アメリカの社会とファストフード店 安全な店舗の見分け方

アメリカに旅行、留学、移住などできたら、どなたも行きやすいのがバーガーチェーンなどに代表される「ファストフード大手」のレストランかと思います。

この記事は、社会や街の成り立ちが日本と違うために、観光地などの大手ファストフード店でさえもお店の中が治安が悪い場合があるので注意しましょうという内容です。

今度のお休みは旅行でアメリカに行くぞ!などご予定の方のお役に立ったら嬉しいです!

米国での安全なファストフード店の見分け方

こんにちはー。なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaです。

アメリカで生活すると、店舗の多さと価格のお手頃さでファストフード店を利用する機会が多いと思います。

日本でも行ったことがあるからこそ、内容も、注文の仕方も想像がつきやすいし、店舗の多さ、観光地や繁華街、幹線道路沿いなどに必ずあるためにとてもリーチがしやすいですね。

しかし、アメリカの社会、地域は日本とは違った文化やルールがあります。これがかなり盲点。

この記事は、どんなお店でも中に入ると、思いがけず治安が悪い場合がありますので注意しましょう、という内容の記事です。




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意外なことに街中でも治安が悪い店舗がある

日本から来たばかりでアメリカの社会をまだよくわかっていない時にえっ、日本でもあるファストフード店なのに、雰囲気が日本と随分違うな、店舗によって差が大きいな!?と感じることがあるかと思います。

アメリカは住宅地は特に日本と全然違って、一本道を超えると急に治安が悪くなったり、急にハイソなエリアになったりすることが多々あります。




一本道を隔てて貧民街、スラム、ギャングの縄張り、ドラッグ関連の暗黙の何かがある、などなど、治安を悪くする要素が社会にたくさん潜んでいる、アメリカ。

米国で家を買ったりした経験がある方はお分かりかと思いますが、実際そこに行って運転してくまなく見て見ないと感じ取れない雰囲気、空気ってものがありますねえ。

治安を下げる要因はなんなのかというと、貧困、そして所得層が露骨に反映される土地、固定資産税の価格など、世知辛いものがいっぱいあります。

以前こちらでそういった教育レベルと地価の話をしましたので、よかったらご参考にしてくださいー!

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サンディエゴでの経験

私は大学生の時夏の間アメリカで過ごしたことが2度あったんですが、両方南カリフォルニアでした。

1度目はサンディエゴ。この時は毎日学校とホストファミリーのお家を往復するだけで、学校のバーガーキングやタコベルなんかにお世話になっていたので、平日はお昼だけ外食。休日、祝日はステイ先の方が連れて行ってくれるファミレスや自炊、でした。

学校ないのバーガーキングとかフードコートは当然学校関係者しかいないので安全。というか夏休みだったので営業時間は短く、元から夏季留学生とか教員とかしかいなくて静かでした。これは一般的な街中や住宅地にある店舗とは話が違うので特殊例として。

ちなみに当ブログの写真は全て私の過去の写真でお送りしています。サンディエゴのビーチでーす↑


ハリウッドでの経験

2回目のアメリカ長期滞在はハリウッドとニューヨークでしたが、ハリウッドは結構街が治安悪い感じを受けました。

観光地だから人はたくさんいます。が、目抜き通りから外れるとよくわからん光景が広がっている場合もあるので、日中でもこの地区は行くな、とか色々地元の方から教わりました。

チャイニーズシアター↑

アメリカを旅行されている場合、もちろん事前の情報収拾としてガイドブックやネットでの情報も大いに活用されるに越したことはないのですが、実際現地に到着したら、タクシーやUberの運転手とか、ホテルとか滞在先の人に「絶対言っちゃいけない場所」「歩いても平気な場所」をまず聞くべきと思います。最新アップデートとしてローカルの声は大事!




はい、本題ですが、ハリウッドには有名なチャイニーズシアターというのがあります。映画館なんだけど、セメントに大スターの足型手形、サインが残っているので朝から晩まで大変賑わっています。またその周辺には老舗の有名な映画館El Capitan とか Egyptian Theaterとか、ギネス博物館とかお土産やさんが目白押し。観光地として「こういう通りあるよね」みたいなテンプレートなんです。

学生の朝ごはんだよねー↑カールスジュニア懐かしい。最近復活してきたね。

が、目抜き通りのほぼ真ん中らへんにマクドナルドがあります。私は調査の帰りにお腹が空いてたので昼間一人で入りましたが、中はちょっと様子が違いました。




ホームレスの方がいっぱい。お店の中で皆さんにお金くださいと回っています。

そして座って食べているのは地元の方はほぼ皆無で、観光客の方ばかり。待っている間に怪しい金歯のカウボーイハットの人に売春の声をかけられたりしました。もちろんお断りですよ(涙)。死にたくないぜ。こっちは学校に論文出さなきゃ行かんのだ。

うーん。この現象はなんだろう。

まだアメリカの社会をほんのちょっとしか垣間見ていなかったので、考えるにもよくわからず、「あの店舗にはもう行かないようにする」と決めました。幸いホテルで自炊ができたので、もっぱらカレーを作っては食べるようになりました。笑




ニューヨーク

大学生の時ニューヨークに滞在した際は一ヶ月くらいでしたが、キッチンがないホテルに滞在していたので、毎食シリアル、サンドイッチを部屋で作るか、出先近くのデリやファストフードで済ませていました。

エンパイアステートに登ったよ↑(2000年)

夜どうしてもお腹が空いたので、ホテルから歩いてロックフェラーセンターの近くのバーガーキングに行きました。ここはまあ大丈夫だったけど、基本持ち帰りにして部屋で食べました。

土地柄仕事帰りのスーツの人とか、大学生、観光客もいました。




時は20年くらい経ちまして、最近娘とNYCに遊びに行き、疲れたのでトイレ休憩を兼ねてタイムズスクエアのマクドナルドに入ろうとしました。

が、中を開けるとなんだかまたちょっと違う空気が流れていましたので、(ハリウッドの時とほぼ同じ印象)中には入らず、別のお店にしました。なんというか、アレの匂いがしました。

タイムズスクエア付近だからと言って「日本人が連想するマクドナルドの中」である保証がない。ということで、もしお店に入った瞬間、「あれこれはちょっと?」と思ったらどんなときでもすぐ退散するのをお勧めします。お子さんに何かあったら大変。




何もないとしても、私は一応「マイノリティの見た目で子連れだと悪い人からしたら絶好の標的にはなるかもね」、という心をいつも持っています。

ちなみに、観光地の繁華街真っ只中の店舗では皆さんお手洗いを使いたいというのもあって入られる方は多いんだと思います。

お手洗いだけだったら、メイシーズでも量販店でも、図書館なんかでもいいんですけどね。一定の観光客が流れてくる構図はありますね。




サンフランシスコ

ツイッターで盛り上がったのが、サンフランシスコ。

サンフランシスコはみなさんご存知の通り、異常な地価と物価でアメリカの中でも最高峰の生活水準の街です。私は行ったことが乗り継ぎでしかなく、「シスコはロックシティ」なんでしょ、みたいなイメージしかありません(そういう歌が昔ありました)。

ということで、急速な物価の変化によって、ホームレスになってしまった方もとても多く、貧富の差を原因とした様々な現象が社会問題になっています。




サンフランシスコのダウンタウンにあるマックはホームレスの方が外に多く座っていらっしゃることで有名なようで、お店の中も決していい印象ではないようです。

日本で育つと、例えば丸の内の高層ビルの中にあるファストフード店みたいな立地だと思うのですが、サンフランシスコでは色々な要素が重なって、このダウンタウンのファストフード店の様子はあまり安心できる状況ではない様子。

でも、高い土地代を払っていても、メジャーなチェーン店はそこにあるわけです。

なぜでしょうかね。




私なりに考えたのが、大企業のチェーン店はそれなりの街への影響力、奉仕も兼ねているので、例えばホームレスの方が拠り所になるように、とその部分を理解していて静かに運営されている。何を売るわけでもなく、責任感からあるというか、まあ、あるわけです。(涙)

みなさんのご意見もお聞かせくださいね。

アメリカはあまり政府があれもこれも福祉に動くということはなく、民間企業の善意で支えられている部分がかなりあります。

個人もドネーション(寄付)やボランティアで貢献、コミュニティに参加するのが根底にある文化ですから、私ももっとアメリカに長く住んだらアメリカの社会の様子がもっと深くわかるようになるかな。




安全そうな店舗の見分け方

はい、こんどはじゃあどんなとこなら大体安全なのよ、ということですが、極論からすると「行ってみないとわからない。」です。

しかしながらだからと言ってファストフード店を毛嫌いしたり、使えなくなるという必要は一切ないので、私なりの体感データを示しておきますね。




プレイグラウンドがある

はい、日本でも大型店舗には遊具で遊べる店舗がありますね。アメリカももちろんあります。

バーガーキング、マクドナルド、Chick- Fil-A、その他のファストフード店には滑り台などのインドアプレイグラウンドが併設されています。

プレイグラウンドがあるところは近隣の治安もまあいいほうなんだろうという印象を持っています。私のよく行くマックは比較的新しい感じの郊外型住宅地の隅っこの方にあります。ちなみにバーガー店激戦地です。どこも潰れることなく、活気がある場所です。そして店舗が大きくて駐車場も広い。


高速道路沿い

高速道路沿いはお客さんが絶え間なく休憩にやってくるので回転率もよく、安定しています。

また、悪い人はわざわざ高速道路でここまでこないですよね、普通。ウブなターゲットになりそうな人を物色しにくる悪い人の場合、本当に観光地とかで人間観察している方が向いている気がします。あと、観光客の心理状態も狙われてるよね。ちょっと浮かれてるとか、ロマンス探してるとか、一夜限りの、とかそういうのあるよね。

ロードトリップ中に高速道路の看板でレストランがある出口が示されているのを見かけますが、ああいうところはまず大丈夫でしょう、と思います。




大学構内

さっきとかぶりますが、大学構内のフードコートはまず大丈夫でしょう。

人の目がゆき届き、まず学校の敷地ということで、悪い人もわざわざやってこない雰囲気がありますよね。大学には大抵大学のポリスがありますからねー。

安全そうな住宅地内

安全そうな、というのはここでは悲しいかな、「裕福そうな」という意味です。アメリカの住宅地は貧富の差が露骨に表れています。

差別的なものの見方はいけませんが、まず自分の安全を確保するためには、荒んでいる地域には行かないことが鉄則となります。アメリカの方は「差別的発言」になってしまうことを恐れて、わざわざ言葉にして教えてくれないかもしれません。

なので、もしまだ気づいていない方がいたら、ぜひここで知っておいてくださいませ。(涙)

比較的裕福そうな住宅地の近くにある店舗であれば、客層も土地柄を反映するものだと感じています。




まとめ

はい、いかがでしたでしょうか?アメリカは日本と社会の構成が違うので色々と治安、そして街の風景に影響が出ているよというお話でした。

ファストフードレストランに限ったことではありませんが、どんなお店でも利用されるときはぜひちょっと様子を見てから入店しましょうね!

お読みいただきありがとうございました!

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