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アメリカの救急・ER(緊急治療室)利用ガイド|911・Urgent Careとの違い・費用・保険を解説

医療
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こんにちは、なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。

アメリカで突然、家族が激しい胸の痛みを訴えた。子どもが高熱でぐったりしている。転倒して頭を強く打った。呼吸が苦しい。包丁で深く手を切ってしまった。

そんな時、「911を呼ぶべき?」「自分でERに行く?」「Urgent Careではダメ?」「保険が効かなかったらいくら請求されるの?」と、頭の中にいろいろな不安が浮かびます。

アメリカの救急医療は、日本とは仕組みも費用もかなり違います。

日本では、具合が悪ければ近くの病院の救急外来へ行くという感覚がありますが、アメリカでは症状の重さによって、911、Emergency Room、Urgent Care、Primary Care、Telehealth、Nurse Lineなどを使い分けます。

そして、多くの在米日本人が一番不安に感じるのが医療費です。

「救急車を呼んだら何千ドルも請求されるのではないか」
「ERへ行ったら保険がなくても診てもらえるのか」
「ネットワーク外の病院しか近くになかったらどうなるのか」
「大したことがなかったら怒られるのか」

こうした不安から、本当に緊急なのに受診を我慢してしまうのは危険です。

アメリカには、命に関わる緊急時に患者を保険や支払い能力だけで追い返さないための仕組みがあります。一方で、ERを利用すれば無料になるわけではなく、後から医療費の請求が届く可能性があります。

この記事では、アメリカで911を呼ぶ目安、ERとUrgent Careの違い、ERでの診察の流れ、保険と医療費、救急車の請求、請求書が高かった時の対応、英語で伝える表現まで、在米日本人向けにわかりやすくまとめます。

この記事は一般的な生活情報です。症状に不安がある場合は、医療機関、保険会社、かかりつけ医、911などに直接相談してください。命に関わる可能性がある時は、費用より安全を優先してください。

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アメリカのERとは何か

ERは、Emergency Roomの略です。

病院によってはEmergency Department、略してEDと呼ばれることもあります。

ERは、命に関わる病気や大きな怪我、すぐに処置しないと状態が悪化する可能性がある症状を、24時間体制で診る場所です。

一般的なERには、医師、看護師、救急医療スタッフがおり、血液検査、レントゲン、CT、超音波、心電図、点滴、縫合、緊急投薬などに対応できます。

必要であれば、そのまま入院、手術、専門医への引き継ぎ、別の病院への搬送になることもあります。

ERは予約なしで利用できます。

ただし、先着順ではありません。

受付した順ではなく、症状が重い患者から優先して診察するトリアージ方式です。そのため、自分より後から来た人が先に診察されることがあります。

これは順番を飛ばされたのではなく、医療スタッフがより緊急性が高いと判断したためです。

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911を呼ぶべき症状

「どのくらい具合が悪ければ911を呼ぶのか」は、非常に迷うところです。

911は、警察、消防、救急車など、直ちに緊急支援が必要な時に使う番号です。

以下のような症状や状況では、911への連絡を考えてください。

  • 呼吸ができない、息が非常に苦しい
  • 意識がない、呼びかけに反応しない
  • 心臓が止まった可能性がある
  • 激しい胸痛や胸の圧迫感
  • 脳卒中が疑われる症状
  • 大量出血が止まらない
  • 重い交通事故
  • 高所からの転落
  • 頭や首を強く負傷した
  • 銃創や刺し傷
  • 重い火傷
  • けいれんが続いている
  • 窒息している
  • 重いアレルギー反応
  • 自殺や自傷の差し迫った危険
  • 出産が急速に進んでいる
  • 本人を安全に車へ乗せられない
  • 自分で運転すると危険な状態

心筋梗塞では、胸の痛みや圧迫感だけでなく、顎、首、背中、腕、肩の痛み、息苦しさ、冷や汗、吐き気、めまい、強い疲労感などが現れることがあります。

特に女性、高齢者、糖尿病のある人では、典型的な激しい胸痛が出ないこともあります。

脳卒中では、顔の片側が下がる、片腕に力が入らない、言葉が出にくい、話を理解できない、突然歩けない、視界がおかしい、原因不明の激しい頭痛などが代表的な兆候です。

脳卒中や心筋梗塞は時間との勝負です。

「少し様子を見よう」「自分で病院まで運転しよう」としている間に状態が悪化する可能性があります。

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自分でERへ行くか、救急車を呼ぶか

ERへ行く必要がありそうでも、救急車を呼ぶべきか、自分で病院へ行くべきか迷うことがあります。

救急車を呼ぶ大きな利点は、病院へ到着する前から医療対応を開始できることです。

救急隊員は、酸素投与、心電図、止血、心肺蘇生、薬剤投与など、その場で必要な処置を行います。また、患者の状態に適した病院を判断し、ERへ事前連絡を入れることもあります。

次のような場合は、自分や家族が運転するより、911を呼ぶ方が安全です。

  • 意識が不安定
  • 呼吸が苦しい
  • 心筋梗塞や脳卒中の疑い
  • 大量出血
  • けいれん
  • 背骨や首の負傷が疑われる
  • 車に乗せることで状態が悪化しそう
  • 運転中に症状が悪化する可能性がある
  • 本人以外に運転できる人がいない

救急車で行けば必ずERで一番に診てもらえるわけではありません。

病院到着後は、救急車で来た患者も含めて、症状の緊急度で順番が決まります。

一方で、歩ける、意識がはっきりしている、出血がコントロールされている、家族が安全に運転できる、といった状況では、自家用車でERへ行くこともあります。

ただし、胸痛、脳卒中の疑い、重い呼吸困難などでは本人が運転しないでください。

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ERへ行くべき症状の目安

ERが適しているのは、数時間待って通常の診療所に行くのが危険と思われる症状です。

たとえば次のようなケースです。

  • 強い胸痛
  • 呼吸困難
  • 意識障害
  • 片側の麻痺や言語障害
  • 止まらない大量出血
  • 深い切り傷
  • 骨が皮膚から出ている怪我
  • 重い頭部外傷
  • 激しい腹痛
  • 妊娠中の大量出血や強い痛み
  • 重度の脱水
  • 重いアレルギー反応
  • 毒物や大量の薬を飲んだ
  • 重い火傷
  • 乳幼児の深刻な症状
  • 自殺、自傷、他害の危険
  • 突然の視力喪失
  • 激しい痛みを伴う精巣の腫れ
  • 切断、圧迫、重大な外傷

ただし、この一覧にないからERへ行ってはいけないという意味ではありません。

症状の重さ、年齢、持病、妊娠、服用薬、怪我の状況によって緊急度は変わります。

「これは命に関わるかもしれない」と感じたら、911や医療機関へ相談してください。

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ERではなくUrgent Careでよいことが多い症状

Urgent Careは、緊急ではないものの、Primary Careの予約日まで待ちにくい症状を診てもらう場所です。

ERより設備は限られていますが、一般的に次のような症状に対応しています。

  • 軽い発熱
  • 風邪やインフルエンザ症状
  • 喉の痛み
  • 耳の痛み
  • 軽い喘息症状
  • 軽度の脱水
  • 尿路感染症
  • 軽い切り傷
  • 捻挫
  • 軽い骨折の疑い
  • 発疹
  • 虫刺され
  • 軽い火傷
  • 目の炎症
  • 嘔吐や下痢
  • 軽い腰痛
  • 検査が必要な感染症

Urgent CareはERより待ち時間が短く、費用も低いことが多いです。

ただし、Urgent CareではCT、緊急手術、重症患者の入院などに対応できないことがあります。

Urgent Careへ行っても、スタッフが重症と判断すれば、ERへ行くよう指示されたり、救急車を呼ばれたりします。

その場合、Urgent CareとERの両方から請求が来る可能性があります。

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Primary Care・Telehealth・Nurse Lineとの使い分け

緊急ではない症状なら、Primary Care Physician、つまりかかりつけ医が基本です。

持病の管理、薬の相談、長く続く症状、軽い感染症、定期検診、専門医への紹介などはPrimary Careが向いています。

保険会社や医療システムによっては、24時間のNurse Advice Lineがあります。

保険証の裏に電話番号が書かれていることもあります。

看護師に症状を説明すると、自宅で様子を見るべきか、Urgent Careへ行くべきか、ERへ行くべきかを案内してくれる場合があります。

Telehealthも、軽い症状や薬の相談には便利です。

ただし、画面越しでは診断できない症状もあります。

呼吸困難、意識障害、大量出血、胸痛、脳卒中の疑いなどは、Telehealthではなく911やERです。

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ERへ行く前に持っていくもの

緊急時に全部そろえる必要はありません。

命に関わる時は、書類を探すより911やERを優先してください。

余裕がある場合は、次のものを持っていくと受付や診療がスムーズです。

  • 写真付き身分証明書
  • 健康保険証
  • 服用薬の一覧
  • アレルギー情報
  • 持病の情報
  • 緊急連絡先
  • かかりつけ医の名前
  • 症状が始まった時間のメモ
  • 最近の検査結果
  • 薬局の情報
  • スマホと充電器
  • 眼鏡や補聴器
  • 未成年者の場合は保護者情報

薬は、薬の名前だけでなく、量と服用回数もわかると役立ちます。

スマホで薬のボトルや一覧を撮影しておくのもよい方法です。

英語が不安なら、病名、アレルギー、薬、手術歴を英語でまとめたメモを作っておくと安心です。

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ERへ到着してからの流れ

ERへ到着すると、まず受付とトリアージがあります。

受付

名前、生年月日、住所、連絡先、保険情報、緊急連絡先などを確認されます。

保険証や身分証を持っていなくても、緊急症状の評価を拒否されるとは限りません。

書類がなくても、まず症状と安全を伝えてください。

トリアージ

看護師が、症状、発症時刻、痛みの強さ、持病、薬、アレルギー、妊娠可能性などを確認します。

血圧、脈拍、体温、酸素飽和度なども測ります。

ここで緊急度が判断されます。

待機

命に関わる患者が優先されるため、軽症の場合は長時間待つことがあります。

待っている間に症状が悪化した場合は、我慢せずスタッフへ伝えてください。

“I’m feeling worse.”
“My pain is getting stronger.”
“I’m having trouble breathing.”

このようにはっきり伝えましょう。

診察・検査

医師や医療スタッフが診察し、必要に応じて血液検査、尿検査、レントゲン、CT、MRI、心電図、超音波などを行います。

ERでは検査結果や専門医の判断を待つことがあるため、滞在が長くなることがあります。

退院または入院

状態が安定し、自宅で療養できる場合は退院となります。

重症の場合は入院、手術、ICU、専門病院への転送となることがあります。

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保険がなくてもERで診てもらえるのか

アメリカにはEMTALAという連邦法があります。

EMTALAは、Medicareに参加し救急部門を持つ病院に対し、救急症状を訴えて来院した人へ、支払い能力にかかわらず適切なMedical Screening Examinationを行うことを求めています。

診察の結果、Emergency Medical Conditionがあると判断された場合、病院は状態を安定させるための治療、または適切な転送を行う必要があります。

つまり、保険がない、現金を持っていない、身分証を忘れたという理由だけで、緊急状態の確認前に追い返すことは認められていません。

ただし、これは「ERが無料になる」という意味ではありません。

診療後には請求書が届く可能性があります。

また、EMTALAはすべての診療を無期限に無料で提供する制度でもありません。緊急状態の評価と安定化に関する患者保護です。

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移民ステータスが不安でもERへ行けるのか

EMTALAによる緊急医療へのアクセスは、原則として国籍、保険、支払い能力とは別に扱われます。

命に関わる時に、ビザや移民ステータスを心配して受診を遅らせるのは危険です。

ERでは、本人確認や連絡先、保険情報を聞かれることがありますが、医療スタッフの第一目的は診療です。

ただし、医療費援助、公的保険、州の制度については、移民ステータスや居住条件によって利用資格が異なることがあります。

制度利用について不安がある場合は、病院のFinancial Counselor、Social Worker、信頼できる移民弁護士や支援団体に確認してください。

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ERの費用はいくらかかるのか

アメリカのER費用に、全国共通の固定価格はありません。

病院、地域、保険、症状、検査、処置、入院の有無、医師、放射線科、検査機関、救急車などによって変わります。

ERを利用すると、次のような請求が別々に届くことがあります。

  • 病院施設使用料
  • ER医師の診察料
  • 血液検査
  • レントゲン・CT・MRI
  • 放射線科医の読影料
  • 薬剤
  • 処置・縫合
  • 専門医の診察
  • 救急車
  • 入院費

同じ受診でも、病院からの請求とER担当医からの請求が別に届くことがあります。

保険加入者の場合も、ER copay、deductible、coinsuranceなどがかかることがあります。

たとえば「ER copay $250」と保険証に書いてあっても、それだけで費用が全部終わるとは限りません。

deductible未達分、検査費、coinsuranceなどが追加される可能性があります。

保険プランによっては、ERから入院になった場合にER copayが免除されることもあります。

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ネットワーク外のERへ行ったらどうなるのか

命に関わる緊急時には、保険のネットワークを確認して遠くの病院まで行くより、対応できる最寄りの病院を利用することが基本です。

多くの民間保険では、緊急医療について、事前承認なしでネットワーク外のERを利用できる患者保護があります。

No Surprises Actにより、対象となる多くの民間保険では、緊急医療についてネットワーク外の病院や医療者から高額なBalance Billingを受けることが制限されています。

対象となる場合、患者負担は原則としてネットワーク内のcost-sharingを基準に計算されます。

ただし、保険の種類やサービス内容によって例外があります。

Medicare、Medicaid、短期保険、海外旅行保険、医療共有プログラムなどは、同じルールで扱われないことがあります。

請求内容に疑問がある時は、保険会社とCMSの医療請求相談窓口へ確認してください。

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救急車はNo Surprises Actの対象外になることがある

非常に注意したいのが、地上救急車、Ground Ambulanceです。

No Surprises Actは、対象となる多くの緊急医療やAir Ambulanceについて患者を保護していますが、Ground Ambulanceは原則として連邦の同法によるBalance Billing保護の対象外です。

そのため、救急車会社が保険のネットワーク外だった場合、予想外の請求が届くことがあります。

ただし、州や自治体が独自の保護制度を設けている場合があります。

救急車の請求が高かった時は、次の対応を考えます。

  • 保険会社へEOBを確認する
  • 救急車会社へitemized billを求める
  • 保険会社へappealする
  • 救急車会社へ支払いプランを相談する
  • 州の保険局へ相談する
  • 地域の患者支援制度を確認する
  • 請求内容の誤りがないか確認する

ただし、請求が怖いからといって、命に関わる時に救急車を避けるのは危険です。

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Air Ambulanceは非常に高額になり得る

重症事故、山間部、遠隔地、新生児搬送、高度医療が必要な場合などには、ヘリコプターや飛行機によるAir Ambulanceが使われることがあります。

Air Ambulanceは非常に高額になる可能性があります。

対象となる民間保険では、No Surprises Actによりネットワーク外Air AmbulanceからのBalance Billingが制限されることがあります。

ただし、自己負担がゼロになるわけではありません。

保険のdeductibleやcoinsuranceなどが適用される可能性があります。

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高額請求が届いた時にまず確認すること

ER受診後に高額な請求書が届いても、すぐに全額支払う前に内容を確認してください。

まず、請求書と保険会社のEOBを照合します。

EOBは請求書ではありません。

医療機関がいくら請求し、保険会社がいくら認め、いくら支払い、患者負担がいくらになったかを示す書類です。

次に確認したいのは以下です。

  • 保険情報が正しく登録されているか
  • 同じ処置が二重請求されていないか
  • ネットワーク内・外の扱いが正しいか
  • 保険会社が請求を拒否した理由
  • 事前承認が必要だったとされていないか
  • No Surprises Actの対象ではないか
  • 病院と医師の請求が分かれているか
  • 自分の責任額がEOBと一致しているか

わからない場合は、病院のBilling Departmentと保険会社の両方へ連絡します。

電話した日、担当者名、reference number、説明内容を記録してください。

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Itemized Billを求める

請求額が高い、内容がわからない、間違いがありそうという場合は、itemized billを求めましょう。

Itemized Billは、何にいくら請求されたかを細かく記載した明細です。

電話では次のように言えます。

“Could you send me an itemized bill?”

“I would like to review all charges.”

“I believe there may be an error in this bill.”

検査、薬、処置、施設料などを一つずつ確認できます。

請求書の間違いが必ずあるわけではありませんが、保険情報の入力ミス、重複、コードの誤りが見つかることもあります。

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支払えない時はFinancial Assistanceを相談する

ERの請求額が高く、支払いが難しい場合は、放置せず病院へ相談してください。

多くの非営利病院には、Financial Assistance Policy、Charity Care、Payment Planなどがあります。

収入や世帯人数などの条件を満たせば、請求額の減額や免除を受けられる可能性があります。

問い合わせる際は、次のように言えます。

“Do you have a financial assistance program?”

“I would like to apply for charity care.”

“I cannot afford to pay this bill in full.”

“Can I set up a payment plan?”

非営利病院のFinancial Assistance Policyは、病院のウェブサイトに掲載されていることがあります。

申請には、収入証明、税申告書、給与明細、銀行情報、住所証明などを求められる場合があります。

請求書をコレクションへ回される前に、早めに相談することが大切です。

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医療費を放置しない

「高すぎて払えないから見なかったことにしよう」と請求書を放置するのはおすすめできません。

支払わず、連絡もしないままにすると、追加通知、コレクション会社への移管、法的手続きなどにつながる可能性があります。

ただし、焦ってクレジットカードや高金利ローンで全額払う前に、次の順番で確認してください。

  1. EOBと請求書を比較する
  2. Itemized Billを求める
  3. 保険会社へ確認・appealする
  4. No Surprises Actの対象か確認する
  5. Financial Assistanceへ申請する
  6. 無利息または低額のPayment Planを相談する

病院と合意した支払いプランを利用できる場合もあります。

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ERで通訳を頼めるのか

英語に不安がある場合は、通訳を求めてください。

病院によっては、電話通訳、ビデオ通訳、対面通訳などを提供しています。

受付やトリアージで、次のように伝えます。

“I need a Japanese interpreter.”

“I prefer to discuss my medical care in Japanese.”

“Could you connect me with an interpreter?”

家族や子どもに通訳を任せると、重要な医療情報が正しく伝わらない可能性があります。

特に診断、手術、薬、同意書、退院指示などの重要な場面では、資格のある医療通訳を求めた方が安心です。

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ERで伝えるべきこと

診察では、遠慮せず重要な情報を伝えてください。

特に大切なのは以下です。

  • いつ症状が始まったか
  • 急に始まったか、徐々に始まったか
  • 痛みの場所と強さ
  • 症状が悪化しているか
  • 呼吸困難の有無
  • 意識を失ったか
  • 妊娠の可能性
  • アレルギー
  • 使用中の薬
  • 持病
  • 最近の手術
  • 抗凝固薬を飲んでいるか
  • 飲酒や薬物使用
  • 転倒や事故の状況

飲酒、薬物、妊娠可能性など、言いにくい情報もあります。

しかし、治療や薬の選択に関わるため、正直に伝えてください。

医療スタッフは責めるためではなく、安全に治療するために質問しています。

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痛みの伝え方

アメリカの医療機関では、痛みを0から10で聞かれることがあります。

0は痛みなし、10は想像できる中で最も強い痛みです。

ただし、必ず10と言えば早く診てもらえるわけではありません。

痛みの強さだけでなく、場所、種類、始まった時刻、変化を伝えることが大切です。

たとえば次のように言えます。

“The pain started two hours ago.”

“It feels like pressure in my chest.”

“The pain is sharp and gets worse when I breathe.”

“The pain is moving to my back.”

“I feel numbness in my left arm.”

“I have never had pain like this before.”

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アレルギー反応とエピペン

喉や舌の腫れ、息苦しさ、喘鳴、意識低下、全身じんましん、急激な血圧低下などがある重いアレルギー反応は、Anaphylaxisの可能性があります。

エピネフリン自己注射器、EpiPenなどを処方されている場合は、医師の指示や緊急行動計画に従って使用し、911を呼びます。

エピネフリンを使って症状が改善しても、再び悪化する可能性があります。

「よくなったから病院へ行かなくても大丈夫」と自己判断しないでください。

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毒物・誤飲はPoison Controlへ

薬の飲み間違い、洗剤、化学薬品、植物、きのこ、子どもの誤飲などでは、Poison Controlへ相談できます。

電話番号は 1-800-222-1222 です。

オンラインではPoison Controlを利用できます。

何を、どのくらい、いつ飲んだか、年齢、体重、症状などを聞かれます。

ただし、呼吸をしていない、意識がない、けいれんしている、重い症状がある場合はPoison Controlより先に911です。

無理に吐かせないでください。

物質によっては、吐かせることでさらに危険になることがあります。

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子どもをERへ連れて行く目安

子どもは大人と症状の出方が違います。

特に乳幼児では、急に状態が悪化することがあります。

次のような場合は早めに医療機関へ相談してください。

  • 呼吸が苦しそう
  • 唇や顔色が青い
  • 反応が悪い、起こせない
  • けいれん
  • 重い脱水
  • おしっこが極端に少ない
  • 激しい腹痛
  • 首が硬い
  • 重いアレルギー反応
  • 頭を強く打った
  • 大量出血
  • 毒物や薬を飲んだ
  • 月齢の低い乳児の発熱
  • 親から見て明らかにいつもと違う

子どもの発熱だけで必ずERとは限りません。

年齢、体温、呼吸状態、水分が取れるか、意識、持病などで判断が変わります。

かかりつけ小児科には、診療時間外のon-call nurseやon-call doctorがいる場合があります。

電話をかけるとERへ行くべきか案内してくれることがあります。

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妊娠中の緊急症状

妊娠中は、病院によってERではなくLabor and Deliveryへ案内されることがあります。

妊娠週数や症状によって受診先が違います。

次のような症状では、産科医、病院、911へ速やかに相談してください。

  • 大量出血
  • 激しい腹痛
  • 意識障害
  • 呼吸困難
  • 強い頭痛や視覚異常
  • けいれん
  • 胎動の明らかな減少
  • 破水の可能性
  • 強い規則的な陣痛
  • 重い交通事故や転倒
  • 胸痛

妊娠中であること、妊娠週数、出産予定病院を伝えてください。

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ERから帰宅する前に確認すること

退院時には、Discharge Instructionsをよく確認しましょう。

特に確認したいのは以下です。

  • 診断名
  • 検査結果
  • 処方薬
  • 薬の服用方法
  • 自宅での注意
  • 再受診すべき症状
  • Primary Careへのフォロー
  • 専門医へのフォロー
  • 仕事や学校へ戻れる時期
  • 検査結果が後から出るもの
  • 病院から連絡が来る可能性

英語がわからない場合は、その場で質問してください。

“Can you explain this in plain language?”

“What symptoms should make me come back?”

“When should I follow up with my doctor?”

“Can I get a copy of my test results?”

退院後に症状が悪化した場合は、指示書に従い、必要ならERへ戻るか911を呼びます。

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ERへ行く前に普段から準備しておくこと

緊急時は冷静に考えられなくなります。

普段から、次の情報を家族で共有しておくと安心です。

  • 最寄りのER
  • 子ども向けERの場所
  • 保険会社のNurse Line
  • かかりつけ医の時間外番号
  • 健康保険証
  • 家族の薬とアレルギー
  • 911で伝える住所
  • Poison Controlの番号
  • 緊急連絡先
  • ペットや子どもの預け先
  • 病院までの経路

スマホには、健康保険証、薬の一覧、アレルギー、緊急連絡先を保存しておくと便利です。

iPhoneやAndroidのMedical ID、Emergency Information機能を設定しておくのも一つの方法です。

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まとめ:命に関わる時は費用を恐れて我慢しない

アメリカのERは費用が高くなりやすく、請求の仕組みも複雑です。

そのため、「ERへ行ったらいくらかかるのだろう」と不安になるのは当然です。

しかし、呼吸困難、胸痛、脳卒中の疑い、意識障害、大量出血、重いアレルギー反応など、命に関わる可能性がある時は、費用を心配して受診を遅らせないでください。

緊急時は911。

命の危険はないものの、今日中に診てほしい場合はUrgent Care。

継続的な症状や軽い病気はPrimary Care。

判断に迷う時は、保険会社のNurse Lineやかかりつけ医へ相談します。

ERでは、保険や支払い能力にかかわらず、緊急状態を確認するためのMedical Screening Examinationを受ける権利があります。

ただし、治療が無料になるわけではありません。

受診後は、請求書とEOBを確認し、itemized bill、保険のappeal、Financial Assistance、Payment Planなどを活用しましょう。

アメリカ生活では、医療費への備えも大切です。

でも、最も大切なのは命と安全です。

「この症状は本当に危ないかもしれない」と感じた時は、遠慮せず助けを求めてください。

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今日の英語

Emergency Room / ER
緊急治療室、救急外来です。

Emergency Department / ED
ERとほぼ同じ意味で使われます。

Urgent Care
緊急ではないものの、早めの診察が必要な症状を診る施設です。

ambulance
救急車です。

triage
症状の緊急度を判定し、診察の優先順位を決めることです。

medical emergency
医療上の緊急事態です。

shortness of breath
息切れ、呼吸困難です。

chest pain / chest pressure
胸痛、胸の圧迫感です。

loss of consciousness
意識を失うことです。

severe allergic reaction
重いアレルギー反応です。

itemized bill
医療費の項目別明細書です。

Explanation of Benefits / EOB
保険会社が発行する支払い内容の説明書です。請求書そのものではありません。

financial assistance
医療費の減額・免除などの支援制度です。

charity care
所得条件などにより、医療費を減額・免除する制度です。

payment plan
分割払いの計画です。

I need a Japanese interpreter.
日本語通訳が必要です。

I’m having trouble breathing.
呼吸が苦しいです。

My symptoms are getting worse.
症状が悪化しています。

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参考リンク

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医療
この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

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