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【アメリカ教育】米国のデイケアとプリスクール完全ガイド|NJ体験でわかる費用・違い・選び方

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アメリカで子育てを始めると、最初に多くの親が戸惑うのが「デイケア」「プリスクール」という存在です。

日本では当たり前だった保育園や幼稚園とは制度も費用も考え方も大きく異なり、「いつから?」「どこに?」「いくらかかる?」「そもそも預けるべき?」と、次々に疑問が浮かびます。

特に、駐在や移住で大人に、親になってからアメリカに来たご家庭、期間限定滞在で働く予定のあるお母さんにとっては、情報が断片的で全体像がつかみにくく、不安を感じやすい分野です。

この記事では、私自身がニュージャージー州中部で民間デイケア・民間プリスクール・公立プリスクールのすべてを実際に経験し、アメリカのデイケアとプリスクールの仕組みをできるだけ整理して解説します。

州や地域によって制度は異なりますが、「どう考えればいいのか」「何を基準に選べばいいのか」という軸を持つことで、必要以上に迷わず判断できるようになるはずです。これからアメリカでお子さんを預けることを検討している親御さんの、不安を一つずつほどく記事になれば幸いです。

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アメリカの民間デイケアと公立プリスクール両方体験!感想と解説

アメリカでの義務教育は5歳から6歳になると始まるキンダーガーテンから、17、8歳のハイスクールまでです。

基本的に公立の無料のキンダーからハイスクールまでが各地域にあると言えます。同時に、私立の学校もたくさんあります。

しかしながら3歳から5歳までのプリスクールと言われるキンダーガーテンの前の段階の教育は義務ではないので、地区によって公立の無料のプリスクールが存在しなかったり、また公立のプリスクールでも学費がかかったりします。

注意!年齢の区切りかたは州やカウンティごとに違いますので、実際にお子さんの学校の手続きをする際、詳細は必ずご自分の住む地域の教育委員会(Board of Education)に必ずご確認ください。

(2022年加筆)

2021年1月からバイデン政権になってから、早いうちに改善されたのがチャイルドケアに関わる出費です。やっと、やっと、案が楽の社会問題に明るい改善が見られました。

世帯収入により、子供一人につき毎月(年齢によるー就学前の方が多くもらえる)100ー約300ドルの間国から子供手当のようなものがもらえるようになり(毎月振り込まれる場合と、一年に1回タックスリターンで一気に返ってくる場合がある)、毎月のチャイルドケアの一部も国が負担するようになりました。低所得層ほど国が負担する割合が多い様子です。

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アメリカのデイケア (Daycare)とはなんだろな

乳幼児からプリスクールに入れる年齢まで。大抵の場合民間がやっています。プリスクールでも、政府からキンダーガーテンの許可が下りている場所ではそのまま通わせてプリスクール終了後もキンダーのカリキュラムを終えられるまでいられる場所も多いです。

仕事をしているお母さんは生活スタイルから見て立地条件の良い民間のプリスクールでなおかつキンダーまで一箇所で済むと楽ですね。

ちなみに私がフルタイムの仕事に就いてから娘が行っていた民間のプリスクールはデイケアも併設されている大きなチェーン店で、生後3週間ごろからデイケアに来れるようでした。

産後間もなく職場復帰されるお母さんには強い味方ですが費用はやはり高く月に$1500前後です。そのほかオムツ、着替えなどは持参です。

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3分で分かる|アメリカのデイケア・プリスクール全体像

まずは全体を俯瞰して、「何がどう違うのか」を一気に把握しましょう。
※ニュージャージー州中部の実例をベースにしています(地域差あり)

項目 デイケア(Daycare) 民間プリスクール 公立プリスクール(Pre-K)
主な年齢 生後数週〜4・5歳 3〜5歳 3〜5歳(地域による)
主目的 保育・預かり 教育+保育 教育(就学準備)
運営主体 民間(チェーン・個人) 民間(教育系・チェーン) 公立学校区
利用時間 朝7時前後〜夕方6時頃 朝〜夕(長時間対応多) 学校時間帯のみが基本
週何日利用 柔軟(1日〜週5) 柔軟(園による) 原則フル参加
学費目安 月 $1,200〜1,800 月 $1,200〜1,800 無料〜月$600前後
食事 園提供 or 持参 園提供 or 有料 別途食費が必要な場合あり
学習内容 生活習慣・遊び中心 読み書き・数・STEM導入 就学準備カリキュラム
オムツ OK 原則NG 原則NG
入園条件 比較的緩い 園ごとに条件あり 学区居住・年齢要件あり
空き状況 比較的入りやすい 人気園は待機あり Waiting List 多発
向いている家庭 共働き・早期復職 教育重視+共働き 費用重視・定住家庭

自分の家庭状況・ライフスタイルに合った選択はどれか?

  • 働くならデイケア or 民間プリスクール

  • 費用を抑えたいなら公立プリスクール(ただし待機覚悟)

  • 「教育+長時間」なら民間プリスクール

  • 制度よりも「家庭の生活リズム」が最優先

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迷ったらこの考え方

アメリカでは

「子どもを預ける=教育の選択」
であると同時に
「家庭の働き方・生き方の選択」
でもあります。

正解は一つではなく、
・仕事
・収入
・サポート環境
・子どもの性格

によって最適解は変わります。

アメリカの生活でデイケアはこんな家庭にオススメ

  • 産後すぐにフルタイムで職場復帰するお母さん
  • パートやフリーランス、在宅勤務で週のうち決まった曜日や毎日午前だけ、午後だけ、などの働き方をするお母さん
  • 仕事はしていないけれど突発で用事ができた時は1日だけでも預かってくれる知り合い、家族が周りにいない家庭

費用を月謝ではなく1日あたりで計算してくれる事業所もあるので、チェックしてみるといいですね。

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アメリカのプリスクール (Preschool, Pre-K)とはなんだろな

年齢3−5歳。オムツが取れていることが前提。公立もあるところがある。私の地域は公立は去年は有料(月$600)で今年は無料(州から予算が下りたそう)。

プロパティタックス(固定資産税)が高い地域は無料の公立のプリスクールがある場合が多い。プロパティタックスは教育のための資金に使われるので、プロパティタックスが高く、子持ち世帯に人気の人口が多い地域は公立の無料のプリスクールがある場合が多そうです。

そういう地域は子育て世帯に人気であることを売りにしているので、子持ち世帯が暮らしやすいです。

ミシェル・オバマの読み聞かせ!YouTubeで見れるPBSの番組

私の住む地域だと学校は9月半ばに始まりますが、学年の始まりが11月1日、学年の終わりは10月31日で区切っています。この場合、11月1日生まれの子供は学年で一番の年上、10月末生まれの子供は学年で一番若い、ということになります。

別の地域にいる知り合いの場所は、9月末で切ったり、8月末で切ったりしている地域もあるようなので、アメリカって本当にいろいろなんだなーと思います。

アメリカの民間プリスクールの多さから見える都市の特徴

さて公立のプリスクールでは足りない地域も多く、人口密度が全米一高いニュージャージー州にはいたるところにものすごい数の民間のチェーンプリスクールがあります。それだけ共働きが多いということでもあるのだけど、お母さんが朝から晩までのフルタイムが多いということもNJ州の特徴として特記すべきこと。

ニュージャージーにはプライベート(民間)プリスクールが本当にたくさんあるんですよ。

それだけ働かないと生活できない物価も税金も高いニュージャージーなのですが、仕事もそれだけあるということでもあり、キャリアを追う女性にはかなりいいところと考えることができます。

お母さんが専業で家にいる場合や祖父母などが家にいて子供の面倒を見られるならばプリスクールは行かせても行かせなくてもいいです。

アメリカの優良子供向け知育・教育ウェブサイト8つ紹介

うちの子の行ってた民間プリスクールはこんな感じ(ニュージャージー)

うちは私がフルタイムで働いていた間は民間に入れました。朝7時から夕6時まで預かってくれます。私は車通勤、朝7時20分に出て夕は6時までに旦那か私が子供を迎えに行きます。

プリスクールでは朝ごはん、午前のおやつ、昼ごはん、午後のおやつ、が出されます。オムツが取れていないと入園できません。

学費は月に$1200。お弁当を持たせなければプラス$75。空手、サッカー、バレエなどの習い事をプレスクールの時間内にさせるなら3ヶ月でプラス$150。クリスマスや夏休み前などは定期的な記念写真を業者が撮りに来ます。その写真を買うのは最低でも$40から。

ということでなんだかんだで月平均$1500前後はかかると踏んでおいたほうがいいです。

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プレスクールの内容が濃くて気持ち的には塾が3歳から始まった感じ

ルールの遵守、友達との接し方といった基本的なしつけ、みっちりと数字の読み書き、アルファベットの読み書き、STEM教育の導入的なことを習ってきたりと、ニュージャージーは教育熱心でレベルも高く私は満足しています。

特に民間のプリスクールはSTEM関係、語学(スペイン語とか)、コーディングに興味を持たせる教育を積極的にしていることを売りにしています。

そう考えるとプリスクールは単なる託児所ではなくてご飯も出してくれる塾という勢いでした。特にアメリカ流のしつけを受けていない私からしたら娘を有料でもプリスクールに入れられて得した気分です。

ちなみに公立のプリスクールは有料だった頃は月$600、朝晩のビフォアとアフターケア(学童のようなもの)をつけると2ヶ月半で$400。現在無料になったので月$0、学童のオプションは同じく2ヶ月半で$400。食費は月に$50といった感じでした。

安く済まそうと思ってもこれだけかかるのがアメリカの暮らしです。ちなみに日本のように子ども医療費や子育て助成金はありません。

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色々な形態のプリスクール

お母さんが家にいる場合、一番節約となるのはプリスクールに行かせないことですが、お母さんが専業だとしても私の住む周りは大抵の人は行かせています。

お母さんが仕事をしていない場合なるべく安いところを探したいものですが、教会や親たちが募って運営する形態のプリスクールがあるので地元の情報をよく調べてみるのをオススメします。

無料だったり標準と比べてかなり安かったりするところは半日だったり3時間だったり、とお母さんは働く暇がほとんどない感じのプレスクールのようです。

それでも子供にとっては集団生活を学ぶにはいい機会ですし、ママも友達が増えるのでいいことですね。

孫の面倒は祖父母に頼むのが多い地域もある

ちなみに以前いたオハイオの町にはプリスクールはあまり存在しなく、あってもパブリックスクールはレベルがとても酷かった(星10中1がザラ)ので、皆さん家でお母さんか祖父母が見ている、お母さんは日中のパートか旦那さんが帰ってきてからのシフトで働いている人が多い印象でした。

この辺はもう地域、土地、州、などの文化なのだと思います。

だから日中公園に行っても子連れのお母さん、老人が多かったです。なぜか日中から中年のおじさんも普通に多かったです。日中中年のおじさんが公園にいるというのはこの人は何のお仕事をしているのだろうとよく思ったものです。夜間高給なお仕事を頑張っているお父さんも多い印象でした。

ニュージャージーは昼間っから子連れのお母さん、おじさん、老人は公園にはあんまりというかほとんどいませんねえ。(老人は物価の高いニュージャージーから出て行く傾向があるし。)NJは大都市に働きに行っていてかなりキツキツな印象です。

アメリカの高額なプリスクール費用

民間のプリスクールの平均費用は子供一人あたり一月$1300(ニュージャージー州の平均)と高額なので、社会問題となっています。1300かなあ?そんなに安いところは探してもなくて、$1500以上、平均は$1800−2000という印象でした。

共働きでも稼ぎとプリスクールによる出費のために、子供が3人以上だと生活が成り立たないという大きな問題があります。

プリスクールの費用のせいで家計が赤字であっても自分のキャリアのために食らいついて働いている人もたくさんいます。厳しいですね。アメリカの暮らしは本当に厳しいです!

アメリカでは地元にプリスクール費用の免除、割引があるか調べよう!

世帯収入とプリスクールの出費のバランスがどうにもならない家庭は援助を申請して受けられる場合がありますが、援助を行っているところは教会だったり、州だったりカウンティだったりするのでご自分の地元でどうなっているのかをプリスクールの事業者に直接聞いてみると話が早い印象がします。

貧困ライン(世帯あたりの収入と人数で異なる)以下の世帯の場合、または シングルでの子育ての場合はチャイルドケアの費用の一部または全額免除、代わりに払ってもらえるシステム がありますが、大変不明瞭で、手続きが結構大変です。

プリスクールにディスカウントしてもらえないか交渉 する、プリスクールで受け付けている費用免除のプログラムを紹介してもらう、地域、カウンティ、州の教育と福祉関連のホームページを当たるのが一番早い方法かと思います。

世帯人数が多く、共働きのため子供を全員プレスクールに入れなければならないご家庭は是非ディスカウントがあるかどうか聞いてみてね。

アメリカのプリスクールあれこれ まとめ

  • 通常9月に始まり6月に終わる。もちろん途中からでもOK.
  • 私立(民間)のプリスクールはデイケア同様に使えて週何日、午前だけ、1日だけ、など相談すれば融通がきく。
  • 公立は民間に比べて安い、または無料のため waiting listがあることが多い。学区内の居住が前提。空きができたら呼んでもらいたい場合はwaiting list にご登録を。
  • 途中で他所から引っ越してきた場合は公立学校は空きがなくても受け入れてくれるらしい。(地域により異なるので要確認)
  • 公立→住んでいる Countyの Education Board Office のHPを確認後、登録。費用はカウンティによって異なる。無料の場所もある。市報、ホームページを参照。
  • 私立→ホームページなどで空きがあるか確認後、見学を申し込み、費用などを聞いて、頭金と最初の月謝を払う。費用がHPに書いていないことが多々あるので直接問い合わせるといい。
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まとめ

アメリカのデイケアやプリスクールは、日本の「保育園・幼稚園」という枠では捉えきれないほど多様で、家庭の働き方・収入・居住地域によって選択肢が大きく変わります。

デイケアは主に「預かり」を重視した民間サービスで、早期復職や共働き家庭にとって現実的な選択肢です。一方、民間プリスクールは教育色が強く、STEMや語学などを売りにする園も多く、長時間預かりと教育の両立を求める家庭に向いています。

公立プリスクール(Pre-K)は費用面で非常に魅力的ですが、学区制・年齢制限・Waiting List などの壁があり、「入れたらラッキー」という側面もあります。

重要なのは「どれが正解か」ではなく、「今の家庭の状況に合っているか」。仕事、家計、子どもの性格、サポート環境を総合的に考え、柔軟に選ぶことがアメリカ子育てでは何より大切です。この記事が、これからデイケアやプリスクール選びに向き合うご家庭の、現実的な判断材料になれば幸いです。

子育て・義務教育
この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

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