アメリカで子育て。赤ちゃんのお風呂の入れ方についての記事です。
アメリカのお風呂は日本と違って洗い場がない場合がほとんど。ユニットバスのような環境でどうやって赤ちゃんをお風呂に入れるか、私の体験談とグッズを紹介しています。
赤ちゃんがいらっしゃる、これから生まれるお父さん、お母さんは是非ご一緒にお読みください!
赤ちゃんのお風呂入れ方・使い方 #アメリカオススメ
こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
月日はあっという間に過ぎるものですね。私の娘は今年7歳になります。初めての子供で、しかもアメリカでの生活の初めて2年目で授かった子でしたので、お産について、妊娠中の過ごし方、用意して置くべきベビー用品、家具について、妊娠中はずっと検索しながら過ごしました。
私にとって、実際生まれてから、一番辛かった、もっと調べておけばよかったと思ったのは生まれて7、8ヶ月ごろまでのお風呂についてでした。
この記事ではアメリカのお家の典型的バスルームでどう上手に赤ちゃんをお風呂に入れてあげるかについて、私の失敗談など交えながらグッズ紹介とともにお伝えしています。
お風呂やマタニティに関する話題は他にもこんなものがあります。合わせてどうぞ!
米国で初妊娠発覚!孤独な妊婦の話1ーER&超初期眠りづわり編
なんだろなアメリカの全記事リストはこちら! アメリカ暮らしに役立つ情報が満載です!
アメリカのバスルームにはなぜ洗い場がないのよ
このブログでバスルームのお掃除シリーズを描くたびに、私は日本のお風呂の体の洗い場があることは最高!と叫んでいます。
日本のお風呂をアメリカに輸出したら日本の経済はちょっとよくなるのではw、と私は思うのですが、日本はお風呂が本当に素晴らしい。
湯船に肩までつかれるから、とか、湯沸かし器が外で、タンクがなくて、とか、今時はテレビやラジオがついているのが普通、とか、設備とか文化以前に、まず「床に水がこぼれても大丈夫」な設計(涙)がいいですよね。
日本の設計が特別いいんじゃなくて、アメリカのバスルームはなぜ長い間こんなに使いづらい構造のままきているのか。不思議。夫に聞いても「知らねえ。」
当時私が住んでいた家は一軒家でしたが昔ながらのバスタブ、当然洗い場のないバスルームで、産後の肥立がとても悪かった私にとって、「床に膝をついてバスタブの中においかぶさるようにして赤子の安全第一でお風呂に入れる動作」がとても大変でした。バスタブが結構高い位置でした。
私は住み始めてから感じた。「この家の設計は全体的に子育てに適していない」と。
家を買う際よく見なさいよということなんだけど、うちの予算ではこんな感じの住宅地、似たような家々しか選べなかったので、治安第一で家を買ってしまった。
ご予算があるご家庭はまずお子さんを育てるのに適しているか最優先で水まわりや安全面をチェックするのがいいですね。
お風呂の排水口カバー バスタブのお湯肩まで浸かるぜ #アメリカオススメ
アメリカの生活習慣・カルチャー体験談 トイレ・お風呂について 移住・留学・旅行の前に
赤ちゃんのお風呂グッズ紹介
タイプ1 バスタブにもシンクにも微妙に適さない椅子
このタイプのものが当時まだ健在だったトイザらス、ターゲットなどでたくさん売られていました。とても安価です。安価だけど私的には失敗グッズなのでオススメしません。理由は以下。
この手のグッズはバスタブの中において、赤ちゃんをすわらせ(斜めに寝かす)、お腹にタオルをあてがってあげて、シャワーで流しながらやさしく洗ってあげるのに向いている。
しかし赤ちゃんが新生児の間はお母さんは腰を痛めながらバスタブにおいかぶさるなんてなるべく避けたい。実際おいかぶさる姿勢をとると結構すぐ疲れ、もし赤ちゃんに何かあった時とっさに動きづらい。
あと、大きなバスタブにこれをおいてシャワーで流すのは、赤ちゃん寒いと思う。寒い季節より夏限定な気がする。
そして、ある一定の大きさまで育ったら、よく動いて転がってバスタブの中で落ちてしまいそう。ちょっと一瞬シャンプーボトルに手を伸ばした1秒の間に転ぶ、とか信じられないことが赤ちゃん、子供はあるからね。
キッチンシンクで赤ちゃんのお風呂?
先ほどの寝椅子に座らせながらバスタブにお湯を張るのかと言ったら、張らないでシャワーで流すのに向いています。お湯を張るなら大きくて綺麗なシンクがあるお家向き。
シンク?と思う方も多いと思います。大きなキッチンシンクやバスルームのシンクでお風呂に入れるご家庭が意外と多くある。そういう文化なのだとわかりました。確かに映画やドラマでよくそういうシーンがあります。
こういうクッションも最近よくあるけど、キッチンシンクに赤ちゃんを直に入れるのに抵抗がある人には全く必要ナッシングね。
タイプ2 シンクにフィットする桶
赤ちゃん用風呂桶ね。これもあんまりオススメしないけど、タイプ1よりはいいと思いました。
ただ、わざわざ買うならこれじゃない。もらったりしたらこれでいいよね、という感じ。理由は下。
これもキッチンシンクでも使えるように設計されているので、浅い。そもそも日本での「沐浴させる」と違うよね。アメリカのやり方はちょいちょい濡らしながら洗う、みたいな感じなんでしょうね。
やはりこの国で育たないとわからないことが多いですねえ。日本のやり方でばかり想定してしまう。
これをバスタブ内に置いてしまうと、またかがむ時の結構膝、足腰がきつい。なので、バスタブ内に置かず、手を洗うシンクかキッチンシンクの上に置くのが一番いいと思う。(要周りの安全確認)
シンクに直接入れないで、はめられる赤ちゃんのバスタブならお母さんはやりやすい。産後の体が大変な中、床に這いつくばって赤子をお風呂に入れるなんてとってもよろしくない。これならお母さん、椅子に座りながら赤ちゃんを洗えますね。
子供がまだまだ小さい時って、お母さんが一緒にお風呂に入って一緒にびしょびしょになって出てくるわけにいかないじゃないですか。
大人二人掛かりで常に一人の子供のお風呂の面倒を見れるわけでもないし、そもそも赤ちゃんのお風呂が風呂の作りのせいでこんなに難しいのはおかしい。エンジニアリングとはなんぞや。
タイプ3 軽量・折りたたみ桶
私が一番しっくりきたのはこのタイプでした。
これをキッチンのカウンターに置く。キッチンの蛇口からお湯を入れる。赤ちゃんのタオルも着替えもオムツもキッチンカウンターに置いて全部用意しておく。(のびるホースがある場合はなお良し。)
床には置かない。(これ大事)私はお産でトラブルがあって、本当に大変な産後だったので、これほど世の中に産後のお母さんの仕草を気遣った道具がないことに憤慨していたが、キッチンカウンターに小さい湯船を置く方法をとって全て解決した。
お風呂が終わって子供をクリブに入れたら後片付けの心配をすればいいので、気も楽でした。タブごと斜めにして水をシンクに捨てればいいので、やりやすい。
なぜ、赤ちゃんのお風呂をキッチンで行なっているのかよくわからないけど、まあ、一番やりやすいんじゃないかと。
つかまり立ちができるようになってから
うちの子は私と一緒にお風呂に入るようになったのは1歳ちょっと前くらいでした。お湯の量は少なめにして、ベビーシャンプーでバブルバスにしてしまって、歌を歌いながら入る。とりあえず子供が楽しく遊んでいる間に洗ってあげて、シャワーで流して完了。
私の方はあまり体を洗えず、後で結局二度目一人で入って髪の毛洗ったりするんだけど、うちの子は体が大きいので早い段階で赤ちゃん向けお風呂に入れるのが困難になりました。(汗)
ちょうど夏頃つかまり立ちをするようになったので庭の子供プールに昼間入れたりして、そのついでに仕上げに二人でお風呂、というのが夏場は毎日の日課でした。
2、3歳になるとうんと楽になるので、一緒にシャワーで済ますことも簡単にできるようになります。一番最初の新生児から1歳あたりまでは安全第一で神経を使うし、とても大変でした。
その他オススメしたい子供と親のためのお風呂グッズ
膝パッド
床に膝をつき、腕を伸ばして子供をお風呂に入れる。かなりの無理な姿勢です。そんな時にこの柔らかいパッドがあればいいですねえ。
シャンプー類
娘が赤ちゃんー4歳ごろまではこういうものをよく使っていました。ちょっと割高に感じるけど、とにかく減らない(笑)のでまあまあだったと思います。ウォルマートに行くと常にシャンプー類は安いし、スーパーで割引している時沢山買ってしまうのも手ですねー。
赤ちゃん向けボディソープAveeno Baby #アメリカオススメ
手桶とくし
赤ちゃんの髪を流してあげる際に、日本の手桶みたいなのが売ってないからこんなので流してあげると、シャワーより怖くなくてうちの子には良かったみたいです。大きめのコップとかピッチャーとかお家にあるものでもいいですし、おもちゃのジョウロとかもうちの子は好きでした。
シャワーを取り替える
以前も取り上げましたが、お風呂のシャワーヘッドをホースにつながっているタイプのシャワーに変えておかないと、子供をお風呂に入れる際、ちょっと困りますよね。
こういうのに取り替えてしまえばお風呂がとっても楽になりますね。
アメリカ風呂掃除バスルーム・シンク・タイル・バスタブ・シャワーカーテン オススメ洗剤&グッズ
ツイッターで話題になっていた湯船の深くまで浸かれるキャップ
肩まで浸かりたいのに水が流れていってしまうアメリカの湯船。これは便利。大人がお風呂で疲れを癒せないアメリカの湯船はやっぱり悲しいので。お子さんを入れる時は深くなりすぎますから使用しないでね。
まとめ
赤ちゃんをお風呂に入れるのはなかなか大変な作業ですが、アメリカの日本と違うお風呂の環境下ではさらにしづらい場合もあります。
赤ちゃんが生まれる前に是非お風呂やシンク、キッチンの環境をよく確認して、ぴったりの赤ちゃんのお世話アイテムを準備してくださいね。