アメリカ暮らし、日本で使っていた粉末だしがなかなか手に入らない、または少量で高い!とお嘆きではないでしょうか。
そんな時に代用できるのが韓国の「ダシダ」です。日本人の口にもしっかりあう、粉末のお出汁が色々なバリエーションで売られています。アメリカAmazonのリンクを紹介しながら、使用感をお伝えします。
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アメリカで和食を作るなら韓国のダシダも利用しよう!
こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
日本料理に欠かせないおだしですが、あれば色々なものが手早く作れ、なければ一気に和食を調理する際の道が絶たれる、とっても大事なアイテムです。
しかしながら、私が妊娠中の「だしつわり」で泣いたようにですね、アメリカの一般的なスーパーでは和風だしを扱っていない。遠くの日系スーパーに行くか、アジアンマーケットなどで探すか、通販で買うかの世界なのですが、まあ、日本にいた時よりも割高に感じますよね。これは結構辛い。
この記事では、もっとお安く・簡単に和風だしを入手できないものかと思っていらっしゃる方に朗報の、韓国の「ダシダ」がとっても良い代用品になりますよ!というお話です。
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韓国のお出汁ダシダってなんだろな
ダシダには、煮干し、ビーフ、ハマグリ、冷麺用、などのバリエーションがあります。
粉末なので、日本の粉末昆布だしやいりこだしと同じ要領でお料理に使えます。
アマゾンで扱っているラインナップはこんな感じなのですが、ハマグリ、冷麺のはちょっと高めですね。
うちはビーフと煮干しのを結構長い間愛用しています。
Amazonはアジアンマーケットより高いかもしれませんので、画像を参考にする、みたいな感じで見てください。
お味噌汁、煮物、だし巻き卵、そういう感じの和食にももちろんいいのですが、和風スパゲティ、醤油とみりん(または砂糖)とダシダを合わせて自家製めんつゆを作ることもできます。
ビーフのは、韓国風にゅうめんのスープもいけますし、肉をなんかしら煮込む時(ポトフ、すき焼き風、鍋物、カレー、シチュー)の時も味が濃くなってとってもいいです。あと、何と言ってもチャプチェ、チャーハンなんかを作る時も最高です。
ハマグリ、冷麺は私は買ったことがないのですが、ハマグリだしを使えば、お上品なおすまし、茶碗蒸し系、海鮮スープ、炊き込みご飯、雑炊が作れそう。
冷麺のだしは麺が手に入ったら最高ですよねえ。ああ、冷麺なんて何年も食べていない。お家で作れるのだったら最高。
ということで、ダシダはとってもおすすめ商品です。日本の粉末だし製品が見つからない、高い、とお嘆きの方、ぜひ使ってみてね。
以下、私のだしから始まるアメリカ暮らしのいろいろ感じることをぼやきました。お時間&ご興味ある方のみお付き合いいただけたら嬉しいですw
脱線 日本以外の移民コミュニティが骨太な件
もともとこの記事は、だしの話なのですけども、そこからかなり飛躍しますw
アメリカに来てから私がとても感じるのは、在米韓国人のコミュニティがとても力強いことです。というか、日本以外は移民で来たばかりの人をサポートするコミュニティがあるじゃないですか。インド、イタリア、中国、韓国、その他色々。サポートする文化があるのね。
NJに住んでいるとアジアンが多い町が点在していて、お店、レストラン、とても充実しています。それを羨ましいなあと思いつつ、逞しくて偉いなあと尊敬しつつダイバーシティーが進んだ地域で取り残された感を感じるのです。
最近とっても日系コミュニティと他の存在感の差について興味があります
在米日本人のコミュニティというのは結構表立ってなくて(大きな都市には大きな日本人会がありますけどね!)、日本から来て永住した人たちも、そんなに街中で目立つビジネスを展開していない傾向がありますよね。まず、ジャパンタウンみたいなおが、他の移民コミュニティと比べてほぼないし。
お寿司屋さん、日本食屋さんが日本人の方の経営っていうのも結構少なく、むしろ中国、韓国の方がバリバリとお寿司屋さんを繁盛させている。日本人経営の日本食材・アジアン食材店というのも少ないし。
日本以外のアジアンコミュニティ、いいなあ
私は、韓国も中国も異国で踏ん張って頑張るというたくましさを見るたびに尊敬&彼らがいるおかげでなんとか寿司がここまで市民権を得たんじゃないかと感謝するのですが、まあ、日本はそういう「異国で食いしばって、土台を築く」っていう文化がもともとないのだろうな、と解釈しています。
それで自然とビジネスも上手になるし、ノウハウも溜まっていくし、コミュニティも栄えていくし、コミュニティ内だけでなく、もちろんアメリカ全土をターゲットにした大々的な商売も(だし始め、調味料や冷凍食品の流通のことなんですけどもw)繰り広げられるわけです。
日本の苦手分野=海外で居場所を作る、ですよ。
おっ、上手いこと言った!
何が言いたいかというと、日本の外交が云々ではなくて(笑)、米国全体で見たら日系マーケットや流通している製品はとても少なくてですね、また、米系のスーパーマーケットの商品にも、「日本食=クール」みたいな印象があるにもかかわらず、だしが売られていないんですよ。
在米日本企業はもっと基本を押さえて安く流通させられないのか
だしというのはね、まあ、和食の要であって、基本。なかったら、ほんまに何も作れないからね。(土井さん風に読んでください。)
だしひとつ取っても、こうですからね。
キッコーマン、ミツカン、ハウス食品、日清、マルちゃん、いろいろ見かけますけど、やっぱり中国、韓国の企業のものより高いし、そっちの方がラインナップが多いからなぜ日本の会社のものを買わなきゃいけないのかっていう説得力に欠けるプレゼンをスーパーの棚で体験するわけです。
うちは醤油、照り焼き、ダシダ、ノリ、干し椎茸、冷凍餃子、冷凍うどん、乾麺、こういう食材はアメリカで買う場合は中国か韓国のものを使うようになってきました。安いから。コスコで大きな醤油を$4で買って、そのあと一般スーパーやアジアンマーケットで日本のみりんが$10とかで売られているのを見ると、そんなもの、もういいわという気持ちと、里帰りした時に揖保乃糸も味噌も肉の粉が入っているもの以外は全部持ってくるコースでいいわ、って思うようになりました。(アメリカに嫁いで8年目です)
一生トラウマの関西風うどんだしづわり事件
以前オハイオに住んでいた際、私は免許も車もなく、夫は土日も忙しく働き、街の反対側や1時間、2時間ドライブとなる和食剤を扱っているお店に行くチャンスもなかった際に、Amazonで「ほんだし$18」とか「めんつゆ$36」とかの値段を眺めては、そこまでして和食を作らなくても良いんじゃないか…という心が働きまして、食の欧米化を無事達成しました。
しかし、(以前もいろんな記事でこのエピソードを書きましたけども)妊娠した途端今度は「だしづわり」に陥り、うどんやそばなど、乾麺はKrogerで手に入るのに、肝心のめんつゆ、だしが売られていないことに腹を立て、泣くという私の人生の中でもトラウマ的事件がありました。
アメリカのスーパーを責めてもしょうがないw
妊娠中だったからホルモンの乱高下で普通の状態じゃないのですが、まあ、乾麺を置いているのに醤油しか(天つゆもめんつゆもない!)置いていないクロガーを憎みました。←
この原因は、日本食を実際家庭で作るというところまで、アメリカ人(日系以外ね)はまだ知らない、基本寿司屋うどんなんかはレストラン行って食べるもの、ってことですよね。作り方もわからん異文化のものを家で作ろうとは思わない&作ろうと思ってレシピ検索した時「だし」とか「こんぶ」とか書かれていても、お店にないから諦める、レストランで食べる、におちつくわけですよね。
そこで妊婦の私はこんなものはレストランでは食べずに家で安く毎日食べるものだ、というところでギャップがあるわけです。んで、韓国、中国系の皆さんを見ると、そういう地域に住んでいる日本以外のアジア移民の人はお店も材料もあるし、毎日母国でやっていたように安く手作りして食べれているのに!とひがむわけです。
本当の意味での日本食は市民権を得ていないんだ!アメリカの家庭で作られている日本食というのは照り焼きソースたっぷりの焼うどんとかビーフボウルだけなんだぜ。(それもはや和食じゃないよ)
経産婦さんには少し同情してもらえるかもしれない不思議なだしづわりの話はこちらなのですけれど。もしよかったら。
というわけで、オハイオではだしづわり事件のおかげでクロガーを憎み、NJに来てからは、逆にアジア移民が街の半数みたいな環境に住むことになったおかげで街に溢れるアジアンマーケット複数店舗&インドマーケットのパワーに押され、中国、韓国、台湾、インドの足元にも及ばない日本の米国現地でのビジネス展開に残念さ&憤りを感じているわけです。もっと貪欲に攻めたら絶対成功するのにね。
さらにいうと、日系のお店は高いから、やっぱり買わない。超スペシャルな時だけね。中国、韓国、台湾のお店(Hマートとか99 Ranchとか、個人経営のお店)彼らのコミュニティの努力の恩恵にあやかっているなあと思うのです。
私の心は中国、韓国、台湾の方へ寄り添う形になって4年経ちました。もう、私はそんなに「日本の」物を買わなくなりました。割高だし、中国、韓国、台湾などの製品でほぼ代用できてしまうから。
その中でも一番大事な「ダシダ」は際たるものです。