アメリカでもキムチなど韓国食材はアジアンマーケットや、インターナショナルな地域の普通のスーパーでも売られています。
しかしながら日本で買っていた金額よりもちょっと高い&旦那の食べる量が多いので自作をしてみました。材料、手順共に簡単だったのでご紹介します!
キムチをアメリカで手作りする技を身につけよう
ハセオー!在米アメリカ文化ライターのキョウコ@NandaroAmericaでーす。
アメリカには韓国や中国の移民の方がたくさんいらっしゃり、大都市にはチャイナタウンやコリアンタウンなど大きなコミュニティエリアを築いたり、レストランや教会を運営されたり、大変活発にアメリカで文化を根付かせていらっしゃいます。
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アジア文化 in アメリカで思うこと
インド、韓国、中国のコミュニティというのは米国では大変浸透していて(特に私の住むエリアでは)、私は常日頃「日本人の移民もそれなりに数はいるのになぜ昔からの移民が代々ビジネスを現地で派手に展開しないのか」疑問に思っています。
なぜなんでしょ!?
なんだろな日本人。
リトルトーキョーと日本人コミュニティ
LAのリトルトーキョーはいい例なんだけど、大学院の恩師が「日系人はどんどんアメリカ社会に溶け込み、日系人であるというアイデンティティを前面に出して生きるより、むしろアメリカ人として生きているのでそれはそれで成功してるのよ」とおっしゃっていたので、国民性の違いというか。
以前ツイッターの方で「アメリカに住む多くの日本人が家族呼び寄せをしないのは老後どこで暮らすかをアメリカか日本で比較した場合、医療などの面で日本が捨てがたいために、帰化、および家族呼び寄せを躊躇するのではないか」という意味合いのことを呟いたことがあります。
家族呼び寄せをしない日本人とその理由
私の考えでは、中国、韓国には古くから華僑など、自国を離れて移る「文化」があるので、彼らの心の中には「異国に移り住む」ことが日本人よりもハードルが低いことと、アメリカに移り住んで定着する方が自国に住むよりも魅力があると思う方が多いのではという考えがあります。
家族を呼び寄せるのはその際たる結果だと私の目には映っており、故郷の国で親に老後を送らせるよりもアメリカに連れて来てしまった方がいい、という結論で家族呼び寄せ、そして代々アメリカで続けられ、そして強いコミュニティを(就職、教育、医療など内輪のヘルプがある)築く原動力になってるのではと推測しています。
日本の場合、日本の方が住みやすいので老いた親をアメリカにわざわざ連れて来るメリットが少ない(医療、言葉、総合的な文化の差)が一番引っかかるので親呼び寄せをする人が少ないのかな、と。
私の勝手な意見なんですがね。皆様のご意見も募集中です!
ツイッターで絡んでくださいね。(笑)
日本人も派手なコミュニティを作ればいいのに
でも、コミュニティがあったほうが私みたいに国際結婚でポンとアメリカに飛び込んでゼロから人生を構築する際はちょっとはイージーモードになるだろうからいいだろうなと思うのよね。
これは移民としては弱音・甘えな発想なんでしょうかね(笑)。
まあ、とにかく日系人って表立ったコミュニティやビジネスをあんまり作らないよね。
なんだろな日系人。
現地採用もそれなりに厳しい&日系企業もそんなに求人してない。
というか近くにそんなのない地域がアメリカ全体で行ったらほとんど。
実際に自分が移民となってから知る人生細部へのハードさ!
(キョウコ2019年心の叫び)
私は学部のとき一応アメリカ文化専攻でアメリカの歴史と政治と社会をざっと勉強したけど、これは自分が移民となるとそんな知識、ほとんど関係なかったわ。
住んでから知るアメリカの生の文化のギャップよね。一概に結婚みたいなもんよね。(笑)
もう、こうなったら美味しいキムチを作ろう!
はい、思いの丈をぶちまけさせていただいたところで、今日はキムチを作りますよ。
急展開ですが、色々魂を込めてキムチ作ります。
オムニ〜!(おかあさん!)と思ってキムチを作ります!
アメリカに来てから韓国本格キムチを食べた!
ということで、アメリカに住んでからアジアンマーケットにて韓国の方監修のキムチ(日本のキムチよりも本格ということで解釈してます)を気軽に買えるようになりました。
アメリカで韓国キムチを色々買ってみて色々感じましたが、日本で買っていたジャパナイズドされていたキムチがあっさり目な印象だったのに比べ、韓国の(本物として尊重します)キムチは濃く、発酵が強く、味が深かったです。
私の好みはこの本物のキムチだねー。おいしいです。(なんでも美味しいんだけど)
本格キムチを家で作りたいと思うようになった!
さて、キムチの作り方はとてもシンプル。材料を手に入れ、さらに作り方を覚えてしまえばあなたのオリジナルのキムチを作ることができます!
みなさんもキムチ作り、この際マスターしませんか!?
自家製キムチの作り方をマスターするとあなたオリジナルのアレンジ、家庭の味ができるし、なにより好きなとき好きなだけ食べられます!(笑)
以下熱いプレゼン。
家庭でのキムチ作りにおけるベネフィット
- これからの人生におけるキムチ出費を抑える
- あなたオリジナル味の研究開発に生涯を捧げられる
- 好きな時に食べられる
- 何かとキムチを利用したが食卓に登場し、家族の人生と味覚に彩りを添える
こんなくらい自家製キムチマスターにはベネフィットがあるのよ。
これはもうやるしかない。
(自分の重い腰を上げさせるために私はいつもこのくらい考えてやる気を奮い立たせております。)
キムチ作りに必要なもの
タレの部
原材料の部を紹介します
唐辛子の粉
アジアンマーケットで入手可能。コリアンコーナーあるいは韓国系マーケットのキムチ原材料コーナーに行けば色々売っています。粉の荒さが 荒い、中、細かいとありますが、細かいのを買っておけば間違いなし!袋が大きいので複数回使えます。荒いのも少量を彩でで入れてもGood!
塩
私はコストコのヒマラヤンピンクソルト(大きな箱で$7)を愛用。精製された塩ではなく、ミネラルを含む伯方の塩系の粗塩がオススメ!
あみ(エビの塩辛)
韓国マーケットに行くと、冷蔵コーナー内のお手製キムチ材料のコーナーで売っています。ピンクの小エビがたくさん瓶に入った塩漬け。小さな瓶でも余るので、余ったら次回のために冷凍保存しています。
生臭いのが気になる方は入れなくてもいいけど、本格派と日本バージョンのキムチはこれのあるなしではないかと感じています。
あみの生臭さはダメだけど、やっぱりもうちょっと深みが欲しいという方は、だし系(昆布、カツオ、しいたけ系)の調味料で代用したり、さらにはダシダ(韓国の「ほんだし」みたいな製品)でも全然いけますよ。
にんにく(生)
上のあみと同様に、キムチ材料コーナーに生のにんにくペーストの瓶詰めが売られていると思います。
手っ取り早くそのペーストを買ってしまってもいいし、ない場合は普通の生にんにくを買って来て、家でフードプロセッサでガーッとやってしまったら楽にできます。
生のにんにくをいちいち剥くのが面倒という方は、剥いてあるニンニクも売っていますので、野菜コーナーの冷蔵棚などで探してみてね。
生姜(生)
生姜は欠かせないんだけど、量は自分の好みにしたらいいと思う。うちはかなり入れているよ。
これも最終的には皮をむいてフードプロセッサへGOなので、形状などにはこだわらず、とにかく生のをゲットできれば問題なし。
砂糖または蜂蜜
お好みで少々。コクが出ます。カクテキには甘みは欠かせないですよね。カクテキだけ作るなら多めでも。
りんご
すりおろしをお好みで。なくてもOK。あったら甘酸っぱさがわずかに加わりさらに深い味に。
玉ねぎ
こちらもすりおろしをお好みで。辛いのが苦手、生の玉ねぎで喉がやられるタイプの人(私)は入れなくてもいいし、健康効果を狙って入れたら入れたで、かなり後でまろやかになるので数週間後を目安に。
具材の部
白菜 キムチと言ったら白菜だけど、白菜はアメリカではNapa Cabbage という名前で売られています。量り売りで売られていることがほとんどですが、お安い時を狙って大量生産もいいですねー。ちなみに白菜はアメリカでは一年を通じて売られている気がします。(NJ州)みなさんのところはどうですか?
大根(カクテキ用)大根もDaikon Radish という名前で売られています。日本のよりも小ぶりな場合が多いですが無いよりまし!カクテキを作りたくなったら買ってしまいましょう。自分で作った方が結果としてカクテキを買うよりも安いですから。(笑)
人参(彩。お好みで)人参はどこでも売ってますが、こいつはメインでは無い。彩なのでなくてもOK!
ニラ(彩。)ニラだとお!?そんなものないよ!という方が大半だと思うので、なくても全く問題なし!ニラが手に入るんだったら私はレバニラやニラ玉を作ります。
余談:オハイオで家庭菜園やってた時はニラ育ててたけど、ニラは虫もつかず、繁殖力旺盛で最も手のかからないありがたい野菜でした。放っておくと大繁茂。初心者ならニラ栽培がオススメです。(パプリカなどは簡単だけど小動物に食われる。ベリー系はムシムシ。涙)
道具の部
瓶 大きめの瓶があったら煮沸消毒して。うちはコストコで買ったピクルスが入っていた巨大な瓶を使っています。3、4リットルも入るくらい大きい。買うと高いけど、再利用ならタダなので瓶ものは洗ってとっておくのがコツ!捨てる時も、割れた時も後悔なし!
分量(大体の目安)
大体の目安です。適当にやってるので厳密な数値じゃ無いです。むしろ自分の好みになるよう味を調節しましょう。
タレ御一行様
唐辛子の粉:100グラム
ニンニク:ペースト状にして100グラムからそれ以上
生姜:卵一個分の体積くらい
あみ:大さじ3くらい
砂糖あるいははちみつ:大さじ1くらい
玉ねぎ:玉ねぎ半分
りんごすりおろし:りんご半分
これを全部ペースト状にしたいので、固形物からフードプロセッサに投入、あるいはハンドブレンダーで粉砕し、なめらかになるまでペースト状にします。
塩の部
塩は作ろうとする具材の量にもよりますが、白菜1玉(約1キロ)だったら100グラムくらいですかね。
まあ、途中で流しちゃうから、全部食べるわけでは無いけど、減塩を心がけている方は50グラムの塩でも大丈夫と思います。
具の部
白菜:洗って、食べやすい大きさに切り、水を切って、塩を振り、大きなジップロック袋に入れて満遍なく塩もみします。そのまま常温で2、3時間放置。しんなりさせます。その後袋を開け、ざるにあけて水を切り、流水ですすぎ、水気を振って取ったらキムチペーストと和えて瓶の中へ投入。24時間ほど常温で保存、その後冷蔵庫で保存です。私は一週間後ぐらいからが好きだけど、4、5日経てば食べられます。
大根:大根を洗い、皮をむき、さいの目(2センチ角くらい)に切る。お好きなカクテキの大きさイメージで。ジップロックバッグに投入。塩を振り、よく揉み、こちらも2、3時間放置の後ざるに開け、水を切り、すすぎ、水気を切ったらキムチペーストと和えて瓶に投入。24時間常温で保管後、冷蔵庫へGO。食べどきは3日後くらいかと思います。
キムチを使った応用料理
キムチを自家製し、さらにいつでもまた補充できる身分になりますと、キムチを調味料として乱用することができます。(笑)
チヂミ、お好み焼きに混ぜてよし、豚キムチ炒めにしてよし、ラーメン、うどんに乗せる、納豆に混ぜる、ジャガイモと炒める・煮る、春雨、焼きそばと炒める、スープに入れる、おじやにする、などなど、まあ、何かしら日頃のメニューに加えるんでも、何でもありの一歩進んだ状況となります。
こんな感じでキムチがおうちに常にあると大変頼もしい状況となるので、みなさんぜひお試しください!
おまけ:オススメ商品
自家製を作れ作れ言っておいて本末転倒なのですが、このカクテキが美味しかったです。
$4くらいで買ったはいいものの、3日くらいで夫と完食(食べ過ぎ)してしまったので、どうにかこの味に近いキムチを自家製できないかと思い、試行錯誤覚悟で手作りキムチをしようと至りました。(笑)
カクテキって、英語表記するとKkaak Doo Gi なんだね。キムチはKimchiでこれはわかりやすい。
Probiotic=乳酸系 発酵食品!!
Kkaak Doo Gi(しつこい)
かぁーくどぅーぎっ!
なんでカクテキってなったんだ、日本語。
よく見ると昆布だしとイワシエキスと魚醤も入ってる。これを加えればいいんだな、次回やってみよう。
ダシダ(韓国のほんだしみたいなの)と魚醤ですよ、おくさん!!
まとめ
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!またお会いしましょう。
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