ナマステ〜。みなさんお腹空いてますか?
夏といえばカレーですね。みなさんカレー食べてますか?カレーといえばインドが元祖ですが、この記事では我が家一押しのインド料理食べ放題店、Dosa Grillさんの魅力をお伝えします!
コスパ最強秘密兵器ーインド料理食べ放題ー
みなさんこんにちは~なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。
日本にお住いの皆様、本格的なインド料理って食べたことがありますか?
またアメリカにお住いの皆様、皆さんの周りにはインド料理屋さんってありますか?
私の住んでいるNJ中部にはインドからの移民が大変多いので、インド人さんによるみんなの為の本格インド料理屋さんがあっちにもこっちにもあって選び放題の状態となっております。
アメリカではインド料理レストランは食べ放題もやっていることが多く、未就学の子供だと料金を取らないことも多いので、家族でおなかいっぱい食べたいという時には最強のコストパフォーマンスを発揮する最終兵器的な存在でもあります。
働き蜂NJ州民は頑張って作るよりも外食をしたいのだ
以前も他の記事で「なんでアメリカでは家庭料理をそんなに作らず冷凍食品やレストランからの安いテイクアウトに頼る構図になっているのか」について長々と書いたことがありますが、はい、特に共働き、通勤時間の長さ、毎日体力的に限界にきている多くのニュージャージー州民は、なるべく美味しいものを買って食べたいのです。
これまでの私のしたためてまいりました数々の「ニュージャージーうまいもの伝説」シリーズでは、「NJではいろんな国からの移民のおかげでいろんな国の美味しいレストランがそこかしこにあるぜ」、「スーパーで売ってるハズレな冷凍食品よりも暖かいレストランのお持ち帰りか、安いレストランでチャチャッと済ます方が美味しいんだぜ」などNJ州民のホンネにも触れてきました。よかったら読んでね!
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特に私のように日々やりくりのことばかり考えて白髪がまた一本また一本増えている状態の綱渡り人生主婦からすると、味、自分の労力、体力、消費する時間、洗い物、などの色々な側面から「あんまり家で頑張って下手な料理作るより安いテイクアウトの方がいいじゃん」という最終的な領域に落ち着くことももちろんございます。
これは結構大事。まずいものばっかりだったり、材料が少ないものばっかりで家で作ってると満足度と栄養バランスが落ちたり偏ったりするからね。
インド料理=高いと思い込んでいた私
日本にいる皆さんは本式のインド料理というととてもお高いものを想像するのではないでしょうか。私は30年前、日本で親に連れられ、当時大変珍しかったインドの人が東京でやっていらっしゃるレストランに行ったことがあります。
カレーと言うからには「家庭料理のカレーライスの」量を期待していた我が家は、本式のカレーの量の少なさにびっくり。一人分とは思えないほどの量(ナン1枚とプリンの入れ物大の小さなカレー2種)でゆうに3000円超えてしまい、色々なカレーを追加しているうちに結局家族全員分で2万円近くとなってしまいました。
きっと美味しいと思って連れてきてくれたんであろう父親は金額のせいでカレーの辛さからではない汗を流し、
「いくら素晴らしい本式の料理だからと言っても我々の身分はこれはなんでも行き過ぎ」と怒る母、
「カレーはおかんの作るカレーでいいから2万円も払うんだったら焼肉に何度か行けた方がいいんじゃないか」と私。
我が貧乏ファミリーは「本当のインド料理はスパイスや材料の価格のせいでインド国外で作るとなるとどえらい金額がかかるんだ」と思い込んでいました。ああ、今考えると父の思いに涙が出るわー。
アメリカでインド料理食べ放題のインパクトを味わう
しかしアメリカに来るとインド料理や中華料理というのは、庶民的な食べ物代表格です。私の住むエリアにはインド料理食べ放題レストランがいくらでもあります。どちらも客単価$10前後という設定です。
ということでインド料理食べ放題は家族連れ、金欠状態の時にものすごいありがたさを発揮します。インドという国から料理から後光がでてます。うん。
インド料理においてはオール ユー キャン イート(All You Can Eat 食べ放題、ビュッフェ)スタイルが主流ですが、特に良く食べる若い男性にはとってもいいチョイスとなりますね。
留学生時代、アメリカ現地の男友達に案内される店がいつもインド料理屋だったので、多くの人がインドカレーが大好きなんだろうと実感しました。
旦那も学生時代からお腹が空いた時の外食はインドカレー食べ放題に行く、ということを随分していたようで、難しい料理名をかなり把握しています。
私はまだ名前と料理が一致しないレベルです。ちなみに旦那はごはんやナーンといった炭水化物+カレーのようなおかずだと際限なく食べます。カレーは飲み物です現象inアメリカ。
インド料理は北と南に分かれるよ
私はまだまだ勉強中ですが、夫が言うには(アメリカでの)インド料理レストランの主流は北と南の2種類に大きく別れるらしいです。大きな違いは(旦那の感覚だと)
- 南北で使っているスパイスが違う
- 南は辛いのが多い、あっさり系、菜食主義中心 トマトとか唐辛子とか酸っぱいのとかある。
- 北はお肉あり、味がクリーミーで深いのが多い (日本の家庭料理のカレーと共通点が多いのはこっち)
- さらに宗教上のタブーなどで内容も変わるのでいろいろバリエーションあり
だそうです。
NJにはいろいろなタイプのインド料理屋さんがありますが、言われてみるとタンドリーチキンやラム肉のカレー、チキンカレーなどお肉のおかずが豊富に揃っているタイプのところ、逆にお肉はほとんどないけれどチーズやヨーグルトなどがふんだんに使われているところと別れています。そういうことだったのか。
旦那、料理を全くしないのに食べる側としての洞察力はそれなりにあるのだな。まあ、インド料理に関してだけかもしれないけれど、これは為になった。
Dosa Grillの「ドーサ」ってなんだろな
ドーサはは南インドの郷土料理だそうです。と言うことで、今回お伝えするDosa Grillさんは南インドの料理を提供しているレストランです。
一回の来店につきドーサが1回頼める仕組みがとても良心的です。(そのほかの食べ放題料理は回数問わずおかわりできます)
ドーサというのはコメとひよこ豆をすりつぶしたものを生地にし、薄く伸ばして鉄板で焼いた、クレープのようなものです。大型で、丸めたり折ったりして提供されます。直径30−40センチの円ですね。
間にはお芋を潰して味付けしてある具や、チーズなども一緒に焼いてあったりします、できたものは生地を手でちぎってチャツネやスープに浸して食べます。
できたてのドーサはとても香ばしく、厨房で焼いている音もダイナミック。ジューッと言う音がレストラン中に広がります。
熱々の鉄板に生地をささっと広げてあっという間にパリパリに焼きあがるスピードは圧巻。シェフによってはそれを円錐状にクルクルっと巻いてからお皿に盛り付けてくれます。
出来上がったドーサはこちら!
これは娘の好きなチーズドーサ。チーズがカリカリに香ばしくなっている餡状態になっているのでお子様もいけます。
これは私が頼んだお芋が入っているマサラドーサ。半円に折ってあります。熱々カリカリのところをスープやココナッツのミルクペースト状のソースにつけたり、甘いチャツネや辛いスープ(サンバル)に浸したりすると一口ずつ色々な味わいが堪能できますね。
インド料理は風味豊かで中には辛いものもありますが、食べ放題のメニューの中にはマイルドで全く辛くないものも結構あるので、うちの子供はこんなのを食べるようになりました。
入れ物手間二つはお子様も全然いける、マッシュポテトのようなお芋のつぶしたもの(左)とお豆のつぶしたもの。ナーンやご飯と一緒に食べてもとても良く合います。インド料理は日本人にとってはとても馴染みやすい食べ物です。
白いご飯とヌードルはお子様に大人気。娘はこの焼きそばの美味しさに今回初めて気づき、おかわりもしました!
お皿の右上、赤いカレーはチーズのバターマサラカレー。トマトの濃厚なソースが後を引くのでこれは我々夫婦は激しくリピートします。このチーズについては後述します。
左下手前のドーナツのようなものも大好き。お豆のすりつぶしの揚げ物ですが、日本のおからの揚げ物のような雰囲気が楽しめます。
左側の茶色いのは野菜の揚げ物ですが、なんだか日本の昔ながらの商店街のお惣菜屋さんで食べられるような味。
クワイ、ヤングコーン、ナス、スクワッシュ、ズッキーニ、カリフラワー、玉ねぎなどのかき揚げ状態の揚げ物が、酢豚や肉団子のような甘酢にからまっているのです。なんか懐かしいー。面白いなあ、インド料理。
旦那激しく二皿目。ちなみにこのお店の食べ放題は$11。子供は5歳以下は無料です。(すごい良心的!!!)
中央上の赤いカップのはトマトベースのスープで黒胡椒の辛味が爽やかに効いているラッサム。後から辛味を感じるので辛いの苦手な人は少量から始めてね。
さっぱりしているけれど野菜の旨味がすごいので私なんかはデトックス的な効果を期待してしまう。お手軽にアメリカで味わえる薬膳。ありがたやありがたや。
左側のカップはちょっととろみのある豆と野菜のスープ、クートゥー。これはそんなに辛くはないけれど深い味でした。ちょっとコクがあるのね。元気が出る味だわー。夏の疲れやダメージが補修される感じがしますね。
お皿右側にはご飯の上に野菜のカレーやチーズのカレー、パニールを乗せました。パニールというのはインドのチーズで、カッテージチーズのようにあっさりしているけれど、豆腐のように固く締まっているチーズ。初めて見たときは豆腐なのかと思いました。
西洋のチーズはこってりして加熱すると溶けてしまうけれど、このインドのチーズは暖かいカレーの中でも綺麗な賽の目のままです。うーん、見た目麻婆豆腐に見えなくもない。
色々と小分けで種類を楽しめるのが食べ放題。そうでなくても大量にお腹いっぱい食べる旦那。私は少量をちょっとずつ食べたかったので、サラダ、スープ、お豆のすりつぶしペーストなど。
多くのメニューにお豆が使われているのも特徴です。体にいい。腹持ちもいい。美容にもいい。そして美味しい。やはり歴史が長い国の料理はいいねー。
娘はナーンが大好物なので、いろいろなカレーに浸して食べるように指示しています。本場のインドカレーは私の作る家庭料理で育ってきている娘にとってはかなり刺激が強いだろうけど、偏見や食わず嫌いをして欲しくないのでお腹を空かせていつも参戦です。
4歳だけど結構ナーンやご飯と一緒だと食べますね。
ちなみに、ドーサグリルさんにはスパイスティーも用意されているので、ぜひ試してみて。
とっても美味しい!そして、子供は特にスイカや甘いお米のデザートのライスプディング、アイスクリームを最後に食べてフィニッシュです。
インド料理レストランはいたってフレンドリー
アメリカにはいろいろな文化の人がいますが、インドのレストランの給仕さんはとてもフレンドリーで礼儀正しい印象を受けます。
アメリカで育ったアメリカの人たちのやり方の基準はルールなしのびっくりどっきりな対応も多くて呆れてしまう経験が多々ありますが、移民の人たちってお国のやり方で安定のおもてなし対応をしてくれるから、結構ハイレベルなんですよね。
移民を叩く前に自らはどうしたんだアメリカって感じですけども。
なので私はアメリカに住む日本人として、移民が多い場所に行くとすごく安心できる傾向があります。みなさんどうでしょうか。
帰りにはソーンフをトライするのをお忘れなく
インド料理屋さんはだいたい出入り口にカラフルなシュガーコーティングをしたスパイスを置いてあります。
これをひとつまみ口に入れて噛みしめると、とてもエキゾチックな香りが広がります。お食事の後のリフレッシュメントの役割をしていますが、なんとも言えない香りが特徴です。ぜひトライしてみて。
なんだろなポイント! ソーンフは見落としがちだけど、インド料理やさんなら必ず出入り口の小さいテーブルやレジ付近に置いてあるよ!日本人にとっては不思議な味がするので絶対に試して欲しい!噛み締めればインドの風景が浮かんでくるような、例えようのないエキゾチックな香りと味!病みつきになりそう!
Dosa Grillさんの情報!
ドーサグリルさんは例の通り、ニュージャージーうまいものゴールデンロードである27号線沿いにあります。しかも奥さん!お隣さんがライライラーメンさんなのです!ということで我が家はこの辺でウロウロするときはどちらかにお世話になる確率が高いです!
おなかいっぱい食べたいときはDosa Grillさん、日本の味が恋しいときはライライラーメンさんに決定!という感じでしょうか。
Dosa Grill
住所:1980 NJ-27 #3, North Brunswick Township, NJ 08902
電話:(732) 422-6800
営業時間:
朝 11:30ー15:00
夕 17:00ー22:00
毎日やっている模様。(クリスマスの時などは例外があるかもしれません。)
まとめ
本当に27号線は色々見所が詰まっているね。うまいものゴールデンロードはネタが尽きません。
みなさん、インド料理が食べたくなったらぜひこのDosa Grillさんに足を伸ばしてみてください。アメリカで着々と成功しているインドのみなさんのパワーを感じると思います。