娘が0、3、4歳の時に、母子二人でアメリカから日本へ里帰りをしましたのでその時の経験をもとに国際線(と国内線も)フライトのコツをご紹介します。
ちょいちょい経験談も交えますので、これからお子さんと大人一人だけで国際線に乗る、という方はどうぞ参考にしていただけたらと思います。
子連れフライト0、3、4歳児と親の持ち物リスト紹介
みなさんこんにちは〜毎度お世話になっとります、なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。
小さな子供を親一人で長時間、しかも飛行機の中というイレギュラーな環境の中連れるのはとても緊張しますし、不安も大きいと思います。
私が娘と二人旅をした際に持った持ち物&選んだフライトの時間帯&フライト準備と当日の過ごし方のコツをご紹介しますので、参考にしてください。
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親御さんの持ち物
親御さんの持ち物は、まず、
- 絶対忘れてはいけない身分証・書類関係
- そしてパソコン関係
- 忘れてもまあなんとかなる身の回り便利グッズ
に分けました。とりあえず最低限、身分証類とお金さえあれば渡航はできます。(涙)
そして最前提は、わからないことはなんでも、いつでも、航空会社に電話をして聞いておくこと。
お子さんのミルクのこと、チャイルドミール、座席の確保などはどんどん質問して解消しておきましょう。私は赤子を連れて行く際は緊張して3回は質問のために電話しました。(汗)
身分証・書類関係
- パスポート(お子さんのなど数種類あれば全部)
- フライトチケットまたはメール、アプリなど
- グリーンカード
- 結婚証明証(アメリカで結婚された方で、あれば)
- アメリカの免許
- 労働許可証
- ソーシャルセキュリティ
- 日本の免許(あれば)
- アメリカの医療保険の保険証
- 日本の保険証(あれば)
- お子さんの母子手帳・ワクチン接種の記録・お薬手帳
- お薬(あれば)
- 既往症などの記録や医師のレター(あれば)
- 現金
- クレジットカード
- 日本の家族の連絡先、アメリカの家族の連絡先、クレジットカードを紛失した際の連絡先のメモ
- 印鑑とか印鑑証明(まだ日本にある場合など)
パソコン関係
- スマフォ、チャージャー、予備バッテリー
- パソコンやタブレット、チャージャー
- USBやメモリードライブなど
忘れてもまあなんとかなる身の回り便利グッズ
- 自分の着替え
- タオル・ティッシュなど
- マスク(必要であれば)
- おやつ
- イアフォン(飛行機で提供されない場合があります)
- 靴下はふくらはぎがギュッとなるのがお好きな方は装着して搭乗するのがお勧め
身分証類について
身分証は常に携帯している方がほとんどかと思いますが、アメリカでのもの、日本でのもの全部持って行きましょう。大事大事。
パスポートですが、意外と日本で「今年の何月何日に日本にいなかったことの証明」が必要になる場面があります(主に税金関係)その際はパスポートにハンコを押してもらうのが大事になって来ます。
自動化ゲートに行かずに、人のいるブースでちゃんとハンコをもらいましょう!
自動化ゲートは日本に居住する日本人の方対象かと思います。日本国外にメインの居住をしている方はハンコをもらいましょうね!
保険証・医療関連
既往症がある方は普段飲んでいる薬の名前の書かれた書類、医師の診断書など、妊娠中の方は経過のレター、お子さんの母子手帳やアメリカでの予防接種の記録は全部持っていきましょう。できれば日本語訳を添えて。
アメリカで医療保険に入っている場合は、日本でも救急の時もカバーされる場合があります。アメリカにいる間に、自分の加入しているプランがカバーする内容を今一度確認しましょう。
海外渡航先での医療費がカバーされない場合は、日本で国民健康保険に加入するか(住民登録と保険料の支払いが必要)、海外旅行保険にアメリカにいる間に加入する必要があります。いずれも準備しない場合は、日本でかかる医療費は全負担となります。
着替えについて
着替えについては季節や地域で全然違うかと思いますが、私は遅延&延泊のことを考慮して、夏ならTシャツと下着(パンツ)1枚を余分に入れています。
大人はまあ、我慢できるので手持ちのバッグに自分の着替えはそんなに持って行く必要はないかと思います。
夏も冬も機内は寒いことがあります。そこで私はカーディガンを一枚余分に着て搭乗するようにしています。
また機内で子供を寝かせる作戦マンマンなので、子供が触って落ち着くようなフリースやふわふわ素材の薄い上着なら子供にかけられるのでいいですよー。かけない場合は丸めて、ちょっとクッションになります。
おやつ
おやつは自宅からおにぎりなど持っていきたい方は是非。(笑)
ユナイテッドは機内食が小さくてがっかりなことで有名なので、UAを利用される方は是非是非、エクストラ食料を。食べ物が「ちっちゃくなっちゃった!」な体験記はこちらです。
空港でもいろいろ売っているかと思いますが、あんまり美味しくなさそう&小さなものがだいたい$10以上するので、家や地元からお腹にたまりそうなものを持って機内で食べるのがオススメ。(笑)
お子さん向けの持ち物
お子さんの年齢によって変わってくるので年齢別に分けました。
0歳児
- 空の使い捨て哺乳瓶(煮沸、乾燥後、水を入れず空で数本)
- 粉ミルク(多めに)
- おしゃぶり(使っている赤ちゃんは必須)
- 歯固め(使っている赤ちゃんは必須)
- 綺麗なものをしまっておきたい時のためのジップロックバッグ
- オムツ(日程の2倍の量持ちました)
- ゴミ袋(スーパーの袋を縛って小さくして)
- おしりふき
- 吸水パッド(ペットのでも可。お尻の下に一応敷く)
- タオル数枚(パッドの下に敷く)
- いつも使っている毛布やタオルケットなどで小さなもの(匂いと感触で落ち着くはず。寝ないときは包むとすぐ寝る傾向が。)
- カーシート(バシネットなしなどの場合、法律で必要なケースは必須です。)
- お気に入りのおもちゃ1点(音、光の出ないもの。触って安心するぬいぐるみなどがオススメ)
- いつも使っている毛布(小さなもので)
- 着替え(日程の2倍)
- ベビーカー(空港で借りられる場合もありますが、自分のを持って行く方が多い印象。母一人、さらにカーシート利用する場合、ベビーカーは必須。)
粉ミルクについて
ANAさんでは粉ミルクを数回分用意していただいていたのですが、日系・アジア系以外の航空会社は大抵ミルクの用意はないと思われます。
万が一フライトが遅延したり、翌日に延期になった場合は多めに用意しておく必要がありますので、大変ですが、しっかり持っていきましょう。
国内線の乗り継ぎなど、小さめの空港では粉ミルクを売っている売店がない場合も考えられます。
哺乳瓶とお湯について
使い捨ての哺乳瓶は私は3本は持っていきました。
ミルクは作ってしまうと腐ってしまいますし、液体の検査で通らなかった場合無駄になります。なので、空のままで。
お水は空港で購入するか、レストランなどでお湯を入れてもらうなどすればOK。
飛行機の中では、哺乳瓶を渡せばお水、お湯入れてもらえますので、CAさんに頼みましょう。
オムツについて
オムツ替えは絶対空港でも機内でも数回することになりますよね。
空港の場合、ファミリーバスルームや、赤ちゃんのおむつ交換台がありますのでそこを利用しましょう。
機内のお手洗いには赤ちゃんを寝かせてオムツを替えられる台があるところもあります。事前に位置を確認してから近いところに座席を取るのもいいですね。
3&4歳児
- おにぎりやサンドイッチなど軽食(機内食が少ない場合)
- ハンドサニタイザー
- 新しい小さいおもちゃ1点(サプライズ用)
- おやつ(泣いた時のため用に隠しておく。グミキャンディがお勧め。)
- 着替え(万が一遅延&延泊のために)
- オムツ、おしりふき、ゴミ袋(まだ使っていれば)
- 空の蓋のついたボトル(機内で飲む時安心)
- 粉状の飲み物(お気に入りがあれば)
- $1で売っている塗り絵パック
- 小さな絵本
蓋がついてるボトルが便利
3歳児はまだまだ飲み物を落っことしたりするかと思いますのでマイボトルや、Sippy Cupなどを持っていきましょう。
飲み物の時間に、CAさんにお水やジュースを入れてもらえるよう、蓋を開けた状態でお願いしてみるといいかと思います。
ハンドサニタイザーは食事の前後に便利です。小さいボトルなら持ち込めます。
オムツの中に貼れるパッドが重宝
オムツを使っている方、またはオムツが取れたばかりのお子さんには、おしっこパッドのようなものも利用できます。
オムツの中に装着するか、下着の中に装着すると、トイレに行ってオムツを丸々変えずに済む、便座に座らせないで済むので便利です。
アメリカのお店で見つからない場合、大人用尿もれパッドでも代用できます。(日本だとGooon トレーニングパッドなどと言う名前で売られています。)
塗り絵はダラーショップで買うか、家のものでOK!
塗り絵は、ターゲットやダラーショップの$1コーナーで売られている、塗り絵数枚とクレヨンがパックになったものです。
売っていなければ、家の塗り絵数枚とクレヨン数本をジップロック袋に入れてしまえばOK!
お絵かきが好きな子だったら、白紙のメモ帳など入れておけば、機内のテーブルで描けますね。いい時間つぶしです。
詰め方・整理の仕方のコツ
乳幼児と旅をする場合は、親御さんには「マザーバッグ」と言って、オムツ、着替え、ミルク類を入れたバッグを通常の荷物の個数に一個加えて持つことが許されている場合が多いようです。
詳しくは利用する航空会社のHPや電話で確認しましょう。
子供の用品はこのマザーバッグに入れ、大人のバックパックにはパスポート始め大事だけど使用頻度が少ないものをまとめて入れましょう。
一番下の方に一番使わなさそうなもの、一番上に使用頻度が多そうなものを入れ、貴重品は内ポケットなどに入れて簡単に落ちないように(涙)しましょう。
小さな子供と過ごすフライトのコツ
前日までにしておくこと
飛行機に乗って旅するのは楽しいよ、怖くないよ、と毎日言い聞かせる(涙)のは結構重要。親の説明不足だとその場で不安がって泣いてしまうかもしれませんので、親のポジティブな姿勢を早いうちから見せましょう。
子供は鋭いので、わかっていないようで、すべてわかっています!(笑)
「楽しみだ、楽しみだ、機内食何かな、映画は何かな」と童心に帰って子供に話しておくと子供もワクワクして待ちます。このワクワク感がいいんだよね。飛行機怖い怖いと待つよりも数万倍いいです。
うちの娘は旅行が大好きで、フライトもずいぶん慣れてきました。一番はじめの時はどんな反応をするかヒヤヒヤものでしたが、毎回なんとかなっています。(汗)
当日の過ごし方
出発前日、夜寝る時間をちょっと普段より短くさせ、早く起こし、フライトの最中に爆睡するように仕向けます。(笑)寝不足作戦です!
日本についたら、時差で最初の数日は睡眠時間がグダグダになりがち。
もちろん、お子さんの体調にもよりますが、元気ならば出発当日から寝る時間をずらしてしまうのもありではないでしょうかねえ。
フライトの大半は寝ていてくれると助かりますよねえ。
フライトについて
夕方から夜間出発のフライトを選ぶのがお勧め。いつも夜寝てる時間になるべく多くフライトの時間と重ねることで、ぐっすり寝てくれる時間が長くなります。
うちの場合はニューヨークから東京まで約14時間の飛行時間があります。夕方5時ごろ発の飛行機を選ぶと、最初の2時間は外の景色、映画などを見て、食事をして、トイレに行って、そしてあっという間にいつもの就寝時間。
体感時間が朝の7、8時ごろ東京に着くので、やっとその頃いつも起きている時間になります。うちの子は10時間連続で寝ます。
緊張して早めに起きてしまっても、国際線だと映画が見られるのでなんとか数時間は静かにしてくれます。
夜間のフライトお勧めです!
当日の空港での過ごし方
空港によっては子供が遊べる遊具のある場所があります。赤ちゃんから3歳くらいまでの小さなお子さんは30分、1時間思い切り遊べば、飛行機に乗ってから比較的簡単に入眠してくれます。
空港ではオムツ替え、お手洗い、場合によっては着替えがあるかと思いますが、事前に自分の搭乗ゲート、お手洗い、授乳室、子供が遊べる場所(Kids Playground とか Kids Museum とか言う名称かもしれません)をしっかりチェックしましょう!
離陸着陸時対策
お子さんには、グミキャンディか飲み物を用意しておくのがお勧め!離発着時の鼓膜の圧力感を和らげることができます。赤ちゃんには哺乳瓶でミルクか、歯固め用のカミカミがいいですね。
うちの子は耳が変な感じがすることで緊張してしまい、落ち着いて「唾液を飲む」ことができませんでした。
そんな時にグミキャンディなど噛みごたえがあるものを与えると耳が痛いのが緩和されます。
まとめ
はい、いかがでしたか?子連れのフライトは親が緊張したり不安になると子供にも伝わってしまいます。早めに準備をして、余裕を持つことでなるべく飛行機で旅行することを「楽しみ」としてウキウキ待てるといいですね!
親御さんの持ち物リスト、お子さんの年齢別持ち物リスト、そして飛行機での過ごし方のコツなどお伝えしました!それでは、良いフライトを!