アメリカで子育てをしていると、「赤ちゃんのお風呂」って想像以上に難しくないですか?
日本みたいに洗い場がない家がほとんどで、バスタブの縁も高い。しかも産後の体はボロボロ。腰も膝も痛いし、慣れない家の構造で赤ちゃんを支えながら洗うのは、本当に神経を使います。
私自身、アメリカ生活2年目で初めての妊娠・出産を経験し、妊娠中は「出産準備」「ベビー用品」「家具」「哺乳瓶」など、あれこれ検索して備えていたつもりでした。
でも、実際に生まれてから「もっと調べておけばよかった…!」と一番強く思ったのが、新生児〜生後7〜8ヶ月ごろまでのお風呂でした。
この記事では、アメリカの典型的なバスルーム(洗い場なし・ユニットバスっぽい構造)で、赤ちゃんを安全に、そして親の体の負担をなるべく減らしてお風呂に入れる方法を、私の体験談と具体的なグッズ例を交えてまとめます。
「これから赤ちゃんが生まれる方」「今まさにお風呂で毎日バタバタしている方」に役立てば嬉しいです!
赤ちゃんをお風呂に入れるのは大変な労働
アメリカの家で赤ちゃんを入浴させるとき、私がたどり着いた結論はこれです。
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一番大事なのは安全:赤ちゃんは濡れると驚くほど滑ります。片手は常に赤ちゃんへ。目を離すのは絶対NG。
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親の腰を守る=赤ちゃんの安全:床で前かがみになって長時間やると親が限界になります。できるだけ腰より高い位置(シンク・カウンター)で作業できる形がラク。
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新生児期は短時間でOK:赤ちゃんは体温が下がりやすいので、長風呂不要。スポンジ浴でも十分な日もあります。
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ラクにする最強アイテムはホース式シャワー:これがあるだけで洗い流しが激変します。
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合うベビーバスを選ぶ:バスルーム派か、キッチン派かでタイプが変わります。
事故を防ぐために気をつけたいこと
赤ちゃんのお風呂は可愛いイベントですが、同時に転落・滑り・火傷・のぼせのリスクがあります。ここだけは最初に押さえてください。
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絶対に目を離さない(タオルを取る・シャンプーを取るもNG。全部準備してから開始)
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片手は必ず赤ちゃんへ(支える手を離さない)
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蛇口や金属部分は火傷注意(特にキッチンシンクは要注意。赤ちゃんの肌が触れない位置で)
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お湯の温度はぬるめ(後から熱湯を足すと温度ムラが怖い)
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部屋の寒さ対策(赤ちゃんは体温が下がりやすいので、短時間で手早く)
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滑り止めを使う(タオルでもいいけど、滑り止めマットがあると安心)
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兄弟・ペットがいる家は動線を遮断(ドアを閉める、近づけない)
※この記事は体験談ベースです。迷ったら産院・小児科の指示を優先してくださいね。
入浴前の準備チェックリスト(これを揃えてから始める)
赤ちゃんを抱えたまま「あ、タオル忘れた…」が一番危険です。スタート前に全部セットしましょう。
必須
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バスタオル(大きめ)1枚+フェイスタオル1枚
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清潔なオムツ/着替え(肌着+服)
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保湿剤(ローション・クリーム)
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赤ちゃん用ソープ(必要なら)
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ぬるめのお湯(温度確認は手首で)
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汚れ物を入れる袋(濡れたタオル用)
あるとラク
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ハンドヘルド(ホース式)シャワー
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小さめのカップ/手桶(顔に水がかかるのを嫌がる子に便利)
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親用の膝パッド(床でやる場合)
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滑り止めマット(タオルだけより事故が減ります)
月齢別:アメリカの家でやりやすいお風呂の形
赤ちゃんは成長によって「できること」が変わります。月齢別の目安としてどうぞ。
新生児〜首すわり前(0〜3/4ヶ月)
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長風呂は不要。短時間でOK
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全部洗い流すより、沐浴・スポンジ浴で十分な日もあります
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体が冷えやすいので、部屋を温め、タオルで包む時間を短く
赤ちゃんのおすすめのお風呂アイテムはこちらで紹介しています

首すわり後〜お座り前(4〜6ヶ月目安)
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バスチェア系を使う場合も、目を離さない
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ちょっと安定した頃が一番危険。この時期から事故が増えます。
お座り〜つかまり立ち前(6〜10ヶ月目安)
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動きが増えるので、安定するベビーバスや親の支えが重要
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ここから滑り止めがとても効力を発揮します。
つかまり立ち以降(10〜12ヶ月以降)
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一緒に入るスタイルへ移行しやすい
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ホース式シャワーがあると圧倒的にラク
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バスタブ内で立ちたがる子は特に注意(滑りやすい)
アメリカのバスルームにはなぜ洗い場がないのよ
このブログでバスルームのお掃除シリーズを書くたびに、私は「日本のお風呂の洗い場があることは最高!」と叫んでいます。
日本のお風呂をアメリカに輸出したら日本の経済はちょっとよくなるのではw、とすら思います。床に水がこぼれても大丈夫な設計って、育児の現場では神ですよね。
でもアメリカの多くの家は、昔ながらのバスタブ&洗い場なし。夫に「なんでこういう設計なの?」と聞いても「知らねえ。」
当時私が住んでいた家も一軒家でしたが、バスタブが高い位置で、産後の肥立ちが悪かった私には、床に膝をついてバスタブの中においかぶさる姿勢が本当にきつかったです。私は住み始めてから感じた。「この家の設計は全体的に子育てに適していない」と。
家を買う際よく見なさいよという話なんですが、予算によって選択肢が限られるのも現実。治安や学区を優先すると、家の間取りは妥協になることもありますよね。だからこそ、この記事ではアメリカの構造でも事故りにくくい方法を優先してまとめます。
グッズ選びの基準
赤ちゃんのお風呂まわりの商品を買う際、ポイントは安いかどうかより、私はこの3つだと思っています。
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赤ちゃんが滑りにくい・転落しにくい
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親の腰が守れる(高さ・姿勢がラク)
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準備と片付けが簡単(ワンオペでも回る)
この基準で考えると、あなたのお家に合う解が見つかりやすいです。
赤ちゃんのお風呂グッズ紹介
タイプ1:バスタブにもシンクにも微妙な寝椅子タイプ
このタイプ、当時トイザらスやターゲットでよく売られていました。安価ですが、私はうちのバスタブには正直失敗グッズ寄りでした。
バスタブの中に置き、赤ちゃんを斜めに寝かせて、タオルを当てながらシャワーで流す形に向いています。
でも新生児期の親は、なるべく前かがみになりたくない。実際、前かがみはすぐ疲れるし、何かあったとき動きづらい。
さらに大きなバスタブにこれを置いてシャワーで流すのって、赤ちゃん寒いと思うんですよね。特に冬は厳しい。そして成長して動きが増えると、一瞬で姿勢が崩れる怖さもある。赤ちゃんって、こっちが信じられない速度で転びます。
「夏だけ」「短時間なら」という条件付きならアリかもしれませんが、私は積極的にはおすすめしません。
キッチンシンクで赤ちゃんのお風呂?
シンク?と思う方も多いと思います。でも大きなキッチンシンクで赤ちゃんを洗う家庭はアメリカに結構あります。映画やドラマでも見ますよね。
ただ、直に入れるのに抵抗がある方もいるので、その場合はベビーバスを使うのが現実的。
こういうクッションもありますが、私は「必須ではない派」です。
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タイプ2:シンクにフィットする桶
赤ちゃん用風呂桶。タイプ1よりはマシですが、「わざわざ買うならこれじゃない」という立ち位置でした。
キッチンシンクでも使えるように浅めで、いわゆる日本の沐浴の感覚とは違います。
でも、床での前かがみを避けたい人にとっては、シンクの上で作業できるのは助かる。シンクに直接入れないで済むのも心理的にラクですよね。
タイプ3:軽量・折りたたみ桶
私が一番「これだ…!」となったのはこのタイプです。
これをキッチンカウンターに置く。蛇口からお湯を入れる。赤ちゃんのタオル・着替え・オムツもカウンターに全部用意。
床には置かない。(ここ重要)
産後の体がきつかった私にとって、床で這いつくばって赤ちゃんを洗うのは無理ゲーでした。カウンターでやる形にしてから、ストレスが激減しました。
終わったらタブごと傾けて水を捨てればいいので片付けもラク。なぜ赤ちゃんのお風呂がキッチンで最適解になってしまうのかはよくわからないけど、アメリカの構造だと現実的です。
キッチンでの安全ルール
キッチンカウンターは腰がラクな一方、転落と火傷リスクが上がります。やるならこのルールで。
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カウンターの上は滑り止め+タオルを敷く
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赤ちゃんを置いて手を離さない(片手は必ず支える)
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蛇口や金属に肌が触れない位置へ置く(火傷防止)
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タオル・着替え・オムツは全部手の届く位置へ
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生肉や洗剤など危ない物は片づけてから(衛生と誤飲防止)
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兄弟・ペットを近づけない(ぶつかったら危険)
赤ちゃんのお風呂の入れ方5ステップ(アメリカの家向け)
私が最終的に「これが一番安全で、ワンオペでも回る」と感じた流れです。
1)部屋を温める・準備を完了
タオル、オムツ、着替え、保湿剤、ソープを全部配置。ここで勝負が決まります。
2)お湯は先に作る(ぬるめ)
温度ムラが怖いので、後から熱湯を足すのは避けたい。手首で温度確認。
3)赤ちゃんを支えながら短時間で洗う
首すわり前は頭と首を支える。洗うのは必要最低限でもOK。短時間が正義。
4)出たら即タオル→水分を押さえる
こすらず、押さえる。赤ちゃんは冷えやすいので、スピード重視。
5)保湿→オムツ→着替え
バタつきません。泣いても保湿だけは先に済ませると後がラク。
つかまり立ちができるようになってから
うちの子は、私と一緒にお風呂に入るようになったのは1歳ちょっと前くらいでした。
お湯は少なめにして、ベビーシャンプーで泡立ててバブルバスっぽくして、歌を歌いながら入る。子供が遊んでいる間に洗って、シャワーで流して完了。
正直、この時期は私の方はあまり体を洗えず、結局あとで一人で入り直して髪を洗うこともありました(笑)でも、赤ちゃんが大きくなるとベビーバスの方が危なくなることもあるので、家の状況と子の成長に合わせて切り替えるのがいいと思います。
その他おすすめしたい「親と子」のためのお風呂グッズ
膝パッド
床に膝をついて腕を伸ばして子供を洗う…これが本当に無理な姿勢。パッドがあるとだいぶ助かります。
シャンプー類
娘が赤ちゃん〜4歳くらいまではこういうのをよく使っていました。減らない(笑)ので結果コスパは悪くない。
手桶とくし(顔に水がかかるのが怖い子に)
日本の手桶みたいなのが売ってないので、コップやピッチャーでもOK。うちはおもちゃのジョウロも活躍しました。
シャワーヘッドをホース式に替える
子供を洗う時に固定シャワーだと厳しい。ホース式に変えると圧倒的にラク。
アメリカの風呂掃除!シャワールームのガラス戸にこびりついた水垢を防ぐ・取り除く方法
湯船の深くまで浸かれるキャップ(大人用)
肩まで浸かりたいのに水が流れていくアメリカの湯船、悲しい。これは便利。
※赤ちゃんのお風呂では深くなりすぎるので使用しないでくださいね。
よくある質問(FAQ)
Q1. 新生児って毎日お風呂に入れないとダメ?
毎日じゃなくても大丈夫な家庭は多いです。汗や汚れ、季節、肌の状態で調整を。迷ったら産院・小児科の指示を優先。アメリカの場合、硬水・軟水など地域でも違うので、かかりつけ医に聞くのが一番いいですよ。
Q2. 泣きまくって無理…どうしたら?
寒さ・水の当たり方・姿勢が不快なことが多いです。部屋を温める/短時間にする/手桶で少しずつ流す、を試してみてください。
Q3. シンクやキッチンでやるのは不衛生?
抵抗がある人もいますが、事前に清掃し、ベビーバスを使い、危険物を片づければ現実的です。大事なのは転落と火傷対策。
Q4. ワンオペで一番大事なコツは?
「準備を100%終えてから始める」。これだけで事故もストレスも減ります。
Q5. いつから一緒に入れる?
家庭差がありますが、つかまり立ち前後〜1歳前後で移行しやすい印象です。赤ちゃんの動きと浴室の安全性次第。
まとめ
赤ちゃんをお風呂に入れるのはなかなか大変な作業ですが、アメリカの「洗い場なし」「バスタブ高い」などの環境下では、さらに難易度が上がりがちです。
だからこそ、赤ちゃんの安全+親の体の負担を減らす工夫が最重要だと私は痛感しました。
私の体感では、床で前かがみになる時間を減らし、できるだけ腰の高さ(シンク・カウンター)で洗える形にすると、産後でも回しやすかったです。そしてホース式シャワーがあるとかなり楽です。
赤ちゃんが生まれる前に、ぜひお家のお風呂・シンク・キッチンの環境を確認して、あなたの家に合う形を早めに作っておくと安心です。
この記事が、アメリカで子育てを頑張る皆さんの参考になれば嬉しいです!

