日本から海外に行くと、リスやウサギや鹿などが結構そこらじゅうにいて、可愛い可愛いと写真を撮ったり追いかけたりしてしまいがちです。
でも、触ろうとか餌付けをして手に乗らせようなどはもってのほか！CDCのサイトを紹介しながら、野生動物は絶対触ってはいけないよ、の注意喚起をまとめました。
アメリカ生活 リスは可愛くても触るな！野生動物は放っておこう
こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
シマリス、灰色リス、赤リス、オポッサム、スカンク、野うさぎ、アライグマ、鹿、馬、アリゲーター、ヘビ、トカゲ、ムース、熊などなど、アメリカには結構そこらじゅうに野生動物がいます。
海外旅行などの短期滞在中や、アメリカに初めて来たときなどにこんな動物を間近にみてしまうと、可愛いし、珍しいしで興味津々になって写真を撮ったり、餌をあげてみようなど、してしまう方も多いですよね。
でも、アメリカで暮らしている人たちは、親御さんは特に「絶対リスに触るな」「アライグマは怖い」「雀には寄生虫がいるから絶対触るな」「鹿が通るところにはマダニがいるから気をつけろ」などなど、それなりの知恵を子供に伝えます。
この記事ではアメリカのCDC（アメリカ疾病予防管理センター）のホームページに記載してあることをご紹介しながら、野生動物との付き合い方をまとめます。
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イラスト by わし。絵描きをしとります。よかったら作品ご覧ください。＞https://oekaki-princeton.com/
リスには触らないで！by アメリカ疾病予防管理センター
早速こちらのサイトを読んでいきましょう
Look but Don’t Touch… that Squirrel
外に出るとそれなりにいろいろ小動物がいるアメリカ。日本の環境とはだいぶ違うので、小動物なんて周りにいなかったという方はびっくりしますよね。
私もシマリスがその辺にいたり、木の上では灰色リスがガリガリどんぐりやクルミを食べているのを見ては、可愛いなあ、とほっこりしては写真を撮ったりしていました。
以下、CDCの引用です。訳は私がつけました。
When people feed or come in close contact with wild animals repeatedly, those animals can lose their fear of humans.
人間が何度も野生動物に餌をやってしまうと、人間を恐れることを忘れてしまう。
This can cause wild animals to hurt people or pets or get themselves hurt while searching for food.
そうなると、野生動物が餌を探し回る際に、人間やペットを攻撃するようになる。
Feeding wild animals can cause more harm than good, changing their natural migration patterns or behavior.
野生動物に餌付けをするということは、良いことは何もなく、むしろ野生動物本来の移動パターンや行動を変えてしまうなど、害しかない。
Wild animals can also spread diseases to people and pets.
野生動物は病気を媒介することもある。
Never touch a wild animal, no matter how cute or friendly it seems.
野生動物はどんなに可愛くても、懐っこそうでも触らないこと。
Birdfeeders are fine, but don’t feed other wild animals.Be aware that birdfeeders can attract other wildlife. Don’t let bird food accumulate on the ground.
バードフィーダー（を庭などに置く）のはいいが、他の動物に餌付けすることにならないように。（リスなどのことを言っています）地面に鳥の餌を撒かないこと。（有害なリス、ネズミ、アライグマなどが寄ってくるので、ということだと思います。）
If an animal looks sick or hurt, call your local wildlife agency to help.
もし野生動物が病気だったり、怪我をしていたら地元自治体の野生動物の事務局に連絡すること。
Don’t touch young animals that look abandoned. Often their parents are close by waiting for you to leave before they return to their young.
迷子の子供の野生動物にも触らないこと。大体のケースで、親は近くにいるから。
Leave rescuing wild animals to the pros – don’t bring a wild animal into your home.
野生動物を助けることはせず、専門家に連絡をするだけでいい。家の中に連れ込まないこと。
Don’t touch or pick up dead animals with your bare hands.
素手で死んだ動物を触ったり拾ったりしないこと。
Protect wildlife in your national parks and local recreational areas by staying on trails and following visitor guidelines, including those for pet waste and trash disposal.
国立公園や地元の公園などでは野生動物を保護するためにペットのフンやゴミは必ず持ち帰るなど、公園のルールに従うこと。
以上のCDCの解説に付け加え、多くの場合、米国だと一般人が野生動物に餌付けをしたり触ったりすることが違法の場合もあります。
病気を媒介したり、他人にうつしたり、生態系に悪影響を及ぼしたりなど、本当にいいことがないので、きちんとルールを守りましょうー。
うちの方だと、コウモリ、アライグマ（ラクーン）は狂犬病があるから触るな！
ワイルドターキー（七面鳥）、バルチャー（禿鷹）、イーグル（鷹）、ホーク（鷲）は凶暴だから怒らすな。後者３種はチワワなど庭に出していくと捕まえて食べるから庭に出すななど言われます。💦
実際に知人の小型犬がお庭でさらわれてしまって。。。
小動物も、小さいお子さんなど、可愛いから追いかけて捕まえようとしないように、教えてあげてくださいねー。
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