アメリカ生活が始まると、思った以上に戸惑いやすいのが毎日の洗濯です。日本でも洗濯機を使っていたのに、アメリカの洗濯機を前にすると、設定が多い、水温の違いがよくわからない、洗剤はどこに入れるの、乾燥機はどのくらい使っていいの、など、細かな疑問が次々に出てくる方も多いのではないでしょうか。
しかもアメリカでは、日本の家庭用洗濯機とは見た目も操作感もかなり違うタイプが多く、上開きの大型洗濯機や、乾燥機とセットになったパワフルな機種も珍しくありません。洗濯そのものは難しくないのですが、ちょっとした違いを知らないまま使うと、服が縮んだ、色移りした、洗剤が残った、デリケートな衣類が傷んだ、といった失敗につながりやすいのも事実です。
この記事では、アメリカの洗濯機の使い方を、初めての方にもわかりやすく基礎から解説します。洗濯物の分け方、水温やコースの選び方、洗剤や柔軟剤の入れ方まで、順番に整理していきます。アメリカに来たばかりの方はもちろん、今まで何となく使ってきたけれど本当にこれで合っているのか少し不安、という方にも役立つ内容にまとめました。
毎週必ずやる家事だからこそ、基本を押さえておくと生活がかなり楽になります。お気に入りの服を傷めず、無駄な失敗を減らしながら、アメリカの洗濯に少しずつ慣れていきましょう。
アメリカの洗濯機は日本とどこが違うのか
アメリカの洗濯機は、日本のものに比べて全体的に大きく、洗う力も乾燥力も強めな傾向があります。家庭によっては上開きタイプの洗濯機が置かれており、真ん中に攪拌棒のようなパーツがついている機種もあります。このタイプはたくさん洗える反面、デリケートな衣類には少し強すぎることがあります。
また、日本では洗濯機だけを使い、干して乾かすという流れが一般的ですが、アメリカでは洗濯機のあとに乾燥機を使う流れがとても一般的です。そのため、洗う工程だけでなく、乾燥機にかけても大丈夫な服かどうかまで考えて洗濯を始める必要があります。
さらに、アメリカの洗濯機は、洗剤の種類や入れる場所、水温設定、洗濯コースの選び方が日本と少し違うことがあります。見た目だけで何となく使うのではなく、最初に基本を知っておくと失敗しにくくなります。
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まずは洗濯表示を見る習慣をつける
アメリカ生活で洗濯に慣れるうえで大事なのは、衣類のタグを見る習慣です。素材によって、冷水が向くもの、温水でも大丈夫なもの、乾燥機が苦手なもの、ネットに入れたほうがいいものなどが違います。

特に日本から持ってきたお気に入りの服や、デリケートな下着、子ども服、ニット類は、洗濯表示を軽く確認するだけでも失敗をかなり防げます。
洗濯を始める前にやること
洗濯は、とりあえず全部まとめて入れて回せばいいと思われがちですが、実際には始める前のひと手間で仕上がりがかなり変わります。服を長持ちさせたい方ほど、この準備の部分が大切です。
衣類を色と素材と汚れで分ける
最初にやるべきなのは、洗濯物の分別です。白っぽいもの、濃い色のもの、タオル類、デリケートな衣類、汚れがひどいもの、というように分けておくと安心です。特に新しいデニム、赤や黒など色の濃い服、濃色の靴下やタオルは色落ちしやすいので、最初のうちは別で洗ったほうが無難です。
また、タオルとデリケートな服を一緒に洗うと、摩擦で生地が傷んだり、糸くずがついたりしやすくなります。ブラジャーや下着、レギンス、薄手のトップスなどは、洗濯ネットを使うと型崩れしにくくなります。ワイヤー入りブラジャーのように傷みやすいものは、ブラジャー専用ネット使用を習慣にするとかなり安心です。
アメリカの洗濯機は日本のと比べてかなりパワフルなのではと思います。洗濯したあとに乾燥機にも入れますから、布の消耗が早いです。大事な衣類ほどデリケート扱いで、一緒にいれるもの少なめに、ネットに入れて、を守るのが大事です。
ポケットとファスナーを確認する
意外と大事なのが、ポケットの中身確認です。ティッシュ、レシート、紙、飴、ペンなどが入ったまま回してしまうと、他の衣類まで汚れたり、洗濯機の中が大変なことになります。特に紙類は一度やると後始末が大変です。
ファスナーやボタンも、必要に応じて閉じておくと衣類同士が引っかかりにくくなります。逆に、シャツの繊細な部分や飾りの多い服は裏返しておくと、表面の傷みを減らしやすいです。
シミ汚れは先に下処理する
血液、泥、食べこぼし、油汚れ、化粧品汚れなどは、普通に洗っただけでは落ちにくいことがあります。そういう時は、洗濯前に部分用のシミ取り剤を使って下処理しておくと、きれいになりやすいです。アメリカではShoutのようなスプレータイプのシミ取り剤がよく使われています。

汚れがひどいものをそのまま他の衣類と一緒に回すと、落ちないだけでなく、ほかの洗濯物ににおいや汚れが広がることもあります。下処理は面倒に見えても、時短につながることが多いです。うちの場合は古くなった歯ブラシを取っておいて、Shoutなどを吹いてから擦って洗濯機に入れます。
洗濯機に入れる量と水量の考え方
アメリカの洗濯機は大きいので、ついたくさん入れたくなりますが、詰め込みすぎは禁物です。洗濯物をぎゅうぎゅうに入れてしまうと、水も洗剤も十分に行きわたらず、汚れ落ちが悪くなります。さらに、絡まりやすくなり、衣類の傷みや型崩れの原因にもなります。
洗濯機によっては自動で水量を調整してくれますが、機種によっては設定を選ぶものもあります。目安としては、洗濯物を入れたときにある程度動く余裕がある状態が理想です。大物を洗う時やタオル類をまとめて洗う時ほど、欲張りすぎないことが大切です。
詰め込みすぎると起きやすい失敗
洗濯物の入れすぎで起こりやすいのは、汚れが落ちにくい、洗剤残りが出る、脱水がうまくいかない、乾燥にも時間がかかる、という問題です。洗濯が一回で終わらず、結局やり直しになることもあります。節約のつもりで一度に詰め込むより、適量でしっかり洗うほうが結果的に効率がよいことも多いです。
水温の選び方を知ると失敗しにくい
アメリカの洗濯機では、Cold、Warm、Hotといった水温設定を選べることが多いです。ここで迷う方はとても多いのですが、基本として覚えやすいのは、迷ったらまず冷水寄りで考えることです。
冷水が向いているもの
色落ちしやすい服、デリケートな衣類、縮みやすいもの、普段着の多くは冷水で十分なことが多いです。最近の洗剤は冷水でも落ちやすいものが多く、普段の洗濯なら冷水設定で困らないこともよくあります。特に濃い色の服やお気に入りの衣類は、冷水のほうが傷みにくく安心です。
温水やお湯を使う時の考え方
白物のタオルやシーツ、汚れがやや強いものなどは温水が向く場合があります。ただし、何でも温水や高温で洗うと縮みや傷みの原因になることがあるため、衣類のタグ確認は大切です。高温にすれば必ずきれいになるわけではなく、素材によっては逆効果になることもあります。
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洗濯コースの選び方 迷った時はどうする?
アメリカの洗濯機は、見た目以上に設定項目が多いことがあります。Normal、Heavy Duty、Delicates、Permanent Press、Bulky など、いろいろ書いてあって、最初は何を選べばいいのか戸惑いますよね。ですが、毎回すべてを細かく使い分ける必要はありません。まずは代表的なコースの意味をざっくり理解しておくだけでも、洗濯の失敗はかなり減らせます。
基本の考え方としては、普段着なら標準コース、傷みやすい服は弱いコース、タオルやシーツなど丈夫で汚れが多いものは強めのコース、と覚えておくとわかりやすいです。細かい設定を完璧に使いこなすより、衣類に合わない強すぎるコースを避けることのほうが大切です。
Normal は普段着向けの基本コース
Normal は、日常の衣類を洗う時にまず使いやすい基本コースです。Tシャツ、肌着、普段着のパンツ、パジャマ、そこまで汚れがひどくない日常着などに向いています。迷った時はこのコースを基準に考えると安心です。
ただし、普段着だからといって何でも Normal でよいわけではありません。レースや薄手のブラウス、ニット、スポーツウェア、傷みやすい子ども服などは、標準コースだと少し強すぎることもあります。素材を見ながら、必要なら別コースに分けましょう。
Delicates は下着や薄手の服に向いている
Delicates は、日本でいう 手洗いに近い気持ちで扱いたい服 に向いているコースです。ブラジャー、レース付きの下着、薄手のトップス、やわらかい素材の衣類、型崩れしやすい服などに使いやすいです。水流や回転が比較的やさしく設定されているため、衣類へのダメージを抑えやすくなります。

ただし、Delicates にしたから絶対安心というわけではありません。デリケートな衣類は洗濯ネットも併用したほうがさらに安心です。特にワイヤー入りブラジャーや飾りが多い服は、ネットに入れるだけでかなり傷みにくくなります。
Heavy Duty は丈夫なものや汚れが強いもの向け
Heavy Duty は、タオル、作業着、しっかりしたコットン製品、汚れがひどいものなどに向いています。洗い方が強めなので、汗や泥、においが気になる洗濯物に向いていますが、そのぶん衣類への負担も大きくなります。
お気に入りの服や、縮みやすいもの、やわらかい素材の衣類にはあまり向きません。汚れが強いからといって何でもこのコースにすると、生地が傷みやすくなることがあります。タオルやシーツのような丈夫なものに絞って使うと失敗しにくいです。
Permanent Press はシワを減らしたい衣類向け
このコースは、シワになりやすいシャツや化繊混じりの衣類などに使われることがあります。オフィス用のシャツや少しきれいめの服に向いている場合がありますが、家庭によってはあまり使わない方も多いかもしれません。
もしコースの意味がわかりにくい場合は、最初は無理に使わず、Normal と Delicates を基本にしておいても十分です。慣れてきたら、シャツ類やシワを避けたい服に試してみるとよいでしょう。
Bulky や Bedding は寝具や大物向け
毛布、掛け布団カバー、大きめのブランケット、厚手のベッドパッドなどを洗う時に使いやすいのが Bulky や Bedding です。こうした大物は、水を吸うとかなり重くなり、普通のコースでは偏ってしまったり、脱水がうまくいかなかったりすることがあります。専用コースがある場合は利用したほうが洗濯機にも優しいです。
ただし、家庭用洗濯機に無理やり大きな寝具を詰め込むのは避けたほうが安全です。重すぎるものやサイズが大きすぎるものは、コインランドリーの大型機のほうが適している場合もあります。
迷った時の基本ルール
初めて使う服、傷ませたくない服、タグの情報があいまいな服は、まず弱めに考えるのが安心です。冷水、Delicates か Normal、乾燥は低温か自然乾燥寄り、という守りの姿勢で始めると失敗が少ないです。
アメリカの洗濯機はパワフルなぶん、一度強い設定で傷んでしまうと戻せません。最初から攻めた設定にするより、少し弱めから始めて、必要があれば次回調整するほうが安全です。
洗剤、柔軟剤、ブリーチの入れ方 間違えやすいポイントに注意
アメリカの洗濯で戸惑いやすいのが、洗剤や柔軟剤をどこに、いつ入れるのかという点です。日本の洗濯機でも迷うことがありますが、アメリカでは液体、粉末、ポッド、柔軟剤、ブリーチなど選択肢が多く、さらに洗濯機の形によって入れ方が違うこともあります。
ここをなんとなくで済ませてしまうと、洗剤がきちんと溶けない、柔軟剤が衣類に直接ついてシミになる、ブリーチで服を傷める、といった失敗につながることがあります。入れ方は意外と大事です。
液体洗剤は入れすぎないことが大切
液体洗剤はアメリカでとても一般的ですが、多く入れればそのぶんきれいになるわけではありません。むしろ入れすぎると、すすぎ切れずに衣類に洗剤が残ったり、洗濯槽にぬめりやにおいが残ったりする原因になります。肌が敏感な方や小さなお子さんがいる家庭では、洗剤残りは特に気になりますよね。
使用量は、ボトルに書かれている目安を基本にしてください。洗濯物の量がそれほど多くない時は、意外と少なめでも十分なことがあります。アメリカの洗剤は濃縮タイプも多いので、日本の感覚でたっぷり入れると多すぎることがよくあります。
洗剤投入口があるタイプならそこへ入れます。投入口がない場合は、洗濯機の取扱説明に従って、洗濯槽に直接入れるタイプもあります。洗濯機によって少し違うため、最初に確認しておくと安心です。
粉末洗剤は溶け残りに注意
粉末洗剤はコスパがよく、汚れ落ちの面で好む方もいますが、水温が低いと溶け残ることがあります。特に冷水設定で使う場合や、洗濯物を詰め込みすぎた場合は注意が必要です。粉がうまく流れず、衣類に白く残ることもあります。
粉末を使う時は、洗濯機に合った入れ方を守り、適量を意識するのが大切です。もし溶け残りが気になるなら、液体洗剤のほうが使いやすい場合もあります。
ポッド型洗剤は便利だけれど入れる順番が大事
アメリカではポッド型の洗剤も人気です。計量しなくてよいのでとても楽ですが、使い方を間違えると溶け残りやベタつきの原因になります。一般的には、ポッドは先に洗濯槽の底に入れ、その上から洗濯物を入れるほうがうまく溶けやすいです。
服の上にポンと置いてしまうと、水が十分に当たらず、ポッドの膜が残ることがあります。特に冷水設定や洗濯物が多すぎる時は注意が必要です。便利な反面、正しい順番で入れることが大切です。
柔軟剤は直接衣類にかけない
液体柔軟剤は香りや手触りのために使う方も多いですが、乾いた衣類に直接かけるのは避けたほうが無難です。しみや色ムラの原因になることがあります。専用のディスペンサーがある洗濯機ならそこに入れれば、自動的に適切なタイミングで流れてくれます。
ディスペンサーがないタイプでは、水がある程度入ってから水の中に散らすように入れる方法がとられることもありますが、説明書を確認しながら行うほうが安心です。香りが強い柔軟剤も多いので、強すぎる香りが苦手な方は少量から試すとよいでしょう。
ブリーチは必ず 洗濯用 かどうか確認する
ここは特に大事です。アメリカでは、掃除用の強い漂白剤と、洗濯用の漂白剤が見た目も似ていて混乱しやすいことがあります。どちらも bleach と書いてある場合があり、慣れないと違いがわかりにくいです。
白いタオルやシーツに使える洗濯用ブリーチもありますが、色柄物には使えないものが多く、素材によっては大きく傷みます。洗濯のくすみ取りやにおい対策をしたいだけなのに、強すぎる漂白剤を使ってしまうと、色落ち、脱色、繊維の傷みにつながります。
また、ブリーチは量が多ければよいわけではありません。説明をよく読み、用途が洗濯向けであること、使える素材が何か、白物限定なのかを必ず確認してください。日本のキッチンハイター的な感覚 で何にでも使うのは危険です。
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敏感肌や香りが苦手な人は無香料も検討する
アメリカの洗濯洗剤や柔軟剤は、香りがかなり強いものも多いです。お店でよい香りだと思っても、実際に洗濯してみると強すぎて気分が悪くなったり、家族に不評だったりすることもあります。敏感肌やアレルギー体質の方、小さな子どもがいる家庭では、無香料や低刺激タイプを選ぶと使いやすいです。
有名ブランドでも scent free や sensitive skin 向けのラインが出ていることがあるので、そういった表示を探してみるとよいでしょう。
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乾燥機の使い方と注意点 アメリカ生活ではここが重要
アメリカの洗濯で日本と大きく違うのが、乾燥機の存在です。日本では洗濯物を干すのが当たり前でも、アメリカでは乾燥機を使う家庭がとても多く、洗濯と乾燥がセットになっている感覚があります。だからこそ、洗濯機の使い方だけでなく、乾燥機の扱い方もとても大切です。
乾燥機は便利ですが、使い方を誤ると、縮み、しわ、傷み、静電気、におい残りなどの原因になります。特に日本から持ってきた服や、繊細な素材の衣類は注意が必要です。
乾燥機に入れてよいものと避けたいものを分ける
大切なのは、何でも全部乾燥機に入れないことです。タオル、シーツ、普段着のコットン製品などは乾燥機に向く場合が多いですが、ニット、レギンス、ブラジャー、レース付きの下着、スポーツウェア、縮みやすい服、飾りの多い服、ふわふわ素材などは高温で傷みやすいことがあります。
また、乾燥機にかけることでゴムが劣化しやすくなる衣類もあります。ウエストゴムや伸縮素材の多い服は、何度も高温乾燥すると寿命が短くなることがあります。お気に入りの服ほど、タグを見て慎重に判断したほうが安心です。
高温で一気に乾かすと縮みやすい
アメリカの乾燥機はパワフルなので、High でどんどん乾かすと時短にはなりますが、服には厳しいことがあります。綿のTシャツが少し縮む、子ども服が一気に小さくなる、ニットが風合いを失う、プリント部分が傷む、ということもあります。
迷う時は、まず低温や中温から始めるほうが安全です。完全にカラカラにするのではなく、少しだけ湿り気が残る程度で止めて、最後はハンガーで仕上げる方法もあります。これだけでも縮みや傷みをだいぶ防げます。
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乾燥機のコースも使い分ける
乾燥機にも、Normal、Low、Delicate、Air Fluff などいくつか設定がある場合があります。普段のタオルや丈夫な衣類なら標準設定でもよいですが、傷ませたくない服は低温や Delicate を選ぶと安心です。
Air Fluff のような熱を使わない、または弱い風だけの設定は、しわを軽く飛ばしたい時や、熱をかけたくないものに向いています。日本ではあまり意識しない部分かもしれませんが、乾燥機のコース選びも服を長持ちさせるうえで大切です。

乾燥しすぎを防ぐと服が長持ちする
乾燥機を使うと、つい 完全にパリパリになるまで 乾かしたくなるかもしれませんが、乾燥しすぎは生地の劣化を早めます。タオルはふわっとして気持ちよくなりますが、衣類については少し乾かしすぎない意識を持つと違います。
特にお気に入りの服や、少しでも縮みたくないものは、途中で様子を見て取り出すのがおすすめです。最初は面倒でも、何回かやるうちに、この服はこのくらいで大丈夫という感覚がつかめてきます。
糸くずフィルターの掃除は毎回確認する
乾燥機を使う時に忘れてはいけないのが、糸くず(リント)フィルターです。ここにほこりや糸くずがたまると乾燥効率が落ちるだけでなく、安全面でもよくありません。使う前か使った後に毎回確認し、たまっていたら捨てる習慣をつけると安心です。
共同ランドリーやアパートの共用乾燥機を使う場合は、前の人の糸くずが残っていることもあるので、使う前に見る癖をつけるとよいでしょう。

乾燥機に入れない服はハンガーや平干しも活用する
アメリカでは乾燥機文化が強いとはいえ、全部を乾燥機で済ませる必要はありません。デリケートな服、ニット、型崩れが心配なもの、縮ませたくない服は、部屋干しやハンガー干しを取り入れたほうが安心です。
地域や住宅事情によっては外干しに制限があることもありますが、室内で少量を乾かしたり、浴室やランドリースペースで干したりする工夫は十分可能です。乾燥機を使うものと使わないものを分けるだけで、衣類の持ちがかなり変わってきます。
静電気や香りが気になる時の考え方
乾燥機を使うと、特に冬場は静電気が出やすくなることがあります。また、洗剤や柔軟剤の香りが乾燥機でさらに強く感じられることもあります。香りが苦手な方は、洗剤や柔軟剤を無香料寄りにするだけでもかなり快適になります。
静電気対策としては、乾燥しすぎを避けること、衣類をため込みすぎないこと、必要に応じて乾燥機用シートなどを使うこともありますが、まずは高温で長時間回しすぎないことが基本です。

アメリカでよく見かけるおすすめ洗濯洗剤と特徴
アメリカのスーパーやドラッグストアに行くと、洗濯洗剤の種類が本当に多くて最初は迷います。香りが強いもの、洗浄力を前面に出しているもの、敏感肌向け、デリケート衣類向けなど、それぞれ方向性が違います。大事なのは 一番有名なものを選ぶ ことではなく、自分の洗濯物や肌質、生活スタイルに合うものを選ぶことです。
洗剤はだいたいウォルマート、ターゲット、コストコが安いです。
Tide は洗浄力重視で選びたい人に向きやすい
Tide はアメリカで非常によく見かける定番ブランドです。ラインが多いので一括りにはできませんが、しっかり洗いたい、普段着やタオルの汚れ落ちを重視したいという方には候補に入りやすいブランドです。敏感肌向けには Tide Free & Gentle のような無香料・無着色のラインもあります。公式でも hypoallergenic で、regular と HE の両方に対応する製品として案内されています。
個人的感想ですが、香りが強いタイプのものは私にはダメでした。

all free clear は敏感肌や無香料派に使いやすい
香りが苦手、肌が弱い、小さな子どもの衣類にも使いやすいものがほしい、という方には all free clear がかなり候補になります。公式では perfumes と dyes を使わない低刺激系として案内されており、敏感肌向けブランドとして強い立ち位置です。色柄物にも使いやすい方向で紹介されています。

Seventh Generation Free & Clear は成分や香りを気にする人向け
Seventh Generation Free & Clear は、無香料・無着色で、植物由来成分ベースや EPA Safer Choice、USDA Certified Biobased などを重視したい方に向きやすい洗剤です。公式では HE と標準洗濯機の両方、水温全般で使えると案内されています。強い香りが苦手で、できるだけすっきりした使用感を求める方には選びやすいです。
Woolite Delicates はおしゃれ着や傷ませたくない服向け
ニット、ランジェリー、やわらかい素材のトップス、型崩れが気になる服などには、デリケート衣類向け洗剤を別で持っておくと安心です。Woolite Delicates は、形崩れや繊維ダメージを抑えながら洗いたい衣類向けとして公式に案内されています。普段着を全部これで洗う必要はありませんが、お気に入りの服を守りたい時には便利です。

アメリカでおすすめの洗剤の考え方
洗剤選びはブランド名だけで決めるより、何を重視するかで決めるのがおすすめです。
普段着中心なら まずは液体洗剤を一本決める
最初の一本として使いやすいのは、液体の定番洗剤です。理由は使い方がわかりやすく、溶け残りが起きにくく、洗濯量に合わせて調整しやすいからです。普段着、肌着、タオル類が中心なら、まずは液体洗剤を一つ決めるのがおすすめ。
肌が弱い人は free clear 系から入ると失敗しにくい
アメリカの洗剤は香りが強めのものも多いため、最初から fragrance 強めの製品を選ぶと、家の中でも服でも香りが残りすぎることがあります。自分や家族が敏感肌、香りに弱い、子ども服にも使いたい、という場合は free clear 系から始めるのが無難です。Tide Free & Gentle、all free clear、Seventh Generation Free & Clear はその代表格です。
おしゃれ着用は別洗剤に分けると服が長持ちする
アメリカの洗濯機も乾燥機も力が強いので、普段着用の洗剤とコースで何でもまとめて洗うより、デリケート衣類だけ別に扱うほうが服が長持ちします。全部を完璧に分ける必要はありませんが、少なくとも ニット、下着、薄手のおしゃれ着 だけでも別にすると安心です。
洗剤は増やしすぎず 役割で2本か3本に絞ると楽
洗濯洗剤売り場を見ると、いろいろ欲しくなりますが、最初から増やしすぎると管理が面倒になります。おすすめは
普段着用のメイン洗剤
敏感肌向けか無香料系
必要ならデリケート衣類用
くらいまでです。これで大抵の家庭は回しやすいです。さらにシミ取りスプレーを補助として持っておくと、より実用的です。
共同ランドリーやコインランドリーの注意点
アメリカでは、自宅に洗濯機と乾燥機がある家庭も多いですが、アパートや学生向け住宅では共同ランドリーやコインランドリー (laundromat)を使うことも珍しくありません。その場合は、自宅洗濯とは少し違う気配りが必要です。
洗濯槽と乾燥機の中を軽く確認する
前の利用者の洗剤、柔軟剤、糸くず、髪の毛などが残っていることがあります。特に香りに敏感な方は、洗濯槽のにおいや柔軟剤残りが気になることもあります。使う前にざっと見るだけでも安心感が違います。
乾燥機の糸くずフィルターは毎回確認する
先述しましたが、共同ランドリーでは、前の人がフィルター掃除をしていないこともあります。糸くずがたまったままだと乾きが悪くなりやすい、火事の危険性が高まるので、使用前に確認する習慣をつけると便利です。

終了時間を過ぎて長時間放置しない
共同ランドリーでは、洗濯や乾燥が終わったあとに長く放置すると、他の人が困ることがあります。次の人を待たせるだけではなく、洗濯物が外に出されることがあります。混雑しやすい時間帯は特に、タイマーを使うなどして早めに戻るとトラブルを避けやすいです。
洗剤の入れすぎに注意する
共同ランドリーの大型機はたくさん入るように見えますが、だからといって洗剤を大量に入れる必要はありません。すすぎ残りや泡残りの原因になり、次の人にも影響することがあります。表示に沿って適量を意識するのが基本です。
まとめ
アメリカの洗濯は、日本と似ているようで、洗濯機の大きさ、洗剤の種類、乾燥機文化など、細かな違いがたくさんあります。けれども、最初に
衣類を分ける
水温を守る
コースを無理に強くしない
洗剤を入れすぎない
乾燥機に何でも入れない
という基本を押さえておけば、大きな失敗はかなり防げます。
また、洗剤選びは いちばん有名なもの を選ぶよりも、自分の生活に合うものを選ぶことが大切です。普段着用、敏感肌向け、デリケート衣類向けというように、役割で考えると選びやすくなります。アメリカ生活を始めたばかりの時は戸惑うこともありますが、使いながら少しずつ自分のやり方ができてくるはずです。毎週の家事だからこそ、無理なく続けられる方法を見つけていきましょう。

