PR

The Favorite Daughter紹介|日系の子供の名前とルーツに寄り添う英語絵本

スポンサーリンク
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

Grandfather’s Journey と同じ作者、Allen Say さんの作品に The Favorite Daughter という絵本があります。

この本は、日本にルーツを持つ女の子が、自分の名前や見た目、日本とのつながりについて悩み、父親との時間を通して少しずつ自分を取り戻していくお話です。

アメリカで子育てをしている日本出身の親御さん、国際結婚家庭、日系・ハーフのお子さんを育てているご家庭には、かなり心に来るテーマだと思います。

子供が学校で名前をからかわれた時。
自分のルーツを恥ずかしいと感じた時。
普通のアメリカ人っぽい名前がいいと言い出した時。
親はどう受け止めるのか。
どう励ますのか。
どうやって子供が自分の背景を誇れるように寄り添うのか。

そんなことを考えさせてくれる、静かで優しい絵本です。

この記事は、親が子供に読んであげる本を紹介する目的で書いています。購入前に親御さんが内容を確認できるように、あらすじや本の中身に触れますので、ネタバレを含みます。お子さんに初めて読む前に内容を知りたくない方はご注意ください。

なんだろな☆アメリカがおすすめするアメリカ便利グッズカタログ@アマゾン
マガジン風にお楽しみいただけます。

スポンサーリンク
  1. The Favorite Daughter 英語で読み聞かせ
  2. 買った動機
    1. Grandfather’s Journey と同じ作者の本
    2. 在米日本人家庭にはかなり刺さるテーマ
  3. どんなお話か
    1. Yurikoが自分の名前を嫌がる
    2. 父親がやさしく寄り添う
    3. Golden Gate Parkや日本食レストランが出てくる
  4. この本が在米家庭に響く理由
    1. 名前は子供にとって大きな問題
    2. 親は傷つくけれど 子供も傷ついている
    3. ルーツを押し付けないことの大事さ
  5. Allen Sayさんらしい静けさ
    1. 説教くさくない
    2. 日系・ハーフの子供に寄り添う本
  6. 親子で話せること
    1. 名前について話す
    2. からかわれた経験について話す
    3. 日本とのつながりについて話す
  7. 長所
    1. 在米日本人家庭に深く響く
    2. 父親の寄り添い方が優しい
    3. 日系・ハーフのお子さんに読みやすい
    4. 親子の会話につながる
    5. Allen Sayさんらしい静かな美しさがある
  8. 短所
    1. 幼児にはテーマが少し難しい
    2. 親の方が刺さりすぎる可能性
    3. 軽い読み聞かせ本ではない
  9. 買うのに向いている人
    1. アメリカで子育てをしている日本出身の親御さん
    2. 日系・ハーフのお子さんがいる家庭
    3. 子供に自分の名前や背景を大切にしてほしい方
    4. Grandfather’s Journey が好きだった方
  10. 向かない人
    1. 明るく楽しいだけの絵本を探している方
    2. 名前やルーツの話をまだしたくない方
    3. 幼児向けの単純な絵本を探している方
  11. 満足度
  12. 今日の英語
  13. まとめ

The Favorite Daughter 英語で読み聞かせ

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaです。

アメリカで育つ子供に読んであげたい英語の絵本、児童書、定番本、そして日本とアメリカの間で暮らす家庭に響く本を紹介しています。

今回ご紹介する本はこちらです。

The Favorite Daughter by Allen Say

The Favorite Daughter
A father helps his daughter find pride and inspiration in this masterful picture book. Yuriko hates her name when the ch...

The Favorite Daughter は、Allen Say さんが娘さんに捧げた作品として知られています。日本にルーツを持つ女の子 Yuriko が、自分の名前や日本とのつながりに悩み、父親のやさしい導きによって、自分らしさを少しずつ取り戻していく物語です。

スポンサーリンク

買った動機

Grandfather’s Journey と同じ作者の本

Allen Say さんの Grandfather’s Journey を読んだ方なら、この作者の作品に流れる静けさや、日米の間にある複雑な感情をご存知かもしれません。

Grandfather’s Journey は、日本とアメリカの間で生きる人の心にしみる本でした。

The Favorite Daughter も、同じように、アメリカで暮らす日本ルーツの家庭に深く響く作品です。

ただし、こちらは移住そのものというより、アメリカで育つ子供のアイデンティティ、名前、ルーツ、親子の会話に焦点が当たっています。

こちらをご参考に

Grandfather’s Journey紹介|移住者の心にしみる日米をつなぐ英語絵本

在米日本人家庭にはかなり刺さるテーマ

この本を読んでいて、私はかなりいろいろ考えました。

アメリカで生まれ育つ子供にとって、日本語の名前や日本ルーツは、いつも誇らしいものとして受け止められるとは限りません。

学校でからかわれる。
先生に名前を間違えられる。
友達に変な発音で呼ばれる。
自分だけ違うと感じる。
普通のアメリカ風の名前がいいと思う。

こういうことは、現実に起こり得ます。

親としては、日本語の名前に願いを込めていたり、日本のルーツを大切に思っていたりします。

でも、子供がその名前やルーツを重荷に感じる時がある。

その時に、親はどうするのか。

この本は、その問いにとても静かに寄り添ってくれます。

スポンサーリンク

どんなお話か

Yurikoが自分の名前を嫌がる

主人公は Yuriko という女の子です。

彼女は学校で、自分の名前をからかわれたり、先生にうまく発音してもらえなかったりします。

友達から Eureka のように呼ばれてしまう場面もあり、Yuriko は自分の名前や日本とのつながりを嫌だと感じるようになります。

そして、自分をもっと普通にしたい、アメリカ風にしたいと思うようになります。この気持ちは、アメリカで育つ日本ルーツの子供にはかなり現実味があります。子供は、目立ちたい時もあれば、目立ちたくない時もあります。クラスのダイナミクスでも随分と左右されます。

特に学校という場所では、名前、髪の色、肌の色、食べ物、家の文化、親の言語など、少しの違いが気になることがあります。

父親がやさしく寄り添う

この本の素敵なところは、父親が娘に対して、正論で押し切らないところです。

自分の名前を大事にしなさい。
日本のルーツを誇りなさい。
そんなことで傷つくな。
気にするな。

とは言いません。

父親は、娘の気持ちを受け止めながら、少しずつ彼女を自分自身へ戻していきます。

一緒に歩く。
一緒に食事をする。
思い出を共有する。
日本とのつながりを、説教ではなく体験として思い出させる。

そのやり方がとても優しいです。

Golden Gate Parkや日本食レストランが出てくる

物語の中では、Golden Gate Park を歩いたり、好きな日本食レストランで食事をしたりする場面があります。父親はそうした日常の体験を通して、Yurikoが大切にしてきたもの、楽しいと感じてきたもの、自分の中にあるルーツにもう一度触れさせていきます。

大げさな展開ではありません。

でも、日常の中で子供の心を少しずつ戻していく感じが、とても良いです。

スポンサーリンク

この本が在米家庭に響く理由

名前は子供にとって大きな問題

名前は、子供にとってとても大きなものです。

親がつけた名前。
家族の願いが入った名前。
日本語の響きがある名前。
漢字の意味がある名前。
親のルーツとつながる名前。

でも、アメリカの学校では、それがそのまま通じるとは限りません。

発音してもらえない。
スペルを間違えられる。
からかわれる。
短くされたり、勝手にニックネーム化されたりする。

親にとっては大切な名前でも、子供にとっては「面倒なもの」になってしまうことがあります。

The Favorite Daughter は、その痛みを描いています。

親は傷つくけれど 子供も傷ついている

子供が「この名前が嫌だ」と言った時、親はショックを受けると思います。

でも、子供も傷ついています。

名前を嫌いになりたいわけではなく、名前によって傷ついた経験があるから距離を取りたくなる。

そこを親がどう受け止めるか。

この本の父親のように、いったん子供の気持ちを否定せず、でも子供が自分の良さやルーツを思い出せるようにやさしく導く姿勢は、とても参考になります。

ルーツを押し付けないことの大事さ

在米日本人の親として、子供に日本語や日本文化を伝えたい気持ちは当然あります。

でも、子供にとってそれが誇りになる時もあれば、重荷になる時もあります。

この本は、日本文化を誇れ、名前を大切にしろ、と強く言う本ではありません。

むしろ、親が子供の横に座って、静かに一緒に歩きながら、その子の中にある大切なものを思い出す手伝いをする本です。

そこがとても良いです。

スポンサーリンク

Allen Sayさんらしい静けさ

説教くさくない

Allen Say さんの作品は、テーマが深くても、説教くさくなりません。

この本も、文化的アイデンティティや自尊心という大きなテーマを扱っていますが、声高に主張するのではなく、親子のやりとりとして描いています。

だからこそ、読み手に静かに残ります。

日系・ハーフの子供に寄り添う本

主人公 Yuriko は、半分日本のルーツを持つ子として描かれています。からかわれたことをきっかけに、自分の名前や文化的背景から距離を置きたくなる姿は、多文化家庭の子供にとって身近な感覚かもしれません。

アメリカで育つ子供の中には、外から見れば「アメリカの子」でも、家庭の中には別の文化や言語がある子がたくさんいます。

その複雑さを、とても静かに扱っている本です。

スポンサーリンク

親子で話せること

名前について話す

この本を読んだ後に、親子で名前の話をするのも良いと思います。

どうしてこの名前にしたのか。
日本語ではどういう意味があるのか。
漢字があるなら、どんな漢字なのか。
アメリカでは発音しやすいか。
ニックネームはあるか。
子供本人は自分の名前をどう感じているか。

普段なかなか聞けないことを話すきっかけになります。

からかわれた経験について話す

学校で名前や見た目、食べ物、文化について何か言われたことがあるか。

子供が話したがらない場合もありますが、本をきっかけにすると話しやすくなることがあります。

「Yurikoはこう言われて嫌だったんだね」
「あなたはそういうことある?」
「名前を間違えられたらどう感じる?」

こういう会話ができます。

日本とのつながりについて話す

日本語。
祖父母。
食べ物。
旅行。
名前。
行事。
写真。
思い出。

子供にとって、日本とのつながりは親が思うほど自然ではないことがあります。

だからこそ、押し付けではなく、会話の中で少しずつ共有できると良いと思います。

スポンサーリンク

長所

在米日本人家庭に深く響く

名前、ルーツ、文化的アイデンティティについて考えるきっかけになります。

父親の寄り添い方が優しい

正論で押し切らず、子供の気持ちを受け止める姿勢が良いです。

日系・ハーフのお子さんに読みやすい

自分と重なる部分を感じるお子さんもいると思います。

親子の会話につながる

名前、日本文化、学校での経験、からかい、自尊心について話せます。

Allen Sayさんらしい静かな美しさがある

派手ではありませんが、心に残る本です。

スポンサーリンク

短所

幼児にはテーマが少し難しい

小さいお子さんには、名前やルーツの悩みはまだピンと来ないかもしれません。

親の方が刺さりすぎる可能性

在米日本人の親には、かなり心に来る内容です。

軽い読み聞かせ本ではない

寝る前に楽しく読む本というより、少し考える本です。

スポンサーリンク

買うのに向いている人

アメリカで子育てをしている日本出身の親御さん

特におすすめです。

日系・ハーフのお子さんがいる家庭

名前やルーツに悩む時期の前後に読める本です。

子供に自分の名前や背景を大切にしてほしい方

押し付けではなく、やさしく話すきっかけになります。

Grandfather’s Journey が好きだった方

同じ Allen Say さんの作品として、こちらもおすすめです。

スポンサーリンク

向かない人

明るく楽しいだけの絵本を探している方

この本は静かで、少し考えさせられる内容です。

名前やルーツの話をまだしたくない方

テーマが具体的なので、親子の会話が必要になる場合があります。

幼児向けの単純な絵本を探している方

小学生くらいからの方が受け取りやすいと思います。

スポンサーリンク

満足度

満足度は星5つです。

☆☆☆☆☆

在米日本人家庭、日系・ハーフのお子さんを育てているご家庭には、かなりおすすめしたい一冊です。

子供に読ませるだけではなく、親が自分の子供への寄り添い方を考える本としても、とても良いと思います。

スポンサーリンク

今日の英語

The Favorite Daughter
お気に入りの娘、大切な娘

name
名前

heritage
受け継いだ文化、ルーツ

Japanese heritage
日本のルーツ

tease
からかう

mispronounce
発音を間違える

identity
アイデンティティ

pride
誇り

self-esteem
自尊心

roots
ルーツ

She doesn’t like her name anymore.
彼女は自分の名前が嫌になってしまいます。

Her father helps her feel proud again.
父親は、彼女がもう一度誇りを持てるように助けます。

スポンサーリンク

まとめ

The Favorite Daughter は、Grandfather’s Journey と同じ Allen Say さんによる、在米日本人家庭や日系・ハーフのお子さんを育てる家庭に深く響く絵本です。

今回紹介した本はこちらです。

The Favorite Daughter by Allen Say

ここにAmazonリンクを挿入してください

主人公の Yuriko は、学校で名前をからかわれたり、発音を間違えられたりしたことをきっかけに、自分の名前や日本とのつながりを嫌だと感じるようになります。そんな娘に対して、父親は正論で押し切るのではなく、やさしく寄り添いながら、彼女が自分のルーツや好きだったものを思い出せるように導いていきます。

アメリカで育つ日本ルーツの子供にとって、名前や見た目、家庭文化が学校で目立つことはあります。親にとって大切な名前が、子供にとっては時に重荷になることもあります。この本は、その痛みと、親がどう寄り添うかを静かに描いています。

子供に読ませる本としても良いですが、親の方が深く考えさせられる一冊だと思います。名前の意味、からかわれた経験、日本とのつながり、子供の自尊心について親子で話すきっかけになります。

Grandfather’s Journey が好きだった方、アメリカで子育てをしている日本出身の親御さん、日系・ハーフのお子さんのアイデンティティについて考えたい方におすすめです。

#英語で読み聞かせ
この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

#なんだろなアメリカをフォローする
error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました