ボストン旅行4 ダウンタウンのフリーダムトレイルを歩く 全制覇&完全ガイド

3 ロバート・グールド・ショーとマサチューセッツ第54連隊記念碑

https://www.nps.gov/articles/the-robert-gould-shaw-memorial.htm

次のスポットは、ボストン・コモンの中にあるのでサクサクいけます。歩いている間にオーディオツアーを再生しているといい感じです。

ロバート・グールド・ショーとマサチューセッツ第54連隊記念碑は、南北戦争で最初のアフリカ系アメリカ人連隊の記念碑です。1863年に戦争への出征を控えてビーコン通りを行進する第54連隊がモチーフとなっています。

ショーは、ボストンで生まれ、名門の家系に育ちました。南北戦争が勃発すると、彼は北軍に志願しました。1863年のリンカーンによる奴隷解放宣言に続き、リンカーン大統領は黒人連隊の編成を呼びかけました。

マサチューセッツ州知事ジョン・アンドリューはマサチューセッツ第54義勇歩兵連隊を創設し、奴隷制度廃止論者の息子であるロバート・グールド・ショーを大佐に任命。この部隊は、主にアフリカ系アメリカ人からなる部隊で、南北戦争において初めてのアフリカ系アメリカ人兵士連隊の一つでした。

1863年7月18日にサウスカロライナ州フォート・ワグナーにてショー大佐を含む多くの兵士が死亡しましたが、それまで北部では黒人兵士の使用には反対意見が多かったものの、それを払拭し、結果18万人以上の黒人男性が米軍に志願することとなった。ショーの死は北部で大きな注目を集め、彼の勇敢さと犠牲に対する賞賛が広がりました。後に、ショーと彼の部隊の功績は様々な方法で称えられ、彼の名声は南北戦争の英雄として確立されました。

オーガスト・セントゴーデンズの制作によるこの記念碑は、マサチューセッツ州議会議事堂の向かいのビーコン通りにあります。常に献花が絶えず、特に独立記念日やメモリアルデーなどの祝日前後にはたくさんの献花が供えられます。

こういった、アメリカにおける黒人の歴史にも19世紀末からボストン市民の意識はあったのかと思うと、いろいろ思うところがあります。南部と北部の感情や文化は全く違いますね。

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