こんにちはー。なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。
アメリカで赤ちゃんや幼児を育てていると、日本とは違う商品、食品、薬、育児用品、医療制度、リコール情報に戸惑うことが多いです。
粉ミルクはどれを選べばいいのか。
赤ちゃんに手作りミルクを作っていいのか。
ベビーフードのリコールはどう確認するのか。
アメリカの赤ちゃん向け食品は安全なのか。
幼児用ドリンクやトドラー用ミルクは必要なのか。
赤ちゃん用の睡眠グッズは本当に安全なのか。
薬、サプリ、化粧品、歯磨き粉、日焼け止めはどう扱えばいいのか。
万が一、商品で具合が悪くなったらどこに報告すればいいのか。
子どもが小さい時期は、親も寝不足で、英語のラベルを読むだけでも大変です。しかもアメリカは、商品数が多く、ブランドも多く、SNSやAmazonには「便利そうな育児用品」が次々に出てきます。
でも、赤ちゃんや幼児は大人と違います。
免疫が未発達で、体が小さく、脱水や感染症の影響を受けやすく、食べ物や薬の影響も大きく出ることがあります。特に5歳未満の子どもは食中毒のリスクが高いとFDAは説明しています。これは免疫システムが発達途中で、大人のように感染と戦えないためです。
この記事では、FDAが紹介している赤ちゃん・幼児向けの安全情報をもとに、アメリカで子育て中の日本人保護者が知っておきたい注意点を、概論としてまとめます。
この記事は一般的な情報提供です。お子さんの体調、授乳、粉ミルク、離乳食、アレルギー、薬、発達、病気については、必ず小児科医や医療専門家に相談してください。赤ちゃんに呼吸困難、ぐったりしている、けいれん、高熱、脱水、アレルギー反応、誤飲、窒息の疑いなどがある場合は、すぐに911または医療機関へ連絡してください。
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- FDAとは何をしている機関なのか
- 新生児から幼児まで、食品安全を特に気にしたい理由
- 粉ミルクは手作りしない
- 粉ミルクはラベル通りに作る
- 粉ミルクを温める時に電子レンジを使わない
- 作ったミルクの保存時間に注意
- 新生児・ハイリスクの赤ちゃんには液体ミルクがより安全な場合がある
- 哺乳瓶・乳首・パーツの洗浄と消毒
- Use By Dateを必ず見る
- Toddler FormulaやToddler Drinkは赤ちゃん用ではない
- ミルクを変える時は小児科医に相談
- ベビーフードと重金属・汚染物質の考え方
- リコール情報を確認する習慣を持つ
- 赤ちゃん用の睡眠グッズに注意
- SIDS予防をうたう商品を信用しすぎない
- OTC薬・風邪薬・サプリは自己判断しない
- 薬・化粧品・洗剤は誤飲対策を徹底する
- 食品を与える時は窒息にも注意
- 輸入品・日本の商品を使う時の注意
- 問題があった時はFDAへ報告できる
- 家庭で作っておきたい安全メモ
- まとめ
FDAとは何をしている機関なのか
FDAは、U.S. Food and Drug Administration、アメリカ食品医薬品局のことです。食品、医薬品、医療機器、化粧品、ワクチン、血液製剤、タバコ製品など、幅広い分野の安全性に関わる連邦機関です。
赤ちゃんや幼児に関係する分野では、粉ミルク、ベビーフード、食品安全、リコール情報、医薬品、医療機器、ベビー用品の安全表示などに関わっています。ただし、赤ちゃん・子どもの安全に関係するすべてをFDAだけが担当しているわけではありません。
たとえば、カーシートはNHTSA、ベビーベッドや玩具のリコールはCPSC、予防接種や感染症情報はCDCが関係します。つまり、アメリカで子育てする場合、FDA、CDC、CPSC、NHTSA、小児科医、州・郡の保健局などを組み合わせて確認する必要があります。
この記事では、主にFDAが関わる食品、粉ミルク、薬、医療品、ベビー用品の安全情報を中心にまとめます。
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新生児から幼児まで、食品安全を特に気にしたい理由
FDAは、5歳未満の子どもは食中毒やその合併症のリスクが高いと説明しています。小さな子どもは免疫システムが発達途中で、大人や年長の子どもほど感染と戦えません。
赤ちゃんや幼児にとって、食中毒は「ちょっとお腹を壊す」だけでは済まないことがあります。
下痢、嘔吐、発熱、脱水、哺乳量の低下、体重減少、ぐったりする、血便、入院などにつながることがあります。
特に新生児、早産児、2カ月以下の赤ちゃん、免疫が弱い赤ちゃん、病気や治療中の赤ちゃんは、粉ミルクや食品の扱いにさらに注意が必要です。FDAは、Cronobacter感染のリスクが高い赤ちゃんとして、2カ月以下、免疫が弱い、早産、病気や医療処置を受けている場合を挙げています。
粉ミルクは手作りしない
FDAは、親や保護者に対し、家庭で手作りした乳児用ミルクを赤ちゃんに与えないよう強く勧めています。手作りの粉ミルクや自家製レシピはFDAによる評価を受けておらず、赤ちゃんの成長に必要な栄養素が不足する可能性があります。FDAは、手作りミルクを与えられた赤ちゃんが低カルシウム血症で入院した報告にも触れています。
アメリカでは、粉ミルク不足の時期や、自然派育児、SNSの情報、インフルエンサーの発信などをきっかけに、手作りミルクのレシピが出回ることがあります。
でも、赤ちゃんにとって乳児用ミルクは、母乳が難しい場合の主要な栄養源です。栄養バランスが間違っていると、成長、脳、骨、内臓、電解質バランスに重大な影響が出る可能性があります。
また、衛生面の問題もあります。家庭で作ったミルクは、細菌汚染や保存不良のリスクもあります。
母乳が出ない、粉ミルクが見つからない、いつものブランドが買えない、赤ちゃんがミルクを嫌がる。このような時は、自己判断で手作りするのではなく、小児科医、WIC、地域の保健局、薬局、病院、州の相談窓口に相談してください。
粉ミルクはラベル通りに作る
粉ミルクは、必ずラベルに書かれている水の量とスプーン数で作ります。
水を多くして薄める。
粉を多くして濃くする。
違うスプーンで適当に測る。
ミルク代を節約するために薄める。
栄養を増やしたいから濃く作る。
これは危険です。
FDAは、乳児用ミルクのラベルに記載された水の量と粉のスプーン数を使い、メーカー付属のスプーンを使うよう説明しています。また、必ず先に水を測り、その後に粉を加えると案内しています。
ミルクを薄めると、栄養不足や水中毒の危険があります。濃く作ると、脱水や腎臓への負担などが心配です。
粉ミルクを温める時に電子レンジを使わない
FDAは、乳児用ミルクを温めるために電子レンジを使わないよう説明しています。電子レンジでは、ボトル自体は冷たく感じても、ミルクの中に熱い部分、hot spotsができる可能性があるためです。
赤ちゃんの口や喉はとても繊細です。熱い部分に気づかず飲ませると、やけどにつながることがあります。
温めたい場合は、ボトルを温水に当てる、またはぬるま湯の中に入れて温める方法が一般的です。ただし、ミルクの中に水が入らないよう注意し、飲ませる前に手の甲に数滴たらして、熱すぎないか確認します。
そもそも、ミルクは必ず温めなければならないものではありません。赤ちゃんが常温や少し冷たいミルクを飲めるなら、それで問題ない場合もあります。
作ったミルクの保存時間に注意
粉ミルクや調乳済みミルクは、作った後の扱いが大事です。
FDAは、すぐに飲ませない場合、調乳したミルクをすぐ冷蔵し、冷蔵したものは24時間以内に使うよう案内しています。また、赤ちゃんが飲み終わった後にボトルに残ったミルクは捨てるよう説明しています。
赤ちゃんが一度口をつけたボトルには、唾液が入ります。そこから細菌が増える可能性があります。
もったいない気持ちは本当によくわかります。粉ミルクは高いです。でも、赤ちゃんの安全のためには、飲み残しを後で再利用しないことが大事です。
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新生児・ハイリスクの赤ちゃんには液体ミルクがより安全な場合がある
粉ミルクは無菌ではありません。粉の状態でも、まれにCronobacterなどの細菌が問題になることがあります。
FDAは、液体のReady-to-feed formulaや液体濃縮ミルクは無菌で作られており、母乳を飲んでいない高リスクの赤ちゃんには、粉ミルクより安全な選択肢だと説明しています。
高リスクの赤ちゃんとは、早産、2カ月以下、免疫が弱い、病気や医療処置中などの場合です。
もちろん、どのミルクを使うかは、赤ちゃんの健康状態、医師の指示、入手可能性、費用によって変わります。小児科医に相談してください。
特にNICU退院後、早産児、体重増加に課題がある赤ちゃん、免疫に不安がある赤ちゃんは、ミルクの種類や作り方を医師と確認することをおすすめします。
哺乳瓶・乳首・パーツの洗浄と消毒
FDAは、哺乳瓶や乳首、キャップ、リング、バルブなどの授乳用品を洗う方法として、食洗機の熱水と加熱乾燥サイクルを使うか、専用の洗い桶で石けん水を使って洗い、すすぎ、清潔なペーパータオルまたは清潔な布巾の上で自然乾燥させる方法を紹介しています。高リスクの赤ちゃんでは、初回使用前と1日1回の消毒も案内されています。
注意したいのは、哺乳瓶パーツをキッチンシンクに直接置かないことです。シンクは一見きれいでも、細菌がいることがあります。
また、濡れたまま密閉すると、雑菌が増えやすくなります。洗った後はしっかり乾かすことが大事です。
忙しい育児中は、完璧にやるのは本当に大変です。だからこそ、哺乳瓶用の洗い桶、ブラシ、乾燥ラックなどを決めておくと楽になります。
Use By Dateを必ず見る
粉ミルクには Use By Date があります。
FDAは、この日付はメーカーが栄養成分と品質を保証する期限であり、その日付を過ぎた乳児用ミルクは赤ちゃんに与えないよう説明しています。
アメリカでは、粉ミルクをまとめ買いしたり、セールで買ったり、フードパントリーや知人から譲ってもらったりすることがあります。
その時は、必ず日付を確認してください。
缶がへこんでいる。
封が開いている。
中身が固まっている。
においがおかしい。
ラベルがない。
賞味期限が切れている。
リコール対象かもしれない。
こういうものは、赤ちゃんに使わない方が安心です。
Toddler FormulaやToddler Drinkは赤ちゃん用ではない
アメリカでは、Toddler Formula、Toddler Drink、Toddler Nutritional Drink のような商品が売られています。
見た目は乳児用粉ミルクに似ていますが、1歳未満の赤ちゃんに与えるものではありません。
FDAは、若い子ども向けの栄養ドリンク、いわゆるトドラー用フォーミュラはFDAの市販前審査を受けず、一般的に12カ月を超える子どもの栄養ニーズを満たすために必要ではないと説明しています。また、12カ月未満の赤ちゃんには、これらの商品は栄養ニーズを満たす設計ではないため与えないよう案内しています。
パッケージが似ているため、急いで買い物していると間違えやすいです。
Infant Formula
Toddler Drink
Toddler Formula
Nutritional Drink
この違いを必ず確認しましょう。
ミルクを変える時は小児科医に相談
粉ミルク不足、価格、赤ちゃんの便、ガス、吐き戻し、アレルギーの疑いなどで、ミルクを変えたくなることがあります。
FDAは、赤ちゃんと健康履歴を知っている小児科医や医療専門家が最良の相談先だと説明しています。また、ミルクの代替は、小児科医などの推奨と監督のもとで行うべきと案内しています。
ミルクを変えた後、赤ちゃんが吐く、ガスで苦しそう、授乳中に泣いて落ち着かない、体重が減る、下痢、便に血や粘液がある、排便時に強くいきむなどがある場合は、小児科医へ相談してください。FDAも、こうした症状がある場合はミルクが合っていない可能性があるため医師へ連絡するよう案内しています。
ベビーフードと重金属・汚染物質の考え方
アメリカでは、ベビーフードに含まれる重金属や汚染物質がニュースになることがあり、親としては本当に心配になります。
FDAは、乳幼児向け食品の安全情報の中で、幼児期の食品由来のヒ素や鉛などへの曝露を減らす取り組み、Closer to Zeroなどの情報を案内しています。
家庭でできる基本は、特定の食品だけに偏らないことです。
同じベビーシリアルばかり。
同じ果物ピューレばかり。
同じ米製品ばかり。
同じ魚ばかり。
このような偏りを避け、年齢に応じて、野菜、果物、穀類、たんぱく質、乳製品などを幅広く取り入れると、特定の成分への偏った曝露を減らしやすくなります。
ただし、赤ちゃんの月齢、アレルギー、発達、嚥下能力によって食べられるものは変わります。離乳食については小児科医に相談しながら進めてください。
リコール情報を確認する習慣を持つ
アメリカで子育てする上で、リコール情報の確認は大事です。
FDAのAlerts, Advisories & Safety Informationページには、乳児用ミルクやベビーフード、子ども向け食品に関する安全情報が掲載されます。FDAは、過去の安全情報として、Cronobacterへの懸念がある輸入ヤギミルク、Nutramigenのリコール、LittleOak infant formulaへの懸念、手作りミルクへの警告などを掲載しています。
リコールは、食品、粉ミルク、ベビーフード、薬、医療機器、玩具、ベビーベッド、ハイチェア、カーシートなど、さまざまな商品で起きます。
FDAだけでなく、CPSCやNHTSAのリコール情報も合わせて見ると安心です。

特に、粉ミルク、ベビーフード、ベビー用品をまとめ買いしている家庭、中古品を使っている家庭、フードパントリーから食品を受け取っている家庭、Amazonやマーケットプレイスで買っている家庭は、定期的に確認する習慣を持つとよいです。
赤ちゃん用の睡眠グッズに注意
アメリカには、赤ちゃんの睡眠を助けるとうたう商品がたくさんあります。
睡眠ポジショナー。
くさび型クッション。
赤ちゃんの頭や体を固定する枕。
SIDS予防をうたうモニター。
SIDSリスク低下をうたうマットレス。
ベビーベッド用バンパー。
ふわふわの寝具。
赤ちゃん用枕。
FDAは、SIDSの予防やリスク低下をうたうベビー用品について注意を促しています。FDAは、現在入手可能なベビー用品がSIDSを予防または減らすことを示す臨床的・科学的証拠を認識していないとし、SIDSリスクを減らすとうたう商品を購入しないよう勧めています。
特に、infant sleep positioners、乳児用睡眠ポジショナーについて、FDAは使用しないよう警告しています。これらは赤ちゃんを横向きや仰向けに固定する目的の商品ですが、窒息リスクがあり、死亡例もFDAは把握しています。
「よく寝る」「向き癖防止」「吐き戻し防止」「SIDS予防」「呼吸を守る」と書かれていると、親は買いたくなります。
でも、赤ちゃんの睡眠に関する商品は、便利そうでも慎重に選びましょう。新しい医療的な商品や睡眠関連商品を使う前には、小児科医に相談してください。
SIDS予防をうたう商品を信用しすぎない
FDAは、SIDS予防やリスク低下をうたう商品が、その目的でFDAに承認または認可されたことはないと説明しています。
つまり、パッケージや広告に「赤ちゃんを守る」「SIDS対策」「呼吸を見守る」「安全な睡眠」と書いてあっても、それが医学的に証明されたものとは限りません。
赤ちゃんの睡眠安全については、FDAだけでなく、小児科医やAAPなどの専門団体の安全な睡眠ガイドラインを確認するのが大事です。
基本は、余計なものを寝床に入れないことです。
赤ちゃんの寝る場所には、ふわふわの枕、厚い毛布、ぬいぐるみ、バンパー、クッション、ポジショナーを置かない方が安全です。
OTC薬・風邪薬・サプリは自己判断しない
アメリカの薬局には、赤ちゃん・子ども向けの薬がたくさんあります。
Tylenol、Motrin、Benadryl、咳止め、風邪薬、鼻づまり薬、アレルギー薬、ビタミン、サプリ、歯の痛みジェルなど、棚に並んでいると、つい買って使いたくなります。
でも、赤ちゃんや幼児に薬を使う時は必ず小児科医や薬剤師に確認してください。
年齢制限、体重、成分、用量、重複成分、相互作用、アレルギー、持病によって、使ってよい薬と避ける薬があります。
特に、複数の薬を同時に使う時は注意が必要です。違う商品名でも同じ成分が入っていることがあります。
たとえば、解熱鎮痛薬の成分が重複すると、過量投与になる危険があります。
英語のラベルが難しい時は、薬剤師に聞きましょう。
Can you help me check the correct dose for my child’s weight and age?
子どもの体重と年齢に合った正しい量を確認してもらえますか。
この一文は覚えておくと便利です。
薬・化粧品・洗剤は誤飲対策を徹底する
赤ちゃんや幼児は、何でも口に入れます。
薬、ビタミン、サプリ、歯磨き粉、化粧品、日焼け止め、ハンドサニタイザー、洗剤、洗濯ポッド、芳香剤、ボタン電池、小さな磁石などは、家庭内で特に危険です。
FDAは化粧品の微生物汚染などにも注意を払っていますが、家庭での育児では、化粧品や薬の「置き場所」も大事です。小さな子どもは、クリーム、リップ、ビタミングミ、シロップ薬などを食べ物だと思うことがあります。
薬やサプリは、チャイルドロックのある高い場所に保管しましょう。バッグの中、ベッドサイド、洗面台、キッチンカウンター、祖父母のバッグの中も危険です。
誤飲した可能性がある場合は、Poison Controlに連絡します。アメリカのPoison Controlは 1-800-222-1222 です。命の危険がある場合は911です。
食品を与える時は窒息にも注意
FDAの記事そのものは食品安全が中心ですが、赤ちゃん・幼児の食事では窒息も大きなリスクです。
丸いもの、硬いもの、粘るもの、小さすぎるもの、噛みにくいものは注意が必要です。
丸ごとのぶどう。
丸ごとのチェリートマト。
ナッツ。
ポップコーン。
硬いキャンディ。
グミ。
マシュマロ。
大きな肉の塊。
ソーセージの輪切り。
大きな生野菜。
こうしたものは、年齢に応じて避ける、細かく切る、柔らかくする、座って食べさせる、歩きながら食べさせないなどの工夫が必要です。特に車の中で子どもに食べさせる時は、親がすぐに対応しづらいので注意が必要です。
輸入品・日本の商品を使う時の注意
在米日本人家庭では、日本から持ってきた食品、薬、ベビー用品、離乳食、粉ミルク、サプリ、日焼け止め、虫よけなどを使うことがあります。
日本の商品は安心感がありますが、アメリカで使う時には注意点があります。
英語で成分を医師に説明できない。
アメリカの小児科医がその商品を知らない。
対象月齢や用量が日本基準。
リコール情報を見逃しやすい。
アメリカでの使用が想定されていない。
持ち込み時に温度管理が不十分になる。
賞味期限や保管状態がわかりにくい。
特に、粉ミルク、薬、サプリ、漢方、アレルギー関連食品、離乳食は注意しましょう。日本の商品を使う場合でも、赤ちゃんに合わない症状が出たらすぐ中止し、小児科医に相談してください。
問題があった時はFDAへ報告できる
FDAは、乳児用ミルクに関する懸念がある場合、医療提供者に相談し、FDAにも連絡できると案内しています。乳児用ミルクに関する苦情や有害事象、重いアレルギー反応などは、FDAのSafety Reporting Portalから報告できます。
報告時には、商品の名前、メーカー、ロット番号、購入場所、症状、医療機関を受診したかなどの情報が役立ちます。
商品が原因かどうかわからなくても、深刻な症状があった場合は、小児科医に相談し、必要に応じて報告を検討しましょう。
FDAの電話番号は 1-888-INFO-FDA、1-888-463-6332 です。
家庭で作っておきたい安全メモ
赤ちゃんや幼児がいる家庭では、冷蔵庫やスマホに安全メモを作っておくと便利です。
小児科医の電話番号。
近くのUrgent Care。
最寄りのER。
Poison Control 1-800-222-1222。
子どもの体重。
アレルギー。
飲んでいる薬。
使っている粉ミルクのブランドと種類。
保険情報。
緊急連絡先。
アメリカでは、医療機関に電話する時、子どもの体重、年齢、症状、薬の量を聞かれることがあります。
特に薬の用量は体重ベースで決まることが多いので、子どもの最近の体重をメモしておくと安心です。
まとめ
アメリカで赤ちゃん・幼児を育てる時、FDAの安全情報はとても役に立ちます。
5歳未満の子どもは食中毒のリスクが高く、特に新生児、早産児、2カ月以下、免疫が弱い赤ちゃんは粉ミルクや食品の扱いに注意が必要です。
粉ミルクは手作りしない。ラベル通りに作る。電子レンジで温めない。作ったミルクは適切に冷蔵し、飲み残しは捨てる。哺乳瓶や乳首を清潔に扱う。Use By Dateを確認する。Toddler Formulaを1歳未満に与えない。ミルクを変更する時は小児科医に相談する。
ベビー用品では、SIDS予防をうたう商品や睡眠ポジショナーに注意が必要です。FDAは、SIDSを防ぐとうたうベビー用品を信用しすぎず、特に乳児用睡眠ポジショナーを使用しないよう注意を促しています。
薬、サプリ、化粧品、洗剤、誤飲、リコール情報、輸入品にも気を配りましょう。
育児中は、すべてを完璧にするのは本当に大変です。だからこそ、基本だけでも押さえておくことが大事です。
不安な時は、自己判断せず、小児科医、薬剤師、FDA、Poison Control、地域の保健局に相談してください。
赤ちゃんと幼児の安全は、親だけが一人で背負うものではありません。公式情報と医療専門家を上手に使いながら、無理なく守っていきましょう。
