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【ワシントンD.C. 観光】アーリントン国立墓地 Arlington National Cemetery 徹底ガイド 歴史・見どころ

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アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.の対岸、バージニア州に広がる「アーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)」は、アメリカ最大級かつ最も象徴的な国立墓地です。

南北戦争以降、軍人やその家族、著名な政治家、宇宙飛行士などが葬られており、戦没者の追悼やアメリカの歴史を静かに物語る場所として知られています。桜や大樹に囲まれた広大な敷地、永遠の炎が灯るケネディ大統領の墓、厳粛な無名戦士の墓の衛兵交代式など、誰もが深い感銘を受ける聖地です。

本記事では、アーリントン国立墓地の歴史・基本情報から、見どころ、アクセス方法、現地でのマナーまで、訪れる前に知っておきたいあらゆる情報を徹底的に解説します。

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アーリントン国立墓地(Arlington National Cemetery)大解説

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アーリントン国立墓地はどんな場所か

アーリントン国立墓地は、バージニア州アーリントン郡に位置し、ポトマック川を挟んでワシントンD.C.と向かい合う丘陵地帯に広がる、アメリカ最大の国立墓地です。敷地面積は約2.53平方キロメートル(約624エーカー)に及び、埋葬者数は40万人以上。


主にアメリカ軍人やその家族、国家に顕著な貢献をした人物が眠る場所として知られ、戦争や平和の時代を問わず、国家の歴史を静かに伝え続けています。青々とした芝生と桜並木、点在する白亜の墓標、厳粛な記念碑群が静謐な雰囲気を生み出し、年間400万人以上の人々が訪れます。

住所や営業時間・入場料など

  • 住所:Arlington National Cemetery, Arlington, VA 22211

  • アクセス:ワシントンD.C.中心部から地下鉄ブルーライン「Arlington Cemetery」駅下車すぐ。ダウンタウンからタクシー・ライドシェア利用も可

  • 営業時間:年中無休。4月~9月は午前8時~午後7時、10月~3月は午前8時~午後5時まで(ゲート閉鎖時間に注意)

  • 入場料:入場無料(ツアートラムやガイドツアーは有料。大人19.50ドル、子供10.75ドルほか)

  • 設備:ビジターセンター、休憩所、トイレ、売店、無料Wi-Fi、案内図配布あり。車椅子・ベビーカー貸し出しも対応

  • 服装・マナー:敷地内は飲食・喫煙・ペット不可。神聖な場所なので静かに敬意を持って行動してくださいと促す看板が時々ありますので、騒いだりしないようにしましょう。

アーリントン国立墓地の歴史

アーリントン国立墓地の歴史は、アメリカの激動と和解の象徴でもあります。
この地は元々、南北戦争で南軍の総司令官だったロバート・E・リー将軍の妻、メアリー・カスティス・リーの家族のプランテーション(アーリントン・ハウス)が建っていた場所でした。

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南北戦争が始まると、北軍はリー将軍の土地を接収し、1864年から戦没兵士の埋葬を開始。これが国立墓地の起源となりました。その後、第一次・第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク・アフガニスタン戦争など、あらゆる時代の軍人と国家功労者がここに葬られるようになりました。

墓地内には南北戦争時代からの記念碑や、大統領、宇宙飛行士、無名戦士の墓など、多様な歴史が刻まれています。とりわけ、アメリカ合衆国の分断と再統一、戦争の悲劇と平和への願いが交錯する場所として、アメリカ人にとって“国家的聖地”とされているのです。

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アーリントン国立墓地の見どころ・特徴

アーリントン国立墓地には、2024年現在で約40万8,000人が埋葬されています。毎年新たに約7,000件の埋葬が行われており、年間180万人以上が墓地を訪れます。敷地面積は約2.53平方キロメートル(624エーカー)で、墓標の総数は約30万基以上。

埋葬者の多くはアメリカ軍の現役・退役軍人やその配偶者ですが、歴代大統領(ジョン・F・ケネディなど)、有名な将軍、宇宙飛行士、無名戦士の墓なども含まれています。また、南北戦争から現代まで、合衆国のあらゆる時代の戦没者や功労者が眠る場所として、国家的な追悼行事も多数開催される特別な場所です。

真っ白な墓標が果てしなく続く芝生、春は桜やライラックの花、秋は紅葉に包まれる並木道――どこを歩いても静謐な美しさと重厚な歴史に包まれます。
ここでは、ケネディ大統領と家族の墓、無名戦士の墓、宇宙飛行士の記念碑、女性軍人の墓地、記念チャペルなど、多彩な見どころがあります。敷地内は徒歩でも回れますが、広大なためトラムツアーや音声ガイドの利用もおすすめです。

ジョン・F・ケネディ大統領の墓(President John F. Kennedy Gravesite)

アーリントン国立墓地の中でも、最も多くの人が訪れるスポットがジョン・F・ケネディ大統領の墓です。1963年に暗殺されたケネディ大統領の墓は、ジャクリーヌ夫人や子どもたちとともに、墓地の高台に設けられています。

墓の中央には「永遠の炎(Eternal Flame)」が静かに燃え続け、アメリカの未来と平和への願いを象徴しています。白い大理石のシンプルな墓標と、四季折々の花々が調和し、多くの人々が花を手向けて静かに祈りを捧げます。

また、近くにはロバート・F・ケネディ上院議員やエドワード・ケネディ上院議員の墓もあり、「ケネディ家の丘」として家族の歴史を物語っています。

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無名戦士の墓(Tomb of the Unknown Soldier)

アーリントン国立墓地の中心的な記念碑が「無名戦士の墓」です。第一次世界大戦で身元不明のまま帰らなかった兵士を追悼するため、1921年に建立されました。

以降、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の「無名の戦士」も安置され、アメリカ軍の「全ての知られざる勇者」を象徴しています。

この墓は、24時間365日、陸軍の精鋭「第3歩兵連隊(オールドガード)」の衛兵によって厳重に守られています。衛兵交代式は、夏は毎時・冬は毎正時に行われ、無音の行進や敬礼の所作が荘厳な雰囲気を醸し出します。多くの観光客や学生団体が静かに見守り、アメリカの平和と自由を支えたすべての人への感謝と追悼の意を新たにします。

アーリントン・ハウス(Arlington House, The Robert E. Lee Memorial)

墓地の中心部、丘の上に佇む「アーリントン・ハウス」は、リー将軍夫妻の元邸宅です。ギリシャ神殿風の白い柱が印象的で、現在は南北戦争の歴史やリー将軍の生涯、アメリカ社会の再統合について学べる国立記念館として公開されています。
建物内部には当時の家具や写真、歴史資料が展示されており、無料で見学可能。家族での歴史散策にもぴったりです。

軍人・英雄の墓と著名人の埋葬

アーリントン国立墓地には、アメリカ軍歴代司令官、ノーベル賞受賞者、宇宙飛行士、政府要人など、多くの著名人の墓があります。

例として、アポロ11号の宇宙飛行士ジョン・グレン、最高裁判事サーグッド・マーシャル、ボクシング世界王者ジョー・ルイスなど、多彩な顔ぶれが眠っています。女性軍人や黒人兵士、日系アメリカ人兵士の墓もあり、アメリカの多様な歴史を物語っています。

記念碑・モニュメント群

墓地内には各戦争や部隊ごとの記念碑が点在しています。第二次世界大戦記念碑、スペースシャトル「チャレンジャー」「コロンビア」追悼碑、女性軍人記念碑、医療従事者碑など、多様なテーマでアメリカの歴史や人々の貢献を称えています。

また、国際連合(UN)軍戦死者、同盟国戦没者への記念碑もあり、平和と友好のメッセージが込められています。

様々な墓石の意味

アーリントン国立墓地に並ぶ墓石には、プレーンな白い墓標十字架型ユダヤ教のダビデの星イスラム教の三日月など、さまざまな形があります。
これは、埋葬される人の宗教や信仰、個人の希望に応じて墓標のデザインが選ばれているためです。

もっとも多いのは、プレーンな白い大理石の「標準墓標(government headstone)」で、軍人としての等しさやシンプルな美しさを象徴しています。一方、キリスト教徒には十字架型の墓標ユダヤ教徒にはダビデの星の刻印イスラム教徒には三日月と星など、信仰を反映したデザインが公式に用意されており、埋葬申請時に選択できます。

また、家族墓や著名人の墓には特別な形や大きさの墓石が使われることもあります。
この多様性は、アメリカの「信教の自由」と、多民族・多宗教社会の象徴としての意味も込められています。

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アーリントン国立墓地のおすすめの巡り方

敷地内の回り方と所要時間

アーリントン国立墓地は非常に広大なため、短時間ですべてを見ることは難しいです。初めての方には、ビジターセンターで地図を受け取ること公式トラムツアー(Arlington National Cemetery Tours)を利用することをおすすめします。

トラムは主要スポットを巡り、途中下車・再乗車が自由です。徒歩で主要ルートを回る場合、2~3時間ほどが目安ですが、じっくり見学したい場合は半日~1日かけても足りないほど見どころがあります。

季節ごとのおすすめ

春は桜やツツジが咲き誇り、初夏には新緑、秋は紅葉、冬は静かな佇まい――どの季節も墓地の美しさが異なります。特に春の桜並木は日本人にも人気です。メモリアルデー(5月最終月曜)、ベテランズデー(11月11日)は大規模な式典やイベントが行われ、特別な雰囲気に包まれます。

現地でのマナー・注意点

  • 静粛を守ること:大声や騒音は厳禁。記念碑前や衛兵交代式では帽子を脱ぎ、敬意を払いましょう。

  • 歩きやすい靴で:敷地が広く、坂道や石畳もあるため、歩きやすい服装・靴が最適です。

  • 写真撮影:個人の墓を無断で撮影するのは控え、記念碑や風景は常識的な範囲で撮影しましょう。

  • 飲食・ゴミ:墓地内での飲食やゴミのポイ捨ては禁止されています。必要最低限の持ち物で訪れましょう。

よくある質問(FAQ)

Q. 日本語案内はありますか?
A. ビジターセンターで多言語パンフレット配布あり。公式サイトにも日本語案内が一部用意されています。

Q. 子ども連れでも大丈夫?
A. 歴史教育や社会見学の場として訪れる家族も多いですが、騒がしくならないよう注意を。小学生以上の子どもなら、アメリカの歴史や平和の大切さを学ぶ良い機会となります。

Q. おすすめの持ち物は?
A. 季節に応じた飲み物・帽子・歩きやすい靴・薄手の上着・日焼け止め・カメラ。
夏は特に熱中症に注意しましょう。

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まとめ

アーリントン国立墓地は、アメリカの歴史・犠牲・平和への誓いを象徴する国家的聖地です。軍人や英雄だけでなく、さまざまな立場の人々の人生が静かに刻まれており、訪れる人はそれぞれの思いを胸に静かに歩みます。

季節ごとの自然美と、圧倒的なスケールの記念碑群――ここには言葉を超えた「祈り」と「感謝」が息づいています。ワシントンD.C.観光の際には、ぜひ足を運び、アメリカの本質に触れる体験をしてみてください。

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この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

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