みなさん、コストコ好きですか?うちは値段も商品もとても好きで、買い物と言ったらコストコをメインに使っております。
名物商品のロティサリーチキンは長い間$4.99という値段も変わることなく提供されています。
この記事では、今のご時世でもずっとコストコが根性で続けているお値段を抑えたロティサリーチキンの家庭での応用の仕方や、実は売るほどコストコにとっては…というお話をします。
コストコロティサリーチキンは売れば売るほど…
なんだろなアメリカにようこそー。キョウコ@NandaroAmericaです。
コストコへ行ったことのある方はみなさんご存知と思いますが、$4.99のロティサリーチキン、出来立てでジューシーで本当に美味しいですね!
うちは節約したいときは必ずこれを買って、2、3日余裕で食べています。(3人家族なので)
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チキン丸焼きは手軽なディナーのおかず
アメリカでは古くからロティサリーチキンなど、オーブンを活用して作られる美味しくて簡単な肉料理が(日本よりは)たくさんありますよね。とってもアメリカらしいメニューの一つです。
鶏肉売り場に丸ごと生のチキンがたくさん売られている通り、ロティサリーチキンは各家庭でも日頃オーブンで作られるメニューなんですねー。
普通のスーパーとコストコのロティサリーチキンの違い
日本からアメリカに来たとき、スーパーのお惣菜や鶏肉売り場で、こんがり焼かれた「ロティサリーチキン」や、丸ごと生のチキンが冷蔵棚にボン!ボン!と普通に売られているのを見て、おお、すごいな、と思ったことはありませんか?
一般的なスーパーでもデリコーナーに丸焼きチキンがバッグや容器に入れられて売られていますが、コストコのはかなり美味しそうに見えます。
実際、両方何度か食べてみたのですが、コストコのチキンは下味が濃い能登、しっとり加減が絶妙で、かなり美味しかったです。
他のスーパーのはまあまあ美味しいですが、コストコと比べたらかなりパサパサ。うーん。残念。
コストコのロティサリーチキンはとっても重い
今の時代、当然スーパーなどで、出来合いの食べ物の一つとしてロティサリーチキンは普通に売られています。普通のスーパーでは1から2ポンドの重さで、金額は6、7ドル(それ以上も)で売られています。
が、しかし、コストコのロティサリーチキンは最低3ポンドもする大きなチキンを使っているようです。
そう、みなさん、お気付きですか?コストコでは多くの生肉は「1ポンドあたり」の値段で計算されて売られたりしていますが、ロティサリーチキンは調理後のチキン1羽につき一律$4.99で売られています。下手したら一般のスーパーの2倍もお得な計算になりますねー!
ちょっと計算 チキンの重さ1ポンドあたりいくら?
最低3ポンド(調理後)として、$4.99ですから、1ポンドあたり$1.66となります。
家で焼くんでも光熱費と時間と手間がかかりますからね。おそらくこんな安い調理済みタンパク質はそうそうないと思います。
日本のコストコでもロティサリーチキンは売られていたのを覚えていますが、ちょっと値段設定は違ったように記憶しています。日本の皆さん、教えていただけたら嬉しいです。(笑)
全国のコストコで莫大な数のロティサリーチキンが売られている
コストコは現在アメリカ国内で527店舗あるようです。
アメリカのコストコ全店で合計すると、平均1日に15万7000羽のロティサリーチキンを作って販売しているとのこと。一年にはなんと8千700万羽のチキンが売られています。
これは1店舗当たり約300羽のロティサリーチキンを焼いては売っている計算になります。10時から8時半までの営業時間のうち、1時間に大体30個も売れるということですね。
でも、1日300羽売れても、$1500。本当に儲かってるの?これ…??
売れば売るほど赤字!?コストコのロティサリーチキン!
コストコの経営方針(お客さんに最大のベネフィットを)を頑なに守りぬいているため、現在同じサイズのチキン一羽は$5.99適正価格出そうです。現行の値段よりも$1高いんですね。
それに光熱費や人件費がかかることになりますから、ロティサリーチキンを作って売ることによる損失は、一年に4千万ドルに登るそうです。日本円でいうと40億円以上!
全然儲かっていないですね。
大丈夫なんでしょうか。
コストコロティサリーチキンが店頭で余ったら
コストコに行ったことのある方はわかると思いますが、ロティサリーチキンが置かれているのは、奥の方の、お肉売り場のエリアです。
従業員が入って作業するところにはチキンを一度に大量に刺してぐるぐる回しながら焼く大きなオーブンが設置されているのが見えますよね。
コストコ流のロティサリーチキンの応用
1日に平均300も焼くのだから、何回かに分けて大量生産をするんでしょうけど、日によっては売り切れたり、余ったりする日も当然あるかと思います。
お肉売り場の横の方、コストコの店舗で作られたお惣菜売り場には、ラップや海老サラダ、マックアンドチーズ、チキンポットパイ、ピーマンの肉詰めなどがパックに入って売られています。
その中の
- チキンポットパイ
- チキンサラダ
- チキンスープ
- フードコートのサラダに乗っているチキンのスライス
はロティサリーチキンを利用して作られていると書いてあります。ほかにも、フードコートのチキンベイクにも使っているでしょうね。
これらはお肉売り場で多く焼いて残ったものを利用しているんでしょうね。
写真撮ってきたからちょっとみてみてくださいな。
チキンアルフレド(濃厚クリーミーパスタにチキンがのっている。日本のクリームグラタンに近いです)のチキンはロティサリーチキンを利用って書いてありました。
アジアンチキンラップ(最近前より$1値上がりした)もロティサリーチキン利用。そして野菜は野菜売り場で売っているアジアンサラダ野菜バッグ入り(タレも)を利用しています。
コストコはお母さんみたいにやりくり上手だな。
チキンまぜまぜサラダはサンドイッチの具などに最適。これももともとロティサリーチキンだそうです。
ラベルに正直に書いてある(笑)ので、みなさん観察してみてね。
冷えてるロティサリーチキンはさらにお得な金額で販売されている
そのほかにも、ロティサリーチキンの足だけが8本詰になっているパックが$4.99、あるいは、ロティサリーチキンが真っ二つに切られていて1.5羽ぶんが大きなパックに入って$6など、いろいろな売られ方をしていることに気づくと思います。
足だけ8本1パック役$5の商品は、ない時も結構あります。あったら買いだめして冷凍しておくのもいいかもしれないです。足一本で立派なディナーのおかず一人前になります。
冷えたロティサリーチキンを真っ二つにし、1.5羽分を$6で売っている。
作ったものも余すとこなくサイクルに入れて売っている涙ぐましいコストコの戦法。私はここに主婦の食事の準備の思考回路が重なって、めちゃくちゃコストコに親近感が湧いてしまいます。
家庭でロティサリーチキンを余すことなく食すには
買ったその日に温かいうちに食べてしまいたいのは何と言っても胸、足、腿などメインの部分。しっとりして香りも良く、美味しいですよ。
胸肉、モモ、手羽などの部位は簡単に切れます。切り分けるときは小さな果物ナイフくらいの刃物で作業すると上手にできますよ。
メインの部位以外にも、背中側にもお肉はかなりの量ついています。冷めたら手で骨、皮、お肉をとりわけ、お肉はタッパーに保存するのがオススメです。
- 刻んでごま油と酢醤油を混ぜたドレッシングに漬け込んで、タッパー保存し、翌日刻んだキュウリなどとバンバンジーとして。
- 刻んでマヨネーズ、セロリ、玉ねぎみじん切り、タヒニやハムスと和えてチキンサラダもいいですよ。
- 皮と骨はスープに。皮は一回鍋底で炒めてカリッとさせ、骨、水、塩胡椒などお好みのスパイスを投入。そのまま弱火で煮立たせないように煮ると、澄んだチキンブロススープになります。
うちはバンバンジーとチキンスープでラーメンは王道で作るのですが、骨まで利用できるのは、コストコの鳥さん達はどこまで貢献してくれるのかと頭が下がります。
まとめ
コストコに行ったらこれは絶対押さえておきたいアイテム、ロティサリーチキンにまつわるいろいろをまとめました!
まだ食べたことがない方はぜひ今度コストコに行った時に食べてみてね!