アメリカでブラックな会社に採用されて即クビにされた話

この記事は私がアメリカで初めて就職して4ヶ月でクビになった体験談です。

とても苦しかった話なので、こんな例もあるんだな、とみなさんへの注意喚起となればと思います。

アメリカでの就職活動はこんな感じ、子供が小さいうちにフルで働きに行くとプレスクールにこのくらいかかる、なども触れています。

これから自力で就職活動しようとしているアメリカ在住日本人の方の参考になれば幸いです。

アメリカで会社にパッと受かってパッとクビになったとんでもない体験談です

みなさんこんにちは~なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。

皆さん、お金稼いでますか?

アメリカにお住いの日本人の皆様。駐在、永住など、アメリカ滞在の期間がどうであれ、働けるビザや永住権があれば、働きたいですよね。

なぜ働くのかー お金が欲しいから。キャリアを諦めたくないから。始めたことを続けたいから。仕事が好きだから。色々あると思います。

読者の皆様はどうされていますか?

アメリカで国際結婚した子育て中の日本人女性のうち、どのくらいの方がアメリカの一般企業にてフルタイムで働いたことがあるでしょうか。また、どのくらいの方が、子育てや、「外国人」として自分に合った働き方が見つけられないとお困りでしょうか。

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子供に手がかかる時期はクラウドソーシングサイトで在宅

私は旦那と同棲し始めた頃から子供が生まれるちょっと前までは、自分で立ち上げたオンラインサイトで仕事をしていました。結婚後グリーンカードが出てからね。

でも、その後子供が生まれて1年は全く働きませんでした。ワンオペ。就活から始められない。体力的にも働けない。金銭的にも就活する際のチャイルドケア代が夫の稼ぎでは出せない&チャイルドケアが周りにない…。(田舎)

子供が1歳半くらいになってからクラウドソーシングのサイトを数件通じて毎日コツコツできることをしてお金を稼いだりしていました。

今はクラウドソーシングサイトを使っても自宅で好きな時間に作業できるタイプの仕事を選べるし、とても便利な時代ですね。子供の面倒で細切れの時間しかないお母さんには在宅フリーランスはオススメのスタイルの一つであると思います。

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求人サイトを使って就職活動を開始した

オハイオにいた頃は子供が小さく、それまでアメリカで働いていた場所もなかったので、外に出て働く選択肢は選ばなかったのですが、(ちょっと日本人が単独でパートでも正社員でも飛び込んで行きにくい雰囲気の地域でもあったので)ニュージャージーに来てから半年ほど経って、履歴書を書くところから始めました。

就活する際にIndeedやMonsterといった求人サイト大手を利用しましたが、読んでいるだけで最初のうちはかなり時間がかかりました。

色々なサイトを参考に英語で履歴書を書き、ポートフォリオを用意し、自分でできそうなレベルの職務内容を毎日チェックして、これだけで2週間があっという間に過ぎました。

ちなみに、日本と比べてアメリカの履歴書は手書きでもないし、ひな形もないので、業種別の書き方さえ理解してしまえば100倍楽です!


ポジティブな答えは早くくる傾向

良さげな会社に2週間で合計40件ほど履歴書を(サイトから)送ったところ、ぼちぼち答えが出始め、電話で面接のアポを取るなどまで進んだところが何件か出て来ました。

応答が早い所と遅いところの差が激しいようで、早い所は履歴書を出して次の日、遅いところは2、3週間して「面接どうですか」と聞いて来たり、「今回は残念ながらお見送り」と言ってくるのが多いですね。

「今回は残念ながら」さえ言ってこないところは7、8割だと思います。また、稀に、2ヶ月、3ヶ月経って「残念ですが」を言ってくるところもあります。

私は大黒柱ではないし、これがアメリカで初めての就活なのでそんなに気を張って、責任重大でやっているわけではありませんので、ある意味、自分でどの程度までできるもんなのか試している感じの方が大きかったです。ですので落ちてもそんなにショックではありませんでした。

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電話で面接(インタビュー)を3、4件受けた

担当者(大抵人事部ーHRの人)から「履歴書受け取りました。興味があるのでインタビューしたい」旨の応答は合計4件もらったと思います。

そのうち2つはなんだか求人広告とは違う感じの内容もできるかなど聞いてきたので、「できないと思う」と答えて断りました。

アメリカ人はできないことでも「できます」、やったことさえないことでも「やれます」とかなり自分のキャラクターを盛って挑む「マッチョ文化」があるようなのですが、私はできないことはできないとはっきり答えていました。なぜかというと、嘘をついてまで仕事をもらいたくないから。

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自己責任の概念が強いアメリカで万が一業務内で失敗した時、過剰な責任を負わされては嫌だからです。そして企業側ももともと私が見た求人内容に書いていないことまで私に要求してくるんでは、力のインバランスが起きると思ったので、引き受けないほうがいいと思ったからです。

そうこうしていると自分でも履歴書を出したのかあまり印象に残っていなかった会社から電話があり、興味があるから面接に来ませんか、と言われました。この会社の情報をもう一度調べて読んでみると、私自身も楽しんでできそうな内容であったので、電話で一回話してから次の日面接を受けてみることにしました。

就職活動を始めてから3週間だったので、これからもっと進めていけばよかったんだろうけれどね。

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中小企業ではあるけれど、まあまあ有名な会社に受かった

面接に行き、それまでの自分の専門や履歴のわかるものを持って行って見せたところ、自分の配属先の上司も納得して、その場で即採用となりました。ここまでこの会社は全て穏やかに、「聞き上手」で暖かい雰囲気でした。ですが、今考えると「給料の額」に触れなかったので、ハメられた感があります。

この会社は(ものづくりです)ある分野でアメリカ全土の大手量販店(ウォルマートやターゲット、シアーズ、コストコなど)の商品を独占的に扱っています。

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一つのその売り場が全部この会社の商品で埋め尽くされているので、売り場面積としたら全米でかなりのものとなります。ターゲットだったら廊下一本分の商品のターフ(売り場)を契約して持っています。

なのでアメリカにお住まいの方のお家に何かしら1点でもこの会社のものがあるかもしれません。私は昔日本で開発部でものづくりをしていた経歴と、本業の絵描きの受賞歴などが認められて、商品のデザインと設計、試作を作る業務をする部門に入ることになりました。

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生活費が高い地域での収入は注意

ニュージャージーの最低賃金は$12と言われています。バイト、パートの額です。ニューヨーク州全土では時給$15が最低賃金です。

そして、私が住む地区では物価が高いので最低賃金として$20ないとやっていけないとされています。

私の場合、募集要項には年収$50000以上とあったので、自分の学歴とスキル(アメリカでも日本でも結構珍しい)を総合的に見て、まあ、ここから始めるんでいいかな、と思っていました。とりあえず募集要項に$50000からとあって、そこに受かったということで、その金額がもらえるんであろうという理解で(私の考えは)進みました。

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まあまあ有名でも気をつけたほうがいい会社はある

で、仕事を始めるにあたって、最初の1ヶ月は試用期間として正社員扱いではないことを説明され(これは納得)、その間は時給が$17であると言われました。

自分が思っていた額より随分低いので、果たして通勤時間を入れてちゃんと成立するか微妙でしたので、「これだと生活は成り立たないと思うので$17ではできない」と言いました。

相手は私の態度にちょっとひるんだようなのですが、私を説得するのにとても必死、というか慣れた感じで、「1ヶ月の試用期間が終われば変わるし」という言い方をしました。

こういう時、人事の人は私の目を見て話さないのが印象的でした。

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今になって思いますが、こういう言い方をされたら、「1ヶ月後の試用期間が終わって正社員になったら時給換算いくらになるんですか。それを紙に書いてください。」などとはっきりさせておいて、そこで働くか働かないかワンクッション置いて考える必要があったと思います。

でもそこまで言うほど険悪なところで働きたいと思うかどうか。

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子持ちだと時給$17でフルタイムは無理です

そして読者の皆様もう気づいていると思いますが、私ははっきりしない感じのまま働き始めてしまい、1ヶ月の試用期間を経て正社員になったものの、案の定、時給は$17のままでした。

ちなみに、私の住む地域のコストコのパートの最低時給が$17です。私はこの企業に専門職のフルタイム正社員で$17で雇われていました。いかがなもんでしょうか。

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「試用期間が終わったのに時給が上がらないのはなぜですか。娘のプレスクール代が月に$1200以上かかるのでこれではやっていけないから、最初に言っていた通りに正社員になってからの時給を上げてくれないと困る。」と上司と人事に言いましたが、表面上の同情(?)のような言葉と、今は予算的にできないの一点張りでした。

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フリーランスの時の収入の半分になってしまった

時給$17でフルタイムで働いて税金が差し引かれた一月の手取りの額は、それまで私が隙間時間で娘を家で面倒見ながらフリーランスで絵描きや翻訳や専門記事ライターをやっていた月の手取りの約半分なのです。

隙間時間で気楽に1日平均7時間自宅で働いていた額>通勤に往復2時間かけ、1日の中で合計11時間拘束されるルールが厳しい労働の額。これはいかに。

まず、経歴などが認められてて、部署で一応大学院を出ている人間が私だけなのに、インターンと同じくらいな$17というのはやはりどう考えても理不尽でしたね。

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働くお母さんが辛すぎることはアメリカでも社会問題に

家で働いていれば収入を貯金できるけれど、外に働きに行くことでプレスクール代がかかり、収入のほとんどがプレスクールと車のローンに持って行かれることになります。

出費がほとんどのために貯金はできません。それに、病気や娘が風邪で休めば、その日の分の収入はゼロになります。

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月に3日娘が熱を出したり、祝日も含め働けない日が発生すると、プレスクール代は勝手に出て行きますから(休んだ日の分のプレスクール代は返ってこないという意味)赤字になる可能性が大です。

これは就職した意味がほとんどありません。(年金や税金を納められるのはいいんだけど、それはフリーランスの働き方でも自分でちゃんと年度末できることなのでね)

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なので、今家でできる仕事がある方は無理に外に働きに行かなくてもいいかもしれない、とじっくり計算してみてください。収入を増やしたい場合は家でフリーランスの仕事をちょっと増やす感じで考えるほうがいいかもしれません。

なんだろなポイント!

アメリカで就活して実際に企業に受かるか試すのはとってもいいこと!でも、就職して働き出すと子持ちの場合はプレスクールやその他の出費がのしかかるから、自分の収入と比べて考えることが大事だよ!家で働いて収入を得るのも一つの方法なので是非比較してみて!

子育てが破産に繋がるかもしれない可能性がある

そして、もし子供が3人以上いた場合、赤字が顕著になりすぎるので外で働きに行くスタイルは現実的ではない、という結論をよく聞きます。

日本だと子供医療、子育て支援などが自治体で充実していますが、アメリカでは貧困層に認定されるとか、身体障害があるとか、グリーンカード保持者でも5年以上住んでいないと福祉が受けれないとか制約がいろいろあります。

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日本と比べてしまうとアメリカは基本的に一般層が受けられる支援が一切ないので、子育て自体がハードル高く感じます。

アメリカの貧富の差が激しいのは有名ですが、アメリカの6人に一人の子供が貧困であるというデータも出ているので、私が経験したようにプレスクールに入れてお母さんがフルで働いてギリギリと言っているレベルはまだいいほうなのかと思います。

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まだまだ女性を踏み台にしている社会のアメリカ

私は専門性の高い大学院の修士課程を持っていますが、この企業ではそれは業務に必要な技術レベルとしてカウントしていません。(なんだそりゃなんですがね)

時給$17は私の職場、職務内容からしたら少ないのですが、実際それで頑張っているお母さんは、アメリカの都市部でも大多数のようです。

女性の方が高学歴でも男性よりも給料が20%少ないと言うデータもあります。

ですので、私の周りで就学前の子育てで一番大変な中働いていたお母さん方の体験談を伺うと、「プレスクールやデイケアの高額な出費のおかげで赤字覚悟で働いていた」、「それでもその2、3年を乗り切って昇進なり、キャリアとして積み重ねておきたいから働いた」というものすごい根性のご意見が多数あります。

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私がフルタイム正社員だった1日のスケジュールはこんな感じ

会社で働くということの拘束は思っていたよりもかなりあります(この会社の場合)。まず私は朝7時20分に家を出ます。通勤時間以外だと25分の距離でもラッシュアワーはやはりそれだけ多めに時間をみないとダメ。

そして、8時から12時まで業務。12時から1時まで昼休み。この間は時給は付きません。でも昼休みにやらないと終わらない量の仕事を任されていますので食べながら業務。(この辺のシステムが正社員でも年俸制じゃないので変わってるのかも)

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1時から5時まで業務。5時になったらぴったりと出て行けというのがこの会社の風土でした。終わらなかった仕事は持って帰ります。ちなみに、必要な機材や道具は自前のものを使っています。消耗品は会社のものを使っています。

朝は旦那(8:30に着いてればいい)に子供を8時に着くよう送ってもらって、帰りは私がなるべく子供を迎えに行く。でも遠いので旦那と連絡を取り合いながら必死こいて6時までにプレスクールへ向かう。


上司が困ったちゃんだった

私はおそらくこの会社の中でも一番安い賃金で働いていたのだろうと思いますが、仕事内容はとても濃く、なぜか会社全体で誰もできない技術を任されていました。(意味がわかりませんよね)いままでこの会社はどうやって回っていたのか謎です。

私の直属の上司は残念ながらとても学があると言えるタイプの人間ではなく、発言はおろか行動も高校生のようなレベルの人でした。発言にFワード、Dワードはざらでした。一応こういう品性を欠く言動は社則で禁じられてはいましたが、この人は気にしなかったようです。

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この会社で働き始めて数年経つようなので、仕事のフローなどは把握していますが、開発部でありながら肝心のものづくりのイロハを作り手として理解しておらず、エンジニアリング的に無理なことを毎回私にふってきます。

例えば、機械の大きさ的に絶対入らない材料を入れて「これなぜ入らないの」「なぜこうなるの」と真顔で聞いてきます。学歴以前に一般常識というか。私含め、周りの部下は一斉に静かになります。

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上司は「私はこの会社に入ってから授業を取り直して勉強し直した」とよく言っていましたが、それは別に普段の業務で上司が使っている技術と関係ないので、なんでそんな話を堂々とするのかなと思っていました。

自慢したかったんでしょうけれど、周りの部下は静かに聞いていますが、明らかに上司よりも専門を極めている(大学の専攻が)出身の人たちなので、とても静かーに聞いていましたね。

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丸投げされた私、でも奥さん!時給はたったの$17!

上司は物を作る際の「作る人側の意思決定」が全くわかっておらず、新製品を上から作れと言われた際、色々アイデアを持ってくるのですが、材料や機材の相性など総合的に見て不可能な無理難題をプロジェクトに盛り込もうとします。

私が「それ無理です」「この機材ではできません」「実際中国の工場に量産するデータを提出したらあっちは設備上できないと言ってくると思う」などと返すと最初のうちはムッとしていたのですが、そのうち上の人にもわかってもらえたようで、今度は「信用してるから全て私に判断を一存する」という、上司としてどうなのよという暴挙に出てきました。

そして、上司は私のいる場所からほぼ1ヶ月半いなくなり、プレゼンの準備から試作から設計から、他部所からのヘルプから全て私にかかるようになりました。上司の指導も、私をスーパーバイズする人も皆無で一人で部署を切り盛りして働くという状態に。

それでも時給は$17です。

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体調を崩して休んだ直後急に解雇された

ものすごく仕事量があるのですが、私は家に持って帰ったり、残業したり、昼も食べすに作業したりしてこなしていましたが、働き始めて2ヶ月で他にもっとマシなところが自宅から近くでないものか探し始めたり、もうフリーランスを家でまた始めた方がいいと思っていました。

家で結局睡眠時間を削っていたので、かなり疲れが出て、娘が学校でもらってきたひどい風邪を私ももらってしまい、喘息っぽくなってしまいました。

娘も私も風邪をひいたため3日休んだ後に、「私のパフォーマンスの一部が悪い」という言い方をされ、勧告なしでクビになりました。

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さらに、あることないことを感情的に言われ、上司が私を全くサポートも、業務内容の確認、評価もしなかったことは触れませんでしたね。大変失礼で差別的な言い方をされました。こういう際は録音したほうがいいかとさえ思ってしまいます。上司の人間の質の本性は記録しておくべきだったと今思っています。

クビの前に、Warning, 注意、一切なしです。(これは彼らも法律に引っかからないよう、私の能力が会社の要求に足りていないという言い方、記録をしています。)

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移民を雑巾のように使ってはクビにする企業がある

私は業務上英語でミスやトラブルを起こすこともなく、社内で他の誰もできない技能と専門分野の知識があり、他の部署の社員が度々頼ってきたり、エグゼクティブにも大事な会議で意見を聞かれるようになったり、上司の了承の元私にしかできない作業を他所からも複数任せられていました。

かなりの残業、持ち帰りをして、目に見える貢献をしていたのですが、「スキルが足りていない」という言い分での突然の解雇。

専門性の高い技術を持つ人のうち、移民の人はみんな働き出して1年未満とか3ヶ月とかで、この会社の過去を知っている人がいなかったことが目立っていたので、なんとなくこの会社のやり方が見えていたので気になってはいました。


働いてみないと見えない闇がある

1年以上働くと、年金資金の積立の補助などが会社側としてサポートが始まるのですが、1年以上働かせないように会社側が意図的にコントロールしているのだと私は感じました。これはまだ「アメリカ人」ではないグリーンカード保持者は気をつけて観察しなければならない、企業の闇だと思います。

アメリカには人種や性別や年齢を理由に解雇してはいけないというルールがあるのですが、彼らの言い分はそれに引っかからない「私のパフォーマンスが良くない」というもの。

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私が具体的に「私の作業の中で何がいけなかったのが具体的に教えて欲しい」というと、「全て申し分なく良くできている」という意味のわからない答えが。

「それがどうしてパフォーマンスが悪いということにつながり、解雇の原因となるのか」、と聞くと「スキル(上司が授業をとって勉強したと言っていた、私が任されていた業務では使わなかったスキル)を磨くために何の努力をせず、向上が見られなかった」と言われました。

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「向上を見せるも何も、そのスキルを使う仕事を頼まれていないので成果を評価しようが無いじゃないですか」、と突っ込んだら答えられずに上司は怒って去って行きました。上司は最初から最後までアンプロフェッショナルなのですが、人事もおかしくて、「働いて6ヶ月未満なので失業保険は出ません」と言ってきた。

それが彼らの今までの手口でいうことが決まっていたんだろうけれど、「私はかなりの量の仕事を言いつけられて残業をしていたので6ヶ月未満であっても失業手当が出る額のラインを稼いでるので出ます。」と人事に言ってやったらビックリしていた。

6ヶ月未満で意図的に切ったんだろうと思ったけどこの人たちは甘い。レベルが低い。私は時間としたら本当によく働いたので前から残業がこんなに多くてどうしたものかと色々調べてはいた。

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アメリカにもおかしな企業があるので注意!

クビにされたのには当然驚いたし、不服はあるのですが、このようなわけのわからないやり方をしている企業でもうこれ以上働かないで済むし、もう娘を犠牲にしないで済むと考えるようにしました。

会社の規約の中に「SNSで当社で働いている表記はなるべくするな」など変わった項目があるのも引っかかりました。

でも私は社名と役職名書いていたけれどね!ちなみに企業の評判口コミサイトGlassdoorではかなり低い評価の会社ではあったので(5点満点中1.9点)何かがあるんだろうと思いました。

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「外国人労働者」としての立場を経験して思ったこと

この会社には正社員ではない形態で働く移民の方がかなりいました。移民の方は上司とのコミュニケーション、自分の理解の仕方で間違いがないか慎重に気配りをしている印象があります。私もそう心がけましたけれども。

移民の方達はクビにされないように、丁寧に、多めに働く人ばかりでした。でも皆さんフリーランス扱いだったり、必要な時だけ呼び出される形態の働き方。

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私はフルタイムでしたが周りの正社員と比べたら日々緊急対応や駆け込みの仕事ばかりで、かなり多い仕事量を与えられていました。そして、賃金は、おそらくアメリカ市民であれば絶対に納得しない金額です。

こうやって立場の弱い移民を利用する会社もアメリカにはあるのだと思い知った私は、収入を得るために仕事を探すなら、もっときちんと人に聞いてからでないと恐ろしいと思うようになりました。


なるべくなら固まりたくないけれど、同郷のコミュニティは大事

私のような立場でアメリカでゼロから身を立てようとしている人はそれなりに真面目に働きますが、企業側からしたら解雇の理由はいくらでも後付けできるターゲットなのであろうと感じました。

こういうところに、中国、韓国、インドの移民の皆さんなどはアメリカでコミュニティを作り、彼らの働ける基盤を作っていく理由があるんだろうと思います。

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日本人ももっと頑張って日本人が働きやすいコミュニティを作って欲しいと思いました。でもまずないので、とりあえず日系の会社をコネ無しで受けるとかが現実的ではないかと。

なので私は渡米7年目にして日本人会に入ろうとその時思ったのです。仮に会社をクビにならずに毎日残業や遅くまで夜なべばかりしていたとしたら、日本人会を探そうとも、行ける元気もありませんでした。とてもひどい経験をしたけれど。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は私がいかに就活をして、就職をして、とある会社の内部のおかしなやり方を体験し、クビになったお話をお伝えしました。怒りがこみ上げてくるエピソードではありますが、自分が何をしてお金を稼いでいけばいいのかの選択をするための勉強になったので良しとします。

何より、自分の娘との時間をもっと大事にしたいと思っている矢先の解雇だったので、子供との接し方や、子供の成長に寄り添うことをもっと真剣に考えるきっかけにもなりました。

これからアメリカで自力でコネなしで就職活動しようとしているお母さん方の参考情報になれば幸いです。日本人は英語がそこそこできれば勤務態度、文化レベル、士気の高さから絶対企業に就職はできると思います。

が、移民である立場や、人当たりがよく大人しい印象を持たれている点から、悪い企業の餌食にならないようにぜひとも気をつけていただきたいと願っております。頑張るお母さんに幸あれ!!

お読みいただきありがとうございました!

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