皆さんのご近所にはPatel Brothersというインド食材のスーパーマーケットはありますか?あるけど入ったことがない!という方は、ぜひ今度行ってみることをお勧めします。
本場インドの膨大なカレー向けスパイス、お手頃な価格のインド料理の冷凍食品、そして野菜売り場で珍しいあの野菜も発見!結構目から鱗の発見でした。
この記事ではPatel Brothers の魅力と見どころをがっつりお伝えします。
いろんな国のスーパーに行って色々みてこよう!インド編
みなさんこんにちは〜なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。
Patel Brothersはインド系スーパーマーケットなのですが、インドの本格カレーを作りたいとか、アメリカ系のスーパーでなかなか手に入らない野菜をちょっと買いたいという時にとっても便利なお店です。
この記事ではPatel Brothersのお店の中&売られているものの一部ご紹介します。
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Patel Brothersとは
パテル・ブラザーズはインドの食材を主に扱うスーパーマーケットで、北米に現在(2019年5月)56店舗展開されているチェーン店です。主に東海岸の店舗が多いですが、西海岸、中西部にもあります。
公式サイトはこちら。
「インドの歴史と伝統が育んだ文化、食文化をアメリカでのインドの子孫たちにも絶やさず受け継いてもらうべく、信念を持って展開している」熱意が伝わってくるお店でございます。
皆さんのご近所にあるかどうかはStore Locatorを使って検索してみてね。
ちなみに今回私が行ったのは皆様おなじみの「ニュージャージーうまいものゴールデンロード」27号線沿いの店舗です。すばらしい、期待を外さない27号線。お店を出すなら27号線沿いですよ!みなさん!
当然ながらスパイスが充実
今回は私は「なんかインドの美味しいものが食べたい」と漠然とした欲求の元、Patel Brothersの門を叩いたわけなのですが、とにかくスパイスが充実しているし、値段も手頃なので、インド料理、カレー、スパイスにお詳しい方はかなり楽しめるお店だと思います。
陳列棚一面にいろいろなスパイス(ミックス)が置かれていて、私のような素人はどれを買ったら何が作れるのだろうかという認識作業に時間がかかりました。
次回は「チキンティッカマサラを作る!」とか具体的に考えておいてから行かないと、この膨大なリソースの海にまんまと飲み込まれてしまいますので注意したいと思います。
なんだろなポイント! スパイスの製品の種類が多くて詳しくないと見ているだけで日が暮れてしまいそう。 あらかじめ「何を作りたい」「何が必要」を調べてから行くようにした方が迷わないで済むよ!
スープ系も色々あります。パッケージに写真がついているから「あ、このスープはレストランで食べたことがあるものと同じだな」とか分かりやすくていいですねえ。
一枚目と2枚目の写真のように、大手の会社の出しているスパイスミックスがシリーズでまとまっていて、棚が分かれているんですが、こういう感じで何社もあるので、私みたいな素人(しつこい)はかなり混乱します。
はい、通路の両脇が余裕でこんな感じです。素人には多すぎて何が何だかわからないという領域に迫って来ました。
しかしこれはインド料理に詳しい方からしたら天国状態だと思います。選び放題。インドの食文化は奥が深いです!
私みたいな何も詳しく知らないけど味に魅了されている人間にももうちょっと分かりやすく置いて欲しいな。
アジアン麺もあります
さて、インドはカレーだけではないです。色々な食材も当然ありますので、まず我々に親しみがある銘柄も発見したので報告です。
日清製粉のTop Ramenっていうのがとってもたくさん扱われていました。
インドではこういう商品を展開しているんだねー。おもしろい。カレー味のインスタント麺は何種類かあったので、ちょっと買ってみたけど、日本の日清カップヌードルカレー味とは違うカレーの味でした。
日本のが女性っぽいカレーの味としたら、インド版は男性味がある味。何かガッツンとしたスパイシネスがありました。とても美味しいです。
袋の中に麺が4食入っていて、調味料は小分けの4つの袋に入っているので、このカレースープの素を別の料理に使ってしまうこともできるのです、奥さん!今度ご飯にかけてカレーピラフにしてみます!
中国のインスタントラーメン。2袋で$1(計8食)とか激安でした。ちょっと全部の味買ってみた。Schezwanとか、マンチュリアンとかシンガポール風とか色々ありました。大陸と島々の食文化。
今度旦那の夜食に提供します。
トップラーメン(日清)はカレーが主力っぽいですが、他にも中華な展開で売られていました。マンチュリアンとか(しつこい)。日本にいた時はそんなにマンチュリアンって聞いたことがなかったです。
中華屋さんで注文したマンチュリアンチキンっていう肉団子が美味しかったなあ。
おなじみ日清のカップーヌードルのシーフードとかスパイシートマトとかもあったんだけど値札がなかったので今回は買わず。値札がないんだよね、肝心な時にね。アメリカあるあるですね。
お茶
インドのお茶と言ったらチャイやカモミールなどあるかと思いますが、本場のものを買える嬉しさ。
パッケージがかなりアメリカンな気がします。オーガニック、透明感、意識している色使いながらもどこかインドっぽいよね。アメリカの企業がやりそうなデザインと配色だけど、やっぱりどこかエスニックなところが、なかなか出せない雰囲気だと思うのです。
こういうショーケースいいですね。巨大なワールドマーケットに行ったら美術館のようなインパクトがあるだろうな。色と文化についてのいい資料になりそう。
パッケージのお姉さんも情緒があっていいですね。やっぱり落ち着いた紅茶っていうイメージは深い色、暖色系よね。
まあ、紅茶だからパッケージには水色とかまず使わないと思うけど、それにしてもこのお姉さんの表情がいいですねえ。
冷凍食品が素晴らしい
インド料理は作り方がわからないけどとりあえずお家で気軽に食べられたらいいなあ、と思っている方、Patel Brothersに行けば、かなりお手軽な価格で色々なカレーや副菜、おやつなどを冷凍食品で買ってこれます!
これなんですか?そうです、ナンです。ナンざます!ナンなんでしょ!
日本のナンは甘くて、日本にいるインドの方がびっくりしたというツイートを最近見かけましたが、本場のナンはもっちりしたピザのクラスト部分みたいで美味しいですよね。温かいうちに食したい。
サモサだけでこんなにも種類があります。
これはこの近隣のインドの方は心地よく生活できているんだろうなあ、と思う。品揃えすごいですよね。
日系もこういうのがあって欲しい。ミツワほどの規模じゃなくていいので、小さなスーパーでいいからさ、と思います。一つの州に2、3箇所あったらいいよねえ。
ロティもあります。全粒粉です。
ちなみに、うちの近所のコストコは、近隣住民の半数がインドの方という感じなので、全粒粉やインド式ヨーグルトやお豆がたくさん売られています。
しかしここに来てこういう手軽なものを見てしまうとコストコのやってることがアメリカの企業にできることはその程度か、って感じに見えてしまいます。
Paratha。薄いパンですねー。
こういうのを見ると、パンの起源がアラビアの方で、それがアジア方面に伝わって移動して来た際にこんなのだったのかなあ、とか妄想が広がります。
デシラップ。中に入っているのが私の好物のかき揚げみたいなものなのかしら。今度買ってみよう。
さて、次ですが、インド料理のレストラン、食べ放題に行かれたことのある方はわかるかと思うんですが、この二つは見覚えがある方も多いかと思います。
右のは揚げてある野菜が刻んで入っているパンみたいで美味しいんです。
この左の白いのは蒸しパンみたいな(甘くない)なんか昔日本で食べたことがあるようなパンなんですよね。
多分田舎のおばあちゃんとかがふくらし粉を入れて作ったお饅頭とかなんかそういう…
あ、関東の葬式まんじゅうの皮に似ているかもしれない。分かりますか、関東出身の皆さん!あの素朴なやたらと大きなまんじゅうの皮の部分に似ている味なんです!(何に興奮しているんだろうか)
あんこを作って添えて食べれば、お腹の中ではお饅頭になりますよ。
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チャパティチャパティ。
これを買っておけば、カレーを手作りした際に簡単に添えられるので、一連の冷凍パン系はいいですねえ。
マレーシアンParatha。マレーシアの食文化もいいよねえ。もっと知りたい。もっと食べたい。←
野菜売り場が見逃せない
Patel Brothersの横にはFarmers Marketという表記もあって、野菜コーナーが充実しています。
アメリカのスーパーでも売っている野菜の他に、アジアンマーケットでよく扱っている長なす、大型の生姜の他に、なんとゴーヤもありました。
あと値札。値札が電子ペーパーで、とてもハイテクなんですよ。
私、こういうテクノロジー系の仕事をしていたんですが、この10年で予算がありそうな大手スーパーは(日本だとヨーカドーとか、アメリカだとシアーズやメイシーズなど)管理も楽で紙がいらないという理由で電子ペーパータグを大量に使っていますね。
アメリカ国内だけで育ったアメリカ人よりも、海外を視野に入れている珍しいタイプのアメリカ人や、海外から来た方はこういう新しいものの良さ、使い方の理解が進んでいると思うんです。
ということでハイテク産業が盛んなインドの方にもこうやって導入してもらって、私は嬉しいよ。(日本からアメリカに売りに行ったことがあるんです、同技術を。そういう時は中西部とかより西、東海岸の方に受けましたね、こういうのは。)
その他
インドのお料理でよく使うものでお豆類がありますが、豆の種類もすごかったです。
まめまめしい。
なんか全部豆なアイル。いろんな豆が揃っているので豆だけについてもかなり学習できます。
ここに来るときはインド人のお友達を連れて、ちょっと文化指導をしてもらいながら買い物をしたらいいですね。
お菓子売り場にビスコチックなものがありました。日本のグリコの昭和なデザインがいまも息づいている感じがしたんですが、気のせいでしょうか。笑
こういう看板屋さんっぽい描き方のパッケージまだあるんだなあ。
まとめ
はい、いかがでしたか?インド食材専門店Patel Brothersの様子の一部をお伝えしました。
インド料理が食べたくなったら冷凍食品、作りたくなったらスパイス、豆、米類はなんでも揃いますので、ぜひ行ってみてね!