ボストン旅行4 ダウンタウンのフリーダムトレイルを歩く 全制覇&完全ガイド

12 オールド・ステート・ハウス

https://www.nps.gov/places/old-state-house.htm

中は国立公園のお土産屋さん、ミニミュージアム、レンジャーさんのいる場所となっています。

1713年よりイギリス植民地の統治機関は、オールドステートハウスの2階にある3つの部屋で会議を行っていました。イギリスがニューイングランドや現代のカナダへ侵攻する政策をとった結果、先住民やフランスの植民地住民と対立が起こりました。

フランスおよびその先住民同盟との七年間に及ぶ戦争の結果、(イギリスの財政は逼迫したので)ニューイングランドの植民地は増税を課されるなどして、人々の不満は大きくなり、衝突が起きるようになりました。その結果、革命に発展しました。

革命(独立戦争)の後、マサチューセッツの政府は、すべての人々が平等に創造されたという考えに基づいて構築された政府に変革しました。しかし、この実験的な変革は土地を剥奪されたり、奴隷制度も引き続きあり、決定権からは除外されるなどの負の遺産を受け継ぎました。

上をよく見るとユニコーンと獅子が飾られています。どういう意味なのかご存知でしょうか?

オールドステートハウスのユニコーンとライオンの彫刻は、イギリスの王権を象徴し、当時の植民地ボストンがイギリスの統治下にあったことを示しています。これらの彫刻は、当時の政治的および文化的な状況を意味しています。

ユニコーンはスコットランドの象徴であり、ライオンは当時のイングランドの象徴。17世紀初頭にイングランドとスコットランドが合併し、イングランド王ジェームズ1世がスコットランド王ジェームズ6世として即位して以降のモチーフだそうです。

オールドステートハウスは、植民地だったアメリカの苦難の歴史と、人々はいつでも不平等に立ち向かい、公正で公平な未来を形作るための手段を持っていることを同時に象徴しています。

 

オールドステートハウスにも、フリーダムトレイルのメダルがあります。アメリカの独立の歴史において非常に象徴的な場所です。

夕暮れー夜間のオールドステートハウスは浮き上がるように光が当てられていて、大事にされているのがよくわかりました。

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