こんにちは、なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。
アメリカでスーパーに行くと、食品パッケージにいろいろな日付表示が書いてあります。
Sell by
Best by
Best if used by
Use by
Use or freeze by
Expiration date
日本語でいう賞味期限や消費期限のようなものかなと思って見ると、これがなかなかややこしいのです。日本では「賞味期限」と「消費期限」の違いを学校や日常生活の中でなんとなく理解している方が多いと思います。
賞味期限は、おいしく食べられる目安。
消費期限は、安全に食べるために守るべき期限。
ざっくり言うと、こういう感覚がありますよね。ところがアメリカでは、食品の日付表示が全国で完全に統一されているわけではなく、言葉もいろいろあります。しかも、多くの日付表示は「安全に食べられる期限」ではなく、「品質がよい状態の目安」や「お店が販売管理するための目安」です。
そのため、まだ食べられる食品を早く捨てすぎてしまうことがあります。
特に物価高のアメリカ生活では、食品を無駄に捨てるのは本当にもったいないです。かといって、傷んだものを食べてお腹を壊すのも困ります。
この記事では、アメリカの食品表示でよく見るSell by、Best by、Use byの違い、どの表示をどう見ればよいのか、いつ捨てるべきなのか、保存のコツ、赤ちゃん用ミルクだけは特に注意したい理由を、在米日本人向けにわかりやすくまとめます。
USDAは、Best if Used By/Beforeは最高の風味や品質の目安であり、購入日や安全期限ではないと説明しています。また、Sell-Byは店が販売のためにどのくらい陳列するかを示す表示であり、Use-Byはメーカーが品質のピークとして推奨する最後の日付で、乳児用ミルクを除き、安全期限ではないと説明しています。
なんだろな☆アメリカがおすすめするアメリカ便利グッズカタログ@アマゾン マガジン風にお楽しみいただけます
アメリカの食品日付表示は「安全期限」とは限らない
まず最初に知っておきたいのは、アメリカの食品パッケージに書いてある日付は、多くの場合、安全期限ではないということです。
日本人は、日付が過ぎたら危ないのではないかと考えがちです。もちろん、生肉、魚、牛乳、惣菜、開封後の食品などは注意が必要です。
でも、アメリカのBest byやBest if used byは、多くの場合「この日までは特に品質がよいですよ」という目安です。
FDAとUSDAは、食品業界に対して、食品ロスを減らし消費者の混乱を減らすため、品質に関する日付表示としてBest if Used Byという表現を使うことを推奨しています。ただし、現在の連邦規則では、Sell ByやUse Byなど他の表示も、真実で誤解を招かないものであれば禁止されていません。
つまり、アメリカの食品日付表示は、日本の賞味期限・消費期限の感覚でそのまま読むと混乱します。「日付が過ぎたから即ゴミ箱」ではなく、何の表示なのか、食品の種類は何か、保存状態はどうか、開封済みか、傷みのサインがあるかを見て判断する必要があります。
こちらもどうぞ
アメリカのオーガニック野菜・果物の見分け方 シールの番号の見方
食品アレルギーの子どもは学校に伝えるべき?アメリカ公立校の現実
【2026年版】アメリカのTrader Joe’s(トレーダージョーズ)ってどんなスーパー?人気商品・おすすめ・お土産まで一気に紹介!
【アメリカオススメ】インスタカートの使い方と初回のスーパー買い物注文が$20引きになる紹介コード #アメリカオススメ
アメリカの主要スーパーマーケット徹底比較 コストコ・トレジョ・ウォルマート・ホールフーズ・ALDI・Hマートの特徴と選び方ガイド
Sell by とは何か
Sell byは、お店向けの表示です。
「この日までに販売してください」「この日まで陳列してください」という、スーパーや販売店の在庫管理のための目安です。
消費者向けの「この日までに食べなさい」という意味ではありません。
たとえば、牛乳、肉、ヨーグルト、卵などにSell byと書いてあることがあります。これは、お店がどのくらい商品を棚に置いておくかを判断するための表示です。
Sell byの日付が近い商品は、スーパーで値引きされていることもあります。すぐ使う予定ならお得に買える場合があります。
ただし、生鮮食品や冷蔵食品は、Sell byが過ぎても絶対に安全という意味ではありません。買った後にきちんと冷蔵したか、何日経ったか、匂いや見た目はどうか、開封済みかで判断します。
Sell byは、お店向けの販売管理日。
覚えておきましょー!
Best by・Best if used by とは何か
Best by、Best if used by、Best beforeは、品質の目安です。
この日までなら、風味、香り、食感、色、品質がよい状態で楽しめる、という意味です。
USDAは、Best if Used By/Beforeについて、最高の風味や品質の目安であり、購入日や安全日ではないと説明しています。
たとえば、クラッカー、シリアル、パスタ、缶詰、冷凍食品、スナック、調味料などにBest byが書いてあることがあります。
Best byを過ぎたら、味や香りが落ちることはあります。湿気ている、風味が弱い、色が変わる、食感が落ちることもあります。未開封で正しく保存されていて、カビ、異臭、膨張、漏れ、変色などがなければ、すぐ危険という意味ではありません。つまり、Best byは「おいしさの目安」であって、「この日を過ぎたら食中毒」という意味ではありません。
Use by とは何か
Use byは、「この日までに使うことをメーカーが推奨します」という表示です。
ここもややこしいのですが、乳児用ミルクを除き、Use byも多くの場合は安全期限ではなく、品質の目安です。
USDAは、Use-Byについて、メーカーが品質のピークとして推奨する最後の日付であり、乳児用ミルクを除いて安全期限ではないと説明しています。つまり、Use byと書いてあっても、必ず日本の消費期限のような意味とは限りません。
ただし、Use byはBest byよりも強い印象のある表示です。特に冷蔵食品、生肉、魚、デリミート、カット野菜、惣菜、開封後の食品、要冷蔵のソース類などでは、慎重に扱った方がよいです。
また、Use or freeze byと書いてある場合は、その日までに使うか冷凍することが推奨されています。肉や魚でよく見ます。我が家では、肉や魚にUse or freeze byとあれば、その日までに料理しないなら冷凍します。
アメリカの冷蔵庫は大きいですが、大きいからこそ忘れます。冷蔵庫の奥に入れて忘れて、日付を過ぎてから発見することもあります。肉・魚・生ものは、買った時点で「今日使う」「明日使う」「冷凍する」と決めるのが安全です。
Expiration date はどう見るか
Expiration date、Expires、EXPと書いてあるものもあります。
これは「期限切れ」という印象が強い表示です。薬、サプリメント、ベビーフード、乳児用ミルク、医療用品などで見かけます。
食品では、Expiration dateと書いてあっても商品によって意味が違う場合がありますが、乳児用ミルク、医薬品、サプリメントなどは特に慎重に扱います。
薬やサプリメントは、有効性や安全性に関わる可能性があります。期限切れの薬を自己判断で使わない方がよいです。
赤ちゃん用の粉ミルクや液体ミルクについては、日付を必ず守ります。
乳児用ミルクは例外として必ず期限を守る
アメリカの食品日付表示で、とても大事な例外があります。
Infant formula、乳児用ミルクです。
USDAは、乳児用ミルクについて、Use-Byの日付は安全と品質の両方に関わり、この日を過ぎると栄養素の量がラベル通りでなくなる可能性があるため、日付を過ぎたものを買ったり使ったりしないよう説明しています。
赤ちゃんのミルクは、大人のスナックや乾物とは違います。
栄養が命に直結します。赤ちゃんは免疫も消化機能も未発達です。期限、保存方法、開封後の使用時間、調乳後の時間、衛生管理を守ることが大事です。
粉ミルク、液体ミルク、Ready-to-feed formulaなどは、必ずラベルに従います。
「ちょっと過ぎたけど大丈夫かな」は、赤ちゃん用ミルクでは避けてください。
日本の賞味期限・消費期限とどう違うか
日本には、賞味期限と消費期限があります。
賞味期限は、おいしく食べられる期限の目安。
消費期限は、安全に食べるために守るべき期限。
もちろん保存状態にもよりますが、日本ではこの二つの区別が比較的はっきりしています。
一方、アメリカでは、Sell by、Best by、Use byなどの表示が混在していて、連邦レベルで完全に統一されたシステムではありません。乳児用ミルクを除き、多くの食品の日付表示は安全期限ではなく、品質の目安です。
この違いを知らないと、日本人はアメリカで食品を捨てすぎる可能性があります。
特に、Best byを日本の消費期限のように読んでしまうと、未開封のパスタ、缶詰、シリアル、クラッカー、冷凍食品などを早めに捨ててしまうことがあります。
ただし、逆に「日付は全部関係ない」と思うのも危険です。食品の種類と保存状態を見て判断する必要があります。
日付よりも保存状態が大事なことがある
食品の安全では、日付だけでなく保存状態が非常に大事です。
冷蔵食品を長時間車の中に置いた。
夏に買い物後、寄り道して食品が温まった。
停電で冷蔵庫が長時間止まった。
開封後に何日も経った。
冷蔵庫の温度が高い。
生肉の汁が他の食品についた。
カビが生えている。
缶が膨らんでいる。
袋が破れている。
異臭がする。
こういう場合は、日付がまだ先でも危険なことがあります。逆に、未開封で乾燥した場所に保存されていた食品は、Best byを少し過ぎても品質が落ちるだけで安全な場合があります。
食品の日付は大事ですが、日付だけで安全を判断しないことです。
USDAも、日付が過ぎても、適切に扱われていれば食品は安全で品質も保たれる場合がある一方、腐敗した食品は異臭、風味、食感の変化が出ることがあり、その場合は食べないよう案内しています。
冷蔵庫の温度を確認する
アメリカの食品保存で大事なのが、冷蔵庫の温度です。USDAは、腐りやすい食品は40°F、約4°C以下で保存するよう案内しています。
冷蔵庫が大きいアメリカでは、場所によって温度差があります。ドアポケットは開け閉めで温度が上がりやすいです。牛乳や卵をドアに置くと傷みやすいことがあります。冷蔵庫用の温度計を置いておくと安心です。
肉や魚は、買ってすぐ使わないなら冷凍。
開封した食品は日付を書いておく。
残り物は早めに食べる。
冷蔵庫の奥で忘れない。
においが怪しいものは無理しない。
こういう小さな習慣が、食費と健康を守ります。
肉・魚・デリミートは慎重に
アメリカで特に注意したいのは、肉、魚、デリミート、惣菜、カットフルーツ、カット野菜、要冷蔵の調理済み食品です。これらは傷みやすく、食中毒リスクが高いです。
Sell byやUse byだけでなく、買った日、開封日、冷蔵状態、匂い、色、ぬめりを確認します。
特にデリミートやスモークサーモン、ソフトチーズ、冷蔵のReady-to-eat食品は、妊婦、高齢者、免疫が弱い人、小さな子供は注意した方がよいです。
アメリカのスーパーは量が多いので、食べきれない分は最初から小分け冷凍するのがおすすめです。
こちらもどうぞ
ローストターキーの焼き方 オーブンの焼き時間計算式&注意事項紹介
卵・牛乳・ヨーグルトはどう見るか
卵、牛乳、ヨーグルトも日付表示で迷いやすい食品です。
牛乳はSell byが書いてあることが多いですが、開封後は早めに使います。匂い、酸味、分離、固まりがあれば捨てます。
ヨーグルトはBest byやUse byを過ぎても、未開封で冷蔵状態が良ければすぐ危険とは限りませんが、カビ、異臭、膨張、変な味があれば捨てます。
卵は、見た目だけで判断しにくい食品です。ヒビがある卵、生卵の殻に汚れがひどいもの、変な匂いがするものは避けます。サルモネラのリスクがあるため、妊婦、高齢者、免疫が弱い人、小さな子供は、半熟や生卵の扱いに注意が必要です。
日本では卵かけご飯文化がありますが、アメリカでは卵の扱いが違います。生食は慎重に考えた方がよいです。
缶詰・乾物・冷凍食品は日付だけで捨てすぎない
缶詰、パスタ、米、豆、シリアル、クラッカー、冷凍食品などは、Best byを過ぎてもすぐ危険とは限りません。
ただし、缶詰は缶が膨らんでいる、へこみがひどい、錆びている、漏れている、開けた時に変な匂いがする場合は捨てます。
乾物は、虫、カビ、湿気、異臭、油の酸化に注意します。ナッツや全粒粉、玄米、油分の多い食品は酸化しやすいです。
冷凍食品は、冷凍焼けで味が落ちることがあります。安全性より品質の問題であることも多いですが、解凍と再冷凍を繰り返したもの、袋が破れているもの、変な匂いがするものは避けます。
Best byを見てすぐ捨てるのではなく、食品の種類と状態を見て判断しましょう。
アメリカで人気のトレジョプルコギご飯 手軽で美味しいおすすめ冷凍食品 #アメリカオススメ
アメリカで人気のトレジョエビチャーハン 手軽で美味しいおすすめ冷凍食品 #アメリカオススメ
開封後は日付表示より早く傷むことがある
パッケージの日付は、基本的に未開封の状態を前提にしていることが多いです。
開封後は、空気、湿気、雑菌、手やスプーンの接触で傷みやすくなります。たとえば、ソース、ジャム、マヨネーズ、ドレッシング、牛乳、ジュース、ヨーグルト、デリミート、冷蔵総菜などは、開封後の保存期間を考える必要があります。
アメリカの大きなボトルや大容量パックは安く見えますが、使い切れなければ無駄になります。油性ペンでOpened 5/30 のように書いておくと、冷蔵庫の中で「これいつ開けたっけ?」とならずに済みます。
子供・高齢者・妊婦・持病がある人は安全寄りに
食品の日付表示は、多くの場合品質の目安ですが、家族の中に小さな子供、高齢者、妊婦、免疫が弱い人、持病がある人がいる場合は、より安全寄りに判断した方がよいです。
健康な大人なら大丈夫でも、高齢者や妊婦、小さな子供では食中毒が重くなることがあります。
特に、生肉、魚介類、卵、未加熱食品、デリミート、ソフトチーズ、冷蔵総菜、カットフルーツ、サラダ類、期限が近い乳製品は慎重に扱います。
「もったいない」と「安全」は両方大事ですが、体調を崩した時の医療費や苦しさを考えると、危ないと思ったものは無理しない方がよいです。
こちらもどうぞ
アメリカの離乳食に便利!粉末オートミールの使い方と手作り代用アイデア
アメリカ生活で食品ロスを減らすコツ
アメリカは食品の量が多いです。Costco、スーパーのファミリーパック、巨大な牛乳、巨大なパン、巨大なシリアル、巨大な野菜袋。安く見えても、使い切れなければ高くつきます。
食品ロスを減らすには、買った日に分けることが大事です。
肉は小分けして冷凍。
パンは半分冷凍。
野菜は早く使うものと長持ちするものを分ける。
葉物は洗って水気を取る。
冷蔵庫の見える場所に早く使うものを置く。
残り物は日付を書いて保存。
週に一度、冷蔵庫の中を確認。
また、賞味期限が近い食品を買う時は「今日使うのか」「明日使うのか」「冷凍できるのか」を考えます。
値引きにつられて買っても、使わず捨てたら節約になりません。
こちらもどうぞ
アメリカでコストコ会員になるのは果たして無駄か得か?在米15年目が本気で見直しました(2026年版)
迷った時の基本判断
食品の日付表示で迷った時は、まず表示の意味を考えます。
Sell byはお店向け。
Best byは品質の目安。
Use byはメーカーが推奨する使用期限だが、乳児用ミルクを除き多くは品質の目安。
Use or freeze byはその日までに使うか冷凍。
Infant formulaは期限を守る。
その上で、食品の種類、開封済みか、保存温度、見た目、匂い、カビ、膨張、ぬめり、味の異常を確認します。迷って、特に生もの、乳製品、惣菜、子供や高齢者が食べるものなら、安全寄りに判断します。
英語でよく言う表現に、When in doubt, throw it out があります。
迷ったら捨てる。
全部をすぐ捨てる必要はありません。でも、本当に怪しい時は無理しないことです。
まとめ
アメリカの食品日付表示は、日本の賞味期限・消費期限と同じ感覚で読むと混乱します。
Sell byは、お店が販売管理するための目安です。消費者がその日までに食べなければならないという意味ではありません。
Best by、Best if used by、Best beforeは、最高の風味や品質の目安です。USDAも、Best if Used By/Beforeは最高の風味や品質の目安であり、購入日や安全期限ではないと説明しています。
Use byは、メーカーが品質のピークとして推奨する最後の日付です。ただし、乳児用ミルクを除き、多くの場合は安全期限ではなく品質の目安です。
乳児用ミルクだけは特に注意が必要です。Use byの日付を過ぎたミルクは使わないようにしましょう。
アメリカでは、食品の日付表示が完全に統一されているわけではなく、FDAとUSDAは混乱と食品ロスを減らすためにBest if Used Byという品質ベースの表示を推奨しています。
食品を捨てるかどうかは、日付だけでなく、食品の種類、保存状態、開封後の日数、冷蔵庫の温度、見た目、匂い、カビ、ぬめり、缶や袋の状態を見て判断します。
物価高のアメリカ生活では、食べられる食品を捨てすぎないことも大事です。
ただし、食中毒を避けることはもっと大事です。
特に、子供、高齢者、妊婦、免疫が弱い人が食べる食品は、安全寄りに判断してください。
アメリカの食品表示に慣れると、無駄に捨てる食品を減らしながら、安全に食費を管理しやすくなります。
Sell byはお店向け。
Best byはおいしさの目安。
Use byはメーカー推奨の使用目安。
乳児用ミルクは期限厳守。
迷ったら食品の状態と家族の健康リスクを見て判断。
この基本を覚えておくと、アメリカのスーパーや冷蔵庫の中で迷うことが少なくなります。

