北米は冬が長く、寒く、雪が降る地域が広範囲であります。
私は日本ではずっと関東で育ったので、北米東海岸や、五大湖周辺の厳しい冬にはいろいろ新しく学ぶことが多く、特に子供が就学してからは「スノーデイ」が設けられていることに「おお、雪国なんだな」と実感しました。
この記事では「スノーデイとはなんぞや」を体験談とともにたっぷり解説します！
アメリカの冬場に発令されるスノーデイとはなんだろな
こんにちはー。冬は本当に苦手な、在米アメリカ文化ライターのキョウコ@NandaroAmericaです。
娘が学校に行き始めるようになってから、学校では年に数日間の “snow day”が設けられていることに気づきました。
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Snow Day の年間日数とは
皆さんの地域のSnow Day は年間何日ありますか？うち（ニュージャージー）は４日です。
私の住むニュージャージー州では、先ほども述べたとおり、年に４日用意してあるようなのですが、自治体、学校で違うと思われます。そして、アメリカ全土を考えたら当然ながら、州でも違うかと思います。
お子さんの学校のホームページや配布カレンダーなどで調べることができますので、知らない方は要チェックです。
暖かい地域の、雪なんてほとんど降らない地域ではもともと設定されていない場合もあるでしょうね。
Snow Dayはいつ頃お知らせが来るのか
天気予報で前もって長い間「来週月曜は降雪」と言ってくれていれば、それなりに自治体や学校も判断を早く言ってくるかと思いますが、実際私が去年体験したのは、
- 前日夜９時ごろとか
- 当日早朝５時とかに
「明日お休み！」「今日お休み！」という連絡が来ましたね。
先生方も決断するための資料とか、手続きとかいろいろあるんだと思いますが、これは本当にお母さんフルタイムで仕事ができません。パートもシフトを入れるタイプのだったら本当に困りますね。
お知らせのスピードは天候に大きく影響されます
２０１８年１１月には急に天候が悪化したことがありました。
朝８時半に送って出した直後、９時１０分には学校から一斉メールと電話で「本日は天候悪化のため午後学校を閉鎖します。学童保育も３時閉鎖です」というお知らせが来ました。
お母さん、いま家に戻って来て、洗濯機を回して買い出しをしようと思っていた矢先！
ほんとすぐに、１２時ごろに吹雪の中お昼にまたバスで帰って来ました。
この日は天気予報が外れて、警戒していないところに突然の雪、という日で、交通も大パニック、１５分で帰ってこれる距離の職場から６時間もかかって帰ってくるお母さん、お父さんも続出しました。こういう大パニック、本当にあるんだなあ。
近所の保護者たちと仲良くなっておくのがお勧め
こんな時、例えばちょっと仕事で遠出しなければいけなかったお母さんはとんぼ返りができない場合があります。とんぼ返りしたところで町中吹雪の中道路も止まってしまって、戻るに戻れないという状況にはまってしまった際、子供は誰が引き取るのか。
そういう時、共働き世帯にとってはたまったもんじゃありません。
こんな感じのいろいろなパニックを最初の一年で嫌という程体験するので、ご近所のお母さん方との結託が強くなり、万が一の時のために連絡を取り合おう、お家に連れて帰ろう、と連絡先を交換しあうようになりました。
こういうのはコミュニティの雰囲気にも寄ると思うので、どこでもできることではないですけれど、仲良くなったお母さん同士、助け合いが当たり前と思ってお互いに歩み寄れるのはいいこと。
子育てって本当に大変。核家族って尚更大変。
どのくらい降ったら休みになるのか
そして、学校が雪でお休みとなる目安が、うちの地域は積雪１０センチくらいですね。
ちなみに、もっと雪が頻繁に降る地域では「雪に強い」ので、ハードルは高くなって、３０センチの降雪があった時でもスノーデイにならない、など、その地域がどれだけ降雪に慣れているかが前提にあります。
ちなみに、こちらのサイトで、「どのくらいの降雪があるとスノーデイとなるのか」の地図が見られるのですが（オフィシャルなものではなく、個人が作られたようです）皆さんの地域はどうでしょうか。
Map: ‘How Much Snow It Typically Takes to Cancel School in the U.S.’
通常雪が降らないフロリダなんかは、「降っただけで即休み」。
対して、カナダ国境に近い地域では「６０センチ」など。かなり強いですね。
Snow Dayを使い果たす時もある！
去年（２０１８年）の冬の嵐（Nor’easter)は特に酷くて、木をなぎ倒したり、道が封鎖されたり、停電になったりと被害甚大でした。
そんなこともあって４日分のSnow Dayは使い果たし、さらにプラス２日追加でお休みになりました。この場合、４月中旬の春休みを２日分短縮することになりました。
今年の雪シーズンは軽く済んでくれるといいなあ…
今日の英語 delayed＝遅れて cancelled＝取りやめ closed＝閉鎖 due to the＝ーのせいで snowflake＝雪の結晶
去年（２０１８）のうちの近所の雪の被害の写真をご紹介
木が雪と強風で倒れてしまいましたね…。
まとめ
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました！またお会いしましょう。
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