アメリカベイビーシャワー体験その場で名付けゲームが衝撃だった件

ベイビーシャワーに行ったことがありますか?私はアメリカにて、米国人の主催の元開かれたかなり大掛かりなベイビーシャワー(個人)に行ったことがあります。

一回参加しただけでも色々面食らったり、戸惑ったりカルチャーショックはあったのですが、中でも最も印象深かったのは「赤ちゃんの名付け」をゲームでその場で決めてしまったことでした。

アメリカもいろんな家庭があるかと思いますが、これはちょっと書き遺さずにはいられない出来事だったのでとくとくと語ります!(笑)

ベイビーシャワーで赤ちゃんの名前を決める人もいるんだね(汗)

ベイビーシャワー。日本でも最近は行う方も出てきたようですが、アメリカの本場(?)のベイビーシャワーについてのレポートをします。

アメリカも色々な人がいるので内容は様々、これを絶対する、しない、という厳密なことはないのだと思うのですが、私がお邪魔したベイビーシャワーでは様々なゲーム、プレゼント開封を大々的に行った後、かなりのお祭りムードの中「赤ちゃんの名付けゲーム」がありました。

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アメリカの赤ちゃんの名付け方法の一例(汗)

赤ちゃんの名付けと言ったらかなりのプライベートなイベントだと思うのですが、このご家庭は赤ちゃんの名前をゲームで決めちゃう。

アメリカでも賛否ありそうだと思うのですが、日本育ち、名付けにはこだわるタイプの私個人からしたらかなりのショックでした。

こちらが今回お話するベイビーシャワーの体験談、本編です。↓よかったら読んでみてね!

アメリカ子育てーベイビーシャワー体験ー名付けゲームやプレゼント開封ー

ベイビーシャワーの「公開名付けゲーム」で本当に名前をつけてしまう!?

ベイビーシャワーでは妊婦さんを囲み、みんなで楽しいゲームをするのが多いようです。

私がお邪魔したこのお宅で用意していたゲームは、文章の中にチョコレートバーの銘柄(アメリカはスニッカーズ、ミルキーウェイなど、かなり種類があります。)の名前を当てはめて、上手いこと言っている文章を完成させるという、とんちの効いたものでした。

なんでチョコレートバーの銘柄を題材に選んだのかは不明。


あともう一つの(こちらが本題)ゲームが、「生まれてくる赤ちゃんの名前を決めちゃうぞゲーム」です。「自分の子供の名前をゲームで決めちゃう」というのは多くの方は冗談でやってるんでしょう、と思われると思います。私は赤ちゃんの名前が載った出産のお知らせが来るまで、冗談だと思っていました。

このベイビーシャワーを企画していた時点で、妊婦さんと旦那さんにどのくらい「自分たちで」あるいは、「両親など」で名前を決めようと計画していたかは全くわからないのですが…。

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ゲーム内容:赤ちゃんの名前の「決め方」を説明します…

まず、紙袋を二つ用意します。一つが「名前前半」(接頭語みたいな)をそれぞれ書いて、折ってある小さな紙がいっぱい入っています。もう一つの袋には「名前後半」(接尾語みたいな)がまた小さな紙に一つずつ書いて入っています。ようは2部構成でできているくじ引きです。

日本のお名前で例えると、一つ目の袋には「花」「聖」「景」「良」などが入っていて、二つ目の袋には「子」「江」「実」「香」などが入っています。

そして、「名前前半」の袋から一個、「名前後半」から一個引いて合体させて「花子」とか「良江」とかができる、という要領です。でももちろん、あまり見かけたことのない組み合わせになる場合も十分あり得ます。


英語の名前でそれをどうやるのかというと、「カイ」、「ナオ」、「ビヨン」、「マド」などが前半の袋に入っていて、後半の袋には「ヤ」、「ミ」、「セ」、「ンナ」などが入っています。

うまくいけば

「カイヤ」

「ナオミ」

「ビヨンセ」

「マドンナ」

など聞いたことのある名前になるわけですが、「ビヨンナ」など予期せぬランダムな組み合わせになる確率の方が高いです。こういう「新しい」名前になったとして、思い入れとか、その名前の持つ歴史とか雰囲気とかそういうのが全くないわけです。

ここに私は結構面食らいましたね。まあ、この家庭のご両親、ご家族は気にしないからあえて名付けゲームで赤ちゃんの実際の名前を決めようとしたんだろうけども。

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日本の名付けの文化と随分違うスタンス

日本語は長い歴史の中で培われてきた日本文化を漢字や音に合わせて表現できます。

人の名前を決める際は、親は字画や吉凶に気を使い、非常に繊細で、深い意味を込めることが多いです。

日本で子供の名前を決めると言ったら大仕事です

子供の名前を決めるのに長い期間かかった、かなり勉強した、結局年配の家族に意見を聞いた、神社などに頼んだ、などはよく聞く話です。

なので、私は「名前決めゲーム」、しかもランダム性、くじ引きに依存、みんなのいる前で決定するつもり、という点に非常に驚きました。

そして、アメリカで子供の名前をつけるときはこんなにも簡単なのか?と、そもそも日本語以外の名付けってどうしているのかにも疑問を持ちました。

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そういえば(笑)アメリカには世界中からの人が多く住んでいるし、コミュニティがあるし、映画なんかのエンドクレジットを見ても、実にいろいろな文化圏の見慣れない名前がいっぱいあって、当たり前だけど世界にはヨーロッパ由来の人名だけではないんだぜということを思い知らされますよね。

アメリカに来て間もないと、感覚的に疑問に思うことが山ほどあり、毎日が興味深く、「なんだろな 」の連続です…。人間が違う文化で生まれ育つって面白いねえ。

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名前をランダムに生成するとは何事だ!と驚愕した私の頭を整理してみる

くじ引きの結果、その場で一回勝負で決まった名前は私の耳には新しい名前で、名前の響きや持つイメージとか有名人とかが何も浮かばないものでした。(そりゃ新しい名前だから)

周りの女性陣はニコニコしていて、「あら、素敵な響きじゃない」「キュートね」、と褒めまくっています。ポジティブです。お母さんも「気に入ったわ。」とまんざらでもなさそうでした。

マジか。

どうなってるんだろう、この人たちの感覚、というのが私のその場での印象でした。悲しかったというか、生まれてくる赤ちゃんが大きくなって「あなたの名前はくじ引きでねー」なんて聞いたときどう思うのか。

かなり限定された微妙な環境を体験しました

雰囲気的に、彼女たちは昔ながらのタイプの家庭に収まる感じの女性で、低学歴なのがありありと感じられるのですが、個人の尊重も手伝って、年長者から周りの親戚から、女性が寄ってたかって「いい名前ね」と言っているのに私は薄ら寒いものを感じました。うーん。こんなに安直でいいのか。

この日を境に、アメリカ人の名前ってどんな意味があるのか、マイケルとかジェームスとかつける際に親はどうやってそれを選んでいるのか、すっごく気になり始めました。

それは何年後かに自分が妊娠した際、爺様と婆様に聞いて何となくわかるようになりました。

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アメリカでのこんなやり方の子供の名付けをどう理解するか

日本人として、私はまず子供の名付けの際に「音や字そのものに意味を込める」という文化的な慣習をまず考えてしまっていたわけです。

しかしながら、英語圏の名前で、マーガレットとかエリザベスとかは、同名にどういう有名人や知人がいて、その人にあやかる、とか、思い出、とかを託すとか、単に響きが好きだった、という理由でつけられるのだと思いました。

そして、我が子の名前をランダムでも思いつきでも、なんかしら新しい名前を生成してつけるのは、音とかスペリングとかが気に入ったかどうかで判断するのかなと思いました。

自分の中では、漢字はともかく、占い的な意味合いを違う文化圏の「名付け」の固定概念を別の文化に当てはめて、ああだこうだいうのがナンセンスと結論づけました。

一つ一つの疑問が結局私自身の日本での凝り固まった判断で生まれているので、「若造が、もっと世界を見ろ」と自分に言い聞かせる日々でしたな。アラサーだったけどな。ちなみに現在は言い聞かせが「年寄りよ、もっと柔軟に考えろ」に進化しております。

名前も巡り合わせを受け入れているんだと思う…多分。

多分このくじ引きで決まった名前を本当につけたのは、どんなランダム性でも必然的な巡り合わせで決まった、という信条があって、受け入れているのかな、という印象を受けました。

そう考えると、それまで「日本での名付け方」しか知識がなかった自分の頭の中で、その後キーワードとなる「アメリカではなんでもあり」の門が少しづつ開いてきたような感じがしました。

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まとめ

はい、色々なご家庭、色々な文化、考えがあるとは思いますが、それでも私にとって「ベイビーシャワーでの公開名付け、しかもくじ引きランダム生成」というのは衝撃的だった、についてのお話でした。

最後まで読んでくださりありがとうございました!またお会いしましょう。

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