みなさんこんにちは〜。なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。
アメリカで子育てをしていると、学校の夏休みの長さに毎年びっくりします。子供にとっては、学校が休みで、朝も少しゆっくりできて、プールや公園に行けて、楽しい季節かもしれません。でも親にとっては、夏休みはなかなかの大仕事です。
仕事をしている親御さんにとっては、子供をどこに預けるか、サマーキャンプをどう手配するか、費用をどうするかが大きな問題になります。一方で、専業主婦、専業主夫、在宅ワーク、フリーランスの親御さんにとっても、子供と毎日家でどう過ごすかはかなり切実な問題です。
朝ごはんを作り、昼ごはんを作り、おやつを出し、夕飯を作り、洗濯も掃除もあり、子供の遊び相手もしなければならない。しかもアメリカでは、地域によっては子供だけで外で遊ばせることが難しく、どこへ行くにも親の送迎や見守りが必要になります。
この記事では、私が娘のプレスクール時代からキンダー前後の夏休みを振り返りながら、小さい子供とアメリカの長い夏休みをどう乗り切るかをまとめます。サマーキャンプに行かせる夏、家で親子で過ごす夏、図書館や公園を使う方法、家庭学習、絵日記、食事作り、親の体力管理まで、実際の生活目線で書いていきます。
なんだろな☆アメリカがおすすめするアメリカ便利グッズカタログ@アマゾン マガジン風にお楽しみいただけます
アメリカの夏休みは親にとって一大プロジェクト
アメリカの学校の夏休みは、地域や学校区によって違いますが、だいたい6月下旬から8月末、または9月初めまで続きます。日本の夏休みの感覚でいると、かなり長く感じます。
子供が小さいうちは、ただ家にいればいいというわけにもいきません。生活リズムが崩れれば夜寝なくなりますし、外に出ない日が続くと体力が余って家の中で荒れます。かといって、毎日どこかへ連れて行くのは親の体力もお金も持ちません。
アメリカの夏休みで大事なのは、最初から「これは長期戦だ」と思っておくことだと思います。気合いだけで乗り切ろうとすると、親が途中で燃え尽きます。予定を詰め込みすぎず、でも毎日だらけきらないように、家庭ごとのゆるい型を作っておくのが一番現実的です。
サマーキャンプに行かせる夏
共働き家庭の場合、夏休みの一番大きな課題はサマーキャンプだと思います。私もフルタイムで働いていた年は、娘を3ヶ月サマーキャンプに行かせました。
サマーキャンプは、親が働く時間を確保するためには本当にありがたい存在です。朝早くから夕方まで預かってくれるところなら、通常の勤務時間にも対応しやすく、子供も友達と遊び、外で活動し、家庭だけではできない経験をすることができます。
ただし、アメリカのサマーキャンプは高いです。地域や施設、内容によって金額は大きく違いますが、数週間単位、または夏休み全体で申し込むと、かなりの出費になります。American Camp Association も、キャンプ費用は週100ドル未満から1500ドル以上まで幅があると説明しています。これは日帰りか宿泊か、専門プログラムか、地域のキャンプかによってかなり変わります。(acacamps.org)
サマーキャンプに行かせる場合は、費用だけでなく、送迎のしやすさもとても重要です。家から近いのか、職場から近いのか、朝何時から預かってくれるのか、夕方何時までに迎えに行けばよいのか、延長料金があるのか。このあたりは毎日の生活に直結します。
また、サマーキャンプは学校ではないので、必ずしも読み書きや計算をしっかりやってくれるとは限りません。外遊び、工作、ゲーム、水遊び、自由遊びが中心のところも多いです。夏の間も学習習慣を維持したい場合は、家庭で読書やドリル、絵日記などを少し組み合わせると安心です。
人気のサマーキャンプは早く埋まるので、春になってからでは遅いこともあります。冬の終わりから春先にかけて、YMCA、町のレクリエーション、学校区、民間デイケア、スポーツ系、アート系、STEM系、大学主催のプログラムなどを調べておくとよいと思います。
家で子供と過ごす夏の現実
一方で、サマーキャンプに行かせず、親が家で子供と過ごす夏もあります。これは費用を抑えられる反面、親の体力と時間がかなり削られます。
私も在宅で仕事をしていた年は、娘と3ヶ月家で過ごしました。最初は、家にいるのだから少しは仕事もできるだろう、子供にもいろいろやらせられるだろう、と思っていました。でも実際には、小さい子供が家にいる状態で、日中にまとまった仕事をするのはかなり難しいです。
朝から子供の相手をし、家事をし、昼ごはんを作り、片付け、外へ連れて行き、帰ってきてまた何か食べさせる。これをしていると、親の作業時間は細切れになります。メールを開いた瞬間に呼ばれ、文章を書き始めた瞬間に何かをこぼされ、集中し始めた瞬間に「ママー」と来ます。
小さい子供と家で過ごす夏休みは、日中に自分の仕事や作業を進めることをあまり期待しすぎない方がよいです。できるとしたら、早朝、子供が寝た後、配偶者が見てくれる時間、または短い集中時間です。日中は子供中心になると最初から割り切った方が、精神的には楽です。
家で過ごすなら毎日の型を作る
家で夏休みを過ごす場合、一番大事なのは毎日の型を作ることです。毎朝、「今日は何をしよう」とゼロから考えていると、親が疲れます。
曜日ごとにざっくりテーマを決めておくとかなり楽になります。たとえば、月曜日は図書館、火曜日は公園と買い物、水曜日は社会科見学、木曜日は工作、金曜日はプール、土日は自由日というように、大まかな流れを作っておきます。
予定は細かく詰め込みすぎなくて大丈夫です。むしろ詰め込みすぎると、予定通りにいかなかったときに親が疲れます。朝は外遊び、昼は簡単ごはん、午後は家で静かに遊ぶ、夕方はプールか散歩、夜は本を読んで寝る。このくらいのゆるい型があるだけでも、夏休みはかなり回しやすくなります。
子供も、毎日何をするかがなんとなく見えている方が落ち着きます。親も、予定を考えるエネルギーを毎日使わなくて済みます。
図書館は夏休みの最強の味方
アメリカの夏休みで、まず味方につけたいのは公共図書館です。
こちらもどうぞ
【アメリカ教育】乳児〜就学前の子供は図書館のイベントを活用しよう
多くの図書館では、夏休みに Summer Reading Program が行われます。読書記録、読み聞かせ、工作、映画上映、科学イベント、ゲーム、クラフト、ティーン向けイベントなど、地域によってさまざまなプログラムがあります。Collaborative Summer Library Program は、図書館の夏の読書プログラムを支える団体で、2026年のテーマは Unearth a Story です。(programs.cslpreads.org)
図書館のありがたいところは、涼しくて、無料で、本があって、トイレがあって、親も少し座れることです。これは小さい子供と夏休みを過ごす親にとって、本当に大きいです。
図書館は本を借りる場所でもありますが、夏休みは「行ってその場で読む場所」として使うのもおすすめです。本をたくさん借りても、家に帰ると安心して読まないことがあります。図書館に行ったら、その場で1冊読む。読み終えたら読書記録に書く。この習慣を作ると、図書館に行くたびに読書量が増えます。
地域によっては、図書館が Museum Pass を貸し出していることもあります。美術館、博物館、動物園、植物園、歴史施設などに無料または割引で入れる場合があるので、地元図書館のウェブサイトで museum pass や kids events を確認してみるとよいです。
こちらもどうぞ
【アメリカミュージアム巡り】ニューヨーク・イントレピッド博物館 見どころ・内容・安く済ませる方法
【アメリカ国立公園】スタンプを集めるパスポート・年パス・4年生無料サービス
公園とプールで体力を使わせる
小さい子供と夏休みを過ごすうえで、毎日の運動は本当に大事です。
子供が日中にしっかり体を動かさないと、夜寝ません。親は疲れているのに、子供は体力が余っている。これが夏休みの恐ろしいところです。
公園、自転車、スクーター、ローラースケート、散歩、水遊び、プールなど、何でもいいので、できれば毎日どこかで体を動かす時間を作るとよいです。午前中に公園へ行くと、その後の昼ごはんや午後の静かな時間につながりやすくなります。夕方にプールへ行くと、夜の寝つきがよくなることもあります。
特別な場所へ毎日行く必要はありません。近所の公園、学校の遊具、図書館の帰りの散歩、家の前の水遊びでも十分です。大事なのは、子供の体を使わせることです。
家庭学習は少しだけ毎日続ける
夏休みに完全に学習が止まると、新学期に戻るのが大変です。でも、家で長時間勉強させようとすると、親子ともに嫌になります。
小さい子の場合、家庭学習は少しだけ毎日続けるのが現実的です。10分から20分でもよいので、絵日記、読書記録、簡単なドリル、算数プリント、植物の観察、旅行の日記など、何か一つ続けるものを決めておくとよいと思います。
絵日記は特におすすめです。絵を描き、一文を書き、日付を書く。それだけで、記憶、観察、表現、文字、絵の練習になります。日本語を維持したい家庭なら日本語で書いてもよいですし、現地校のwritingにつなげたいなら英語で一文書いてもよいです。
植物の観察も夏休みに向いています。ひまわり、パンプキン、トマト、バジル、万能ネギなど、育てやすいものを植えて、成長を絵や写真で記録します。種を植えて、芽が出て、葉が増えて、花が咲く。その変化を毎日見ることは、子供にとって立派な理科の体験になります。
夏休みの終わりに、絵日記や読書記録、ドリルをまとめて見せると、「こんなにやったね」という達成感にもつながります。子供を褒める材料が見える形で残るのは、親にとっても助かります。
こちらもどうぞ
海外在住の子供の日本語維持にくもんの日本語ドリル|アメリカで家庭学習を続けるための現実的な方法
Brain Quest エレメンタリースクール向け学年別ドリル|アメリカ現地校の復習と家庭学習に役立ったワークブック
BIGドリルシリーズ紹介|アメリカの幼児・低学年に毎日1ページの家庭学習を習慣化するワークブック
【アメリカ教育】米国幼児~小学生向け学習・教材サイト総まとめ【2025年最新版】
【アメリカ教育】在米日本人家庭のための無料日本語学習&読書サイト総まとめ【2025年版】
在米日本人向け 日本語で学べる無料オンライン講座リンク集|学び直し・資格・英語学習に使えるサイトまとめ
英語リスニング力を伸ばす無料ニュース・ポッドキャスト・プレゼンサイト|在米日本人向け英語学習ガイド
社会科見学の日を作る
週に1回くらい、社会科見学の日を作るのもおすすめです。
社会科見学といっても、大げさな場所でなくて大丈夫です。近くの大学のキャンパス、小さな美術館、地元の歴史的な建物、ファーマーズマーケット、図書館の別支館、湖、川、公園、消防署のイベント、ブルーベリー狩り、地元の小さな博物館など、普段行かない場所に行くだけでも子供にとっては新しい経験になります。
アメリカは地域ごとに小さな歴史施設や自然スポットがあり、無料または低価格で行ける場所も多いです。子供にとっては、車で少し移動するだけでも冒険になります。
親にとっても、こうしたお出かけはブログのネタや写真の素材になります。夏休みで自分の仕事が止まりがちな時期でも、取材や経験として積み上げておくと、後で記事にできます。母は転んでもただでは起きません。
食事作りは最初から手を抜く設計にする
夏休み中、親の負担としてかなり大きいのが食事作りです。
学校がある時期なら、昼は学校給食やランチボックスである程度区切りがあります。でも夏休みは、朝、昼、おやつ、夜がすべて家庭に戻ってきます。しかも毎日です。
ここで毎日きちんと料理をしようとすると、親が疲れます。夏休みは、最初から手を抜く設計にした方がいいです。
おにぎりをまとめて作って冷凍しておく。冷凍うどんや乾麺を常備する。鶏肉やひき肉のおかずを多めに作る。冷凍野菜や冷凍餃子を活用する。果物を切っておく。サンドイッチの材料を用意しておく。カレーやシチューを多めに作って、翌日も食べる。
こういう仕組みを作っておくと、毎回ゼロからご飯を作らずに済みます。
子供が小さいうちは、食事の準備にも子供を少し参加させるとよいです。野菜を洗う、おにぎりを握る、テーブルを拭く、食器を運ぶ、タオルをたたむ。親が一人でやった方が早いですが、夏休みは家事を子供に見せる機会でもあります。
親の体力管理が最優先
夏休みは、子供のためにいろいろしてあげたいと思います。でも、親が倒れたら全部止まります。
睡眠不足、暑さ、食事作り、送迎、家事、仕事、子供の相手が毎日続くと、夏休みの後半に親がかなり消耗します。だからこそ、最初から完璧を目指さないことが大事です。
毎日遠出しなくていいです。毎日完璧な学習をしなくていいです。毎食手作りでなくていいです。家が多少散らかっていてもいいです。子供が一日中充実した教育的活動をしていなくても大丈夫です。
夏休みの目標は、親子ともに無事に新学期を迎えることです。
そのためには、親のエネルギー配分を考える必要があります。午前中に外へ出たら、午後は家で静かにする。図書館へ行った日は夕飯を簡単にする。プールへ行った日は掃除をしない。そういう調整が必要です。
【アメリカ教育】新学期の持ち物リスト&Back To Schoolセール完全ガイド|節約&準備のポイント【2025年版】
我が家の夏休みスケジュール例
私が考えた夏休みの理想形は、かなり現実的なものでした。
朝ごはんを食べたら、午前中は公園で自転車やローラースケートの練習をします。その後、図書館へ行って本を読み、必要があれば買い物を済ませます。昼はお弁当か家で簡単に食べ、午後は工作、絵、粘土、ドリル、絵日記などをします。夕方にプールへ行ける日は行き、夜は簡単なご飯を食べて、読書をして寝る。
週の真ん中には社会科見学の日を作り、普段行かない場所へ出かけます。図書館のイベント、美術館、博物館、大学のキャンパス、ブルーベリー狩り、地元の自然スポットなど、無理のない範囲で出かけます。
土日は家族で自由に過ごす日として、夫の予定が合えば少し遠出をします。海、湖、歴史的な場所、農場、無料の美術館など、夏らしい思い出ができる場所に行けたら十分です。
予定を立てるときは、紙に書き出すのがおすすめです。頭の中だけで考えていると、親の負担が見えにくいです。曜日ごとに何をするか、いつ買い物をするか、いつ料理をまとめて作るか、いつ図書館に行くかを書いてみると、親のエネルギー配分が見えます。
予定は半分できれば上出来
夏休みの計画を立てると、親はつい張り切ります。
毎日読書をして、毎日ドリルをして、毎日外遊びをして、毎日プールに行って、毎週社会科見学をして、食事も健康的にして、家も片付けて、仕事も進める。
理想は素晴らしいです。でも、現実には難しい日もあります。
雨の日もあります。暑すぎる日もあります。子供がぐずる日もあります。親が寝不足の日もあります。何もしたくない日もあります。
だから、予定は半分できれば上出来くらいで考えておくのがよいと思います。予定は親を縛るためではなく、迷ったときに助けるためのものです。
夏休み中に、図書館に行った。本を読んだ。公園で遊んだ。絵日記を書いた。一緒にご飯を作った。プールに行った。夜ちゃんと寝た。それだけでも、子供にとっては十分な夏休みです。
まとめ
アメリカの夏休みは長く、小さい子供を持つ家庭にとってはかなり大きな負担です。
サマーキャンプに行かせる場合は、費用、場所、時間、内容を早めに確認する必要があります。働く親にとっては必要な支出ですが、家計への負担も大きいので、地域のレクリエーション、YMCA、図書館、学校区、financial aid なども含めて早めに調べておくと安心です。
家で過ごす場合は、毎日の型を作ることが大事です。図書館、公園、プール、家庭学習、絵日記、観察日記、社会科見学を組み合わせれば、無料または低コストでも夏休みをかなり充実させることができます。
ただし、親が全部を完璧にやろうとしないことが一番大事です。食事は簡単でいいです。冷凍食品も使っていいです。家事も子供に手伝ってもらっていいです。予定は詰め込みすぎなくていいです。
アメリカで子育て中の皆さん、夏休み、本当にお疲れ様です。
高いサマーキャンプに全部頼れなくても、毎日特別なお出かけができなくても、完璧な教育プランがなくても大丈夫です。
図書館に行く。公園で遊ぶ。本を一冊読む。絵日記を一文書く。一緒にご飯を作る。夜ちゃんと寝る。
それだけでも、小さい子供にとっては十分に思い出のある夏休みになります。

