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Hocus Pocus 近年ブームの隠れた名作映画

映画

1993年のアメリカ映画「ホーカス・ポーカス」はハロウィンの1日に伝説の魔女三人が巻き起こす大騒動。現在アメリカではハロウィンシーズンの風物詩として9月、10月は毎日のように放映されるクラシック作品です。

さらに、2020年10月末から続編の撮影が始まりました!これは目が離せません!!

歌ったり踊ったり笑ったりの最高の一本。おかしな魔女たちの魅力、魔力(笑)をたっぷりご紹介します!

映画『ホーカス・ポーカス』の魅力をとことん語ります。

こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

管理人が映画大好きなため、このブログではアメリカ映画も時々ご紹介していきます。

映えある第1回目のご紹介は「ホーカス・ポーカス」です。

何それ、とご存知ない方も多いかもしれませんが、米国では根強いファンが多い、隠れ宝石のようなコメディ・ファンタジー・ファミリー映画です。(笑)

まだ見たことがない方はぜひご覧くださいね!

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ホーカス・ポーカスはディズニー制作の1993年作品です

最近は制作元のディズニーのブームづくりの努力が目立っていて、ディズニーワールドでハロウィンイベントのショーのメインキャラクターに選ばれたり、25周年記念としてリバイバルで全米各地の映画館で再上映を遂げたりと、私のようなファンを喜ばせまくりです。

皆さんご存知、超ビッグ俳優、歌って踊ってチャーミングで元気で天真爛漫な強いおばちゃん!ベット・ミドラーのインパクトと、全体にウィットとユーモアにあふれたファミリー向けファンタジー映画となっております。

さらに2020年、ずっと噂でしたが、とうとうディズニーが10月末から続編の撮影を開始しました!!

ウィニー役のベット・ミドラーさんご本人のツイートをご覧ください!!

ホーカス・ポーカスってなんだろな

タイトルの『ホーカス・ポーカス』 ”Hocus Pocus” とは、日本語にすると「ちちんぷいぷい」みたいな感じの呪文にあたる言葉。

映画の中では”It’s all just a bunch of hocus pocus.” というセリフもあったり、日本語にすると「まったく、わけのわからないことを言ってるんじゃないよ。(そんなの作り話に決まってるだろ!という感じ)」ですかね。

Munbo Jumbo と似た感じのニュアンスでしょうかね。


Hocus Pocus はカルト映画です

人気があって有名な作品ですが、公式から「カルト映画」という印を押されています。カルト映画!(笑)私が好きな映画はカルト映画ばっかりだなぁ。

ディズニーは時々カルトなのちょいちょい挟んでくるよね。トロンとか。(大好き)シュガー・ラッシュも素晴らしくて何度見ても楽しめる。特に私のようなサブカルチャーオタクは100回見ても見飽きない。

冒頭にもあげたように、今年(2018年)は25周年。そして、去年からはディズニーワールドでハロウィンイベントのショーが繰り広げられ大フィーバー!

グッズも多く発売されたりと、身近な場面で映画会社がファンへ提供する作品への愛が強く感じられるのも、アメリカに住んでいるからなので、私はとても幸せを感じています。(笑)

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映画ホーカス・ポーカスはこんな人にオススメ!

ウーピー・ゴールドバーグの「天使にラブソングを…」や、子供の心を掴んで離さない80年代の「グーニーズ」、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、怖いけど笑える「ビートルジュース」、アメリカのシーズナルイベントの魅力が味わえる「ホームアローン」などなど、気軽に楽しめるにも関わらず、心にすごく残る、エンターテインメント系映画がお好きな方には是非オススメです。

そして、何と言っても勝気でキュートなオバチャマ、ベット・ミドラー様が主演です。もしまだ彼女のファンなのに見てない!という方ははこのハロウィンの季節に是非是非観てね!アメリカのハロウィンの空気が伝わってきますよ!


超ざっくりあらすじ

マサチューセッツセーラム、魔女狩りの歴史があるこの地に、古くから伝わる邪悪な魔女3姉妹がひょんなことから現代に復活。

主人公の子供達3人だけ伝説の魔女が復活したとパニックになりながらも、魔女を退治し、セーラムの皆さんに3人の冒険はまったく気付かれることなく、人知れずハロウィンの不思議な夜は更けて、無事朝を迎える、という物語。

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アメリカでのハロウィン風物詩的存在

まあまあ安心して見られるタイプのファミリー映画なんだけど、主に15、6歳までのお子さんがワイワイ騒ぎながら見られる感じです。さらに大人も「そうそう、ハロウィンと言えばこの映画よね」とアメリカでは長い間お馴染みになっている、ジョーク溢れるハロウィン風物詩作品でもあります。

ちなみに、今年は某テレビ局の1ヶ月以上にわたる「ハロウィン映画マラソンプログラム」で、毎日2、3回放映されっぱなし(えっ?)の事態となっております。なんじゃそりゃって感じですねえ。

ハロウィンマラソンっていうのがあるのがアメリカーンだわ。(笑)アメリカにお住いの方は是非テレビをつけて見てみてね。

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見所をとことん語りますよ

1 ビバ90年代

この映画は「コメディ」であり、「ファンタジー」なんだけど、魔女が飛んだり、半透明のお化けやゾンビが出てきたりしますが、最近のハリウッド映画に多用されて当たり前のめっちゃすごいCGI特撮はほぼナッシング。映像的には純朴なんだけれど、よくできている作品だと思います。

80年代や90年代の映画を今見ると感じる「おおらかさ」、「手作り感」が満載です。なのでビジュアル的にそんなに無理がないから結構自然なんですよね。(魔女は、まあ、飛ぶんだけど。)

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(今より映像技術がシンプルな)昔の映画のいいところって、役者の演技力や表情の豊かさ、セリフの言い方、話の作り込み方なんかに観客の意識が行くので、すごく記憶に残りやすいと私は感じています。そんな理由でもこれはいい時代の映画と言えるのではないでしょうかー。(笑)

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2 魔女の豪華さ

この映画の物語のキーとなるのは子供達3人なんだけど、それより先にサンダーソン魔女三姉妹のビジュアル的インパクトがすごい。

魔女3人組、サンダーソンシスターズの恐怖の長女ウィ二フレッドはベット・ミドラー、のんびり屋で犬のように鼻がきく次女メアリーはキャシー・ナジミー、そして天然でセクシーで男好きの末っ子は「セックス・アンド・ザ・シティ」のサラ・ジェシカ・パーカー

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サラ・ジェシカ・パーカーはこの映画以降どんどんスターダムを登りつめていくので、駆け出しの頃の彼女を見たい方は要チェックですよ!

魔女3人組のキャスティングはともかく、彼女たち3姉妹の息の合い方、間合いの取り方がとにかく笑えること。3人が揃うシーンのコミカルなこと、細かな構図、配置、仕草、シーンごとにホントよく作り込まれているんです。これだけ役者さんの醸し出す雰囲気の演出が繊細な映画、あんまりないですよ。

こんなのもはやコスプレでしょと言う感じの派手で個性的な衣装、悪い魔女なのに妙に好感が持ててしまうキュートなおまぬけさ、突如歌い出すインパクト(笑)がすごくて、たのしーく鑑賞できますので、ストレスが溜まったー!と感じている方は是非気楽な気持ちで見てほしいー!(笑)


 

3 魔女の仲良しさ

気性が激しく、自ら「最恐最悪の魔女」と豪語しているウィニーは、気が強くてわがままで妹二人をしもべのように使ったりするんだけど、「ワルい」魔女であるはずの妹二人も「はいはい」、と従ってるところがとっても微笑ましい。実際こんなに距離の近い3人組のおばちゃんがいたら面白いだろうと思う。

  • 3人揃って並んでくっついて歩くところがノリノリで面白い
  • ウィニーの喜怒哀楽が理不尽なのに、その都度従順で優しい妹二人にグッとくる
  • ウィニーが何故か突然素晴らしい歌唱力とエンターティナー性を発揮するシーンで、妹二人も自然に完璧に踊って歌う。突っ込みようがない。
  • 3人揃って顔が面白い
  • 3人揃っているシーンが必ず漫才状態である

わかっていただけますでしょうか、この作品にどれだけ愛すべきチャームが詰まっているかを…。(笑)

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4 幼少期から心に残っている「晩秋」と「不可解な出来事」にリンクする

日本からアメリカにくると、それまでと違う季節の移り変わり、植物の種類、季節のイベントなどなど、「情緒」的なカルチャーショックが多々あると思いますが、ハロウィンの晩秋の季節が我々にそこはかとない「寂しさ」を感じさせるのは日米似ている気がします。

アメリカの子供達は毎年楽しみにしている魅惑の「ハロウィン」。葉っぱが舞い、日が暮れるのが早くなり、毎日毎日寒さが増してくる季節に心細さや寂しさを感じて育つと思うのですが、夜が早くなった分、暗い時間を感じるのが長くなって、その分読書などで想像力が増したりするのは日本と共通かもしれません。

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寒い時期になると、子供の頃にはほんのり感じた「わけのわからないものへの恐怖」や冬へまっしぐらな空気を感じつつ、「お祭りの日のイレギュラーな興奮・ときめき感」を思い起こしたい!というちょっと疲れたアダルトにも心のデトックスとなるかもしれません(笑)。

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5 ベット・ミドラーありき映画

何と言ってもコメディもシリアスの演技もこなし、歌の才能も凄まじいディーヴァ、ベット・ミドラーさんの存在が全てと言っても過言ではありません(笑い)。

おそらく彼女が魔女ウィニーを演じていなかったら全く違った映画になっていたでしょうね。

ベット・ミドラー様とは!

ベット・ミドラーはまさに「アメリカンな女性」だと思います。はっきり物事を言うし、どっちかと言うと気が強い女性の役を好演していますね。センシティブだったり、深い母性があったり、、エネルギーに溢れていたり、色々な作品で様々な役をこなしています。

自分の夢のために突き進んでプロフェッショナルを極める、そんなまっすぐで力強い印象を私は持っています。

彼女の他の素晴らしい作品は「ローズ」、「オリバー ニューヨーク子猫物語(ディズニーアニメーション、声と歌の出演)」、「フォーエバー・フレンズ」、「フォー・ザ・ボーイズ」、「ステラ」、「ファースト・ワイフ・クラブ」などがあります。演技と歌がコンボになっている役が多いのでやはり彼女は「歌姫」のイメージですね。そして、印象的な笑顔にやっぱり惹きつけられますねーl綺麗だわ!

80年代、90年台前半のまだまだ元気だったアメリカのバブリーな雰囲気を象徴するかのような映画に多く出演していらっしゃいます。

2017年3月からニューヨークのブロードウェイにて「ハロー・ドーリー!」の上演を一年半近く続け(72歳とは思えない歌唱力と美貌!)公演初日の売り上げがなんと、ブロードウェイの記録を樹立したそう。そしてトニー賞のミュージカル主演女優賞を受賞されました。

私も彼女のこういう勢いを少しでも見習っていきたいわー!


6 歌のシーンは特に必見

魔女たちが出てくる場面はどこも面白いんだけれど、一番印象に残るのはやっぱり高校のハロウィンパーティーのステージで歌うところね。これはもうベット・ミドラーオンステージとしか言いようがないんだけど、魔法を大勢にいっぺんにかけてやろうじゃないの、というウィニーの機転でこんなシーンが出てきます。

ベット・ミドラーが出ている映画なのに彼女が一曲も歌わないのも不自然だし、魔女が突然ステージでプロ中のプロの歌唱力で歌い、なぜかアドリブであろうシスターズのコーラスと振りも完璧というのも不自然だけど、これは純粋なエンターテイメント映画ですから、野暮な理屈は置いておきましょう。(笑)

「セーラムの皆さんこんにちわーっ!私はウィ二フレッドよ!みんなの名前も教えて!」と観客のつかみもなぜか(笑)心得ているウィニー。あなたも彼女たちの魔法の虜になるかもしれませんよ。

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ホーカス・ポーカスの情報

題名:ホーカス・ポーカス 原題:Hocus Pocus

アメリカにお住いの方はDisney+でストリーミング見放題ですwケーブルでも9、10月は毎日のように放送されています。

制作会社:ウォルト・ディズニー Walt Disney Pictures

公開年:1993年 7月16日 (日本公開は1994年)

ジャンル:ファンタジー、コメディー

監督:ケニー・オルテガ Kenny Ortega

プロデューサー:スティーブン・ハフト、デイビッド・カーシュナー Steven Haft, David Kirschner

主演: ベット・ミドラー、キャシー・ナジミー、サラ・ジェシカ・パーカー Bette MidlerSarah Jessica Parker,  Kathy Najimy

あらすじ(ネタバレです)

1693年マサチューセッツ州セーラム。そう、「魔女狩り」の歴史で有名な海沿いの美しい街です。

ウィ二フレッド(ウィニー、ベット・ミドラー)、メアリー(キャシー・ナジミー)、サラ(サラ・ジェシカ・パーカー)魔女の3姉妹「サンダーソン・シスターズ」は幼い子供達を誘拐しては精気を吸い取ることを繰り返して生きながらえてきた、黒魔術を使う悪い魔女。

ある日、シスターズは幼い女の子エミリーを魔術で魔女の家におびき寄せる。エミリーの兄、サッカリー・ビンクスはそれに気づき、食い止めようと魔女たちと戦うが、魔女たちはエミリーの精気を吸い、エミリーは死に、ビンクスは不死の黒猫に変えられてしまう。

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魔女の仕業を突き詰めた村の人たちはシスターズを捕え、いわゆる「魔女狩り」の公開処刑をする。首をつられる前にウィニーは「私たちはハロウィンの夜、バージンが「黒い炎のろうそく」を灯す時、また舞い戻理、その時はセーラムすべての子どもの魂を吸いとってやる」と呪いの言葉を残す。

そして300年後、セーラムの高校ではカリフォルニアから越してきたばかりの新入生、マックスが学校に馴染めずに授業を受けていた。この日はハロウィンで、授業ではちょうど地元に言い伝えられる「サンダーソン・シスターズ」の伝説を聞いたばかり。

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マックスはおとぎ話は信じない、と鼻からバカにした態度だったが、同じクラスのアリソンが「サンダーソンシスターズの小屋を博物館として所有している」家の娘で、サンダーソンの伝説はおとぎ話ではない、と反論。そこから二人は接点を持つようになる。

マックスが学校から帰ると、小さな妹デニーのTrick or Treatの付き添いをするため、ハロウィンの夜のご近所を歩くことに。数軒かキャンディをもらううちに、アリソンの豪邸にたどり着き、マックスはテンションが上がる。マックスはデニーの良いお兄さんであることをアリソンにアピールしたく、「シスターズの小屋に肝試しに行こう!絶対どうってことないって!」という流れに。ノリで3人は日没後サンダーソンの小屋にこっそり向かう。

博物館はすでに閉鎖されて久しく、展示物を見ていく途中でマックスが「黒い炎のろうそく」に火をつけてようとする。黒猫のビンクスが突如制止にに入るが、ろうそくに炎は灯ってしまう。

とうとう17世紀の恐怖の魔女3姉妹は予言通りに、現代に復活してしまい、そこからマックス、アリソン、デニーの一夜の大冒険が人しれず始まる…。

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まとめ

いかがでしたか?大好きなベット・ミドラー主演の「ホーカス・ポーカス」の見どころと魅力をがっつりお伝えしました!

ハロウィンに向けて日に日に寒くなる、ワクワクとゾクゾクが詰まった夜に、心から楽しめる元気な作品を、あなたもいかがですか?

それではどなた様も、Happy Halloween!

 

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