アメリカで子育て!特にアメリカ生活中の赤ちゃんのお世話は大変ですね。
この記事ではアメリカでの歯固め、乳児、幼児の歯科グッズ、さらに米国の医師には進められ、日本の医師には大反対された歯が生えてくる際の痛み緩和のお薬などを紹介しながら、私の体験談をお話しします。
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米国の乳児・幼児向け歯科グッズ!&お薬のお話
こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
私の娘はおかげさまで7歳(もう7歳!涙!)になりましたが、アメリカでの相談相手と情報のない妊娠、出産、赤ちゃんのお世話は本当に大変でした!
もっとも大変だったのは生まれてから、2歳ごろまでだったと記憶していますが、(もうなんだか遠い昔…)今回は大事な、大事な、赤ちゃんと乳児の「歯」のお話です!
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歯が生えて痛いことをTeething と言います
私の子育ては、「日本でもほぼ妊娠出産育児に関しての予備知識がなかった人物がアメリカで妊娠出産をした」という感じなので、妊娠中にひたすら本やネットを読み漁って、医師やナースさんに質問しまくりました。なのでほぼアメリカでのやり方が初めての知識となっております。
赤ちゃんのお世話って生まれてから、次から次へ、すべてのことがおおごと(笑)ですよね。
オムツ、お尻拭き、ミルク、哺乳瓶、哺乳瓶洗い、どれがいいの?から始まり、クリブ、安全対策、ワクチンスケジュール、いろいろ学ぶことが多いのですが、うちの場合一つ一つがかなり「大問題」でした。
なぜかというと、私の娘はそれはそれは大変パワフルで一つ一つに拒絶がすごかったから、すべてのことが初めてな上に、試行錯誤しながらで、いったいこれでいいのか、なんなのかわからない状態でした。
頼れる知人、縁者がいないので、検診のたびに医師に長いメモを片っ端から聞いて行く、または電話して聞く、という解決方法を取っていました。
うちの子のTeethingは半年頃から
ということで、半年ぐらいで歯が生えてくる前の不快症状、Teethingが始まったのですが、ぐずる、泣く、叫びに近い声で泣く、とにかくぐずる。凄まじいものがありました。
よくぞそんなに長時間泣いているな、と他に具合が悪いのかなんなのか、毎日心配しました。
アレルギーがあるのか、お腹が痛いのか、虫に食われたか、どこか怪我しているのか?知らない間に何かあったのか?身体中触って骨が折れてるのかとか、腫れているところはないか、トゲが刺さってないかとか、ダニがついていないかとかバカみたいに確認を繰り返していました。
で、夫婦ともに困り果てて、夜閉店前のアイスクリーム屋に食べに行ったり、寝付くまでドライブして、帰ってきた途端また起きて泣いて、ということがなんどもありました。子供一人だけでこんなに大変なんだから、双子、三つ子、年子のお母さんがた…本当に尊敬します。
いろんな形・色の歯固めがあります
お店に行くと色々なTeething向け商品があるのですが、アメリカらしい、カラフルでいろいろ面白いものがありました。
お店で現物を何パターンかみて初めて知る、歯固めってこんなものがあるのね。というショッピング。なかなか楽しいです。
とりあえず安価で無難そうなものならいいのかなと思って、こういう感じのものをスーパーで購入しました。輪っかです。https://amzn.to/3UFfHiY
与えた時数分はいいんだ。しかし、すぐに投げて落として汚くする。子供は遊びの天才ですから、いろいろなことを試します。そして親が最も困るであろうことを繰り返します。
投げては取りに行く親を見てあざ笑う遊びをしている感じで、とにかく投げる。輪投げでしょうか、いえ、歯固めです。(1敗)
家にいるときならいいのだけど、外にいるときこういうのじゃ困るんですよね。すぐに洗ったり消毒ができない。だからこんなにたくさんセットになっているんだろうけど、毎分一回投げられているんじゃいくつあっても意味がない。
当時、おしゃぶり(Pacifier) はさせていなかったのだけど、まあ、似たようなもんで、お子さん側からしたらお守りのような役割もありますので、洋服やストローラーにぱっちんとつけておけるストラップを買いました。(2敗)
おしゃぶりかと思いきや歯固め
おしゃぶりに見えるけれど、おしゃぶりではない(まあ、ほぼおしゃぶりなんだけど)こういうのも買いました。https://amzn.to/3UCMYeH
歯が生え始める痛さは相当だろうし、うちの子は凹凸があるものをすごく好みました。ザラザラしているところで歯茎の薄くなっているところを押すと、痛みが取れるんでしょうね。一瞬でしょうけど。
かわいそうなので母親としてはハートブロークンなのですが、毎日泣き叫び、耳がワンワンしてクラクラするほどの娘の声量に心も体も疲れ果て、歯固めに歯固め以上の期待をしていましたね。
静まれーーー!鎮まれーーー!静かにしてくれーー!みんな本当にこんなに子育てが大変なんだろうか?死ぬんじゃないか?と最初の2年、死なないのを不思議に思っていました。
全く楽にならない子育てvs「楽になるわよ」
日本の実母には常にスマホ越しに、「だんだん落ち着いて楽になるわよ」と励まされましたが、同時に、寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、二足歩行、と進化するたびに「(行動範囲が増えて知恵もつくから)これからがもっと大変よ」とダブルスタンダードみたいなことを言われ続け、自分が子育てに向いているか以前に、子育てが人間の生活に向いていないと悟ったりしました。
楽にならないとか、楽になるとか、こっちの気を持たせることを言われて翻弄され続けるんだったら、育児の先輩も助けも情報も全くない孤独な生活の方が案外気が楽なんじゃないかとさえ思いました。
そうかもしれない。嫁か姑どっちかがいなければ嫁姑問題は起きない。知人がいなければ情報やマウントで翻弄されることもない。
うちの子はとにかく手のかかる子だと判明したのはその後無人島を時々抜け出せるようになった、2歳ごろになってからです。
凍らせられるタイプの歯固め
歯が生えてくるときの痛みは冷やせば緩和される。そうだよね。ということで、中が氷嚢みたいになっていて、繰り返し凍らせられる歯固めも買いました。
なんだろう、この歯固め係数。一発でいいものに巡り会えなかったので、倹約家の私としては大変出費が悔しかったですね。
アイデアはいいのだけど、小さいからすぐに溶けてしまう。10分おきに違うのを持って来いと催促される。小さな赤子社長(暴君)に朝から晩まで24時間振り回される。全責任を負う上、奴隷労働、それが親です。
遊びながらかじれる
海外(アメリカですけど)の商品のいいところは、ぱっと見遊び心に富んでいて、面白い魅力があるものが多いです。例えばこれ。
麒麟です。(古い)
キリンなんですけど、まあ、歯固めなので、首を噛んだり足を噛んだりするのですが、数年前、ニュースやワイドショーでは、この人形タイプは中に(小さな穴が空いていて、中は空洞になっている)カビが生えてしまってカビの温床!と言っていました。
そういう安全設計じゃ困る。
このキリンはすごく流行ったけれど、流行に左右されずに、単純なものを買う、送る方がいいだろう、と私は感じております。
この記事参照です。WARNING: Your Baby’s Sophie the Giraffe Toy Might Be Full of Mold
Amazonですごく売れているけど、やっぱり売れているからといって問題が全くないわけではないんだな、と買い物と安全の難しさを感じずにはいられない。
Teethingで医師に相談しました
うちの子はもともとよく泣く子だったのだけど、Teethingの時期はもう、本当によく泣いて、その泣き方もぐずるレベルではなく、毎日が具合が悪いのかなんなのか区別がつかないため、医師に相談しました。
その結果、熱もなく、他にも症状がなく、やっぱりTeethingでしょうから、お薬を買って歯茎に塗ってください、と言われました。
お薬!?市販薬!?とビビってしまった私、アメリカ生活3年目でしたのでまだまだ感覚が日本のままです。
勧められたお薬(市販薬)
アメリカの小児科医に泣いて泣いてしょうがないんですと相談し、問診の結果病気などではなくTeethingでしょうという判断の結果勧められたお薬はこれです!
ひんやりした効果があって、結構持続しますよ、というものなんだけど、これを歯固めに塗って、噛ませるといいですよ、と言われました。
私は抵抗があったので日本の歯科医(友人)に相談したところ、案の定驚かれました。
日本の医師からは赤ちゃんにこういうのは使わないでと怒られた
驚かれ、また、使わない方がいいよ、と助言されたのですが、なぜ日米差があるか自分なりに考えてみました。
無痛分娩みたいなもので、どこにメリットがあるかの考え方が違うんでないかと。
アメリカの医師は、そんなにお母さんも疲弊しまくって、赤ちゃんも辛いなら、薬がありますよ、使っていいんですよという観点で勧めている。
日本の医師は、赤ちゃんにはできるだけ薬品はまだあげたくないでしょ、という観点で使用しない方がいい、と言っている。
感情的なもの、また、メリットの置き方は両方わかるんだけど、私は医者ではないから結局わからないわけ。意見を聞いて決めようと思っていたけど、結局決定に苦労する構図ねw
ちなみに、日本ではあんまりTeethingがひどい場合は軽く切開してくれる場合もあるそうです。ヘエーーーーー!という感じでした。
薬を与える?与えない?どうすればいいの?
結局ビビリの私は使わずに過ごしました。
なぜなら私の考え方が「この薬を使ってまで痛みを取る必要はない」という判断だったから。
ですが、例えば私がフルタイムで仕事をして疲れ果てて帰ってきて、やれ家事だ、搾乳だ、を済ませて、確実に睡眠時間を取らなければ自分の仕事にも、健康にも影響が出るとわかっている場合は、やっぱり子供にこの薬を与えたと思うよ。
何を優先するかだよね。
医師と相談の上、最終的に親が決めることとなりますから、何を取るか親次第ですよね。
歯磨きするたびに大暴れの娘
さて、娘の歯も生えそろい、今度は毎日の歯磨きが大事になりました。しかし、娘は歯磨きが大嫌いです。
NHKのお母さんと一緒みたいに「♫ は み が き じょうずかなぁーぁー?」「♫しあげはおかーぁさーーーーん♫」のように穏やかに歯磨きタイムが済んだことはありません。
うちの娘の歯を磨く それ即ち WWEでしたね。
娘を羽交い締めにし、膝の上に頭を置いて磨いてあげようとする、しかし大変運動機能が優れた娘は羽交い締めをされながら、大笑いしながら、仰向けの体制から「くの字」に勢いをつけて、私の頭部めがけて蹴りを入れようとしてくる。
なぜ笑うのかは不明です。こっちは泣いています。
そうはいかないぞと私も長座で座り、娘の足に自分の足を絡ませ、何をしているのか全く不明な体制で、床を転がりながら歯を磨く。
これが1日2回、8ヶ月は続きました。
大きくなる娘に敵わないと悟りまた医師に相談した
疲れ切った私は、大きくなってくる娘にこのままでは物理的に敵わなくなる日も近いと悟り、小児科医に相談しました。
2歳でも4歳の大きさ、3歳の時は5歳の大きさで、年に一度の検診の際に小児科医には「体が大きいからなんでもできちゃいそうに見えるけど、この子は2歳なんです、3歳なんです、ってプリスクールの先生に言ってね。じゃないと期待されすぎてしまうから。」と大変細やかな先回りしたことを言われたことがあるほど、体は大きいのです。
でも、心は、2歳の時は2歳、3歳の時は3歳なのです。コナンくんではありません。
この細やかな医師は言いました。「お母さん、それは疲れて毎日このままじゃ鬱になるから(!!)安全装置のついた歯ブラシを持たせ、噛ませなさい。」と。
ちょうどこの頃から(この医師のおかげで)私も少しずつ自分のメンタルを気にするようになりました。子供120%の生活になって久しいのでやっぱり簡単に鬱になる時はなってしまうんだろうな。
安全装置のついた子供用歯ブラシ
安全装置のついた歯ブラシというのは、聞こえはすごいですけど、ただ、こういう喉の奥に行きづらいストッパーがついた歯ブラシです。
ほんとに、「は?」と言いたくなるような商品がなんにしても売られていることに驚くのですが、隙間産業はどこにでも存在するんですね。フェンシングのみたいですよね。
磨き残しが赤くなる歯磨き粉
日本に行った時、実家でWWEはなかなかできないので磨き残しが赤く染まる歯磨き粉を買って、使いました。同じ感じのものはアメリカのAmazonで見つからないんだけど、歯垢が赤く染まるジェル状のものでした。マツキヨとかで売っています。
これは娘はなぜか喜んで綺麗に自分で磨いていました。しかしながら、アメリカには似た商品がなかなかないので、日本で買いだめしてくればよかったと感じました。
アメリカだと歯磨き粉で染めるのではなく、小さな薬を噛んで染めるみたいですね。
光る歯ブラシ
アメリカのスーパーでは光る歯ブラシがいっぱい売っていますが、自分で磨けるようになったら、こういうのを好んで使うようになりました。
Fireflyというのだけど、1、2分ピカピカしているので、その間は一生懸命磨いてね、と。だけど、このブランド、すぐブラシ部分がへたる。
1週間経たないうちにブラシ部分が完全にボサボサになってしまいました。なんで?というと、アメリカの歯医者さんには「噛むだけでもいいから口に歯ブラシを入れる癖をつけるところから」と初期に指導を受けていて、その噛む癖がまだ抜けなかったんだね。
日本の子供用歯ブラシのヘッドはとても小さくて乳歯を磨きやすいと思っていたのだけど、アメリカのは柔らかいブラシで全体を包み込む、というアプローチなんでしょうね。
国によって色々製品も違うから色々考えさせられます。
まとめ
はい、いかがでしたか?子供のTeethingから始まって乳歯のケア、歯磨きと翻弄、格闘するお話でした。
歯固め、歯ブラシ、お薬、色々ありますけれど、上手に使って、楽しい子育てができますよう!