アメリカで巻き爪 専門医と処置内容・経過などまとめ

足の巻き爪痛いですよね。この記事では娘が私の遺伝子を受け継いでしまったがために、わずか8歳で巻き爪を発症、 あっという間に化膿してしまったので、急遽足の専門医に伺い、 なんとその場で小さな手術で治ってしまった 感謝と驚きの処置についてなど体験談を紹介します。

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アメリカで巻き爪 専門医と処置内容・経過などまとめ

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

アメリカの医療システムを日本と違ったわかりづらいことが多々あります。

特にいつも行く内科の主治医以外、専門家がとても細分化されているので、 この症状だったらどこに行けばいいのかがちょっとよくわからないことがあります。

今回娘が巻き爪で足が化膿してしまったんですが、すぐに治って感動したので情報をシェアします。現在アメリカで巻き爪で困っている方はぜひ参考にしてください。



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巻き爪で悩みまくった母親の十代

娘のスペックを紹介する上で、先にざっと筆者の私(母親)の巻き爪について紹介。

中学生になってから制服でとてもきつい靴(24センチ)を我慢して3年着用し通学したところ、常に足の爪に問題が起きるようになった。今自分の足を眺めると、親指の第一関節はいまだに内側に曲がってしまっている。

(このきつい革靴は合計6年間履かなければならなかったが、大学生以降は楽なスニーカーばかり履ける環境になった。)

成長期+私の足が日本の規格外(25センチ)にでかいことと遺伝と爪の切り方で巻き爪になってしまったのだが、毎日ずっと化膿して治らない日々が続いたので、中学3年の夏期休暇を利用して日帰り手術をした。この際巻き爪の処置と同時に、化膿した爪のわきの肉を少々切り取って接合もした。

化膿がこんなにひどくならなければ当然巻き爪の処置だけでいい。



私の巻き爪部分の処置は局部麻酔をして爪の大元の爪が生えてくる細胞を、巻き爪の原因となる端っこの部分だけ綺麗に取り除くという結構凄いものだった。

執刀医は若い医師に説明しながら手術をしたんだが、医師が若手に説明する声がしっかり聞こえてくるので、「ちゃんとガッツリと爪の生える細胞を取り除かないと再発するので、もっと思い切って深く切り取りなさい」という説明は今でも覚えている。

手術自体は日帰りだったんだが、最初の3、4日は患部は完全に防水し、(シャワーを浴びる際、ビニールで覆った)絆創膏部分は自分で交換せず、5日目に通院、担当医に経過を見てもらい、絆創膏などの交換。

その後は自分で絆創膏を変えて良くなったが、抜歯が4週間後、完全に普通の生活に戻るまで50日ほどかかった記憶がある。夏休みが終わっても革靴は履けなかったので、いちいち親が学校の許可をもらって、サンダルで通学、体育の時間は走るなどのパートはせずに、適宜別メニューをしていた。

その後約30年間、私の巻き爪は再発しておらず、快適である。結構ガッツリな手術をしてとても良かったと今でも思っている。

ちなみに巻き爪の原因は間違った爪の切り方も関与していると教わった。角を丸く切ると末広がりに伸びて行くようになってしまうのでそれは避けましょうとのことだった。

しかし足がでかい私としてはスクエアに切っても隣の指に刺さるのと、靴がさらにキツくなるというデメリットがあるので、結局靴をゆったりしたものにしない限り、爪の角を丸く切らないこと、というアドバイスは現実的ではない。



娘に遺伝した巻き爪!

ということで娘の足の爪の切り方には気をつけていたんだが、爪の角が当たって痛いと気づいた娘は自分で爪の角を剥いてしまった。そこから巻き爪への転化が始まるんだが、角を丸くすると本当に幅が広く生え始め、、余った部分は靴で押されて丸まって指に食い込んでしまう。

その間、こういうのも使ってみたんだが、何しろ小さい子なので拒否ってうまくいかない。大人ならちゃんとこういうもので処置できるのかもしれないが。

とにかく爪を正常に伸ばして様子を見ようとしたが、結局化膿してしまい、学校に行っている間靴は履きっぱなしで衛生的にもアレなので、化膿が良くなることはないだろうと思って主治医に電話した。

ちなみに娘はこの時点で8歳半である。巻き爪は遺伝すると確信した。。。

アメリカの巻き爪の処置の方法を説明

娘の場合と私の場合は違って、娘は化膿している部分が軽度だったので、そこを切り取って縫うという部分は一切なかった。

まず娘の主治医に電話すると、Foot and Ankle Doctorを紹介してくれた。一応電話で私は娘の症状を 「これはぜったい”Ingrown Toenail”(巻き爪の英語)だわ。私自身がなったことがあるからわかる。私が若い頃やったのと全く同じ状況になっているので切開して食い込んでいる爪の部分を取ってもらうか、爪の大元の細胞を取るかの手術が必要かもしれない。」と伝えた。



Foot and Ankle Doctor は Podiatrist っていうのね

次に主治医が紹介してくれた Foot and Ankle Doctor (Podiatrist) がうちの入っている保険で適応するか、保険会社のチャットで確認した。(これ一応重要)保険が効くからCo-payの$30でいいでしょうということだった。

もし自分で専門医を探す場合、これは歯医者や目医者を探すときにも言えることなんだけど、あんまり保険会社が提供してくる「保険適用の医師のリスト」はあてにしないほうがいい。

まず行きやすいところで良いレビューの医者を探すか、友人が勧めてくれるおすすめの医者がいたら、もう直接そこのオフィスに電話をかけて、私の保険は効くでしょうか、と確認するのも手である。なぜかというと保険会社のリストは古い、不完全、更新していないのが多々あると感じている。

アメリカで保険適用の良い病院を探す方法

私はこのやり方に行き着くまでに歯医者で失敗(ヤブにかかり親子でそれぞれ嫌な思い、夫と私は誰が診てもわかるようなレントゲンの虫歯を黙っていられた。私は根幹治療をするまで悪化した)しているので、皆さんにそういう思いはしてもらいたくない。

口コミでいいところから目をつけて、電話して聞いちゃうのがいい医者を見つけるのに一番手っ取り早い方法と思っている。

で、そこが保険受け付けるよ、と言ってくれたら、今度は自ら保険会社に連絡して、「ここはカバーされると言われましたが、確認してください」と念を押して確認しておく。このやりとりがとても大事。



足・足首の専門医のオフィスに電話して予約を取る

次にPodiatristのオフィスに電話。新患で、一応保険会社に聞いて、適応されると言われた旨、受け付けてくれるかを尋ねた。快諾してくれたので症状を説明。巻き爪、子供で、化膿して膿があり、痛がっている旨伝えたらその日の放課後診てくれると言ってもらえた。

これはとてもラッキー。以前100日かかったヤブ歯医者とは全然違って神がかっている。

私の心の中では菓子折りを持って差し上げたいほどの感謝レベルである。

専門医の巻き爪処置の手際に惚れ惚れ 大感謝

娘を早速連れて行ったらすぐに専門医が見てくれた。パッと見て「はい、巻き爪ね」と凄い早い判断だったのが印象に残っている。

そしてすぐに手際よく患部を麻酔で拭き、その後深めの局部麻酔の注射。その後パチンパチンと悪さをしている部分の爪を切り、包帯でぐるぐる巻いて完了。

包帯を巻く際、何色がいい?緑?ピンク?など聞いてくれるゆとりもあって私が小さい頃の医療とは全然違うじゃないか、第一私の頃はあんな伸縮&くっつく便利な包帯なんてなかったわ。

子どもなので怖がらないように話しかけてくれる、褒めてくれるなどとても手慣れた様子で見事だった。患部の爪の処理は一瞬で終わり、出血などなかった。

私の時のようにかなり悪化してから行くのではなく、早めにいけばこんな感じで終わるケースが多いのだろうか。縫ったりする騒ぎにならないで良かった。



娘の巻き爪日帰り手術その後の経過と感想

その日はシャワーを浴びる際は一応ビニールをかけて防水しておいた。麻酔が切れてもそんなに痛みはないようだった。

その後は普通に自分で絆創膏を変え、ネオスポリンを塗ってテープで適宜ぐるぐる巻いておくくらいで大丈夫だった。全力で走るのはできないが、普通に歩くことはできるし、日常に支障はほとんどない。

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その間の体育は、先生に手紙を書いて、別メニューをさせてもらうように伝えた。切開から5日後には普通の絆創膏を2枚合わせて固定するくらいでよくなった。化膿することもなく、10日後には絆創膏も全くいらない状態になった。

さらに驚きなのは、その後請求書が送られてくることもなく、Co Payの$30のみの支払いで大丈夫だったこと。なんて良心的。ちなみに娘の耳鼻科なは3、4ヶ月に1回の検診・耳掃除でCo Payの他に$100かかる。

その後半年経ったが、再発することなく快適に暮らしている。運動も走ったり飛び跳ねたり泳いだり、自転車を漕いだりトランポリンで跳ねたり、普通にできている。



まとめ

巻き爪で悩んでいる方は一度専門医見てもらって考えてみることをお勧めする。私の時みたいに長期間慢性的になって化膿しながらも我慢していると手術が結構痛々しいものになる。反対に、早めに対処すれば娘のように1回行くだけで治ってしまう。

娘の巻き爪事件は普段私は文句ばっかり言っているアメリカの医療制度のポイントをかなり上げた。医師の腕と医療の技術は高いので、それをいかに上手に使うかだな、と。そしてますます保険がカバーしない請求がある他の専門医での処置というものがあることを疑問に思うようになった。




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