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アメリカのシングルペアレントが受けられる福祉・支援制度まとめ|食費・医療・家賃・保育・養育費

生活
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こんにちは、なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。

アメリカでシングルペアレントとして子どもを育てるのは、かなり大変です。

  • 家賃が高い。
  • 保育料が高い。
  • 医療保険が高い。
  • 食費が高い。
  • 車がないと生活しにくい。
  • 子どもが病気になると仕事を休まなければならない。
  • もう一方の親から養育費がきちんと入らないこともある。

こういう状況では、「アメリカにはどんな支援があるのか」を知っておくことはとても大事です。

アメリカの福祉は、日本のように一つの窓口で全部まとまっているというより、食料、医療、家賃、保育、現金支援、税金、養育費など、目的ごとに制度が分かれています。

この記事では、アメリカのシングルマザー、シングルファザー、ひとり親家庭が受けられる可能性のある主な支援制度を、わかりやすく整理します。

なお、実際に受けられるかどうかは、州、収入、世帯人数、子どもの年齢、移民ステータス、養育費、資産、就労状況によって変わります。この記事は一般情報です。申請前には、州の公式サイト、County Social Services、学校、病院のソーシャルワーカー、Legal Aid、移民弁護士などに確認してください。

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まずはBenefit Finderで対象制度を探す

何から調べればいいかわからない場合は、まずUSA.govのGovernment benefitsやBenefit Finderを見てみるとよいです。

Find government benefits and financial help | USAGov
Discover government benefits that you may be eligible for and learn how to apply.

USA.govは、食料、住まい、医療、その他の生活費を助ける政府プログラムを探せるページを用意しており、Benefit Finderでは質問に答えることで対象になりそうな制度を探せます。

アメリカの支援制度は州ごとに違うため、最終的には自分の州やカウンティのDepartment of Human Services、Department of Social Services、Health and Human Servicesなどの窓口で確認します。

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食費の支援|SNAP

SNAPは、低所得世帯が食料を買うための支援です。昔の言い方でfood stampsと呼ばれることもあります。

対象になると、EBTカードに毎月benefitが入り、スーパーなどで対象食品を買えます。USDAは、SNAPを低所得世帯の食料予算を補い、健康に必要な食品を買えるようにする制度と説明しています。

シングルペアレントの場合、収入、子どもの人数、家賃、保育費、養育費の有無などが関係します。

食費が苦しい時は、まずSNAPを調べる価値があります。

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妊婦・乳幼児・5歳未満の子ども向け|WIC

WICは、妊婦、産後の女性、授乳中の女性、乳幼児、5歳未満の子どもを対象にした栄養支援です。

牛乳、卵、チーズ、シリアル、野菜、果物、粉ミルクなど、栄養に関係する食品の購入補助が受けられます。

シングルマザーで妊娠中、産後、または小さい子どもがいる場合、WICはかなり助けになります。粉ミルクや乳幼児の食費は家計に響くので、対象になるか早めに確認しましょう。

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子どもの医療保険|Medicaid・CHIP

シングルペアレント家庭でとても大事なのが、子どもの医療保険です。

Medicaidは低所得者向けの医療保険で、CHIPはMedicaidには所得が少し高すぎるけれど民間保険は高くて難しい家庭の子どもを助ける制度です。

Healthcare.govは、MedicaidとCHIPは対象となる低所得の大人、家庭、子ども、妊婦、高齢者、障害のある人に、無料または低料金の医療保険を提供すると説明しています。

親は対象外でも、子どもだけMedicaidやCHIPに入れる場合があります。

子どもが無保険の場合は、すぐに州のMedicaid/CHIP窓口を確認してください。

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現金支援|TANF

TANF、Temporary Assistance for Needy Familiesは、低所得の子どもがいる家庭向けの現金支援です。

USA.govは、TANFはwelfareとも呼ばれ、食料、住まい、光熱費、子どもの世話などを助ける制度で、州ごとに運営されると説明しています。

TANFは、シングルペアレントに関係しやすい制度です。

ただし、州によって金額、条件、就労要件、職業訓練、受給期間が違います。子どもがいる低所得家庭を一時的に支える制度なので、仕事探しや職業訓練とセットになることもあります。

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保育料の支援|Child Care Assistance / CCDF

アメリカのシングルペアレントにとって、最大級にきついのが保育料です。

働きたいのに、保育料が高すぎて働けない。

仕事を増やすと保育料も増える。

子どもが小さいとフルタイム勤務が難しい。

こういう時に調べたいのが、州のChild Care Assistance Programです。

連邦のChild Care and Development Fund、CCDFをもとに、州ごとに保育料補助が運営されています。ChildCare.govは、保育費を下げるための政府プログラム、地域の奨学金、保育施設の割引、税額控除などを調べられるページを用意しています。

州によって、働いている人、求職中の人、職業訓練中の人、学校に通っている人が対象になる場合があります。

保育料で働けない状態になっている人は、必ず自分の州のchild care subsidyを調べましょう。

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Head Start・Early Head Start

Head StartとEarly Head Startは、低所得家庭の乳幼児・幼児を対象にした教育・発達支援プログラムです。

無料または低額で、子どもの学び、健康、栄養、家族支援を受けられます。

小さい子どもがいるシングルペアレントにとって、Head Startは保育・教育・家族支援がまとまった大事な入口になります。

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学校給食・夏休みの食料支援

子どもが学校に通っている場合、free or reduced-price school mealsも確認しましょう。

朝食や昼食が無料または低額になると、家計への負担がかなり減ります。

子どもの学校のカウンセラーやschool social workerに相談すると、給食だけでなく、フードバンク、学用品、衣類、ホリデー支援、地域団体につないでくれることがあります。

夏休み中は、Summer EBTや地域のmeal programがある場合もあります。

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家賃・住まいの支援|Housing Choice Voucher・Public Housing

シングルペアレント家庭でまた大きな負担になるのが家賃です。

収入が低い場合、Housing Choice Voucher、いわゆるSection 8、Public Housing、低所得者向けアパート、シングルペアレント向け住宅支援などを調べることになります。

HUDは、Housing Choice Voucher Programを、低所得家庭を支援する連邦政府の主要な住宅支援プログラムと説明しています。ただし、住宅支援は待機リストが長い地域が多いです。

困ってから探すと間に合わないことがあるので、家賃が重くなってきた時点で、地元のHousing Authority、County Social Services、Legal Aid、211に相談しましょう。

立ち退き通知が来た場合は、すぐにLegal Aidやテナント支援団体に相談してください。

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光熱費の支援|LIHEAP

電気代、ガス代、暖房費、冷房費が払えない時は、LIHEAPを調べます。

Low Income Home Energy Assistance Programは、低所得世帯の光熱費を助ける制度です。

寒い州では暖房費、暑い州では冷房費が命に関わることがあります。

電気やガスを止められそうな時は、utility companyにすぐ連絡し、支払い計画や州の支援制度がないか聞きましょう。

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養育費の取り立て支援|Child Support Services

シングルペアレントにとって重要なのが、child support、養育費です。

もう一方の親から養育費が支払われない場合、自分だけで抱え込まず、州のChild Support Servicesに相談できます。

ACFのOffice of Child Support Servicesは、全国のchild support programを監督する連邦機関で、州・部族・地域政府と連携し、別々に暮らす親の双方が子どもを支えるよう促す制度を運営しています。

Child Support Servicesでは、親の所在確認、父子関係の確定、養育費命令の取得、支払いの回収、賃金差し押さえなどをサポートする場合があります。

DVや安全の問題がある場合は、申請時に必ず相談してください。養育費の手続きが安全リスクにつながる場合があります。

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税金で受けられる支援|EITC・Child Tax Credit

働いているシングルペアレントは、税金の時にEITC、Earned Income Tax CreditやChild Tax Creditを確認しましょう。

IRSは、Child Tax Creditはqualifying childrenがいる家庭の税負担を助ける制度で、通常税金を申告しない人でもclaimできる可能性があると説明しています。

EITCは、低〜中所得の働く人向けの税額控除です。子どもがいる場合、金額が大きくなることがあります。

税金のrefundは、シングルペアレント家庭にとって大きな支えになることがあります。

収入が低くても、働いた収入がある人は、無料税務支援のVITAなどを使って申告できるか確認しましょう。

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DV・安全に関わる支援

シングルペアレントの中には、DV、経済的虐待、ストーカー、親権争い、安全上の問題を抱えている人もいます。

この場合、福祉申請だけでなく、安全確保が最優先です。

DVシェルター、保護命令、Legal Aid、家庭裁判所、学校、病院、警察、移民支援団体につながる必要があります。

養育費申請や住所情報の提出が危険につながる場合もあるので、必ずDV支援団体や弁護士に相談してください。

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移民ステータスに注意

在米日本人の場合、移民ステータスはとても大事です。

アメリカ市民、グリーンカード保持者、難民、亡命者、一定の合法滞在者、ビザ滞在者、子どもだけが市民の場合など、状況によって使える制度が変わります。

親が対象外でも、アメリカ市民の子どもがSNAP、Medicaid、CHIPなどの対象になる場合があります。

一方で、public charge、スポンサー責任、永住権申請、DVや離婚が絡む場合は、慎重に確認が必要です。

移民ステータスに不安がある場合は、申請前に移民弁護士、Legal Aid、地域のimmigrant support organizationに相談しましょう。

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どこに相談すればいいか

困った時は、次の場所が入口になります。

  • 州のDepartment of Human Services。
  • County Social Services。
  • 子どもの学校のカウンセラー。
  • School social worker。
  • 病院のソーシャルワーカー。
  • Food bank。
  • WIC office。
  • Child Care Resource and Referral agency。
  • Housing Authority。
  • Legal Aid。
  • Child Support Services。
  • 211。
  • USA.gov Benefit Finder。

シングルペアレントは、時間も体力も限られています。

一人で全部調べようとすると大変なので、学校、病院、カウンティ、フードバンクなど、人につながるところから始めるのがおすすめです。

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申請前に用意しておきたい書類

制度によって違いますが、よく求められるものは次のようなものです。

  • 身分証明書。
  • Social Security number。
  • 子どもの出生証明。
  • 住所証明。
  • 収入証明。
  • 家賃や住宅ローンの証明。
  • utility bill。
  • 保育料の請求書。
  • 養育費の支払い記録。
  • 離婚・親権・custodyに関する書類。
  • 移民ステータスに関する書類。
  • 銀行口座情報。
  • 医療費や障害に関する書類。

これらを一か所にまとめておくと、申請や相談がしやすくなります。

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まとめ

アメリカのシングルペアレントが受けられる可能性のある支援には、いろいろなものがあります。

  • 食費ならSNAP、WIC、フードバンク。
  • 子どもの医療ならMedicaid、CHIP。
  • 現金支援ならTANF。
  • 保育料ならChild Care Assistance、CCDF。
  • 小さい子どもならHead Start、Early Head Start。
  • 学校に通う子どもなら無料・低額の学校給食。
  • 家賃ならHousing Choice Voucher、Public Housing、低所得者向け住宅。
  • 光熱費ならLIHEAP。
  • 養育費なら州のChild Support Services。
  • 税金ではEITCやChild Tax Credit。

DVや安全の問題がある場合は、DV支援団体、Legal Aid、裁判所、警察、学校、病院につながる必要があります。

アメリカの福祉は、制度が分かれていてわかりにくいです。

でも、知っていれば助けになるものはあります。

シングルペアレントは、子どもの生活、学校、医療、食事、家賃、仕事を一人で背負いがちです。

困った時は、早めに相談しましょう。

学校、カウンティ、病院、フードバンク、Legal Aid、Child Support Services、211。

一人で抱え込まず、使える制度を一つずつ確認していくことが大切です。

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参考資料・公式リンク

USA.gov
Government benefits
https://www.usa.gov/benefits

USA.gov
Food assistance
https://www.usa.gov/food-help

USDA
SNAP
https://www.fns.usda.gov/snap/supplemental-nutrition-assistance-program

USDA
WIC
https://www.fns.usda.gov/wic

Healthcare.gov
Medicaid & CHIP Coverage
https://www.healthcare.gov/medicaid-chip/

Medicaid.gov
CHIP
https://www.medicaid.gov/chip

USA.gov
TANF / Welfare benefits
https://www.usa.gov/welfare-benefits

ChildCare.gov
Get Help Paying for Child Care
https://childcare.gov/consumer-education/get-help-paying-for-child-care

ACF Office of Child Support Services
https://acf.gov/css

HUD
Housing Choice Voucher Program
https://www.hud.gov/helping-americans/housing-choice-vouchers

IRS
Child Tax Credit
https://www.irs.gov/credits-deductions/individuals/child-tax-credit

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この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

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