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アメリカのルームメイトが掃除をしない?日本と違う学校掃除・家事分担・寮生活の文化を考える

米文化
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日本で育った人がアメリカで生活を始めると、日常のあちこちで小さなカルチャーショックに出会います。

食べ物、学校、医療、交通、家の作り、家事のやり方、人との距離感。

その中でも、意外と大きなストレスになるのが、掃除や片付けに対する感覚の違いです。

日本では、家でも学校でも、小さい頃から掃除をする機会が多いですよね。学校では掃除の時間があり、教室、廊下、トイレ、体育館などを子どもたちが分担して掃除します。

一方、アメリカの学校では、子どもたちが教室やトイレを毎日掃除することは一般的ではありません。学校には清掃担当の職員がいて、掃除はその仕事として扱われることが多いです。

この違いは、アメリカで学生寮に入ったり、ルームシェアをしたり、アメリカ人のパートナーや家族と暮らしたりすると、かなり現実的な問題として出てくることがあります。

今回は、私が留学中にアメリカの学生寮で経験した、ルームメイトが全く掃除をしなかったカルチャーショックをもとに、日本とアメリカの掃除文化の違い、学校で掃除をする・しないことの意味、ルームメイトと暮らす時の対処法について考えてみます。

この記事は、アメリカ人は掃除をしない、という単純な話ではありません。

もちろんアメリカにも、きれい好きな人、掃除が得意な人、家事をきちんと教えられて育った人はたくさんいます。

ただ、日本で育った人が当たり前だと思っている掃除観が、アメリカでは必ずしも標準ではないことがあります。

アメリカ留学、寮生活、ルームシェア、ホームステイ、国際結婚、同棲などをしている方の参考になれば嬉しいです。

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日本では掃除が教育の一部になっている

日本で育つと、掃除は単なる家事ではなく、教育やしつけの一部として扱われることが多いです。

学校では掃除の時間があります。

子どもたちが机を運び、ほうきで掃き、雑巾がけをし、黒板を消し、ゴミを集め、時にはトイレ掃除もします。

家でも、親から片付けなさい、使ったものは元に戻しなさい、汚したら自分で拭きなさい、と言われて育った人が多いと思います。

もちろん、日本人全員がきれい好きというわけではありません。

掃除が苦手な人もいるし、片付けが嫌いな人もいるし、家の中が散らかっている家庭もあります。

それでも、日本の学校教育や家庭教育には、掃除を通して責任感、公共心、協調性、自分で使った場所をきれいにする意識を育てるという考え方がかなり強く入っています。

掃除は美徳。
汚したら自分で片付ける。
みんなで使う場所はみんなできれいにする。
嫌なことでも分担する。
人が見ていないところもきれいにする。

こうした考え方は、日本では比較的なじみのあるものです。

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アメリカの学校では子どもが掃除をしないことが多い

アメリカの学校では、日本のように子どもたちが毎日教室やトイレを掃除することは一般的ではありません。

学校にはjanitor、custodian、cleaning staffと呼ばれる清掃担当の職員がいます。

教室、廊下、トイレ、カフェテリア、体育館などの掃除は、基本的にその仕事を担当する大人が行います。

もちろん、子どもたちが自分の机の周りを片付ける、工作の後に材料を戻す、ゴミをゴミ箱に捨てる、給食後にトレーを片付けるなどの行動は求められます。

しかし、日本の学校のように、掃除当番として床を掃いたり、雑巾がけをしたり、トイレを掃除したりする文化とはかなり違います。

この違いは、日本人から見ると驚きです。

私自身も最初は、え、学校で掃除しないの?それでいいの?と思いました。

でも、アメリカ側の感覚では、掃除は清掃を仕事としている人が行うもの、という考え方があります。

ここには、労働、職業、衛生、安全、責任の範囲、子どもにどこまでさせるか、という考え方の違いがあります。

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掃除をしないことは必ずしも怠けではない

日本人の感覚で見ると、掃除をしない人に対して、だらしない、しつけがなっていない、責任感がない、と感じてしまうことがあります。

私も留学中、正直そう思ってしまいました。

でも、しばらくアメリカに住んでみると、これは単にその人が怠けているというより、掃除に対する教育や経験の違いも大きいのだと感じました。

日本では、掃除は子どもの頃からかなり自然に生活の中に入っています。一方アメリカでは、学校で掃除をする経験が少なく、家でも親が家事をどのくらい教えるかは家庭によって大きく違います。

子どもにchore、家の手伝いをさせる家庭もあります。

食器を片付ける。
ゴミを出す。
犬の散歩をする。
芝生を刈る。
洗濯物を畳む。
部屋を片付ける。

こういうことをしっかり教える家庭もあります。

一方で、家にクリーニングサービスが入っていたり、親が全部やっていたり、子ども本人が掃除を覚える機会が少ない家庭もあります。

つまり、アメリカ人だから掃除をしないのではありません。

家庭差が大きい。
学校で掃除を学ぶ機会が少ない。
掃除は仕事として誰かがするものという考え方がある。
日本人の掃除水準がかなり高い場合もある。

このあたりを理解しておくと、少し冷静になれます。

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日本人のきれいの基準はかなり高いことがある

アメリカで何度か同居や寮生活を経験して感じたのは、日本人の多くが持つ清潔感や片付けの基準は、かなり高い場合があるということです。

もちろん個人差はあります。

でも、日本で育った人は、家に入る前に靴を脱ぐ、トイレやお風呂を細かく掃除する、床の髪の毛に気づく、食べこぼしをすぐ拭く、においに敏感、という感覚を持っている人が多いと思います。

アメリカでは、家の中でも靴を履く家庭があります。

カーペットの上に靴で上がる。
キッチンの床にパンくずが落ちていても気にしない。
ゴミ箱が少しあふれていても気にしない。
洗面台に髪の毛が落ちていても平気。
お風呂の水垢や石鹸カスに鈍感。

こういう人もいます。

日本人からすると、え、これを気にしないの?となります。

でも相手からすると、日本人の方が細かすぎる、完璧主義すぎる、神経質すぎる、と見えることもあります。

どちらが正しいかというより、清潔の基準が違うのです。

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私の留学時代のルームメイト体験

私がアメリカの大学の学生寮に住んでいた時、ルームメイトの掃除に対する感覚にとても驚きました。

共用スペースにパンくずが落ちていても、そのまま。

髪の毛をとかして抜けた長い毛が大量に床に落ちても、そのまま。

トイレットペーパーの芯が床に落ちても、そのまま。

ゴミ箱からゴミがあふれていても、袋を替える様子がない。

日本で育った私からすると、むむむむ、という感じでした。

汚したらすぐ片付けるのが普通ではないのか。
パンくずを放置したら虫が来るのではないか。
ゴミ箱がいっぱいなら袋を替えるのではないか。
共用スペースなのだから、少しは気を使うのではないか。

そう思ってしまいました。

ただ、観察していると、悪気があるわけではなさそうでした。

私を困らせようとしているわけでもない。

単に気づいていない。
気にならない。
誰かが掃除するものだと思っている。
掃除を自分の役割だと感じていない。

そんな印象でした。

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学生寮では共用スペースを清掃スタッフが掃除してくれた

私が住んでいた学生寮では、共用スペースには定期的に清掃スタッフが入っていました。

トイレ、キッチン、シャワールーム、リビング、床の掃き掃除、掃除機、フローリングの手入れなどを、週に一度くらい念入りにしてくれていました。

自室には鍵がかかっているので、清掃スタッフは入りません。

でも、共用スペースは清掃スタッフが入る前提でした。

共用スペースに私物を置きっぱなしにしない、汚したら最低限片付ける、というルールはありましたが、日本の寮のように住んでいる学生が全員で掃除当番をするという感じではありませんでした。

つまり、私のルームメイトにとっては、共用スペースは定期的に掃除の人が掃除してくれる場所だったのだと思います。

だから、多少パンくずが落ちていても、数日後には清掃スタッフが来る、という感覚だったのかもしれません。

日本人的には、そこまでの数日が耐えられないわけですが。

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清掃という仕事への見方の違い

アメリカでは、学校や寮、オフィス、公共施設の掃除は、清掃スタッフの仕事としてはっきり分けられていることが多いです。

これは、日本人から見ると、子どもに掃除をさせないで甘やかしているように見えることがあります。

私も最初はそう思いました。

でも、アメリカでは、清掃は仕事であり、そこに雇用があり、労働者がいます。

学校の子どもたちが学校全体を掃除するという発想が一般的でない背景には、安全や衛生の考え方だけでなく、清掃を職業としている人の仕事をどう位置づけるかという問題もあります。

さらに、アメリカの清掃労働には、移民、低所得層、人種、階級、労働条件などの問題が複雑に絡むことがあります。

ここは軽々しく単純化できません。

ただ、アメリカで生活していると、大学に通える学生、清掃の仕事をしている人、家に掃除サービスを頼める世帯、掃除サービスを提供する人々、という社会の層が見えてくる瞬間があります。

掃除を誰がするのか。

それは単なる家事の話ではなく、社会の仕組みの話でもあるのだと感じました。

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お金がある家庭では掃除サービスが身近なこともある

アメリカでは、日本よりも家の掃除を業者やハウスクリーナーに頼むことが身近な家庭があります。

もちろん、すべての家庭ではありません。

地域、世帯収入、家の大きさ、ライフスタイルによって違います。

でも、ある程度余裕のある家庭では、週に一度、または隔週で掃除の人に来てもらうことがあります。

掃除機がけ。
床掃除。
バスルーム掃除。
キッチン掃除。
窓掃除。

これを外注することが、そこまで特別ではない家庭もあります。

私の夫の実家や、以前お世話になった家庭でも、掃除を業者に頼むのは比較的普通のこととして扱われていました。

こういう家庭で育つと、自分で掃除する機会が少ないまま大人になることもあるのかもしれません。

もちろん、だから悪いという話ではありません。

ただ、掃除を自分でするものとして育った人と、掃除はサービスとして誰かに頼むものとして育った人では、ルームシェアをした時にかなり感覚が違います。

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アメリカ人と暮らす時は日本の常識が通じないことがある

もし今、アメリカで留学中、ルームシェア中、寮生活中、ホームステイ中、または国際結婚や同棲をしている方がいるなら、まず知っておいてほしいことがあります。

日本の常識は、アメリカでは常識ではないことがあります。

掃除をしない相手を見て、なんてだらしない人なんだ、しつけがなっていない、と思いたくなるかもしれません。

でも、そこですぐ相手を否定すると、関係が悪くなることがあります。

相手は悪気がないかもしれません。

そもそも、掃除や片付けに関する教育を受けていないかもしれません。

何をどのくらいきれいにするべきか、具体的にわかっていないかもしれません。

自分の基準と相手の基準が違う時、最初に必要なのは、相手を責めることではなく、基準を言葉にすることです。

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ただし、我慢し続ける必要はない

相手の文化背景を理解することは大事です。

でも、それは自分が我慢して全部掃除するという意味ではありません。

共用スペースを汚されてストレスがたまる。
虫が出そうで不安。
ゴミがあふれている。
お風呂やトイレが汚い。
キッチンに食べ物が放置されている。
自分ばかり片付けている。

こういう状態なら、きちんと話し合った方がいいです。

相手を責めるのではなく、ルールを決める。

これが大事です。

アメリカでは、察してもらうよりも、はっきり言葉にする方が通じやすいです。

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ルームメイトと掃除問題が起きた時の対処法

ルームメイトと掃除のことで困ったら、まず感情的に怒る前に、具体的な問題に分けて考えるとよいです。

キッチンのパンくずが気になる。
ゴミ箱がいっぱいになる。
トイレの使い方が気になる。
シャワールームの髪の毛が気になる。
食器がシンクに放置される。
冷蔵庫の中に古い食べ物が残る。

何が一番困っているのかを明確にします。

その上で、具体的なルールを提案します。

たとえば、

食べた後はカウンターを拭く。
ゴミ箱がいっぱいになった人が袋を替える。
シンクに食器を24時間以上置かない。
シャワー後は髪の毛を取る。
毎週日曜日に共用スペースを軽く片付ける。
掃除当番表を作る。

このように、曖昧なきれいにしてではなく、具体的な行動にする方が通じやすいです。

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使える英語表現

ルームメイトに掃除について話す時は、責める言い方よりも、私はこう感じている、こういうルールにしたい、という言い方が無難です。

Could we talk about cleaning the shared space?
共用スペースの掃除について話せる?

I’ve noticed there are crumbs on the kitchen counter pretty often.
キッチンカウンターにパンくずが残っていることがよくあるのに気づいたんだけど。

Could we wipe the counter after using it?
使った後にカウンターを拭くことにできるかな?

Can we make a simple cleaning schedule?
簡単な掃除当番表を作らない?

I’m worried about bugs if food is left out.
食べ物が出たままだと虫が来ないか心配なんだ。

Could you please throw away the empty toilet paper rolls?
使い終わったトイレットペーパーの芯を捨ててもらえる?

Can we agree to take out the trash when it’s full?
ゴミ箱がいっぱいになったら出すことにしない?

I don’t want this to become a conflict, but I’d like us to keep the shared space comfortable for both of us.
揉めたいわけではないんだけど、お互いに共用スペースを気持ちよく使えるようにしたい。

こういう言い方なら、いきなり相手を責めるよりも、話し合いになりやすいです。

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寮生活ならRAに相談するのも大事

大学の寮でルームメイトとの問題が起きた場合、自分だけで解決しようとしなくて大丈夫です。

アメリカの学生寮には、RA、Resident Assistantがいることが多いです。

RAは、寮生活の相談に乗ったり、ルームメイト間の問題を調整したりする学生スタッフです。

掃除、騒音、生活リズム、来客、共有スペースの使い方などで困った時は、RAに相談するのがおすすめです。

自分が直接注意すると角が立つことがあります。

特に、相手の文化や価値観、自分の英語力、自分の言い方に不安がある場合は、第三者に入ってもらう方が安全です。

RAを通すことで、個人の文句ではなく、寮のルールとして話を進めることができます。

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国際結婚や同棲でも掃除観は大きなテーマ

掃除に対する感覚の違いは、ルームメイトだけでなく、国際結婚や同棲でもよく出てくるテーマです。

どのくらいの頻度で掃除するか。
誰が掃除するか。
どこまで汚れたら掃除が必要か。
バスルームの水垢を気にするか。
床のパンくずをすぐ拾うか。
靴を脱ぐか。
洗濯物をすぐ畳むか。
食器をすぐ洗うか。

こういう感覚が違うと、毎日の小さなストレスになります。

私の夫はアメリカ人ですが、パンくずが落ちたら自分で掃除します。レストランでも、子どもが床に食べ物を落としたら、なるべく自分で片付けようとします。

つまり、アメリカ人だから掃除をしない、というわけではありません。

本当に人によります。

家庭によります。

育ち方によります。

だからこそ、相手の国籍で決めつけるのではなく、自分たちの家庭のルールを作ることが大事だと思います。

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日本式の掃除教育にも考える点はある

私は日本の学校掃除文化で育ちました。

教室掃除も、廊下掃除も、トイレ掃除もしました。

掃除を通して学んだこともあります。

でも、大人になってアメリカに住んでから、日本式の掃除教育にも考えるべき点はあると感じます。

たとえば、素手でトイレ掃除をさせるような教育は、アメリカではかなり強い違和感を持たれると思います。

衛生面、安全面、子どもの尊厳、体罰との境界など、考えるべきことがあります。

掃除を通して公共心を学ぶことと、不衛生な作業を精神論で美化することは、分けて考えた方がよいと思います。

日本式の掃除文化には良い面もあります。

自分で使った場所をきれいにする。
公共の場を大事にする。
汚れに気づく。
人任せにしない。
共同作業を学ぶ。

でも、それが行き過ぎると、嫌なことに耐えるのが美徳、汚い仕事を我慢してこそ偉い、という方向に行くこともあります。

アメリカ式にも、日本式にも、それぞれ考える点があります。

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文化の違いを知るとイライラが少し減る

アメリカで暮らしていると、掃除だけでなく、さまざまな場面で日本の常識が通じないことがあります。

最初はイライラします。

なんで片付けないの。
なんで説明しないの。
なんで時間通りじゃないの。
なんでこんなに大雑把なの。

でも、相手には相手の育ってきた文化があります。

もちろん、だからすべて我慢しなさいという意味ではありません。

嫌なことは嫌と言っていい。
困ることは困ると言っていい。
共用スペースのルールは作っていい。

ただ、その時に、相手の人格を否定するのではなく、生活習慣の違いとして話し合う方が、解決しやすいです。

掃除しないなんて人としてダメ、ではなく、

私は食べ物が出たままだと虫が心配だから、使った後はカウンターを拭きたい。
シャワー後の髪の毛は、お互いに取るルールにしたい。
ゴミ箱がいっぱいになったら、気づいた人が袋を替えよう。

こういう具体的な話にするのが一番です。

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留学は生活文化を学ぶ時間でもある

留学というと、勉強、英語、専門分野、友達作り、キャリアなどが中心に思えます。

でも実際には、生活そのものが大きな学びです。

どんな人と暮らすか。
どんな価値観に出会うか。
何に驚くか。
何に怒るか。
何を受け入れ、何を交渉するか。

掃除ひとつでも、日本とアメリカの教育観、労働観、家庭観、階層、衛生感覚、個人主義、公共性が見えてきます。

これはとても面白いことです。

同時に、毎日の生活ではストレスにもなります。

だからこそ、文化の違いとして理解することと、自分の生活を守ることの両方が必要です。

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今日の英語

manners
マナー

rules
決まり、ルール

janitor
清掃員

custodian
学校や施設の清掃・管理担当者

housekeeping
家事、清掃管理

chore
日常的な家事、手伝い

cleaning schedule
掃除当番表、掃除スケジュール

shared space
共用スペース

take out the trash
ゴミを出す

wipe the counter
カウンターを拭く

vacuum
掃除機をかける

mop
モップをかける

RA
Resident Assistant、学生寮の相談役・管理補助スタッフ

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まとめ

今回は、アメリカ留学中の寮生活でルームメイトが掃除をしなかった体験をもとに、日本とアメリカの掃除文化の違いについて考えてみました。

日本では、掃除は教育やしつけの一部として扱われることが多く、学校でも子どもたちが掃除をします。

一方、アメリカの学校では、掃除はjanitorやcustodianなど清掃担当の職員の仕事として扱われることが多く、子どもたちが毎日教室やトイレを掃除する文化は一般的ではありません。

そのため、アメリカでルームシェアや寮生活をすると、日本人が当たり前だと思っている掃除や片付けの基準が通じないことがあります。

ただし、アメリカ人は掃除をしない、と決めつけるのは違います。

家庭差、地域差、育ち方、経済状況、寮の仕組み、掃除サービスの利用経験など、人によってかなり違います。

大切なのは、相手をすぐに否定せず、でも自分だけが我慢して掃除を背負い込まないことです。

共用スペースのルールを作る。
具体的に伝える。
掃除当番表を作る。
食べ物の放置やゴミ出しなど、困ることを明確にする。
寮の場合はRAに相談する。
文化の違いとして理解しつつ、自分の生活環境を守る。

アメリカ生活では、日本の常識が通じないことがたくさんあります。

でも、その違いを一つひとつ見ていくと、ただの困りごとではなく、社会や文化を知る入り口にもなります。

掃除ひとつからでも、アメリカの学校、労働、家庭、階層、個人主義、公共性が見えてくる。

そう思うと、ルームメイトが落としたパンくずにも、少しだけ文化研究の光が当たるかもしれません。

まあ、できればパンくずは自分で拾ってほしいですけどね。笑

米文化
この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

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