ハーバード大学の中にある自然史博物館に行ってきました。大人も子供もたっぷり楽しめる非常に内容の濃い展示物とハーバード大学の権威・財力を感じずにはいられない施設でした。子供連れの方、大学見学に訪れた方に非常におすすめです!
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アメリカミュージアム巡りHarvard Museum of Natural History
こんにちはー。@NandaroAmericaです。
ボストンの観光名所や我々の旅の体験談を紹介しておりますが、今回は隠れた宝石とも言えるハーバード大学の自然史博物館のご紹介です。
Harvard Museum of Natural Historyの特徴
ハーバード自然史博物館(Harvard Museum of Natural History)は、ハーバード大学の研究成果と自然科学の魅力を一般公開する目的で、1998年に開館しました。実際には、大学内の3つの歴史ある学術コレクション――動物学博物館(Museum of Comparative Zoology)、植物学博物館(Harvard University Herbaria)、鉱物・地質学博物館(Mineralogical & Geological Museum)――がひとつの建物に集約され、研究機関ならではの膨大かつ質の高い標本が展示されています。
最大の特徴は、学術的価値の高い本物の標本を間近で見られること。館内には、恐竜の化石やマンモスの骨格標本、南極の鉱石からアマゾンの昆虫、海洋生物の剥製まで、ジャンルもサイズも多岐にわたる展示物が並びます。特に「ガラス植物標本(Glass Flowers)」の展示は世界的にも有名で、精巧かつ美しい手作りのガラス細工で作られた植物標本は、芸術作品としても高い評価を受けています。
また、アメリカ北東部の自然や生態系を再現したジオラマや、世界各地の動物たちの剥製も迫力満点。恐竜時代から現代に至るまでの生命の進化、地球の鉱物の多様性など、子どもから大人まで興味を引く工夫が随所に見られます。
教育・普及活動にも力を入れており、子ども向けワークショップやガイドツアー、特別講演なども開催。最先端の研究成果や新発見も随時アップデートされるため、何度訪れても新しい発見があるのも魅力です。
さらにハーバード大学という知の最前線ならではの雰囲気もポイント。館内には現役の研究者が案内役として登場することもあり、学びと発見が交錯するインタラクティブな体験ができます。展示は英語中心ですが、最新技術を使った映像ガイドや子ども向けの体験型パネルも豊富なので、英語が苦手でも十分に楽しめます。
場所
まずは地図を。普通に学校のキャンパスの中にあります。建物はかなり大きいので行けばわかりますが、守衛さんなどに行き方を聞くと最短での行き方を教えてくれます。
地下鉄のハーバードスクエア駅から10分くらいお散歩して到着という感じです。校舎や学校の雰囲気も見ながら到達するのでとても楽しかったです。(今回3回目。独身、親連れて、今回子供を連れて。)
こちらの記事でハーバード大学の雰囲気なども紹介しています。寒い季節はお散歩は辛いと思いますが、初、夏、秋はとても楽しめると思います。
そして公式ホームページはこちら
開館時間をしっかりご確認してからいきましょう〜
ハーバード自然史博物館の見どころ
ハーバード自然史博物館の一番の見どころは、世界的に有名な「ガラス植物標本(Glass Flowers)」のギャラリーです。1886年から1936年にかけて、チェコ人職人レオポルド&ルドルフ・ブランカによって製作された約4,300点の植物標本は、まるで本物と見間違うほど精巧。
花びらの質感や色、根や葉の構造まで忠実に再現されており、科学資料であると同時に芸術品としても評価されています。世界中からこのガラス標本を目当てに来館する人も多い、唯一無二の展示です。
また、恐竜や古代哺乳類の骨格標本も大迫力。ティラノサウルスやトリケラトプス、マンモスなど実物大の骨格が間近に展示されているので、恐竜好きや子どもは大興奮間違いなし。地質学・鉱物学エリアでは、地球の成り立ちや地殻変動について、様々な鉱石や隕石、化石などを使ってわかりやすく解説しています。
さらに、北東アメリカの生態系や世界各地の珍しい動物の剥製を集めたジオラマ展示も見逃せません。森や湿地、砂漠、極地などさまざまな環境を再現した空間で、実際の動物たちの生態を間近に観察できます。人類の進化や地球環境の変化について学べるインタラクティブな展示や、ハーバード大学の最新研究成果を反映した企画展なども定期的に行われています。
この博物館、考古学の博物館と動物学の博物館と建物が一緒なので、一回の入場で3つの博物館を楽しむことができます。考古学の方の内容も濃いので、滞在時間が予定より長くなるかもしれません。事前に自分が見たい展示の場所を調べておいてからいくのもお勧めします。
The Peabody Museum
ホームページで興味がある展示物があるかどうか先に探しておいて、目当てのところをピンポイントで見学するのがお勧め。
Museum of Comparative Zoology
動物の剥製や恐竜関係の展示はお子さんは特に、そして大人も食い入ってみてしまう人は多いと思います。かなり濃い展示の仕方をしているのでこちらもみたいものがどこにあるのか先に調べてからいきましょう。
入館料など
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名称:Harvard Museum of Natural History(ハーバード自然史博物館)
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所在地:26 Oxford St, Cambridge, MA 02138(ハーバード大学キャンパス内)
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電話番号:+1 617-495-3045
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公式ウェブサイト:https://hmnh.harvard.edu/
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営業時間:
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年中無休(感謝祭・クリスマス・年末年始は休館)
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午前9:00~午後5:00(最終入館は午後4:45)
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入場料:
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大人 $15、シニア(65歳以上)$13
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学生(要学生証)、子ども(3歳~18歳)$10
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3歳未満無料
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ハーバード関係者無料
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一部特別展は追加料金あり
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アクセス:
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地下鉄レッドライン「Harvard」駅から徒歩約10分
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館内に有料駐車場はなし(周辺の市営駐車場利用)
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バリアフリー:車椅子対応、エレベーターあり
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写真撮影:一部を除き個人利用に限り撮影可(フラッシュ不可)
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ギフトショップ/カフェ:併設あり
追記
館内の地図
こちらをご参考に https://hmnh.harvard.edu/files/hmnh/files/hmsc_wayfinding_map_brochure_12-16-21_final-ua.pdf?m=1647364476
まず、入館してすぐは考古学の博物館のエリアが一番近いです。
考古学の博物館の部分は娘がそんなに興味を示さなかったので今回じっくりは見学しませんでしたが、独身の頃しっかり時間をかけて来館した際はエジプト、メソポタミア、ネイティブアメリカ、アジアなどの展示が充実していました。特に中国の西太后の所有していた貴金属、装飾品の展示が非常に印象的でした。
映画で知っていた恐ろしい女性の西太后の贅を尽くした宝石類がマサチューセッツのボストンにあるというのがまた衝撃でしたねえ。
今回もさっくり見た感じだと中国文化の特別展をしていました。展示にはハーバードの学生さんも参加している感じが現れていました。中国からの留学生や中国系アメリカ人の学生も手伝ったりしているのでしょうかね。

北アメリカの文化のいろいろな展示がありました。午前中に行くと人も少なく、落ち着いて順路を回れます。

ネイティブアメリカンが使用してたPenobscot カヌー。
展示物には必ず詳しい解説があるので、読みながらですと時間がかかります。子供さんは興味があるものだけ少量に絞って回ると、エネルギーが温存できます。
写真で展示品をたっぷり紹介
自然史博物館の見どころは巨大生物の化石・骨格と鉱物コレクション、植物のガラス標本のコレクションです。せっかく来たからには全部押さえておきたい展示物です。


こういう感じで見やすい解説がいろいろついています。
建物、館内自体は広いのですが、展示物が大きい、または大量にあるのでちょっと窮屈な感じでぎっしりいろいろ展示されています。
子供(10歳)は大喜びで見入っていました。怖いのとすごいのが入り混じった感情だと言っていました。そうね、子供はこういう大きな生き物の骨なんて、怖いよね。私がこういうものを博物館で見ても怖いとは思わなくなったのは何歳ごろだっただろう。15くらいかなあ。

北アメリカで発掘された巨大哺乳類の骨格の展示が続きました。
他には南アメリカに2億3000万年前にいた巨大スロース(体重5トン)の骨もありました。全然ナマケモノと共通するところがないように見えますが、非常に大きくて、娘は慄いていました。ジャイアントスロースの骨格って、他にもオハイオの自然史博物館でも見たことがあった。ナマケモノの先祖が?!という意外性と、とにかくでかいことが展示で目を引くから、もし生きていたらこんな感じ、と言った再現像なんかもあったり、こっちの人は結構好きですね。
廊下が狭くてうまく写真が撮れませんでしたが、骨格の高さが3.5メートルはあります。この博物館はケースとケースの間が狭くて遠くから見れないのが玉に瑕というか。それだけぎっしり展示物が並んでいるということです。

鳥さんの標本 大きさや色で分けたり、遺伝の分類で分けてる感じです。
この辺は二十年前とはさらに多く陳列されている気がしました。動物学で、模様や色が違う同じ種類、近い種類、亜種などをどういう分類の仕方をするのかなども紹介されていました。

甲虫大集合 こういうのがすごい。
鉱物 宝石 結晶 隕石
次は娘お待ちかねの鉱物コーナーです。25年くらい前は昔ながらの標本机に所狭しと並んでいましたが、15年前ぐらいに大規模リノベーションをしたようで、私が親を連れて来館した2010年には今と同じように近代的な展示ケースになっていました。

特に大きな鉱物や結晶は壁沿いの大型ガラスケースに展示されています。

金がまた大きい。どうやってここに辿り着いたんでしょう。

広い部屋一面に鉱物の標本が。隕石や月の石などもありました。

金コレクション

紫水晶のGeode(晶洞)。お土産屋さんでこれの小さいバージョンが売られています。また、お土産屋さんがすごくいいんですよねえ。
鉱物が好きな人、宝石が好きな人は必見のエリアです。

宝石

こういう標本が延々と巨大な部屋にあるのです。

芸術的で豪華なアクセサリー類の展示も豊富です。今回も無料で入れて(いつでも無料で入っています)非常にありがたいです。

水晶です。145センチくらいの娘と比較。NJもMAも冬は寒い州なので完全防具を着て散歩&観光。11月上旬でもこのくらい気合を入れていてちょうどよかったです。

宝石類を色分けして展示する、財力に物を言わせるかのような見せ方!笑
巨大生物

マストドンがニュージャージーで1844年に発掘されハーバードに展示されたというお話。ニュージャージー、恐竜の化石や鉱物も多く出るんですよね。東海岸の地質おもしろいですね。
その他にもコタツの2倍以上(比較が)ある淡水カメの甲羅の模型などもありました。いろいろな巨大生物がいた北米。

これは以前母も驚いていたけど、沼とか池にこんな大きな亀がいたのね。すごい時代だね。

シーラカンス ホルマリンのような液体に入っているからちょっと気持ち悪いですね。
大きな生き物から小さな生き物までの剥製コレクション

野うさぎ コットンテイル 若い個体 すごく小さくて驚きました。手のひらに乗れるくらい。

こうさぎ ひよこサイズで、こちらも驚きました。剥製にする技術すごいですね。

鯨の骨格を部屋の天井に展示してありましたが大きすぎて2階のほぼ全体を覆っていました。

虎やヒョウなどの剥製。ひしめき合ってるのですが、寄付で集まってきたものも多数。

珍しいものがいろいろありますが、剥製って家にあったらやっぱり博物館に寄付したくなりますよねえ。こんなの家にあったら管理が大変だよ。

ガラスケースの中の虎なんですが、なんだかとんでもなく大きなのがいました。比較するものがなくてわかりづらいですが虎ってこんなに大きいの?と不安になる大きさ。

蛇の剥製というのは、私は初めて見ました。すごい技術があるのですねえ。

映像が見れるコーナーもあり、適当に座って休めました。映像は5分くらいでしたが、数種類あるみたいです。写真で伝わるかと思いますが、平日の朝ー昼間はお客さんがほとんどいません。貸切に近いです。じっくり真剣に見学したい人は平日おすすめですよ。

ガラスの植物標本コレクション
これは標本ではないのだけど、実物そっくりに作ってある模型。いい技術ですね。ハーバード博物館は植物の標本が非常に有名なんですよね。なぜかというと

こういう、ガラスの植物の標本が1887年から1936年の間にハーバード大学の依頼でたくさん作られました。全てガラス、手作りでドイツの職人さんLeopold と Rudolf Blaschka の手によるものだそうです。
ガラスの花の標本は、ハーバードの自然史博物館の最も有名な展示物の1つです。これらの花は、非常にリアルに再現しており、見る者を驚嘆させます。
詳しいリンクはこちら https://huh.harvard.edu/glass-flowers

そのガラスの植物標本、847体は実物の大きさそのものを忠実に再現して作られ、3000体は細かい部位などを拡大して作られたそうです。
特に花びらや葉っぱの薄さも実際の植物に忠実に薄く作られており、実際に見ると本物の植物と見間違えるほどの精密さが再現されています。
これは、興味がない人もぜひ見て感動したほうがいいです。

花びら、葉っぱ、つるなど、気の遠くなる作品が延々展示されています。
フラッシュ撮影などは禁止されています。ガラスの植物標本は特に人気があるので、早めに行ったほうがいいと思われます。ここは別室が設けられていて、警備が厳しめです。
10年前よりも重装備なお部屋にリノベーションされていました。

プテラノドンの化石。完璧な状態で美しい。

こちらもまた息を呑む作品群。ガラスの海洋生物標本。
ホルマリン漬けなどにしてしまうと色や形が変わってしまうからガラスで作られたのですよね。本当にすごい技術です。学術のための標本だけれど、美術品としても最高級だと思います。

ガラスの花、生き物の標本は研究のために制作されました。非常に詳細に作られており、実際の植物・生き物の形態や構造を忠実に再現しています。

こんな綺麗なタコの作品 素晴らしいねえ。

こういう作業台で作られたのですという机の展示もありました。
ガラスの植物の標本というのは当時、一般的だったのでしょうかねえ。他の博物館や美術館では見ることができない物を見させていただきました。
アメリカの野生動物と森林の植物コーナー

アメリカの森に住む動物の剥製展示
娘がとても喜んで見ていました。


スカンクってこんな可愛らしいけれど、あの匂いのスプレーをかけられたら車だったら廃車、洋服だったら破棄、人間だったらお医者さんに電話して対処法を仰げ、と言われるほど強力で厄介だそうです。
日本だと肛門腺を除去してペットとしても販売されてるらしいんですよねえ。確かに可愛いんですけど、アメリカでは非常に恐れられている生き物です。

20年前の鉱物の部屋。照明とか柱とか随分変わりましたねえ。
まとめ
ハーバード自然史博物館は、学術的な奥深さとワクワクするような展示体験が両立した場所です。恐竜やガラス植物標本などの定番から、最新の科学研究まで、世代を問わず発見と感動に出会えます。
ハーバード大学のキャンパスの一角という立地も特別感があり、ボストン観光のついでに立ち寄るのにも最適です。子ども連れの家族から、研究者やアート好きまで、誰もが楽しめる多彩な魅力を持つこの博物館で、自然の神秘や地球の歴史を体感してみてください。
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