また、司書だった義母が送ってくれたアメリカの名作絵本の紹介。
このブログを見てくださっている方の中で、既にこの本の存在がいかに意味のある物なのかご存知の方はどれだけいらっしゃるだろうか。アメリカ人と結婚し、アメリカに住み、アメリカで育児をすると言う貴重な体験が筆者の目を覚まさせてくれた経験も詳しくお伝えします。
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The Snowy Day #英語で読み聞かせ
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私の義母はもともと図書館の司書だったのだが、非常にリベラルな人物である。
夫と私が結婚してから、私は夫家族と一度文化の違いで理不尽な衝突やトラブルを経験したことがないし、なに人がどう、どこの国がどう、と言う悪口や偏見、差別を聞いたことがない。
そりゃ、息子が日本人と結婚したら気をつけてそんなこと言わないだろうと思われるだろうが、気をつけているにしても、10年以上付き合いがあれば、ボロも出てきてはいいとは思う。が、今のところは非常に人種差別に関して確固たる哲学を追求・実行している人物であると感じている。これは国際結婚をして、自分がマイノリティの立場になっている身としては非常にありがたいことである。
この本が発行されたのは60年代である。アメリカの1960年代と言うとまだまだ白人による黒人の差別があったり、何より社会が学校、公共トイレ、建物、職業などを白人と黒人で堂々と分け隔てていた頃である。マーティン・ルーサー・キング牧師などの公民権運動が実を結んで、一応法律上は黒人と白人は平等になったのは60年代終わりの頃である。
そんな時代に、この本は、「黒人の主人公が」「郊外で」「普通の暮らしの一部を切り取った」作品なのである。
2020年代のわたしたちの感覚では「黒人の子供が」「窓の外の雪を眺め「子供らしく心を躍らせ」「楽しそうに表で雪で遊ぶ」のは全く普通のことなんだが、1960年代のアメリカでは、白人にとっては「普通のことではない」わけです。これを見たら驚きがあったはずで、差別主義者に至っては怒りなどあったかもしれない。
ほんのちょっと前、今から50年前の社会がそんな世界だったんだね、と改めて気付かされ、アメリカの過去について考えさせられた作品。
子供さんには普通に読める内容だけど、大人は「当時この本を出版することのリスクの高さ」と「作者と出版社偉い」「理不尽で不平等な社会はすぐそこにあったのだな(今も差別はあるけども)」と色々考えながら読み聞かせることになる作品。永住する人も、短期で住んでいる人も、国際結婚でない人も、アメリカで子育てをするならば、ぜひ避けないで通ってほしい禅問答である。
まとめ
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