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ワシントンD. C. への旅 スミソニアンとアメリカの歴史的名所を体験

旅行

人生の中で一度は訪れてみたい場所はいろいろありますが、ワシントンD.C.は米国の歴史と国力をいっぺんに感じられる都市です。

アメリカに住んでいるなら尚更行っておきたい、アメリカ合衆国の首都の観光名所をたっぷりご紹介します。

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ワシントンD. C. への旅 スミソニアンとアメリカの歴史的名所を体験

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaです。

ワシントンD.C.はアメリカの首都であり、50州のどれにも属さない「コロンビア特別区」です。

今回DCに旅行したのは、結婚してから子供と夫と私で3回目でしたが、子供が10歳近くなったこともあり、かなり色々なところを見てこれました。

ワシントンD.C.に旅行のご予定がある方は、前回の記事、今回の記事、両方ご参考にしてください!

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ワシントンD.C. とはどんなところ?

以前の記事でも書きましたが、ワシントンD.C. (Washington D.C.)はアメリカの首都ということで計画・設計されて作られた街。海外からの政治家や著名人などの訪問者にアメリカの権威的な印象を与える目的もあり、アメリカの普通の都市の1ブロックよりも大きく作られているために、地図ではコンパクトに見えるけれど実際行くとかなり歩く現象が起こります。主要な政府関連の建物は、高層ではないものの、堂々たるデザインで景観に非常に配慮されて作られています。

スミソニアン博物館群やナショナルギャラリーなどの博物館にはアメリカの中でも最高峰の展示物がひしめき合い、ナショナル・モール、ポトマック川付近にはアメリカの建国の歴史や大統領などを称える巨大なメモリアルも多くあります。一つの建造物・施設が大きいので、地図で歩いて全部回れそうに見えても、実はものすごく時間と体力が必要な、何度か訪れないとなかなか制覇できないのがワシントンD.C.です!

私がワシントンDCに旅行に初めて行ったのは2004年の頃でした。行く前に下調べをして、1、2週間では到底見切れない見どころが満載すぎの場所だとわかっていたものの、実際に数週間滞在して、「なぜよりによって日本はこんな国と戦ってしまったのか(第二次世界大戦)」と感じました。



2023年ワシントンD.C. に行ってきました

前回訪れたのは2017年の秋だったので、約6年ぶりに行ってきました。私は人生で通算4回目のDCへの旅となりました。

今回は五月最終週のメモリアルデーの連休を利用しての旅行。私と娘は夫より先に行き、一日観光をして、夜現地集合、そして連泊、の予定を立てました。ナショナルモール近辺を訪れるだけなら、徒歩、地下鉄、バス、オプションでトロリーツアー(有料)だけで十分回れるので、マイカーがあると邪魔になる場合もあるかと思います。DC中心部だと駐車代が高いのとホテルも駐車場がなかったり、高かったり。

車でDCに行く場合、結構ホテルは高いので川を挟んでバージニア州の方のホテルにするのもいいかと思います。

夫は子供の時にお父さんの仕事の関係でDCに住んでいた時期があるので、有名なところは全て子供の時に行ったことがあるそうです。うちの子供は前回までは幼児だったので博物館や美術館などもあまり長い時間滞在せず、色々なところを広く浅く見る感じで、とりあえず首都ってこんなところ、という印象をつける感じでとどまりました。




ニュージャージーからワシントンD.C.まではアムトラックを利用

Amtrak (アムトラック)という長距離列車を利用されたことはありますか?以前のカリフォルニアの旅行の記事でも書いたんですが、ゆったりした座席でのんびり旅行ができる電車です。

もし近くにアムトラックの駅があれば、ぜひDCまで行けるか調べてみて、早めにチケットを買いましょう!我々は1ヶ月以上前にチケットを購入しました。電車で片道3時間、車で行っても大体同じ時間かかるのでアムトラックでも問題ないと判断。チケットの値段については早めに買えば安いシステム。二人で往復$70くらいで済みました。飛行機より安いのと、荷物も小さいスーツケースは無料で持ち込めるので今回の我々の旅のスタイルとしてはとてもよかったです。こちらの記事もどうぞ。

アメリカの旅行 アムトラックの路線の探し方・チケットの買い方

チケットを買う際はホームページ、そしてアプリが便利。アカウントを作って購入するとスマホのアプリにチケットが表示されるようになるのでぜひそれを使いましょう。車掌さんが車内をチケット確認しにくる際は、スマホ画面を見せるだけで大丈夫。

アムトラックのチケットは、ギリギリになるほど高くなっていきます。最悪完売になってしまう前になるべく早めに準備をしましょうー。

以前カリフォルニア、ロサンゼルスーサンディエゴを往復した際のアムトラックは海とビーチが見えて、最高の2時間強でした。【画像】サンディエゴでホームステイ&動物園など観光写真と思い出 こちらもよかったらどうぞ。

今回我々が乗ったのはトレントンーワシントンユニオンステーション(終点)でした。便によっては、北はボストンの方からニューヨークを経由してくる場合もあります。

ニュージャージーの場合、ローカル線NJトランジットと長距離線アムトラックなど、別の会社が線路をシェアしてダイヤを組んでいるようで、ホームにも表示が少なく、わかりづらいです。初めての人はホームに行く前に駅員がいる待合室的なところに行って、自分の乗る電車はいつくるのか、どこのホームかなど確認したほうがいいかもしれません。

(すごく紛らわしいんですけど、アムトラックに乗る際は、車体にアムトラックと書いてあるのを確認して乗りましょう!NJトランジットの場合は車体にNJトランジットと書いてあります。)



車内にはお手洗い、食事のできる車両もあります。Coachはエコノミークラス。ビジネスクラスの車両もあります。座席は飛行機のように折り畳みのテーブルもついているのでお仕事もできます。

ということで3時間ほどでワシントンD.C.のユニオンステーションに到着!早朝の便だったので朝9時ちょっと過ぎにDCにつきました。

列車によっては非常に長いです。

車体とホームの間がかなり開いていることがあるので気をつけて!

開いてる開いてる。特に小さい子、お年寄り、気をつけてくださいね。駅や電車によってこの間隔が結構違う気がします。

出口はこんな感じ。日本の電車と比べて、出口が少ない&出る時結構焦るので下車駅近くなったら、みなさんソワソワと出口付近に移動していました。スーツケースを持ち込む人が多いので乗り降りはさっさとすごい速度で行っていました。

エコノミー席の車両の意味のCoach。時間帯・路線によっては二階建ての場合もあります。

プラットホームは日本のような構造ではなくて、電車が停車している、先っぽに1ヶ所ホームへの出入り口がある感じでした。そこで列を作って、みんな順番に歩いて列車の中に入るのだけど、手前がビジネスクラス、真ん中辺に食堂車(カフェ)、奥の方がコーチクラスとなっていました。




始発の場合、満席に近い時でさらに並びの列の最後の方だと、ホームの端から端まで歩くことになります。歩きたくない人はビジネスクラスにするか、早めに列に並んで手前に近い車両に乗り込めるようにする必要があるかと。始発駅じゃない場合は混雑時は開いている席を探すのに、とりあえず乗り込んでから中で奥の方に向かって歩いて空いている車両を見つける感じです。

旅行客が多い。みんな結構な大荷物です。国内線のフライトと違って、バックパックと小さいスーツケースくらいなら課金されることはないです。自転車とか大型のスーツケース複数の場合は課金があるようです。車内には自転車、スーツケースの置き場もあります。小さいスーツケースは頭上のラックに収まります。

ワシントンのユニオンステーション。

アムトラックの乗り場の建物の隣に地下鉄駅もあります。

日米で駅の作りがずいぶん違うなあと。電車の上に通路はないです。




地下鉄に乗ってナショナルモールに向かう

地下鉄・バスのサイトはこちら

地下鉄、バスを頻繁に使う方は1日、3日、7日乗り放題券も販売しているので、旅行で1日に何回もバス地下鉄を使う方はそちらもご検討を。運賃はこちらの公式サイトをご参考に。

地下鉄のユニオンステーション駅。ワシントンD.C.の地下鉄はハリー・ウィーズの設計。1976年にオープンしたので、比較的新目のシステムです。地図を把握して、使いこなせるようになると、効率的に回れます。

地下鉄駅は広々としていて結構清潔で、手入れが行き届いている印象です。




ワシントンモニュメント

ワシントンモニュメントはアメリカの父ジョージ・ワシントンの記念塔です。

アメリカの国立公園にもなっていて、予約をすると無料で一番上の展望台までエレベータで登ることができます。暖かい季節の連休は非常に人気なので、予約をしましょう。だいたい2ヶ月前から予約可能です。当日は早朝5、6時から並んで当日券をゲットすることができるけど、土日や連休、祝日はほぼ不可能、とレンジャーの方が言っていました。我々は今回(も)登ることができませんでした。次回は是非に。

神の手ごっこ

高さがあるので、近くに見えているようで、歩くと非常に遠いです。まずは最寄りのバスか地下鉄に行って、歩きで寄るといいです。

ワシントンモニュメントの前にある売店にはアメリカの国立公園パスポート(スタンプを集めて記念にするもの)のワシントンD.C.のスタンプが1ヶ所に全て集まっています。ハンコ集めをしている方はここにまずいって、一気にハンコ押しましょう!!!

国立公園パスポートについてはこちらで触れています。一生かかっても集めたい!

アメリカの国立公園!スタンプを集めるパスポート・年パス・4年生無料サービス




スミソニアン国立動物園

子供の1番のリクエストはSmithsonian National Zoo (国立動物園)でパンダを見る、だったので初日の午前中に動物園を済ませることにしました。

コロナ後入場には時間制の入場券が必要になった場所が多いので、行く前に予約を。スマホで見せるだけでOK。

National Zoo

動物園の地下鉄の駅のエスカレーターがすごく長かったです。子供が怖がっていました。乗ったら楽しそうでしたけど。見た目のインパクトがすごかった。

ゾウは色々な角度から眺められるよう設計されていました。

レッサーパンダ

パンダ 娘、そんなに騒ぐでもなく「あ、いた。」みたいな反応でした。最近このパンダさんは中国に返還されてしまったようです。お土産コーナーにはパンダグッズがかなり多くありました。人気者ですねえ。

アメリカの野生動物コーナーにはバッファローやウマがいました。

爬虫類コーナーは涼しい建物の中で賑わっていました。夏は日本の関東くらいは普通に暑くなるので暑さ対策と、適宜こういうインドアの展示に入って休む必要があるかと思います。

驚くほど広くはないのだけど、起伏があるし、とにかく歩くので天候と体力と相談して回るのがいいと思います。

見事な蛇さんです。

スナネコさん 大人気でした。

タマリンさん

多分アイアイ。

このほか、楽しい動物がモチーフになっている回転木馬にも乗ることができます。前回も今回も娘と乗りましたが、行くたびに娘の好きな動物が変わって微笑ましいです。(前回タコ、今回虎)




フォーズ・シアター

Ford’s Theatreはアブラハム・リンカーン大統領がブースによって暗殺された場所で、国立公園となっています。劇場で射殺され、向かいの建物に収容され、そのまま亡くなりました。

Ford’s Theatre公式HP

こちらも無料ですが時間制の入場券が必要です。

リンカーンが撃たれたのは観劇の最中で、画像の右奥のバルコニー席ででした。

劇場ではレンジャーの方の説明を聞くことができます。質問もできます。

劇場の下は博物館になっており、リンカーンの人生について学ぶことができます。

リンカーンの棺




シアターと博物館で展示を見終わったら、今度は通りの向かい側の建物も見てねと紹介されます。こちらは銃撃されたリンカーンを運び込んで、そのまま息を引き取るまで治療していた建物です。

建物に入ると、狭いので小さいグループで案内され、ガイドさんがいろいろな話をしてくれます。チケットは、先の劇場のチケットで大丈夫です。道を挟んで、同じ一つの見学スポットとなっています。

実際に亡くなった部屋とベッド アクリル板で保護されていました。

夫人が仮眠をとった部屋も保存されています。来ているお客さんは歴史大好きな人が多い印象で、並んでいる間に色々教えてもらいました。こういうふれあいも旅の醍醐味〜

もともとの劇場

施設の入り口

シアターの建物の保全が大変なようで、お土産屋さんや寄付のお願いが積極的でした。見学のためのチケットは無料です。

散歩がてら歩くと近くにこんな古そうな教会がありました。いろんなところに歴史を感じますねえ。




議会図書館

アメリカ議会図書館、Library of Congressは、普通に図書館としての機能ももちろんありますが、名所となっているのには色々理由があります。世界最大規模の図書館であること、建築物が豪華絢爛、そして、世界に現存する21のうちの一つのグーテンベルク聖書など、貴重な資料が見学できます。グーテンベルク聖書は西洋の活版印刷技術で初めて大量に刷られた本で、世界史や文化史、技術史などでも必ず触れられるアイテムです。

こちらも見学にあたって、無料ですが予約制となっております。アメリカの国力、財力を身近に感じられるスポットです。

アメリカ議会図書館のホームページはこちら

娘と議会図書館。カメラを思いっきりマクロにしても収まらない、巨大な建物です。

豪華絢爛な天井。そして柱。

巨大なので、常にスマホのカメラのレンズを引いて撮影していますが、それでも収まりません。

こんなすごいところで勉強していいの?!

展示の順路は続きます

大統領のお勉強部屋だそうです

グーテンベルク聖書

一冊はビル・ゲイツが個人蔵、その他はプリンストン大学、ニューヨーク市の図書館、ハーバード大学などが所有しているそうです。

外には噴水も。

本当に、建物一つ一つが大きいですねえ。1箇所見ただけでかなり疲れました。首都の規模にすっかりやられました。




アメリカ合衆国議会議事堂

これまた堂々たる建物なのですが、ニュースなどで見る写真と、肉眼で実際に見るのではかなり違って、大きさがすごいです。(語彙)観光の際は、実際に目の前まで行ってほしい!早めの予約が必要です。

我々が行った時は数週間前にすでに予約が埋まっていたので、2ヶ月前とかから狙っていたほうがいいのかもしれません。




スミソニアン自然史博物館

映画「ナイト・ミュージアム2」の舞台になった博物館です。有名なものとしてはホープダイアモンド、ゾウの剥製、鉱石、鉱物、化石などがあります。

こちらも入場無料です。私たちが行った時は予約やチケットは必要ありませんでした。

行く前には必ず公式サイトでご確認を。

National Museum of Natural History

ホープダイアモンド

動物のコーナーには動きのある剥製が多く展示されています。

有名なゾウ

巨大な水晶

感覚が麻痺する宝石コーナー

宝石コーナーはとても混んでいるので、朝早くがおすすめです。

建物(内装)は20年前よりかなり綺麗になっており、展示も見やすくなっています。以前は結構無造作に置いてあったイメージもありましたが、カテゴリごとに子供たちが好んでお勉強できるようなタッチパネルや映像のコーナーも増えていました。




スミソニアンアメリカ歴史博物館

こちらも無料で、チケットの予約は必要ありませんでした。行く前には公式サイトでご確認を。

National Museum of American History

アメリカの歴史と文化に焦点を絞った展示内容になっております。私が初めて行った2004年の展示はもっと雑多に色々陳列してあったのですが、この10年で大々的なリノベーションをして、綺麗な展示になっています。以前よりも展示物がかなり減ったのですが、リノベーションはまだまだ続いているので、いずれまた元の展示の量に戻るのかもしれません。

スター・ウォーズのC3POとR2D2。映画は何本も作られているから、オリジナルのものがいくつかあるのだろうけど、これは本物のうちの一つです。

ジム・ヘンソン氏のコーナー 一番最初のカーミット。

セル・アニメーションの時代がありました。と過去形。ニンジャタートルズやスポンジボブのセル画が。

ミスター・ロジャース、セサミストリート、ジュリア・チャイルドなどPBSコーナー。

この辺は世代にすごくよるだろうけど、アメリカで育った夫からすると感涙ものです(特にロジャースのちカーディガン)ミスター・ロジャースはボブ・ロス、ジュリア・チャイルドと並んでPBS3大スターですねえ。うちの子はダニエルタイガーを見て育った世代だけど、ロジャースの古い番組も時々夫と見たりしてました。いい番組。

ミスター・ロジャースって誰?という方のために〜 PBSの金字塔的番組の司会で、子供に語りかける道徳・社会科の番組ホストでした。

オズの魔法使いのドロシーのルビーの靴。かなりボロボロになってはいるんだけど、大事に保管されてきたのが伺えます。他にもマイケルジャクソンの手袋、靴、プリンスのギターなどの展示もありました。

1階にはアメリカの国家にもなっている星条旗の本物が修復されながら飾られていたり、車や交通の歴史が学べる巨大な展示室があります。スミソニアンの博物館は一つ一つ丁寧に見ているとおそらく1ヶ月あっても足りないので、事前に行きたいところだけに行く、2、3時間で終わらす、など決めないと大変なことになります。

私が独身の時一人旅をした際は時間の制限なく毎日朝9時の開館から5時の閉館まで通い詰めて全制覇したんですけど、それでも足りなかったですねえ。




ナショナルギャラリー

こちらも入館は無料。今回我々は1時間も滞在しなかったのでほとんど作品を見ることはありませんでしたが、世界の宝が詰まっている美術館です。

National Gallery of Art 公式ホームページ

教科書やテレビで見たことがある有名絵画がゴロゴロあります。私のお気に入りはダビンチのGinevra de’ Benci なんですが、実物を見ると、彼がいかに長い時間をかけて薄い皮膜を重ねるようにして塗ったか(スフマートという油絵の技法)がよくわかるんです。

この滝を見ながら、ピザを食べました。博物館内のレストラン・カフェの食事は一概に高いです。

スミソニアンキャッスル

イギリスのスミソンさんがアメリカにこれで教育に役立ててくださいと寄付をしたのが始まりのスミソニアンなんですが、ナショナルモールの真ん中にスミソニアンキャッスルがあります。展示もしていますが、総合案内のコーナーが充実しています。我々が行った時はリノベーション中でした。

スミソンさんの像も拝むことができます。

行く前に公式サイトでご確認を。

Smithsonian Castle




ポトマック川 タイダルベイスン周辺

今回、娘と運動がてらここを一周歩きました。途中でボートもこげてとても楽しかったです。

ボートを漕ぎながらの眺め。丸いドームはジェファソン記念塔。

ワシントンモニュメントは高いので大体どこからでも見えます。

トーマス・ジェファーソン メモリアル

独立宣言を書いたジェファーソンの記念碑です。観光客で賑わっていました。

国立公園のサイト

彼の像の目の先にあるのはホワイトハウスです。うまいことできてて、現職大統領に対し「見てるからな!」と倫理的なストレスをかける感じになっています。

天井の模様、地下鉄駅の天井とマッチしたデザインになっていますよねー。

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セオドア・ルーズベルト記念公園

ジェファソンメモリアルから橋を渡って、今度はルーズベルト記念公園です。

国立公園のサイト

石と水が印象的な記念公園。歩きながらいろいろなメッセージを読むことができますが、”I have seen war.” ”I hate war.” の彫刻は非常に重苦しい雰囲気でした。




マーティン・ルーサー・キング メモリアル

公民権運動のリーダーでアメリカにおけるすべての人の人権のために戦ったキング牧師の記念碑。

国立公園のサイト

比較的新しくできた彫刻の広場ですが、アメリカ政府が彫刻を依頼したのは中国人のアーティスト。

中国から彫刻を運んで、ここで組み立てるときに、右利きだったキング牧師が左手にペンを持っていることがおかしいという指摘が入って、急遽ペンの部分を紙に変えて作り直したという逸話があるようです。細かいね。

このポトマックのタイダルベイスン沿いは日本からの桜が植っています。桜の季節にまた訪れてみたいものです。日米友好のお祭りもやるんですよね。みてみたい。というか、いつまでも友好が続くといいですね。本当に。




朝鮮戦争戦没者慰霊碑

国立公園のサイト

朝鮮戦争の戦没者の慰霊碑。19体の彫刻と無数の戦没者の名前が刻まれた石がモニュメントを囲んでいます。自由を獲得するには必ず犠牲がある、アメリカの有名な言葉も添えられています。

リンカーン大聖堂

国立公園のサイト

Lincoln Memorialは南北戦争の終結に奴隷解放宣言をしたことで有名なリンカーン大統領の大聖堂(寺院とも表現される場合もあります)です。1922年に完成し、2022年は百周年が祝われました。

リンカーンの奴隷解放により主に南部の400万人の奴隷が解放されました。その後60年代にキング牧師の I have a Dream の演説がここで行われ、実際にキング牧師が立った階段には星のマークがついています。アメリカのレガシーは続いている感が現れてちょっと鳥肌が立ちます。

建物の外側から見える円柱は36本あり、リンカーンが亡くなった年の1865年時点でのアメリカ合衆国の州の数となっています。一つ一つの柱が当時の州を表していて、上の方に州の名前が刻まれています。また、地下部分にはイギリスの大憲章、現存するマグナ・カルタの複製のうちの一つが保管されています。アメリカの憲法を作る際にマグナカルタは非常に大きな存在だったと言われるので、イギリスのものだけど、アメリカにとっても宝なんですね。

リンカーンメモリアルの上から、アーリントン墓地の方向へ伸びる橋が見えます。その先の丘の上にはロバート・E・リー将軍のメモリアルがしっかり見えます。

リー将軍は南北戦争時代の将軍でした。ここも鳥肌ポイント。本当に、ワシントンD.C. の設計は上手にできていると感心します。

厳かに鎮座するリンカーンの目の先に広がるリフレクション・プール。リフレクションとは、戦没者など犠牲者を追悼するための意味もあるので、リンカーンは没後もアメリカの歴史をすべて見ている、という意味合いがあるわけです。

 

メモリアル・デーの週末だったので、非常に混雑していました。ただの観光客だけではなく、特に全国から愛国心を持って集結している人たちが多い雰囲気でした。

 アメリカという国は不思議だね。国が生きているという感覚が、すごくします。人が理想を持って作った国だからそうなんでしょうけど、主導権は我々だ、という意識が日本よりかなり強いわけです。

ワシントンD.C. はともかく、アメリカに住んで、アメリカ人の生活や教育を見ていると、建国や思想や憲法の内容に非常に関心が高いですよね。そういうふうに教育されているから当然なのだけど、日本ではそういう教育を私は受けなかったから、非常に違う文化だなと感じます。教育次第ということなんでしょうけども。




航空宇宙博物館

航空宇宙博物館は無料ですが、入場の整理券が必要でした。

Smithsonian National Air and Space Museum 

行く前には必ず無料のチケットを予約してから行ってくださいねー。

現在かなり大規模なリノベーションが行われていて、かつての4分の1くらいの展示内容で運営されていました。

以前の展示内容にはアメリア・エアハートの飛行機や第二次世界大戦、それより前の飛行機、エンジン類、ロケット、ミサイル、アポロ計画の諸々、空軍の制服、日本からはスーパーカミオカンデのガラスの光電子倍増管も展示されていました。こちらの展示が復活するのはまだ数年かかりそうです。案内の方とお話ししたら、2年後にまたきてねと言われました。はい。また行きます。

プラネタリウムが$8ととてもお手頃だったので娘といきました。1日数回、違うショーをやってるのだけど、好みの内容のものがあったら入ってみてはいかがでしょう。映像の質がとても良かったです。

コックピットに入れるコーナーもありました。子連れが長い列を作っていました。

ライト兄弟の展示室はとても充実していて賑わっていました。

次回、完全にオープンしたらまた行きたいですねえ。




公文書館

National Archives

公文書館はアメリカのすべての主要な文書が保管されている場所です。

詳しくはこちらの記事もどうぞ

【アメリカミュージアム巡り】National Archives 国立公文書館 ワシントンD.C.

博物館には、アメリカの建国の歴史において、非常に重要な独立宣言(Declaration of Independence)、アメリカ合衆国憲法(Constitution)、権利章典ー憲法の最初の10の改正(Bill of Rights)が厳重に保管・展示されています。

こちらも無料ですが、事前予約の整理券が必要です。

館内のほとんどが写真撮影が禁止されていますので、今回は画像をお見せすることができません。ぜひ実際に行って、本物を見てきてくださいね。

毎年恒例のメモリアルデーパレード

ちなみに、公文書館の建物はメモリアルデーパレードの観覧場所として最適と言われています。毎年、メモリアルデーにはこの建物の前の通りをパレードが行われますが、今回は我々もバッチリに見に行きました。

我々が座っていた公文書館の正面階段の向かいに報道席があります。パレードの内容のアナウンスがよく聞こえるので、子供にとってもわかりやすかったと思います。

途中で歴代大統領さん(役者さんが仮装してる)が何人も登場して面白かったです。リンカーン、テディ・ルーズベルトなどなど。

我々の視点。

テレビに公文書館が映るたび、背景の棒人間程度に我々が写っていたので記念になりました。笑

ユニオン駅から帰ります

また豪華絢爛な建物の駅の建築。地下鉄駅からアムトラックの乗り場の方に歩いて行くと見逃してしまいますが、時間があったら、この大ホールの見学もぜひおすすめです。

26のローマの軍団兵の彫刻が飾られています。

ワシントンD.C. という都市はニューヨークやロスアンゼルスなどの大規模な商業都市ではないものの、コンパクトな面積にアメリカ合衆国の文化・歴史・パワーが詰まっている非常に内容の濃い、何度でも訪れたくなるような街です。

今アメリカに住んでいる方も、日本に住んでいる方にもぜひ実際に旅行されてはどうでしょうか?たくさんの名所を一気に巡れるし、とてもおすすめです。

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