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海外でもお正月は百人一首|アメリカ育ちの子供に日本文化を伝える方法

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日本のお正月と言ったら私はこれなんだが、うちは私の祖母も母も父もこういうのが好きだった。

覚えて何か実際に役に立ったのかといえば、中学高校の古文・古典の時の際、うっすら知識があった、という程度だ。が、アメリカで育つお子様に美しい日本語に親しませてあげたい際、こういうアイテムはとても無難だと思う。アメリカでも正月に百人一首だ!

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小倉百人一首 #日本から海外に持って来たいアイテム

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小倉 百人一首。藤原定家が京都小倉山の山荘で選んだといわれる百首の歌。天智天皇から順徳院まで百人の和歌1首ずつを集めたもので、近世以後、歌ガルタとして広まった。

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実家にある。置いてきてあるので、今度持って帰ってきたいのだが、以前娘と日本で年末年始を楽しんだ時に正統派のかるた的遊び方はせず、「坊主めくり」をして実母・娘・私で大爆笑したことがある。

私の夫はイケてる坊主なのだが、娘が1歳になるかならないかの頃、道ゆくつるぴかの人々を指差しては「ぱぱ?」と私に聞きまくってしまう時期がスタートした。

その現象(この時期のお子様の発育に見られるエクストリーム指差しである)はアメリカで始まり、その直後、日本に短期一時帰国した際も、空港などでスキンヘッドの長身の男性を見ては「ぱぱ?」と私に聞く。日本中の輝く殿方を娘は「父か?」と認識していた。

私は「そんなに父が好きか、子よ…。」とブロークンハート(夫はアメリカ)になったのだが、日本の私の実母はそれを見てゲラゲラ笑っている。なんたることだ。

さらに実家で我が家のアルバムを娘に見せようと、わたしのじい様の葬式やその後の法事のページをパラパラとめくった。お葬式や法事は仏式だったので、アメリカで生活しているとまず見ない景色なので、文化の違いが明らかで面白いかと思って娘に見せた。

しかし、1歳になりたての娘は「ぱぱ?」と愛くるしく聞くのである。娘よ。これはママが子供の頃の写真だから、パパは写っていないのよ。しかし娘の指差は止まらない。

そこに写っていたのは紛れもなく僧侶であるが、またそこで婆さんは10年間分笑ったかというほどの大爆笑をしていたのだった。全くどうしたことか。親戚の集合写真に写ってくれた僧侶、説法をしてくれている僧侶、木魚を叩いている僧侶。次々と指差し「ぱぱ?」と聞く。

赤子のエクストリーム指差しは止まらなかった。

数年後、そのエピソードを思い出しながら、プレスクールの年齢の娘と、日本で正月を過ごした。正月だから百人一首をやろうと私が引っ張り出して坊主めくりをし、登場する坊主オンパレードに全員で「ぱぱ?」と大爆笑したのである。

こんな楽しみ方ができるのは百人一首しかない。(和歌一切読んでない)

雅な世界になんとお坊さんが多かったことよ。仏教の力がまだ強かった時代の百人一首。

長所

  • 坊主めくりもできるし、通常通り、和歌を詠み、畳をひっくり返すかのごとく札を叩き飛ばすかるたとしてエキサイティングでアクロバティックな遊び方もできる。
  • 小さい頃から親しませ、大きくなったら和歌の美しさを紹介する教材としても使えるので、遊べる期間は長い。子供からしたら、幼少期にあんなに楽しく遊んだかるたが実は高尚な古典文学だったとは思いもよらないかもしれない。
  • ゲームでもあり、古典文学・教材でもある。
  • アメリカで英語だけを使って生活しているお子さんでも、日本の古い文化をちょっと知れるいい素材。特に絵柄は日本独特でとてもエキゾチックだと思う。
  • 百人一首は、和歌が読めなくても坊主めくりとして遊べるため、海外育ちの子供でも日本文化に自然に触れられるのが魅力です。

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まとめ

百人一首は、和歌を理解していなくても楽しめる、日本ならではの文化的な遊びです。坊主めくりとして遊ぶだけでも、絵柄や雰囲気から日本の美意識や歴史に自然と触れることができます。

アメリカで育つ子供にとって、日本語や古典はどうしても距離のある存在になりがちですが、正月の遊びとして家族で笑いながら触れることで、「日本語=楽しいもの」という記憶が残ります。

将来、学校で古文や古典に出会ったとき、「あ、これ知ってる」と思える下地になるかもしれません。そんなゆるやかな文化の種まきとして、百人一首はとても無難で、長く使えるアイテムです。

子育てお役立ちアイテム
この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

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