養カウンセリング、”>usa.gov)
USDAのWICページでは、WICで新鮮な果物や野菜、ベビーフード、牛乳、卵、豆、チーズなどを無料で得られると案内されています。(fns.usda.gov)
WICは、粉ミルク、ベビーフード、子どもの栄養、妊婦・産後のお母さんの栄養にとって大きな助けになります。
完全母乳でないといけない、などと一人で抱え込まなくて大丈夫です。
必要なら医師、小児科、産婦人科、WICオフィスに相談しましょう。
TANFも確認する
TANFは、Temporary Assistance for Needy Familiesの略です。
子どもがいる低所得家庭に対する一時的な現金支援や就労支援などの制度です。
USA.govの食料支援ページでも、SNAP、WIC、緊急食品支援とともに、食品や生活に関わる公的支援を案内しています。(usa.gov)
TANFは州によって名称や条件が異なります。
子どもがいて、収入が大きく減った場合は、州のHuman Services、Department of Social Services、Department of Children and Familiesなどのページで確認しましょう。
教会・NPO・地域団体にも相談する
アメリカでは、教会、宗教団体、NPO、慈善団体が地域の食品支援をしていることが多いです。
Catholic Charities。
Salvation Army。
United Way。
地元の教会。
地域のCommunity Center。
YMCA。
学校区の支援団体。
町のHuman Services。
などです。
教会に所属していなくても利用できる支援もあります。
英語では、
Do you offer food assistance?
食品支援はありますか。
Do I need to be a member of the church?
教会のメンバーである必要がありますか。
Do you have a food pantry?
フードパントリーはありますか。
Do you help families with children?
子どもがいる家庭への支援はありますか。
と聞けます。
車がない場合
アメリカで困るのが、支援を受ける場所に行くにも車が必要なことです。
車がない場合は、最初に電話で相談しましょう。
Do you offer delivery?
配達はありますか。
Is there a mobile pantry near me?
近くに移動式フードパントリーはありますか。
Can someone deliver food to my home?
家まで届けてもらえますか。
I don’t have transportation.
交通手段がありません。
高齢者、障害がある人、病気の人、車がない人、子どもが小さくて移動が難しい人向けに、配達や代理受け取りができる場合があります。
Feeding Americaの検索で近くのフードバンクを見つけたら、交通手段がないことも含めて相談してみましょう。
利用時のコツ
実際にフードバンクを利用して感じたコツは、次の通りです。
早めの時間に行く。
事前に営業時間を確認する。
予約が必要か確認する。
車のトランクを空けておく。
保冷バッグを持つ。
重いものを運べる準備をする。
もらった食品を家で仕分けする。
賞味期限を確認する。
使い切れないものは早めに調理・冷凍する。
アレルギーがある場合は必ずラベルを見る。
足りない栄養を自分で買い足す。
これは今でも場所によってあり得ます。
生鮮食品や肉・卵・牛乳などが必要な場合、配布開始時間に近い方が選択肢が多いことがあります。
フードバンクを使うのは恥ずかしいことではない
これは声を大にして言いたいです。
フードバンクを使うのは、恥ずかしいことではありません。
失業した。
収入が減った。
医療費が高い。
家賃が高い。
子どもの食費が足りない。
生活が一時的に苦しい。
そういう時に、食べ物を受け取るための仕組みがフードバンクです。
アメリカでは、寄付する側になる時期もあれば、受け取る側になる時期もあります。
元気になったら、今度は自分が寄付すればいい。
今は受け取っていい。
それでいいと思います。
我が家も、夫の失業時にフードバンクに助けられました。
本当に助かりました。
食べ物があるという安心は、精神的な支えになります。
我が家の体験談
夫が失業したのは2020年1月上旬でした。
1月、2月、3月上旬までは、通常の形でフードバンクを利用しました。
登録をして、週に一度行き、ポイント制のような形で食品を選びました。世帯人数に応じて上限があり、穀類、缶詰、冷蔵食品、冷凍食品、パン、保存食などを受け取ることができました。
その後、2020年3月中旬以降、コロナによる自宅待機命令が出てから、システムがかなり変わりました。
電話予約
ドライブスルー
トランクに入れてもらう
人との接触を減らす
自分で選べない
月に一度の配布
量や内容が変わる
という形になりました。
この時期は、フードバンク側も利用者急増、流通の変化、寄付の変化に対応していたのだと思います。自分で選べないと、アレルギーがある人には難しさがあります。私も保存料などの関係で食べられないものがあり、家族に食べてもらい、自分の分は別途買う必要が出ました。
それでも、食品が受け取れることは本当にありがたかったです。危機の時、人は食べ物があるだけで心が少し落ち着きます。
フードバンクに電話する英語例文
こんにちは。食品支援についてお聞きしたいです。
Hello, I’m calling to ask about food assistance.
家族の収入が減って、食べ物に困っています。
My family’s income has gone down, and we need help with food.
失業しました。
I lost my job.
夫が失業しました。
My husband lost his job.
子どもがいます。
I have children at home.
フードパントリーを利用するには登録が必要ですか。
Do I need to register to use the food pantry?
何の書類を持っていけばいいですか。
What documents should I bring?
予約は必要ですか。
Do I need an appointment?
何曜日に開いていますか。
What days are you open?
何時に行けばいいですか。
What time should I come?
車がありません。配達はありますか。
I don’t have a car. Do you offer delivery?
食物アレルギーがあります。
I have food allergies.
ベビーフードや粉ミルクはありますか。
Do you have baby food or formula?
ありがとうございます。本当に助かります。
Thank you. This really helps.
まとめ
アメリカで収入が減り、食べ物に困ったら、フードバンクやフードパントリーを利用できます。
まずは、
Feeding Americaで近くのフードバンクを探す。
Food pantry near meで検索する。
211に相談する。
学校のカウンセラーに相談する。
教会や地域団体に相談する。
SNAP、WIC、TANFも確認する。
緊急時はNational Hunger Hotlineに電話するという流れで動いてみてください。
Feeding Americaは、ZIP codeを入力して近くの無料食品配布先を探せるページを提供しています。(feedingamerica.org) USDAは、すぐ食品支援が必要な場合にNational Hunger Hotline 1-866-348-6479を案内しています。(fns.usda.gov)
子どもがいる家庭は、学校にも相談してください。USA.govは、子どもが学校やチャイルドケアセンターで無料または減額の食事を受けられる可能性があると案内しています。(usa.gov)
妊娠中、産後、5歳未満の子どもがいる場合はWICも確認しましょう。WICは、食品、栄養カウンセリング、社会サービス紹介につながるプログラムです。(usa.gov)

