国際結婚後突き当たる現実 米国学歴が欲しい&金銭的自立の大切さ&野望

なんだろなアメリカにようこそ。在米ライターのキョウコです。

アメリカで暮らすみなさん、ほかの国で暮らす皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

私は2018年9月でアメリカに住み始めて満8年目に突入しました。

日本を出て異国で暮らすようになったら、多くの方が多かれ少なかれ、生活の基盤や、知識、キャリアなどを一から積み上げるという想像を絶する体験(笑)をすると思いますが、この記事では私の今まで経験した結婚、永住選択、妊娠、出産、育児、就活、就職、クビなど人生イベントin アメリカを振り返り、現在不足していて生活する上で不安だったり苦労している点をまとめ、今後どうすればいいのかを考えます。

アメリカに「居住しに」来る日本人の方は留学、転勤、駐在などいろいろな理由があると思います。アメリカに現在住む日本人の一人がこんな風に生きているよと知っていただけたら嬉しいです。

注)この記事は管理人の自分語りのみです

私の自分語りは、このブログを立ち上げた際に最初の方に載せた はじめに ーなんだろな アメリカ 管理人の自己紹介ー でもたっぷり書きました。

留学でやってきたのが2011年秋。現在2018年秋。

私は「自分に喝を入れて早いうちに今後どうするかちゃんと予定を立てる」ことが必要だと毎日不安に思っているので、今日は自分の人生をこれからどうしたいか、そしてそうなるためにしなければいけないことを考えます。

子供がキンダーに行くようになったし、日中の時間はやはり自分の向上のために使わないといかん!と、ものっすごく焦りながら思うようになりました。野心は持ち続けたい、時間を無駄に生きたくないので、年甲斐もなくまた焦りが出ています。

ということで、前半は今まで叶えて来た昔からの夢、そして後半は自分が将来成し遂げたいことをリストにし、ブログの場を借りて有言実行しますのでお楽しみに(!?)。

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アメリカは私の夢だ

私は、小学生の終わりの頃から、親や周りにウザいくらい「将来はアメリカに行きたい」、「英語喋れるようになりたい」、「アメリカで働く!」と本当にウザいほど言ってきました。

はい、本当に文字通り、親が疲れ果てるほど言っていました。この子はどうしたのだろうと。

なぜアメリカなのかというと、幼少期にものすごい印象のある刷り込みがあったのです。

アメリカはロマンです。なので私はロマンを追ってるだけですな。

美しい日本語でいうと「憧れ」や「夢」。でも実際はバカの一つ覚え、三つ子の魂百までといった感じで、「俺ぁアメリカさ行ぐだ」状態

なぜ行きたいの?なんで英語が話せるようになりたいの?と当時もし聞かれたら、ちゃんと答えられなかったと思います。その先の、アメリカでこういう職業に就きたいとか、何をしたいとか、大きな目標は特になかったから…。

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今も特にはないですが、「アメリカ文化がおもしろいからもっと知りたい」という気持ちは強くあります。

それから、母親の教育方針(他人の意見に流されるな、自分で考えろ、きちんと聞いてちゃんと考えて堂々と言えなどなど)のせいか、日本の社会規範が自分に合わなかったのが往々にしてあります。これはモチベーションとして大きかった。批判されて育ちたくないし、意見が言えない、年齢、性差、上下関係での威圧がかなり強い日本の社会規範は私には難しかった。

アイドルに憧れて本当になってしまう人もいる。医者になりたいと志を立てて医者になる人がいる。私はアメリカに住みたいと思い続けてとりあえずアメリカに本当に住むところまでかこつけた感じです。

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アメリカが好きで、目標全てをなにかと米国に関連づけてきた

さて、私が大学生の頃には

  • 「米の◯◯大学とコラボしたい!」
  • 「◯さん(私がファンの絵描きさん)に会いたい!」
  • 「◯◯(施設)に行きたい!」
  • 「ニューヨークに住みたい!」
  • 「とにかく日本の外からの視野や見聞をつけたい!」

と、「あんた一体どうやって叶えるのよ」という漠然とした夢を、有言実行&周りにアピールしまくるという手を使って「具体的な目標」にし、そして、実現してきました。

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その際には毎度目標達成のための分析と行動すべきポイントを考える下準備(妄想という)にかなりの労力を費やし、獲物を狙った虎のごとく虎視眈々と計画を片っ端から実行し、そして当然ながらかなり失敗もし、アプローチを変えつつ、成果を出してきました。

なので、時間はかかっても、いつかは実現させる。

「有言実行」や「言霊信仰」みたいなものはあると思うんです。(笑)

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目標を達成するためにやってきたこと 表

私はいわゆる「欲しいものは絶対手に入れる」タイプの人間なんだな、と最近思います。結果を出すのに時間がかかっていますけど…。

以下にリストにしたことは、私がすごく意識していた「長年の夢」です。何年もかかりましたが、周りの人のおかげが大部分あってチャンスをつかむことができました。

叶わなかったことも当然あるのですが、「向いてなかった」とか、「努力が足りなかった」とか「能力的に無理なんだな」ときっぱりと忘れることにしていますので、心はすっきりしています。

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項目は「野心」と「経過」と「結果」「実現するのにかかった時間」に分けました。

野心 経過 結果 かかった時間
英語しゃべりたい! 「解りたい」が英語学習の苦痛を上回り、結果として勉強が楽しくてしょうがなくなった。

間違っても恥ずかしいと思わない日本人としては変わったタイプなので、片言でも言いたいことは言ってみる→間違ったら間違ってるよといってもらえて気をつけるようになる→勉強している自覚がない

センター試験(模試、本番)英語は不思議と95%以上、20歳ごろ準1級を取る。

(そのあとかなりダラけ、結婚後旦那としか話さなくなったので脳が停止し、現在出川さんみたいな英語。もう暗記が無理なので10代の頃のようにいかない。)

10年。

10歳ごろから20歳くらいまでは英語学習を最優先の一つとしてた。

アメリカに行きたい! 大学で個人研修費用をもらうために申請した。 貧乏人にとっては行きたいところに行けるチャンス!

「4歳の時からずっと行きたかったアメリカのとある施設にアポをとる」

「会いたいと思った人」

「行きたい場所」

にアプローチしまくり、数軒を取材。

論文提出。卒論の作成と大学院入試の際にとても有利だった。

願いは幼少から。

研修の準備と論文提出までは18ヶ月かかった。

英語使わないと忘れるので、日本にいる間も英語を常に話せる誰かが欲しい! 「英語を喋りたい」と周りに言い回る。

どこでネイティブに出会えるか尋ねる。

出会ったネイティブに野望を打ち明ける。

アメリカ人元彼と御縁。 相手のボランティア的ご了承をいただくのに半年。
米の◯◯大学とコラボしたい! 研究してたことが役に立ちそうな話の分野を耳にして上の人と相手の大学の人に自分から話しかける。

プレゼンを見てもらうよう説得する。

日本での開発の許可下りる。

上司の指導のもと開発に携われる。

相手先の大学に憧れてたのは10代の頃から。

コラボの許可下りるまで3ヶ月。

その後4年間くらいフルパワーで働いた。アメリカ出張もあった。

日本の外からの視野や見聞を広めたい!アメリカ人の本音ってなんなのか知りたい! 留学中になるべくアメリカ人と接点を持つようにした。

話しかける、友達ができそうなところに行く、ボランティアで日本語教える。

旦那と出会い結婚。 出会って9ヶ月で結婚。

早い。これでよかったのかと自分でも引いている。

両家親が介入全くしないので感謝。

個人的に師匠と崇める絵描きさんに会いたい! ファンレターを送ったり、SNSで話すようになる。

(もともとファンとの距離がめっちゃ近いアーティストさんなのでみなさん気軽に会いに行ける。)

2時間のところにパフォーマンスにいらっしゃるからおいでよという連絡をもらう。

狂喜乱舞で旦那に乗せてもらって突進。(まだアメリカで長距離運転できなかった頃)ついに会えた!

絵に魅了されて20年。

話すようになって実際会えるまで10年。

ニューヨークに住みたい!

いろんな文化が入り乱れたカオスに揉まれたい!

一生に一度自分を試すためにもニューヨークを目指したい!

旦那がリストラにあって再就職先を探していることを「辛いけど、この際子供のためにも良い変化」にしよう!と励ましまくった。

「子どもの教育に良さげな地域」→「東海岸」→「大都市だったらあなたの特殊な経歴を活かせるところがあるんではないだろうか、ほら、ニューヨークとか」

「大都市ならまたリストラになっても似た職があるだろう」

「人種が入り乱れている地域ならハーフも育ちやすいだろう」

「あなたじゃなかったら誰がこの種の仕事を得るのか私にはわからない」

これを毎日仕事が決まるまで念仏のように旦那に話しかけ、おだて、励まし、諦めないように、仕事を得るまでプレゼンし続けた。

旦那はNYまで1時間の会社で職を得た。

(お疲れ様でございました)

ニューヨーク内に住んでいるわけではないが、とても近いのですごいなあと思っている。

逆にオハイオ州出身の人間が、日本、関東、東京、東京、と狙いを定めてそこに実際職を得れたらすごいと思うのと同じ感じで、旦那の努力にびっくり&感動。

小学高学年の頃に旅行番組なんかに影響を受けたのか、ニューヨークらしきところに住む将来の自分の夢、をおぼろげに見たことがある。

その後10代の時に一度行き、さらに20代でも行き、魅了される。

「住むところを選べるんだったらニューヨーク行ってみたいなーと」ぼんやり思い始める。

そこから狭い知識の中で「ニューヨークは特に多文化が入り乱れてまあなんとか仲良くやっている異色な都市」と思い込んで憧れる。

憧れはじめてから25年かかったことになるのかな。

 

傾向分析:

  • 「周りに私はこうしたい、こうなりたい」をしょっちゅう言う。
  • アクションとコミュニケーション多め
  • どこかにコンタクトを取る時などは怯まず実行

自分を催眠にかけているのか、私は常に二進法で生きている気がする。目的地に行くんだ、と言うことを意識して選択する。これは目標を達成するには大事。

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目標を達成するためのエネルギー配分

人によっては「努力の賜物」など優しいことを言ってくださいますが、実際はそうでもなくて、私は小さい時から「選択の連続」であることに気づいていました。「こっちに行く」「ブレない」ためにしなきゃいけないことは後からついてくるような気がします。

例えば1ヶ月後にテストがあるなら、私の場合、勉強しないと受からないので、通るために当然勉強をすることになるわけです。

どの程度の勉強量になるのか全体を知らなきゃいけないし、日々の配分も割り算すれば決まるので、1日1時間でいいのか、1日16時間やっても間に合わないのか大体わかってきます。その配分はできるだけテストの日時がわかった日にやります。なのであとは勉強をやるだけ。

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独身の頃は自由時間が多いためボリュームががある内容でも結構いけます。(子供ができたら全然そうじゃなくなります。全くいけません。)

なので、

  • 目標設定
  • 道程を大雑把に把握
  • 時間と量の配分
  • あとは淡々とやる
  • ダメだったら諦めるか、続けるか決める。続ける場合は配分をもっと細かに分け直す。

をとりあえず実行。しかし、途中でいろいろあって時間が足りなかったり能力的にかなり無理だったりするので、その際は脱線して「そのミニハードルを越えるための特別強化期間」を作って適宜対処する。(ので、全体にかかる時間が結局出せない。笑)

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最近ものすごく焦るようになった原因を考える

過去の選択はもうどうにもならないけれど、ちょっと思い起こします。だいたいお金(就職と収入のことです)のことですね。経済的自立のお話です。

結婚→米国永住の選択は正しかったのかの疑問がくすぶる

私が渡米した理由はスキルアップのための留学だったのですが、歳が歳だったせいもあり、旦那と出会ったことで後先考えず結婚してしまいました。

これが良かったのか悪かったのかというと、結婚(夫婦として)自体の質の良し悪しは死ぬときじゃないと結論は出ませんが、生活の選択としてはまず学生の状態で旦那とはいつまでも同居はできないし、そのまま学業を続けていたら期間内の成果を求められるし、日本にいずれ帰るので、私はとりあえず結婚してアメリカに残る方を取りました。

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結婚を通じてのグリーンカードを取得すると、米国内に永住できるほか、日本国籍を維持し、基本的な部分ではアメリカ市民と同様の扱いを受けることができます。

一度も日本に行ったことがなかった旦那を連れて日本に行くよりも、私がアメリカに永住するのを選択するのは現実的な選択だったと思います。

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学校は続けられるなら続けておけばよかった(でも多分無理だった)

が、学位なり学士なりをとる前に一旦保留の状況になる生活になってしまったのは問題です。妊娠、出産、育児が重なると「お母さん」は学校に通ったり家でコンスタントに期日内に目的を果たすといった「勉強」ができなくなります。

できないことを続ける必要はないけれど、子育てがちょっと落ち着いた、子供がキンダーに入る年頃にすぐにアメリカの一般企業に就職できない状況であるのは(学位、学士が取得できていない)甘かったです。

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そう、アメリカは日本よりも学歴重視(悲しいかな必ずしも「学力」ではない。)です。高校までが義務教育なので、4年生大学は借金をしても流れで行くのが当たり前。いけなかった人は働きながら単位をとって大卒相応にしておくのが当たり前。そしてよく言われるように「修士を持っていてなんぼ」、で「博士を持ってる人もかなり多い」社会です。

学費が高いと言われますが、修士以上は奨学金や、働きながらうまくできる仕組みが充実しているので、「悔しかったら食らいついても学歴をあげて来い」という雰囲気があります。

MIT(マサチューセッツ工科大学)の図書館。以前仕事で何度かお邪魔しました。

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特に子供を出産後、経済的自立を叶えて軌道に乗せるのは難しい

結婚前に私は学校を一時やめ、私は現在フリーランスで自宅で仕事をしながら、子育て(4歳)をしていますが、子供が少しづつ大きくなるにつれ、周りの日本人永住者のお母さんが多くされているように、正規の仕事につきたいと思うようになりました。

アメリカで暮らそうと決めたのは私自身で、それなりの自立を実現させるのは私自身の責任であり、旦那に頼ったとしても何も動きません。

自営業などされている旦那さんであれば奥さんも雇用してもらうのは簡単かもしれませんが、ほとんどの家庭の場合そうではないと思います。(汗)

産後ちょっと長い間調子が悪かったので乳飲み子の面倒だけで色々いっぱいで最初の1年はあっという間に過ぎました。

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旦那のリストラで一気に不安が現実味を帯びた

娘が2歳の時に、旦那がリストラにあいました。アメリカではリストラはかなり多くの人が経験することなのでそんなにびっくりするほどの悲劇ではありません。周りの反応も「そうなんだ」「なんとかなるよ」くらい。そりゃそうよね。

ですが、まずアメリカの企業は「好きな時に人材をカットできる」自由があります。日本もそうですが、とっくに永久就職という概念はないのでザクザクカットです。

ですが、カットの背景には「旦那の専門分野の市場が、その時住んでいた地域で劇的縮小」という難しさがありました。

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私はまだこの時点では子供から離れられず、主に在宅で働くことしか考えにありませんでした。旦那のリストラ中はフリーランスの絵描きをかなりしたり、テクニカルライター業務をやったりしましたが、育児以外にもこの働きができたのは、旦那もフリーランスの仕事を自宅や外でしていない時に娘を完全にみてもらっていて、私が3、4時間とか、半日とか時間を決めて淡々と作業を時間内にこなせるよう集中できたからです。

「子供が小さくてもなんでも外に出てがっつり働く」には至りませんでした。

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旦那が万が一の際に自分が就職できないとやばいと悟った

夫婦でフリーランス状態を回して行く際は、いわゆるタイムシェアみたいな感じなんだけど、何しろ収入を作らなきゃいけないから必死でした。私が寝なかったり、旦那が子供を数時間外に連れ出してーが多くなるので、家族3人揃う時間もほとんどない。

これは臨時としてしょうがないけど長期は辛い。子供の教育に支障が出る。共倒れになる。この辺(2016年)から、「すぐに雇ってもらえるような手に職や資格を取らないと、旦那が死んだらやばい」「旦那が死んだら娘と日本に帰るしかないかもしれない」と思うようになりました。

気づきが遅いんだけど、人生ほんとになんでも起きるな、とはっきりと目が覚めたというか。それ以前に気づけよって話なんですけど、もっと真面目に考えるようになった、ということです。

言い訳だけど、産後2年は体調も悪かったし、娘も大変なタイプの子でものすごい手がかかったし、基本ワンオペ、買い出し、家事、炊事は私だし、なんかそういう考えに行く隙がなかった。

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就活してみたらすぐ受かったので働いてみた

2017年の春に、娘も3歳半になり、プレスクール(有料)に入れられる状態となったので、就活してみたところ、すぐ受かりました。そして、すぐにクビになりました。

なるべく感情を抜いて整理すると、

  • 私にアメリカでの学位がないこと
  • 「アメリカ市民」ではなく「グリーンカードホルダー」であること
  • アメリカで初の会社勤務

が、「アメリカでとった学位があって」、「アメリカ市民で」、「アメリカで職務経験がそれなりにある」、方と比べて極めて不利であったと思います。

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運良く受かりはしましたが、客観的に見ると、まず自分の現況のステイタスは一般企業に雇ってもらおうとするとまず相手にされません。

私の場合この会社に即採用されたのは、まず履歴書にものづくり関連(珍しい分野で)の経歴があったこと、アメリカでの語学留学(2回)、アメリカでの奨学研究経験、芸術方面での受賞歴が日、米、国際、であったため、そこの内容を深く聞かれて、第一段階の履歴書は通りました。(ものづくり&美術関連の会社)日本での経歴がこの会社にとっては「採用してみよう」という動機になったのかと思います。

次に面接ですが、英語での受け答え(語学レベル)、マナー(ようは文化)も業務に支障はない、そして、実際のものづくり&フリーランスイラストレーターのその当時の進行中のプロジェクトを依頼主の了承を得て見せたところ、即採用となりました。

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結局すぐクビになった

しかしながら、以前の記事 アメリカ生活ー怪しい会社に1日で受かって4ヶ月で突然解雇された辛い話ー でも触れたように、同類、またはそれ以上の専門職(私がやることになった業務はものづくりとデザインの合体した分野で、会社内には両方同じレベルでできる人いなかった)の給与とはかけ離れて低かったです。

この会社内としては適正の給与なのかというと、全くそうではなくて、会社内の相場の半分以下の印象を受けました。転職サイトなどで表示されている相場の半分以下でもありました。朝7時に出て、夜7時に帰ってきて、子供をデイケアに出すお金が捻出できない程度の給料しかもらえない。

そこまで低いと子供を預けるだけで赤字かもしれない。子供が病気をして休むとその分収入も減るし、案の定クビになりました。アメリカでも会社は色々あって、子育て中だからといって理解してくれる企業はなかなかないのでは、と思うようになりました。

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「子育て中はみんな大変」と理解されながらもやはりクビの理由になる

娘が体調を崩し、3日連続で休み、そのあと出社すると、即クビを告げられました。私が入社するときは「みんな子育て経験者だから子供を預けて働きに来る大変さはわかる」とか「子育てで大変だったらなんでも言って」と面接で言われ、「子供が病気で熱が下がらず、離れられない。家でできる仕事があれば回してほしい」「みんなそういうものだから気にしないで。家で仕事しないでもいい。」という会話を毎回していたにも関わらず、です。

そして会社側は解雇の理由は「私の技能、努力が足りない」(他の部署からも「私じゃないとできない」という作業を持ってこられるために3ヶ月ほぼ残業してたので足りていないわけではない。)「(ほとんど頼まれたことがなかった業務での)パフォーマンスが良くない」という支離滅裂な主張。

アメリカの企業は「すぐクビにしていい」権利があるので、クビになることはもうしょうがないんですが、この会社に限って「クビにしたい理由」をきちんと求めようとするのは無理でした。

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「パフォーマンスの良し悪しを決定したデータなりがあれば見せてください」と聞けば「データはない」「じゃあ、私が開発してきた製品への評価は」と聞くと「どれも大変素晴らしい」。「製品化はどれもできる予定の品質ではあるんですよね?」と聞けば「問題なく量産できる」と、もう正常な人間と話している状態というよりコントなので、「やめさせたい時にとにかく無理やりやめさせる」会社があるのだと思うことにしました。

ちなみに、会社の評価サイト、グラスドアーでは星5つ中1個の会社でした。私の上司は先ほど述べた「学歴社会」ながらも、「本当にこの人は高校さえも出れたのか?」と疑ってしまうような、基本を学べていないトンチンカンな(日本じゃ50代であのレベルはない)変わった人でした。

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娘と自分にかなりの負担をかけるなら自宅勤務がいいと判断

この就職&クビの件を経て、私の現況ではこんな胡散臭い会社しか受からないことを学びました。

クビと言われても私は「また自力でフリーランスでフレキシブルにできた方が娘にも、私の体のためにも良い」と判断したので、ショックだったけれど頭の切り替えは早めにできて、現況の「フリーランスで家で働くお母さん」ポジションに落ち着いています。

子育てしながら時々絵を描くのは(本業は絵描き)いい。私に合っている。

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しかし、「家で働くお母さん」は、やっぱり旦那の健康と収入が安定していてくれるからこそなのは変わりません。

旦那が死んだとしても現時点でまた私が就職しても、生活に関わる全てが賄える収入は得れないだろう、旦那が明日交通事故で死んだとしたら、やっぱり日本に帰るんだろうなー、と思っています。

そのためにもアメリカで普通の額を稼げる就職ができる状態にしておきたいと最近考えるようになりました。娘が今年から義務教育になったので(公立学校はタダ!)自分の時間をどう使おうか考えるゆとりが出てきました。

国際結婚でアメリカにくる日本人女性が特に結婚前に理解しておくべきこと

おそらく、国際結婚をして、現在お仕事をされていない、またはご自分の日本での学歴や職歴を生かして働かれていない方は、アメリカに永住していく上で、私と同じようなことを不安に思ったり、必要だと感じているのではないでしょうか。

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アメリカで現地採用されるにはアメリカでの基礎づくりが必要

女性は、妊娠、出産、子育てと、子供を持つとなると負担するものが多くなりますが、実際に継続してガンガン働いている方も当然多いですし、資格のために勉強をされている方だって大勢います。しかし、それは母国だからこそすんなり行くことです。

アメリカで生活して行くには、アメリカでの学位、職務経験がまず必要です。ですが、一回育児が始まり、忙しく暮らすようになると、自分の就職のための軌道に乗せるのがかなり難しくなります。また人一倍の努力が必要になります。

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アメリカでも大学やコミカレに行こう!

まず、日本で大学、それ以上を出て、その分野の関連の職に就きたいと思っていらっしゃる方は、アメリカでも大学卒業か、それ以上の資格があってこそ、米国でその分野で働ける可能性が高まります。なので、現地で大学に単位を移して、アメリカの大学やコミュニティカレッジなどでも単位を取得する必要があります。

お金も時間もエネルギーもまたかかるのですが、やらないでおくと私のように、働く意欲はあってもなかなかいいところに受からないという事態に…。

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いざアメリカという異国で、母国でのそれまでの積み重ね(学歴、職歴など)が評価されない土俵で生きて行くには、やっぱり現地採用のための自分の基礎作りをして、やっと始まる。私は最近アメリカの大学をやり直せるならやり直そうと思うようになってきました。

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日本にいる間は気がつかない!

この点を私は結婚前はとっても甘く考えていました。幸い、旦那の収入でギリギリでも生きてこれたけれど、子供が学校に行くようになったら、本当に「私も稼がないとやばい」という焦りしか出てきませんので、アメリカでは両親共働きがデフォルトなのがよ〜くわかります。

日本にいる間にはこういったことはあまり気が回らないかもしれませんが、国際結婚でアメリカにくる方は結婚する前に肝に命じておかなければならんことだと、私は今になって思います。ですので、これからアメリカに渡る方は、先ほどいっぱい述べた私の体験談をぜひ参考にしていただけたらと思います!

 

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有言実行!2018年私の将来の目標リスト

さて、色々だべって来ましたが、最後に私個人の、これからアメリカでこれを成し遂げたい!と具体的な目標を掲げます。

絵描き、ブログ、学位・資格に力を入れる

はい、ということで、私の当面の目標はアメリカでの「自立」と「安定した収入」の実現です。

そのために

  • 絵描きの仕事をもっと伸ばす
  • ブログも頑張る
  • アメリカでの学位、資格をつけていく

ことを3本柱に掲げます。(ここで言っておかないと忘れる)

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2018年内にやる

(自己管理編)

  • 歯科検診、虫歯治す(完了)
  • 婦人科健診を受ける(完了)
  • マンモグラフィを受ける
  • 健康診断を受ける(完了)
  • 毎日朝晩合計40分歩く(スクワットと体操はした!)
  • 体重5キロ減らす(減らなかった!)

(絵描き編)

  • 名刺を作る
  • チラシを作る
  • 営業を始める
  • ニューヨークの来年冬の展覧会向けに2点本気の絵を描く
  • 絵画販売の専門サイトに自分の絵&グッズを売れるようにセットアップする
  • 年内に5点本気の絵を描く

(ブログ編)

  • 大学でやってたアメリカ文化の勉強をし直したい
  • ブログの記事を2018年内に100記事以上にする(3日に一回投稿した割合にする)(140になった!)

(物欲編)

  • 一人でランチに行きたい(完了)
  • コストコで売ってるターキーを焼ける鍋みたいなのが欲しい
  • ヘアアイロンが欲しい

(アメリカ生活編)

  • 加入している医療保険の内容をちゃんと読む(読んだ)
  • アメリカの不動産についてざっくり学ぶ
  • 年金関係について学ぶ
  • アメリカ国籍の取得方法と市民権のテスト勉強をする
  • アメリカ国籍を取ったら親の呼び寄せをどうするか勉強する

(学業編)

  • 英単語復習(英検2級、準1級のおさらい)
  • アメリカ文化の学部の時の教科書読み直す(40冊中3冊)
  • オンラインか大学かコミカレか検討

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2019年

(自己管理編)

  • 毎日朝晩合計40分歩く
  • 引き続き体重5キロ減らして固定
  • 花粉症対策3月からする
  • 春頃ジムに通い始める
  • 花粉症対策9月にもする
  • フルーショットは9月上旬にする
  • 夏は水泳で息継ぎを覚える
  • 息継ぎ覚えたら無限に泳げるので秋からプールのあるジムにする
  • 検診毎年受ける

(絵描き編)

  • 一人でニューヨーク写真を撮りまくるツアーを定期的に開催する。
  • 年に50点は描く
  • アートカウンシルに取り合う

(ブログ編)

  • いろんな人とコラボ記事や意見交換する
  • 2019年内に250記事以上にする

(物欲編)

  • iPadが欲しい
  • いらないものを全部Ebayで売りたい
  • 絵画販売とブログ執筆で収入を得る(平均月$1000以上稼ぐ)
  • 水耕栽培のキットがほしい($100)
  • カーナビ&ドラレコを買う
  • 貯金をする

(アメリカ生活編)

  • アメリカ国籍申請したい
  • 親の面倒を考える

(学業編)

  • 大学レベルの英語のボキャブラリーを身につける
  • TEDとかニュースとか常に聞くようにする
  • SATから始めてCourseraでコースをいくつか取ってみる
  • アメリカ文化の学部の時の教科書読み直す(40冊中15冊)
  • 大学の単位をアメリカの大学に移してみる
  • オンラインの大学の授業を取って単位取得する

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2020年

(自己管理編)

  • ジム通いを継続する
  • 体重増えないようにする
  • 花粉症対策をちゃんとする
  • 検診

(絵描き編)

  • 年に50描く
  • 販売サイトで売り続ける
  • 地元で個展を毎年開催したい
  • 友達のコミック師匠とコラボして出版したい

(ブログ編)

  • 年に100記事目安に続ける

(物欲編)

  • メトロポリタンミュージアムの会員になって月一回一人で行きたい
  • マッサージチェアが欲しい

(アメリカ生活編)

  • アメリカ国籍取得するか
  • 親呼び寄せか

(学業編)

  • 恩師に連絡してコラボしたい
  • 引き続き単位稼ぎ続ける
  • 英検1級か通訳、翻訳関係の資格を取りたい
  • 英語をとりあえずアメリカの大学レベルにしておく
  • アメリカ文化の学部の時の教科書読み直す(40冊中15冊)

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2021年以降

(自己管理編)

  • ジム通い継続
  • 体重固定
  • 花粉症対策
  • 検診

(絵描き編)

  • 年に50描く
  • 販売サイトで売り続ける
  • 地元で個展を毎年開催したい

(ブログ編)

  • 年に100記事目安に続ける

(学業編)

  • GREかIELTS対策始める。1年間やる。
  • 英語で論文一本書いてみる
  • 修士始める

(生活)

  • アメリカ国籍を持つからこその職に就きたい(学校とか役所とか軍で通訳とか)
  • 老後の安心をしたい
  • サンディエゴコミコンに行きたい
  • ニューヨークコミコンに行きたい
  • ミュージカルを定期的に見たい
  • コンサートに定期的に行きたい
  • ディズニーワールド(ハロウィン)に行く(10日間)
  • ディズニーランド(カリフォルニア)とカリフォルニア南北縦断の旅をする(1ヶ月)
  • ヨーロッパに行きたい
  • クルーズに行く
  • グランドキャニオンに行く
  • スミソニアン博物館に隔年2週間くらい入り浸る
  • 博士課程を終えたい
  • 寒い時期はフロリダで過ごして暑い時期はボストンで過ごしたい
  • なぜかディズニーワールドの年パスを所持したい
  • 絵は一生描き続けて、アメリカについての考察も一生し続けて、老人になったら自主制作映画を作ってYouTubeで公開する。

そうか、最終的には好きなことで収入を得たいがためにYouTuberになりたいのか、私は。うん。楽しそう。いいじゃん、なんでも好きな分野のコンテンツを作れば。

リタイアの歳をとるまでに専門性を極めて、サクサク動画作れるんだったらそんなにいい仕事ない。うん。

この先20、30年後はどんな世の中になあっているかが問題だけどな。

 

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まとめ

いかがでしたか?最後まで読んでくださった方がいるとは思えないのですが、もし読んでくださった方がいらっしゃいましたら、本当にありがとうございました。

この記事は全て「筆者の、筆者による、筆者のための、体験談を振り返り、今後どう自分の人生をどうしたいかの夢を語る」内容でした。もし、ご自分のアメリカでの人生も目標と予定を立てて今後ステップアップして行きたいけどどうしよう、と思っている方の参考になりましたらとっても嬉しいです。

それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!またお会いしましょう。

 

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