アメリカの公立学校（現地校）には国の定めた教科書というのがないらしい。ということで、うちの子が義務教育に上がってから、教科書を買った・もらったことがない。
家で復習をしなくていいのかという疑問と、子供が学校で何をやっているのかわからないという心配に苛まれたので、うちはワークブックを家に常備している。
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買った動機
先述した通り、うちの子の学校（現地校）では教科書というものがないらしいんだが、学校でプリントやワークブックを切り離したものなどを毎日持って帰ってくる。
先生は毎日の教材や資料は教壇で利用して教えてくれるようなんだが、それだと休んだ際のフォローや、復習したいときに読み返すものが家にない。最初のうち、へえー、アメリカの学校ってこういう感じなのね、という感じだった。
日本と異なるシステムで、これでええのかと最初不安ではあったが、アメリカのこのやり方でも良いところは多々ある。その一つは学校の設備の充実や一人一人へのパソコン（クロームブック）の貸与などである。お金の使い道が違うのと、米国はなんだか、放課後はそんなに予習復習（低学年ということもあるし）よりも習い事、という感じなのね。
ということでアメリカの小学校は、ランドセルいっぱいに学用品をもって行かなくていいし（ランドセルじゃなくて安価で丈夫なバックパックだし）、教材や私物の文房具は基本学校に置きっぱなし。
これはこれでいいシステムだと思うんだが、私は娘が何を学校でやっているのか、習得具合が気になる人は、一回州やカウンティの教育関連のHPを読んで、何年生で何をやるのか、何を習得していなければならないかを調べたほうがいい。
2020年３月から現在まで娘はパンデミックで学校はオンラインになっているのだが、先生方の多大な努力と献身のおかげで学校の提供する授業は全て受けることができている。クロームブックも貸与させてもらっている。
でも、時間が対面の頃よりも格段と減ってしまっているし、質疑応答の時間もない。これはオンラインの特性上しょうがないんだが、この状態が１年以上となるとやはり親としては心配。
この手のワークブックを1、２年生の分を買って、夏休みの間に「これやったか？知ってるか？」と聞くと、全然身についていないことが発覚した。パソコン、オンライン授業でプリントも手元に残っていないので忘れたらそれでおしまいのサイクルが強化されてしまっている。
ということでやっぱり本は必要（特に今は）と悟り、ワークブックは算数、理科、社会、とこの総合本を1、２年分買い、２年生と３年生の間の夏休みはスパルタで毎日やりなおした。しかしまだ今後が不安である。
長所
このBrain Questシリーズはその学年の大体の習得するべき項目を網羅している。前回紹介したBIGシリーズは低学年向けだが、Brain Questシリーズはお勉強的な感じがする。量も子供に負担がなく、隅っこに要点・学習のポイントがまとめられているので親もそこを読めば何を学ばさせようとしているページなのかよくわかる。ということで、私のようにアメリカで育っていないので米国の義務教育で出てくる単語がわからないかも、という親御さんにもフレンドリーな作りである。
LA（国語ー英語）、算数、社会、理科が含まれているが、ほとんどがLAと算数である。社会、理科は別に買ったほうが良い。
価格も安い。
１冊あると何かと安心。
内容もカラーで見た目綺麗。同じ価格帯・それ以上のワークブックでも白黒のものも多い。
短所
理科社会が少ないので別冊を買った。理科社会はこの本１冊では全然足りない。（そちらも安かったので満足。）
買うのに向いている人
ホームスクーリングの方。
お子さんの学校のお勉強をお家でもう一回確認・復習したいご家庭。
学校、本当にやるべきことを網羅してやっているのか？と私のようにちょっと疑心暗鬼な方。
満足度
☆☆☆☆★
子供に家でダラダラとテレビやゲームなどずーっとさせるよりも（ただでさえするので）こういうワークブックで仕事を与え、あとは外で運動させるにはもってこいである。
まとめ
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