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  • 2024.03.07

アメリカ国籍の取得までの流れ　書類・費用・期間など体験談　＃在米鍋会

この度アメリカ国籍を取得することに決めまして、その経緯と経過を記録のためにここに随時更新していきます。私のように米国籍を取得しようと思っている方のご参考になればと思います。

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アメリカ国籍の取得までの流れ　書類・費用・期間など体験談　＃在米鍋会

こんにちはー。@NandaroAmericaです。

この記事は日本国籍所持者の筆者がアメリカにてアメリカ国籍を取得する記録です。

個人の体験談ですので、ご参考程度に役立てていただくことを目的としております。もしご自身が米国籍を取得する際はご自身の判断や弁護士など専門家のご意見を仰いで決定してくださいませ。

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筆者スペック解説

  • 筆者は日本人の両親のもとに日本国内で生まれたので日本国籍。2011年に渡米し、2012年に米国人と結婚。
  • 配偶者は米国国籍所持者の両親のもとにアメリカ国内で生まれたので、生まれながらに米国人。
  • 筆者は2012年の結婚後グリーンカード（永住権、以後GCと表記）を申請、４ヶ月で婚姻によるグリーンカード（2年間）を取得。GCが発行されるまでの間は労働許可書も発行される。
  • 2年後GC更新、今度は10年間のGC取得。
  • 米国籍を取得する理由
  • 日本に将来戻らないのが濃厚。
  • もしものとき、夫との相続が楽。（GCだと税が高い）
  • 米国の政府・軍事・テクノロジー系の職業に就くのが希望。
  • 日本には親しかおらず、筆者は一人っ子なので老いる親を米国に引き寄せるのが合理的と判断。親も説得済み。パンデミックの時のような出来事があった場合日米の物理的な距離は本当に不便と実感。
  • 筆者本人に今のところ再び日本に住みたいという意思・希望がない。
  • 筆者の子供の母語は英語であり、このままアメリカで進学・就職するのが現実的なため。

アメリカ国籍取得を考えている方はこういう本を読みましょう！本屋でも、アマゾンでも買えますし、図書館にもあると思います。私は図書館のブックセールで発見し買いました。

https://www.amazon.com/Becoming-U-S-Citizen-Guide-Interview/dp/1413331173/ref=sr_1_2?crid=131YES5QNW3RQ&dib=eyJ2IjoiMSJ9.mQ_kkFnL4S8yer-tTgMZwWjjHSVSMYOK4AXMMHOxW6-zFCjtc39SGvXsMju7yolUngWDryjU88RMihh6IAkJSGSTYM9ChhyMWMa0UjvZtXPoxDDGFGmd4hbuhDTlGsizo_oc-Y9_2894r7eIcsVTepncaVCqIFv78KzVKHGn4I4tAGLBpMsnD1Oqng7-xiML9qJJDmxfRptZ7ZhgtFUwwQQQE0hNr8HPbvcWt6rj3UE5OfL5RN8dvoNLmjtgBEc7pxkNwmMxN3rVAu1xb4XcVuTD-Sgp4Hyw7GpnRv2QvjQ.KD-q-aRcMYhg1CiVDAxspy7Zipy01y6GqHudeg2BL2U&dib_tag=se&keywords=citizenship&qid=1709776470&sprefix=citizenship+%2Caps%2C149&sr=8-2-spons&sp_csd=d2lkZ2V0TmFtZT1zcF9hdGY&psc=1

テスト対策記事もあります。丁寧に日本語にも訳したよ。参考にしてみてください。

US Citizenship Test 問題集で学ぶアメリカ市民権公民テスト対策１ 政府について　＃在米鍋会

アメリカ国籍取得までのながれ

2024年現在、USCIS（移民局）のウェブサイトで申請できるようになりました。

USCISの国籍申請のページ　https://www.uscis.gov/citizenship/apply-for-citizenship

まずはここをじっくり読むことをお勧めします。

まずはアカウントを作ります。https://myaccount.uscis.gov/users/sign_up

N-400という書類にオンラインで記入し追加書類（日本の戸籍などなど。結婚でGC取得した人はMarriage Certificateなども。）、申請費用を払い、N-400の内容に関するインタビューとアメリカの公民、ライティン部、リスニングの試験を受けて、合格したら市民権が与えられます。合格者は当日、または後日宣誓式に参加します。

申請からインタビューの日取りの連絡まで、お手紙も来ますが、オンラインで全て完結するので非常に便利です。

私の場合は、N-400をオンラインで提出、クレジットカード情報を入力してオンラインで支払い、受領通知、バイオメトリクス免除、インタビューの日程の告知がオンライン上で済んでいます。

受領通知、バイオメトリクス免除、インタビューの日程の告知の文書は紙面でも届きますが、オンラインにPDFがアップロードされるのでとても便利です。もし郵送の際誤配送や紛失されても、自分でPDFをプリントアウトすればOK。

この記事の最後にTwitterに投稿した時系列の進展も載せておきます。

アメリカ国籍が取得できる条件

グリーンカードを取得して3年（婚姻で取得の場合）、5年（婚姻以外）が経過していること。米国に居住していること、犯罪歴がないこと、アメリカ合衆国憲法を遵守すること、英語でコミュニケーションが取れる、読み書きができること、米国の歴史と政府の仕組みを理解していること。などが挙げられます。

アメリカ国籍とグリーンカード保持の違いとは

大まかに言えばそんなに生活に変化はありません。

こちらの記事でも詳しく述べましたが

米国籍

  1. 投票できる（生まれた時からアメリカ人でないと大統領にはなれないが、途中からアメリカ市民の人は政治家にはなれる）
  2. 徴兵ある
  3. 米国人配偶者からの相続がスムース・税安い
  4. 家族呼び寄せできる
  5. 政府・軍事の職業に就ける

グリーンカード

  1. 投票できない
  2. 徴兵ない
  3. 一年の中で最低６ヶ月はアメリカに物理的にいなければならない。（後述、例外あり）
  4. 米国配偶者からの相続の税が高い
  5. 家族呼び寄せできない
  6. 政府・軍事、特定の職業につけない（ローカル政府くらいまでならできる）
  7. 緊急時介護などで日本に一時帰国する際一年に合計６ヶ月以上アメリカを離れられない。（特別措置 リエントリー・パーミッションの申請をすれば最長で２年間まで可能な例もある）

などが挙げられます。

アメリカ国籍取得申請の手続き方法

オンラインによるN-400と添付資料の提出、手数料の支払いがまず申請時に必要。

その後、N-400のプロセスが始まると、指紋や写真の提出（バイオメトリクスー免除になる人もいます）のためのアポイントメントがあり、

最終的にインタビューにて公民試験、読み書き、N-400の内容の確認や更新をして、合格すると宣誓式があり、国籍取得となります。

アメリカ国籍取得に関わる費用

N-400提出の際に払う費用は2024年3月現在で＄７２５です。バイオメトリクスが免除されてもそのうちのバイオメトリクス費用である＄８５は返ってきません。

アメリカ国籍取得の期間

以前は1年、2年と言われていましたが最近は各地で４ヶ月から６ヶ月など爆速情報が出ています。

筆者は10月22日にN-４００を提出し、4月上旬にインタビューとなりましたので５ヶ月半くらいです。

アメリカ国籍取得の試験とは

公民の試験の内容はわずかに変わることがあります。まず2007年以前バージョンと2008年以降バージョンがあり、噂では2024年以降また変わるのではとも言われています。

他にスピーキング、ライティング、リーディングがあります。

USCISのページに行くと、試験に実際出るボキャブラリーのリストもあります。実際に各地の試験勉強を教えてくれるサークルなどを検索することができます。

アメリカ国籍取得のインタビューとは

インタビューの日に公民、スピーキング、リーディング、ライティングが行われます。20−30分ほどだそうです。まずはこのページに行って、動画を見て、その後公民の100問問題集のPDFをダウンロードしましょう。

100問の中から、10問口頭で出され、6問正解したら合格です。6問連続で正解したら残り4問は聞かれません。

スマホアプリもあるので　USCIS Citizenship Test と検索すると無料で練習することができます。解説も全ての出題についているのでお勉強しやすいです。

https://www.uscis.gov/citizenship/learn-about-citizenship/the-naturalization-interview-and-test

本を買う際も、レビューの星の数や対応する年を確認してから買いましょう。

スピーキングはN-400を確認しながら会話を通してみられるようです。書類を確認しながら、ちゃんと質問の意図がわかって答えて記入したかを伺う会話があるようです。例えば、「ドラッグの売買をしたことがありますか」という質問と答えを一緒に確認し、「ドラッグという単語の意味はわかっていますか」と聞かれ「はい、違法の薬品のことです」など自分で言い換えられればOK、という感じのようです。

リーディングは３つのうち１つの分を音読します。

ライティングは３つのうち１つの文章を間違いなく書きます。大文字小文字の使い分けなども見られるようです。印象として日本の中学3年間の英語よりはるかに難易度は低い感じがします。

アメリカ国籍取得後の宣誓式とは

筆者はまだ宣誓式は体験していないので、実際に終わってからまた追記します。

テスト対策記事もあります。丁寧に日本語にも訳したよ。参考にしてみてください。

US Citizenship Test 問題集で学ぶアメリカ市民権公民テスト対策１ 政府について　＃在米鍋会

筆者の時系列記録

2023年10月17日にUSCISのサイトでN-400の記入を始めました。

それから22日まで、じっくり時間をかけながら夫に見てもらいながら、記入しました。提出したのは22日。

記入自体は簡単なのでサクサクできます。

私にとって骨が折れたのは提出書類の準備でした。全部用意して写真を撮って（スキャンじゃなくても、綺麗な写真ならOK）アップロードするんですが、結婚の証明書がベッドの下の収納の裏に落っこっていたりｗｗヒヤヒヤしながらかき集めました。皆さんは、ぜひ一回先に全て揃えてから落ち着いてN-400を記入、添付をアップロードして行った方がいいかと思います。

そして22日に提出して、30日に紙のお手紙第一弾が来ました。全く同じ内容のPDFはUSCISの自分のアカウントにも、このお手紙が発送される前にアップデートされています。

ちなみに、10月22日に提出した際、Estimate が１０ヶ月かかる、との表示が出ました。自分の感覚的には、1年弱ならば短いなあという感じでした。

指紋と顔の写真は約10年前、GC更新の時にとったデータを使うから免除。やったね。

さらに数日後、N-400を受理しましたというお手紙がちょっと遅れてきました。本来、こちらが先に来るべきだったのではと思います。

ちなみに、N-400を申請したら、アメリカ国籍をもらうまでにGCが切れても、自動で2年間延長だそうです。親切なシステムだと思います。2年間というのは、以前こんなに爆速になる前にそのくらいはかかっていた、という名残なのかもしれません（推測です）。

11月16日、申請して１ヶ月未満で、当初「１０ヶ月」だった表示が「６ヶ月」にいきなり短縮しました。

噂によると、この部分は全く当てにならないということですｗ試験の勉強は申請したらすぐに始めましょう！あっという間に来ます。

その後2024年1月には３ヶ月と表示、2月には４ヶ月、3月には５ヶ月、そしてインタビューの日時が決まった後７ヶ月ｗと縮んだり伸びたり謎の動きを繰り返しました。ご乱心ｗｗｗ

3月1日にオンラインのアカウントに新しいPDFがアップロードされていて、開けてみたら、インタビューの日時が4月上旬に決定したとのことです。１ヶ月あるのでしっかり勉強します。

また進展がありましたら、追記します。（2024年3月初旬）

関連した内容の記事は他にもこんなものがあります。是非合わせてお読みください！

アメリカ国籍申請前に知りたい条件・手続き・注意事項まとめ

すごく貴重な情報がいっぱいなのでぜひ聴いて！→＃在米鍋会　アメリカ国籍取得に関する長所と短所のおしゃべり会　まとめ

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