みなさんこんにちは。なんだろなアメリカにようこそ。管理人のキョウコです。
今回はこのサイト初めてのインタビュー記事です。先日ツイッターにてフォロワー様が500人を超えました。ありがとうございます!
感謝企画として、アメリカに所縁があるフォロワーさんの暮らしや活動をたっぷりとご紹介させていただこうと思います。ぜひお読みください!
今回は第1回目。福田マダール有希子さんのご紹介です!
今回のゲストは福田マダール有希子さんです
みなさんこんにちは~なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。
今回は現在アメリカにお住いの福田マダール有希子さんにインタビューです。
有希子さんのアカウントはこちらです。 @saitamalily
キョウコ(以下K):有希子さん、早速ファーストネームで呼んでしまっていますが、今回はよろしくお願いします。
有希子さん(以下Y):この度はありがとうございます。
有希子さんはブログ「浮き草がゆく」を運営されています
K:有希子さんのブログ 「浮き草がゆく」はこちらです。
拝見して、私はすごくウンウンうなづいてしまうことばかりでした。アメリカに越してきたばかりの生活の不便さ、お子さんとの日中の過ごし方などなど、海外に越して来られた奥様は共感される内容ですね。
旦那様のお仕事で急遽アメリカに越して来られたそうですが、どのくらいになりますか?
Y :アメリカに来て1年9か月(2018年9月時点で)です。
K :もうすぐ2年になるんですね。ミシガン州にお住まいとのこと、冬はかなり厳しいところですね。親戚がいたので何度か行ったことがあります。デトロイトには領事館があったり、日本人も結構いる地域があるようですね。
日本語教師のベテランでいらっしゃいます
K : アメリカに来たばかりで、暮らしに慣れるのに大変だと思いますが、今お仕事はされていますか?
Y : 今、仕事らしい仕事はしていません。日本では、10年以上日本語教師と日本語教師養成講座講師をしていました。
K :すごい!外国からの方との交流が多かったのでしょうね。
Y : でも夫の仕事で急にアメリカへ引っ越すことになり、ちょうどすべての仕事をやめて来ました。また今の土地でゼロからスタートです。
K : ゼロからスタートは大変。外国に移り住むことになると多くの方が経験する苦労かもしれません。日本語教師のスキルはすごく重宝しそうですね。
私は実は日本にいた頃に一回だけ独学で日本語教育能力検定試験というのを受けたことがあるのですが、日本語教師が必要な知識というのはかなりの専門性で難易度も高いですね。10年もティーチングのご経験があるのは絶対に有利。
本当の多文化共生のために日本語を通してできること
K :有希子さんはアメリカで日本語に関する活動を予定されているんですよね。
Y:はい、日本語を使う子どもたちが日本と海外でつながる活動を考えています。まだ一人で計画している段階ですが。
K :どんな内容なんでしょうか。
Y :縁あって「日本語を使う子ども」のプライベートレッスンをしているのですが、その子は日本人でもアメリカ人でもありません。日本語学習が趣味なわけでもありません。
人にはそれぞれいろいろな背景があるのだとあらためて知りました。
本当の多文化共生のために、日本語を通して様々な人と出会うチャンスを子どもたちに作りたいと思っています。
K : 「多文化共生」は特にアメリカにおいてキーワードと言えますが、世界全体がこれから学んでいかないといけないことですね。
アメリカでの日本人と、日本人が押していかない日本文化
K :アメリカでは「日本」の持つイメージはポップカルチャーや食文化、電化製品などで広くポジティブな認知をされていますが、今だに他のアジアの国と区別がつかない方も多いと感じています。
アメリカに住んで感じたことは、インド、中国、韓国などの出身の方は表に出て商売や事業を起こし、コミュニティをガンガン作って、アメリカの社会の中でも仲間同士サポートできるミニ社会を作っていく傾向が強いですが、日本人はそのような経済基盤を含んだ居場所を作っていくことをあまりというか、ほとんどしない。
学生の時にアメリカ研究をされていた指導教官がロサンゼルスのリトルトーキョーの例を出して、「日本人が集う」コミュニティとしてはリトルトーキョーは役目を終えていて、(2000年前半の話です)日系人(2世以降の世代)はアメリカ社会にむしろ溶け込んでいる、ということを言っていました。
何が言いたいかというと(笑)、日本人はアメリカで、お寿司屋さんでも、日本のカワイイグッズでも、文化でも、あまり「日本人でーす!」という押しが強いやり方ではアピールしていかないですね。なんでだろうとは思いますが、中国、韓国の方の方が寿司や雑貨屋などを展開していて、上手にに商売にしている。
彼らの才能以前に、日本人がしないから彼らも「本国の人たちが誰もやらないなら、私たちがやるか」、という感じなのかも知れません。ということで、有希子さんの考えるような「日本語を通して」という企画はアメリカにおいてはとても貴重だと思います。
ということで、有希子さんは現在、ご自分の企画に協力してくれる方をお探しです。こうやってブログやTwitterなどで集っていくと、賛同者が見つかるかもしれませんね。私も声掛けでもPRでもなんでもさせていただきます。(笑)ご協力いただける方は、ぜひ有希子さんのブログやTwitterへ。
日本語が好き、アメリカでの日本語にも興味が
K:有希子さんのお話を伺って、本当に日本語を教えることが好きなんだと伝わってきます。また日本でしていたように教えたいですか?
Y :そうですね。オンラインで日本語教師の仕事に本格的に復帰したいです。
K :教える年齢などはどうでしょうか。
Y :対象者はかつて教えていたように子どもから大人までを教えたいです。
K:範囲が広いのはすごいですね。
ところで、アメリカに住んでからの日本語に関する発見などはありますか?
Y :英語になっている日本語を見かけると、どういう経緯でアメリカにやってきて定着したのか知りたくなります。いつか調べたいなぁと思っています。
K:面白そう。定期的にブログで出版していったらいいんじゃないかしら。
日本語教師は天職というイメージを勝手に持たせていただきました(笑)
K :新天地で日本語を使っての文化交流、私もそういうのが好きなので、ワクワクしますね。
Y :アメリカに住むことになるなんて考えたこともなかったのが、急な展開で今ここにいます。生活にも慣れたとは言えず、そんな状態であせって事を始めようとしてつまずいたりしています。今度は慎重に活動を再開しようと考えています。どこかでちょこっと気にかけてくださる方がいらっしゃれば嬉しいです。
K :まだアメリカ暮らし、落ち着かないと思いますが、ぜひ活動が本格化しますよう応援しています。素敵なタイトルのブログ、「浮き草がゆく」も影ながら応援しています。
プロジェクトや日常がどうなったか、時々記事を読みにお邪魔しに行きますのでよろしくお願いします(笑)!!
Y:日本語教師ですので、やはり言葉について、日本語について、日常で思ったことを書いていきたいと考えています。よろしくお願いします。
まとめ
今回は福田マダール有希子さんにブログと、今後のアメリカでの活動を語っていただきました。
有希子さん本当にありがとうございます。
日本語を通じての文化交流、ぜひまた報告をお願いします。ミシガンでこれから何か起こりそう。素敵ですね。
こちらまですごくやる気が出ました。
福田マダール有希子さんのブログ 「浮き草がゆく」 ツイッター @saitamalily