PR

留学前に知っておきたいアメリカと日本の大学の違い|その調子で行くと卒業できなくて親が泣くぞという話

留学・米国大学
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

こんにちは、なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。

日本の大学が全部楽だと言いたいわけではありません。もちろん、日本にも厳しい学部、研究室、ゼミ、資格系の学科、医学部、理系、芸術系、教育実習がある学部など、大変な場所はたくさんあります。

でも、一般論として、日本の大学は「入るまでが大変、入った後は本人次第でゆるく過ごせる部分がある」と言われることが多いのに対し、アメリカの大学は「入った後に毎週のように課題、読書、テスト、発言、レポート、プロジェクトで鍛えられる」世界です。

日本の大学で、出席して、ノートを取って、試験前にまとめて勉強して、なんとなく単位を取ってきた人が、そのままの生活リズムでアメリカに行くと、かなり危険です。

この記事では、アメリカと日本の大学の違い、アメリカの大学で求められる学習態度、授業の受け方、課題の量、成績評価、教授との関係、留学生がつまずきやすい点、留学前に準備しておきたいことをまとめます。

これからアメリカ留学を考えている方、留学予定のお子さんを持つ親御さん、日本の大学生活の感覚のまま海外進学を考えている方に読んでいただけたらと思います。

なんだろな☆アメリカがおすすめするアメリカ便利グッズカタログ@アマゾン マガジン風にお楽しみいただけます

スポンサーリンク

アメリカの大学は「入ってから」が本番

日本では、大学受験が人生の大きな山場として語られることが多いです。

小学校、中学校、高校と勉強し、塾に行き、模試を受け、偏差値を見て、受験校を選び、合格を目指す。大学に合格した瞬間、本人も家族も「やっと終わった」と感じることがあります。

もちろん大学に入ってからも学ぶべきことは多いのですが、社会全体の空気としては、大学合格が一つのゴールのように扱われがちです。

一方、アメリカの大学は、入学後が本番です。

入ってから課題が多い。
毎週の読書量が多い。
授業中の発言が求められる。
小テストや提出物が多い。
レポートが頻繁にある。
グループワークが多い。
成績が細かく積み上げ式で決まる。
GPAが非常に大事。
単位を落とすと卒業が遠のく。
学費が高いので失敗のダメージが大きい。

入学しただけでは終わりません。むしろ、入学してから毎週走り続ける感覚です。アメリカの大学は、授業に出て座っていればなんとかなる場所ではありません。

こちらもどうぞ

アメリカ大学・大学院留学|平常点アップのコツと教授が学生に本当に求めていること

【完全保存版】アメリカでも作れる! 寮・独身生活向け「火を使わない」節約レシピ12選+サバイバル術5選 留学生・寮生・単身赴任者必見

アメリカのルームメイトが掃除をしない?日本と違う学校掃除・家事分担・寮生活の文化を考える

スポンサーリンク

日本の大学の「ゆるさ」に慣れていると危ない

日本の大学生活では、授業によっては、出席していれば単位が取れる、試験前に一気に勉強すればなんとかなる、レポートを最後に出せば大丈夫、発言しなくても問題ない、ということがあります。また日本の大学生の中には、大学に入った後、アルバイト、サークル、遊び、就職活動を中心に生活し、授業は最低限で乗り切る人も少なくありません。この感覚でアメリカの大学へ行くと、最初の学期でかなり苦しむ可能性があります。

アメリカの大学では、授業の最初にSyllabus、シラバスが配られます。そこには、授業の目的、毎週の課題、読書範囲、提出日、テスト日、評価基準、遅刻や欠席の扱い、剽窃のルール、教授のオフィスアワーなどが細かく書かれています。このシラバスは、ただの案内ではありません。契約書のようなものです。

「この授業ではこういうルールで評価します」と最初に提示され、その通りに進んでいきます。途中で「知りませんでした」「聞いていませんでした」は通りにくいです。

スポンサーリンク

アメリカの大学は毎週の積み重ねで成績が決まる

日本の大学では、期末試験や最終レポートの比重が大きい授業があります。

一方、アメリカの大学では、成績が細かく分かれていることが多いです。

たとえば、出席、授業参加、毎週の小テスト、宿題、ディスカッション投稿、中間試験、期末試験、プレゼン、レポート、グループプロジェクトなど、それぞれに点数がつきます。つまり、一発逆転がしにくいです。

最初の数週間でサボる。
リーディングを読まない。
宿題を出さない。
ディスカッションに参加しない。
小テストを落とす。

これを繰り返すと、期末で頑張っても取り返せないことがあります。逆に言うと、毎週きちんとやれば、成績は積み上がります。アメリカの大学で大事なのは、才能よりも、毎週の管理能力です。

読む。
書く。
出す。
聞く。
発言する。
質問する。
期限を守る。
助けを求める。

これを淡々と続ける力が必要です。

スポンサーリンク

読書量が多い

アメリカの大学で多くの留学生が最初に驚くのが、読書量です。授業によっては、次の授業までに教科書の数十ページ、論文、記事、章単位の読み物が指定されます。

しかも、読んでくることが前提です。授業中に教授が全部説明してくれるわけではありません。読んできた内容をもとに、授業で議論したり、クイズをしたり、ディスカッションしたりします。読んでいないと、何を話しているのかわからなくなります。

日本の大学では、授業で先生が説明し、学生はノートを取るという形に慣れている人も多いと思います。でも、アメリカでは「読んできたよね」「では、それについてどう考えますか」という進み方がよくあります。

英語が母語ではない留学生にとっては、ここが非常に大変です。アメリカ人学生が1時間で読める量を、留学生は2時間、3時間かけて読むこともあります。知らない単語を調べ、文脈を理解し、専門用語を確認し、授業で話せるようにするには時間がかかります。

こちらもどうぞ

英語リスニング力を伸ばす無料ニュース・ポッドキャスト・プレゼンサイト|在米日本人向け英語学習ガイド

【アメリカ教育】米大学シリーズ2 米国の大学は何年制?卒業までにかかる平均年数と単位制度  「4年で終わらない」は普通?

スポンサーリンク

授業中に黙っていると評価されにくい

日本では、授業中に静かに聞いている学生は、真面目な学生として見られることがあります。しかし、アメリカの大学では、授業参加、Participationが評価対象になることが多いです。ただ座っているだけでは、参加していると見なされない場合があります。

発言する。
質問する。
他の学生の意見に反応する。
自分の考えを言う。
読んできた内容に触れる。
グループ討論に貢献する。

こういう姿勢が求められます。

最初は、英語で発言するのが怖いと思います。

発音が変だったらどうしよう。
文法を間違えたらどうしよう。
的外れなことを言ったらどうしよう。
周りのアメリカ人学生が早口すぎる。
教授の話についていけない。

そう感じるのは自然です。

でも、黙っているだけでは、できない人、準備していない人、関心がない人と見られることがあります。完璧な英語でなくても、短くてもいいので発言する練習が必要です。

I think this point is important because…
この点は重要だと思います。なぜなら…

I have a question about this part
この部分について質問があります

I’m not sure if I understood correctly, but…
正しく理解できているかわかりませんが…

I agree with her point, and I would add that…
彼女の意見に賛成で、さらに加えると…

こういう表現を準備しておくだけでも、授業参加のハードルが下がります。

スポンサーリンク

教授との距離が近い

アメリカの大学では、教授との距離が日本より近く感じられることがあります。教授にはOffice Hours、オフィスアワーがあります。これは、学生が質問や相談に行ける時間です。

授業がわからない。
課題の方向性が不安。
レポートのテーマを相談したい。
成績が心配。
進学や研究について聞きたい。
推薦状をお願いしたい。

こういう時に、オフィスアワーを使います。日本人学生は、先生に迷惑をかけてはいけない、質問するのは恥ずかしい、自分でなんとかしないといけない、と思いがちです。でも、アメリカでは、わからない時に質問しない方が危険です。教授は、助けを求めてきた学生には助言できます。でも、黙って消えていく学生には対応できません。

スポンサーリンク

課題の締切に厳しい

アメリカの大学では、締切にかなり厳しい授業があります。

1日遅れたら何点減点。
遅れた課題は受け取らない。
病気の場合は事前連絡と証明が必要。
オンライン提出の時間が1分でも過ぎるとLate扱い。

日本の感覚で「先生に頼めばなんとかなるかも」と思っていると危険です。シラバスにLate policyが書いてあります。遅れた場合の扱い、病欠の扱い、再提出の可否、エクストラクレジットの有無を確認します。体調不良、家族の事情、パソコンの故障、インターネットの不具合などがあった場合も、締切後ではなく、できるだけ締切前に連絡します。

Professor, I am having a technical issue and may not be able to submit the assignment on time
教授、技術的な問題があり、課題を時間通りに提出できない可能性があります

I am sick and would like to ask if an extension is possible
体調不良のため、延長が可能かお聞きしたいです

I apologize for the inconvenience
ご迷惑をおかけして申し訳ありません

アメリカでは、問題が起きた時に早く連絡することも、学生としての責任の一部です。

スポンサーリンク

剽窃・コピペに非常に厳しい

アメリカの大学で絶対に気をつけたいのが、Plagiarism、剽窃です。

他人の文章をコピペする。
出典を書かずに使う。
AIや翻訳ツールの文章をそのまま出す。
友人の課題を写す。
過去に自分が出したレポートを別授業で無断再利用する。
引用ルールを守らない。

こうした行為は、重大なAcademic misconductとして扱われることがあります。日本の学生の中には、引用の作法をきちんと学ばないまま大学に入る人もいます。でも、アメリカの大学では、引用、パラフレーズ、参考文献、MLA、APA、Chicagoなどの形式が重要です。

知らなかった、悪気はなかった、英語が不安だった、では済まない場合があります。留学前に、引用の基本、パラフレーズの仕方、参考文献の書き方、AI使用のルールを必ず確認しましょう。

スポンサーリンク

GPAが重い

GPAは成績平均です。進級、奨学金、大学院進学、インターン、専攻変更、ビザステータス、Academic probationなどに関係することがあります。日本の大学では、単位を取れればよい、成績は就職でそこまで見られない、という感覚の人もいるかもしれません。

でも、アメリカではGPAが低いと、かなり困ることがあります。留学生の場合、フルタイム学生として必要な単位数を維持できない、成績不振で退学や休学になる、ビザステータスに影響する、奨学金が止まる、専攻に進めない、大学院進学が難しくなる、ということもあります。

スポンサーリンク

グループワークが多い

アメリカの大学では、グループプロジェクトがよくあります。

メンバーと連絡を取る。
役割分担をする。
期限を決める。
Google DocsやCanvasなどで共同作業する。
発表の練習をする。
誰かがやらない時に調整する。
意見を言う。
自分の担当を守る。

日本人学生は、遠慮しすぎて損をすることがあります。

自分の意見を言わない。
できないことを早めに伝えない。
全部引き受けてしまう。
誰かの怠慢を黙ってかぶる。
発表で話す部分を少なくされる。

こういうことが起きると、成績にも影響します。グループワークでは、早めに連絡し、自分の担当を明確にし、やり取りを残し、困ったら教授に相談することが大事です。アメリカ人はこういうやり方にエレメンタリースクールの高学年の頃から慣れているので、彼らにとっては簡単なことでもあります。

スポンサーリンク

日本の大学より「自分から動く力」が必要

アメリカの大学は、学生が自分から動くことを前提にしています。

授業がわからないなら質問する。
課題が不安なら教授に相談する。
英語が苦しいならWriting Centerへ行く。
精神的につらいならCounseling Centerへ行く。
進路に迷うならAcademic Advisorに相談する。
ビザのことで不安ならInternational Student Officeへ行く。
成績が危ないなら早めに動く。

黙っていても、誰かが全部察して助けてくれるわけではありません。日本の学校文化では、先生や周囲が察してくれる場面もあります。でも、アメリカでは「困っているなら言ってください」という文化です。これは冷たいというより、個人の意思表示を尊重する文化でもあります。助けを求めることは弱さではありません。アメリカの大学では、助けを求める力も学力の一部です。

スポンサーリンク

留学生がつまずきやすいところ

日本からアメリカへ留学した学生がつまずきやすいのは、英語力だけではありません。

授業中に発言できない。
読む量に追いつかない。
課題の締切管理ができない。
教授に相談しない。
シラバスを読まない。
グループワークで遠慮しすぎる。
引用ルールを知らない。
GPAの重みを理解していない。
メンタルヘルスを後回しにする。
日本の大学と同じ生活感覚で過ごす。

特に危険なのは、「最初の学期は慣れるまで仕方ない」と思って、序盤から課題を落とすことです。

最初の週から授業は進みます。
最初の週から課題が出ます。
最初の月から成績が積み上がります。

だから、留学前から準備しておくことが大事です。

スポンサーリンク

留学前に準備しておきたいこと

アメリカ留学前にしておくとよいのは、英語の勉強だけではありません。

英語で長文を読む練習をする。
英語で要約を書く練習をする。
英語で自分の意見を言う練習をする。
引用の基本を学ぶ。
APAやMLAの形式に触れておく。
スケジュール管理を習慣にする。
Google CalendarやTo-doアプリを使う。
教授にメールを書く練習をする。
質問する練習をする。
プレゼンの練習をする。
睡眠と健康管理を整える。

アメリカの大学は、根性だけでは乗り切れません。

計画性、自己管理、質問力、体力、メンタルの安定、そして毎週コツコツやる力が必要です。

スポンサーリンク

親御さんに知っておいてほしいこと

子どもをアメリカの大学へ送り出す親御さんには、「入学したから安心」ではないことを知っておいてほしいです。

アメリカの大学は学費が高いです。寮費も生活費も高いです。教科書も高いです。交通費、保険、食費、冬服、医療費、すべてお金がかかります。そのうえで、勉強も大変です。

子どもが「大丈夫」と言っていても、実は課題に追われている、英語についていけない、孤独、成績が危ない、教授に相談できない、寝不足、食生活が乱れている、ということがあります。親が過干渉になる必要はありません。

でも、留学前に「アメリカの大学は入ってから大変」「困ったら早めに学校のサポートを使う」「成績が危なくなる前に相談する」「親に言いにくいことも、学校のカウンセラーやアドバイザーに言う」と話しておくことは大事です。

親のお金で留学するなら、本人には相当な覚悟が必要です。

こちらもどうぞ

【アメリカ教育】米大学シリーズ5 米国の奨学金・学費免除・Financial Aidの仕組みを分かりやすく解説  FAFSA・Need-based・Merit-based

【アメリカ教育】米大学シリーズ11 米国の永住者・市民・留学生で大学進学はどう違う?学費と奨学金の差

【アメリカ教育】日本から米国大学への留学費用はいくらかかる?学費・生活費・奨学金を完全解説

アメリカの大学進学事情|進学率・制度・学費・奨学金の全体像

アメリカの無料オンライン講座・大学コースリンク集|スキルアップ・転職・学び直しに使えるサイトまとめ

スポンサーリンク

アメリカの大学で成功する人

アメリカの大学で成功する人は、必ずしも最初から英語が完璧な人ではありません。

毎週きちんと課題を出す人。
シラバスを読む人。
わからない時に質問する人。
教授に相談できる人。
Writing Centerを使う人。
友人やクラスメイトと協力できる人。
寝不足を放置しない人。
締切を守る人。
自分の弱点を認めて対策する人。
助けを求めることを恥ずかしがらない人。

英語が母語ではなくても、最初は発言が苦手でも、地道にやる人は伸びます。逆に、日本で偏差値が高かった、受験に強かった、暗記が得意だった、親に言われなくても勉強してきた、という人でも、アメリカの大学のやり方に適応できないと苦しみます。

スポンサーリンク

日本とアメリカの大学は「学ぶ姿勢」が違う

日本の大学では、知識を吸収すること、先生の講義を聞くこと、試験に向けて覚えることが中心になる授業も多いです。

アメリカの大学では、知識を読んだ上で、それについてどう考えるか、どう説明するか、どう反論するか、どう書くか、どう議論するかが求められます。つまり、受け身ではなく、能動的に学ぶ姿勢が必要です。

先生が教えてくれるのを待つのではなく、自分で読んで、自分で考えて、自分で質問して、自分で書く。この姿勢に切り替えられるかどうかが、留学成功の大きな分かれ目です。

スポンサーリンク

まとめ

アメリカと日本の大学は、かなり違います。日本の大学の感覚でアメリカ留学をすると、課題量、読書量、発言、締切、成績評価、GPA、教授との関係、引用ルール、グループワークに驚くと思います。

日本の大学生活が少し生易しい環境だった人は、その調子でアメリカへ行くと本当に危ないです。

留学は楽しいです。人生を変える経験にもなります。視野も広がります。英語力も鍛えられます。自立心もつきます。日本では得られない経験もたくさんあります。

留学・米国大学
この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

#なんだろなアメリカをフォローする
error: This content is protected. このコンテンツは保護されています。
タイトルとURLをコピーしました