なんだろなアメリカにようこそ！この記事では現在私が住んでいるニュージャージー州のお魚事情と、以前住んでいたオハイオ州のお魚および日本食材事情もついでにたっぷりと語ります！
現在アメリカに住んでいる和食が食べたいと思っている日本人の方に共感していただけたら嬉しいです！
なんだろな☆アメリカがおすすめするアメリカ便利グッズカタログ＠アマゾン マガジン風にお楽しみいただけます
ニュージャージーのお魚事情について語ります
みなさんこんにちは～なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。
日本で育った以上、日本人はお魚が食べたくなります。故郷の味が恋しいというのは動物としてもう逃げられない欲求の一つだと思います。
ニュージャージーに越して気づいたことが、東海岸では普通のスーパーでも流通しているお魚の種類が結構あるんだねーという点。
この記事では以前住んでいたオハイオ州のお魚が超貴重品だった環境と比較して、私の体験したアメリカの２州でのお魚事情を語ります。
日本食や食材についての記事は他にもこんなものがあります！合わせてどうぞ！
米国中西部と東海岸のアジアン食材比較 ラーメンと寿司について想いを馳せる！
米国のアジアンマーケットで買い物する時の注意点４つ 悔しい失敗談紹介！
アメリカの野菜の名前！この野菜なんて言うの？日本語＆英語対訳リスト
料理禁止の米国学生寮でも火を使わず自炊出来る簡単メニュー紹介
米国でも手に入る材料でおにぎらず！おすすめアイデアレシピ紹介
なんでも巻いたらSUSHI Buritto！恵方巻きにもなるレシピ紹介！
アメリカの中華料理大解説！メニューがわからず困ったらこの記事を読め！
米国生活で買っておきたいキッチン家電＆簡単作れちゃうもの紹介
アメリカでも焼きナスが食べたい！米ナスで実験＋オーブンなんでも入れちゃえクッキングアイデア公開！
NJではスーパーでも新鮮な魚介類が売られている
一般的なスーパーマーケットのStop & Shopや、日本でも大人気の倉庫型店舗 Costco（こっちの発音はカァ〜スコ。なんでコストコって言わないんだろう。）でも
- シャケ
- トラウト
- マグロ（ステーキ用）
- キャットフィッシュ（ナマズ）
- コッド（鱈）
- スワイ
- ティラピア
- レッドスナッパー（鯛っぽいお魚）
- ロブスター
- 大エビ
- ムール貝
- ホタテ
- 時々モーリタニア産のタコまるまる生一匹、
クリスマスの季節なんかに
- 牡蠣
- タラバガニ
- カニ
なども登場
などなど、鮮魚コーナーに色々あります。
もくじ クリックで飛びます
ニュージャージーのコストコやスーパーに充実した鮮魚コーナーがあるのが嬉しい！
コストコのレッドスナッパー。鱗がついてます。オーブンで塩焼き、土鍋で雑炊が向いてそう。
コストコって地域によって陳列してるものが微妙に違うので（生鮮食品以外は基本的に同じだけど）引っ越したばかりの時は発見がありました。
魚といったら寿司！こちらの記事も見てね！
ニュージャージーうまいもの伝説ーSushi Palaceで旦那の胃袋が本領を発揮したよー
NJのコストコはインド、アジア、日本（カリフォルニア米）のお米がある…。インドカレーと日本のカレーそれぞれにあったご飯が選べる幸せ。あとインドとか中国の方の人口が多いので、春節とかインドのお祭りのお菓子や飾りも売ってる…。うどんやチャプチェやナンとかレンジでチンするご飯も揃ってる…。
コストコはじめ近所のスーパーのアジアへの歩み寄りが身にしみます。ありがとうニュージャージー。
冷凍食品売り場には鱈のフライやティラピアソテーのようなものもよく見かけます。オーガニックでリーズナブルな食材店トレーダー・ジョー（Trader Joe’s トレジョ）の冷凍食品売り場にもホタテ、アサリのワイン蒸し、イカ、タコ、ツナなどいいものがたくさんある様子。
日本で料理したことのないお魚もチャレンジしてみるとすごい美味しい
キャットフィッシュは日本では天ぷらを食べたことがあって、美味しい白身だということがわかっていました。簡単に塩胡椒、バターで焼くか、天ぷら、フリッターにするとすっごい美味しいです。多分油との相性がいいんでしょうね。
スーパーでロブスター水槽発見 東海岸なんだなぁ
ティラピアは日本では見かけたことがありませんでしたが、コストコでとにかく大量に入っていて安いので、買ってみました。見た感じアジフライのようなサイズで、パン粉をつけて揚げるか、簡単に塩胡椒でカリッと焼くかでも結構美味しい。
ティラピアというのは調べたらスズキ目カワスズメ科の川魚、気性が荒いらしい。ピラニア的な感じなんでしょうかね。バター炒め、さらにだし、醤油、みりん、砂糖なんかで煮てもキンメの煮付け的な印象で白いご飯に合いますのでオススメです。
オハイオの日系人和食レストランにて本物のお寿司をいただけたときのありがたさ
超レアなハイクオリティお寿司 in オハイオ
オハイオ時代に日本人の方が経営されているお寿司＆和食レストランにて船盛のお寿司をじいさま（旦那パパ）が誕生日に注文してくれました。確かこれで、この量で＄６０くらい（二人前）したと思うんだ…。大変なご散財です。１年に一度食べれたらラッキー。
マグロとかシャケとか生で食べられる（一貫ずつ計４貫、細巻き３切れ）、天ぷら少々。わーい至福の時。材料をどう入手しているのかの謎、日本の本物の職人技がアメリカにもあるんだねー！の感動。
と同時に、果たしてそれだけのお金を払ってまで食べるのはどうだろう、このレベルの贅沢は私にふさわしくないだろう、と貧乏性の私は食後思うのですよ。（食後なのに全然お腹空いてるから）
オハイオの本格お寿司はとても高い、野菜の寿司も割高
そして、無性にお寿司が食べたくなった時、自分で行ける範囲での寿司屋さんにランチで行ってみたけれど、キュウリとアボカドの細巻き１本で＄１２もしたんだよね。家で作ったら５０セントもしない量です。
「ランチは細巻き２種類とサラダと味噌汁がついて＄８」っていう謳い文句だったので行ったんだけど、２本目のツナとアボカドの細巻きと味噌汁が完全に忘れられてて、「サラダも味噌汁もないし、１本忘れてるじゃん」と指摘してもなんか中国語でまくし立てられて終わった。
さらにもう一件、普段行ってたコストコの近くに寿司屋があるのが毎回気になってたので、ランチに握り寿司を食べに行ったら＄２５で１０貫くらいだったと思う。
が、マグロの角っこは乾燥して焼きすぎたピザみたいにめくれてるし、シャリは黄ばんでなんか乾燥してるし、一体いつ作ったのこれ。と。
食べたら死んじゃうのかなと思った。
オハイオで体験した魚関連の失敗
いま振り返るとオハイオにはスーパーでも魚の種類も量もあまりありませんでしたね…。内陸だからオハイオの人はお魚を食べる文化があまりないんでしょうね。
かわりにいろんな肉や乳製品が大変豊富な品揃えでした。チーズなどがものすごい量で安い。
スーパーで勇気を出して霜だらけの魚の切り身を買うも、当たり外れが激しく、また高価なのでもうギャンブルの領域。ある日奮発して＄２０のタラを買ったら案の定腐ってた。
焼いたら家中がアンモニア＆腐敗臭の高濃度ミストで隅から隅までやられ（換気扇意味なし）一週間匂いが抜けない事態に陥りました。
くさやかな？
事故ですよこれは。
返金交渉を粘る私
怒りと共にに返金交渉に行きましたが、こういうレベルだから訴訟大国なんじゃないのとも思った瞬間でした。こちらが冷静に「こういう品質管理は困る」「家が大惨事だ」など説明しても、彼らは謝るわけでもないしね。「返金？生物？調理したんでしょ？」「購入した日に調理したけれど、すでに芯まで腐っていました。売ってる時の見た目では腐ってるかはわからない。
これは売っている方の責任ですよ（ここまで言わないと動かない）」「店長に聞いてくる」（待たされること５分）不思議だけどオハイオは「俺ぁ知らねー」の文化が強いと思う。
逆にNJはなんだかすごくお店の人が低姿勢というか、気を使ってくれている一言がある気がします。「昨日買った野菜サラダに異物が入ってたので返金か交換してもらえますか」「えっ！大変でしたね。大丈夫でしたか？」そういう感じ。広いアメリカ地域によって消費者とお店の対応の関係も差があるのが興味深いところ。なんでだろう。
和食材店は遠い＆高い＆期限切れ＆返金不可
食に関してオハイオでは和食は自炊も外食もままならない環境で、常に困ってたなあ。質の良いインターナショナル食材店へすぐ買いに行けるエリアの方は私の味わったような苦労はないんでしょうけれどもねー。
うちは質の良いお店を見つけられず、先に諦めの境地に到達しました。
ケンタッキー州のトヨタ村には日系人のためのお店があったんだけど、そこまではいけないし。トヨタがケンタッキーから引っ越したようなので、あの辺りのお店はどうなったんだろうと時々思う。
なんだろなポイント！ 日本食材を扱うお店はアメリカではとっても貴重！調味料から魚まで価格も割高になるので買うときは慎重にね！
我が家の場合、夫が多忙だったため、食材のために遠出できるのが１年に１度のチャンスという感じ。この頻度は、「食にそんなにこだわらなくても…」と「遠い…」と「まあ行ってみたいんだけれどお高いんでしょ」の微妙なバランスでした。アルムのおじいさんが山を下りるようなもんですよ。
子供が車内で泣き叫びながら往復２時間以上（日曜の時間が全部潰れるという賭け）かけて行った日本食材店で、「高いなあー、これも買えないや、これは絶対必要だから買わねば、日本で買ったら３分の１の値段だが買うべきか」を一つ一つ試行錯誤して買ってきたものの半分が１年近くの賞味期限切れだった時とかね。そんなんばっかりでした。
「なんっじゃこりゃああ！！」と私は怒りの頂点に達するも、レシートに返品・返金は受け付けないというね。まあ、わざわざもう１日潰してまで返品にも行こうとも思わんから泣き寝入りだよね！
同じ日本人（おそらく日系人）なのに、経営者が悪の帝王にしか思えず感情的には訴えてやりたいレベルでした。
私のオハイオ時代は自分の中でどう消化すればいいのやら。修行。かな。
日本の生活＆アメリカ関連についての記事はこちら
英語一発ーHibachi、Kombucha、Mrs. Watanabeって何？米製日本語特集ー
アメリカ料理ー米国で手に入る材料で電子レンジでできる極旨いちご大福を作ろう！ー
アメリカ料理ーキムチを自家製大量生産して好きなだけ食べるぞ＆レシピー
アメリカ料理ー和菓子を作るぞ！米国であんこは作れるのか？材料＆調理＆保存方法まで解説！ー
アメリカ料理ー冬は鍋！米国で手に入る材料であったか鍋を作ろう！
アメリカ生活ー米国滞在前に日本でしておく準備５つ！徹底ガイドー
まとめ
はい、いかがでしたか！？アメリカで食べ慣れた和食を作るのも地域によって苦労のレベルが雲泥の差であるアメリカですけれど、みなさんどうか安全で体にいいものを食べてお過ごしください！
最後まで読んでくださってありがとうございました！キョウコでした！
教訓： 皆さん、めんどくさくても賞味期限は見るようにしましょう！
