子連れ日帰りニューヨークの旅第4弾です!
今回は娘が興味を持った「アメリカ自然史博物館」と夏らしく、「セントラル・パークのお水公園」をメインに徹底的に遊んできました。
毎回極力無駄な出費をしない我々子連れ旅ですが、今回は一体いくらで済んだのかもお楽しみに!(かなりの節約でした!)
アメリカ自然史博物館とセントラル・パークの遊水プレイグラウンドで子連れで1日遊ぶぞ!
こんにちは!なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaです。
ニューヨークのアメリカ自然史博物館には私は人生で3回目ですが、初めて行った約20年前と比べると大規模リノベーションがあって、現在は大変広々と、明るく見やすい展示で快適になりましたねー。
今回も娘(5歳)と私(アラフォー)のニュージャージーからの日帰り二人旅の様子を詳しくお伝えします。
今までの親子二人ニューヨーク日帰り旅の記事はこちらです!
子連れ日帰りニューヨークの旅1ニュージャージーから$48で節約観光旅行
子連れ日帰りニューヨークの旅その2 セントラルパーク動物園&水遊び&日本食巡りの巻
子連れ日帰りニューヨークの旅その3 寿司・うどん・ラーメン穴場グルメ&観光の巻
振り返ると今年一年で私はもう5回もニューヨークに行ってきたのかー。
子供も4歳、5歳になると長時間のお出かけができるようになってきますねえ。毎日が感慨深いー。
マンハッタンは通行料があったりと強気な姿勢です
さて、ニューヨーク、ニュージャージーなど東海岸の州の特色として、イギリス植民地であったことがうかがえる、「税金が高い」歴史からくる文化が挙げられます。
物価が高いのは大都市なのでしょうがないのですが、所得税、連邦、州への税の取り方がかなりアコギで、オハイオ時代と比べてここはノッティンガム(ロビンフッドの舞台)なのかとがっかりすることがしばしば。
ちなみにニュージャージー州は子育てに優しい州としては50番中30番というなんとも言えないランクでございます。なんでも高いからなー。
と言うことで、ニュージャージーからニューヨークに行く際毎回ネックになるのが交通費です。これがかなりの割合を占める出費。
今回4回目ですが交通手段をちょっとおさらい。
ニュージャージーからマンハッタンへ行く場合の交通手段とコスト比較
税金が高いのはまあしょうがないとして、ニューヨークという強気な都市に遊びでも通勤でも行く場合、陸路(車、バス、電車)、水路(フェリー)、それぞれ交通面での出費がかなりネックであります。内訳を説明すると…
- 自家用車=高速代、駐車代、通行料がかかる。駐車場代が青天井なので行って帰ってくるだけで$60は見ないと恐ろしい。
- バス=うちの地域からだと大人は往復$22。子供無料。バスターミナルに自分の車を停めておける。駐車代無料。私にとっては自家用車で行くのと比べて技術的にも金額的にも断然気が楽。就学前の子供は無料。4、5歳でも膝に乗せる場合は無料です。
- 電車=大人往復$25。子供半額。駅に駐車するのが$10はすると思うので$50は見ないといかん。
- 水路=フェリーならではの魅力はあって乗り物として楽しいんだが、ワールドトレードセンター付近にまた戻ってくるのが面倒。そしてNJ側の駐車場が空いているか運次第、駐車代一日$30前後、フェリー往復子供と$30くらいなのでコスト面でも却下。
なんだろなポイント!
同行人数や子どもの年齢でも変わるけれど、バス、電車が使える人は往復の「通行料・高速代」がかからないのでぜひ検討してみて!
大人数で車一台でマンハッタンに行く場合は、駐車場の金額いかんでぐっとお得になる場合も。 土日夕方以降はマンハッタンも駐車場が安くなる場合もあるらしいよ!
ニュージャージー州中部から27号線のバスを利用すれば簡単にNYCに行ける!詳しい徹底ガイドはこちらです!
NYにバスで行こう!NJ27号線から楽々NYC行き乗り方解説
マンハッタンは我が住まいから約1時間!
と言うことで今回もバスで行きます。一番気楽。
今回は家を8時15分ごろ出ました。
そして我々がいつも利用しているCoach USAのNew Brunswickバスターミナルに着いたのが8時30分ごろ。バスが来たのが朝9時ごろ。チケットを買ったり、座ってお菓子を食べたり、まったりのんびりです。
金額は今回、前回おまけしてもらった復路の券が余っていたのでチケットは親子で片道券を購入。$17で済みました。
バスは途中から高速を走る長距離バスのため、原則皆さん座って乗ります。日本の空港リムジンバスみたいな感じです。
ただ、アメリカのバスはよく揺れるので、慣れない人は座っていてもちょっと注意が必要。赤ちゃん連れは特に気をつけてくださいね。
トイレは車内にないので、事前に済ませておかないとあかんです。これは通勤にはちょっと不便だけどアメリカなのでしょうがないといった感じですね。
ちなみに朝9時ごろのバスはそんなに混んではいません。余裕で座れました。
マンハッタンが見えてくるだけでだんだんテンションが上がる
前日から楽しみにしていた娘は、自分のバッグに入れておいたお菓子を食べたり、いい子にしていました。大きくなったなあ。
南北に長いマンハッタンを眺めることができるニュージャージーからのニューヨークの風景。子供にも距離や時間の感覚が培えてなかなかいい教材ですな。
お子さんにとって1、2時間はとても辛いと思うので、乗る前には絶対トイレに行かせ、車内で寝てしまうように促したり、ちょっとしたおやつ(小さいパン、クラッカー、最終兵器の甘いものなど)は用意しておいたほうがいいと思います。
あと、夏場はサングラス、帽子、日焼け止め、そして絶対飲み物は必要ですね。今回私は1、5リットル分持参しています。
去年懲りましたが、セントラル・パーク付近ではペットボトルの水が$7もします。(動物園内)
そして冬場の場合、マンハッタンはビル風が厳しいので、天気予報で言っている気温よりもかなり寒いことを想定して、帽子、マフラー、耳あてなどの防寒対策は必須です。
ニューヨーク ポートオーソリティ駅着
マンハッタンがちゃんと見えてきました。
私が若い頃見てきた風景とはかなり変わってしまったけれど、ビルの異様な群像に子供もなんかあそこは違うエリアだということはわかり、毎回テンションが上がります。面白い。
そんなこんなで10時ごろポートオーソリティ駅に着きました。今回は交通渋滞もなく大変スムース。
事故があった場合など、時には2時間かかることもあります。
自然史博物館駅までサブウェイで4駅
ポートオーソリティー駅から地下鉄のAかCライン(ブルー)でアップタウン(下り)ゆきに乗り、まっすぐ北へ4駅。(「アップタウン行き」はマンハッタンの中心から離れる、という意味。「ダウンタウン行き」はマンハッタン南部のウォール・ストリートなどの方向へ行くという意味です。)
地下鉄の代金は$2.75。子供は大人一人の同伴につき3人まで無料。
地上駅の場合、地下鉄駅を出てすぐ、もう横がセントラルパークです。
今回は地下鉄改札を出て、すぐの博物館地階入口からミュージアムに入ります。
ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムの公式ホームページはこちら。
「ナイトミュージアム」やトム・ハンクスのスプラッシュ(古い)でおなじみのあの自然史博物館ですよー。(笑)
入場料は寄付制
以前夫と来た時はオンラインでチケットを買ってから来たので気づかなかったのですが、今回窓口で購入したら、係りの方が寄付でいいですと言ってくださったので$20だけ寄付することにしました。
ちなみに、正規の価格は一番ベーシックなもので
- 大人$25
- 子供(12歳まで)$13
ですので、約半額で見学できました。
American Natural History Museum の内部
アメリカの大都市の博物館は大変規模が大きくて真面目に見学すると1日では足りないくらいの規模の場合が多いですね。
ここもさすがニューヨークの名所ということで、漏れずに広いのですが、娘の体力を考えてまずは恐竜の化石(4階)から下へ行く作戦にしました。
ブロントサウルスの化石。
長すぎて頭部がホールから飛び出て廊下にこんにちわしています。
フロアには何箇所かシアター系の展示もあって適宜座って休憩しながら(笑)どんどん進みます。
時々座らないと4時間人混みの中の展示を行くのは辛いですねえ。
年齢も増すともっと学ぶことが深くなるだろうから、最低年一回は来たいです。
両生類くん
かわいい両生類くん想像模型
尻尾が超長いワニっぽい亀
2階は人類の歴史中心。アジアコーナーがあり、中国、韓国、そして日本も充実。
日本の能面の展示もありますが、どれも古くて黒ずんでいて(結構ショーケースの中が古くて埃をかかってしまっている)うーん、もったいない。
いろんなものが一緒くたに。
多色刷り
南米の展示もすごくてこれ全部強奪して来たんだろうかなあ(涙)と想いを馳せる。
大英博物館なんかも、第二次世界大戦後とかイタリアから色々強奪して来たとかおおっぴらに聞くので、戦争は良くないと余計思います。
ヨーロッパやアメリカの博物館に行くと、戦争のおかげで敗戦国の立場と戦後のどさくさで文化財がーっていうのをすごく感じます。
カフェテリアは以前入ってみて、高くてまずい(涙)のでりんご、バナナ、水、サンドイッチを持参したので娘と外のベンチで食す。
お金は夕飯の寿司にとっておく作戦です!!
はい、11時から3時まで滞在したのでもう退散しますー。結構硬い床を歩くと足が痛くなりますねえ。
人混みでなかったら疲れないんだろうけどな。
セントラル・パークのお水公園へ向かう
去年と同じくコロンバスサークル付近のお水公園へ。25分の散歩道ですが、自然な所を歩くと足裏もほぐれて結構いいですねー。
コンクリートジャングルに生きているからこそ、土の上を歩くことの大事さよ。
79th St から 60th位までの移動ですが、木陰の中をお水を飲みながら行くのも結構いいですねー。気温は27度くらいで快適でした。これが30度越したら無理ね。
Heckscher Playground
娘はここで5時半くらいまで思い切り遊びました。水着とサンダル持参です。笑
元気だねーー!
(今夜はぐっすり寝るだろうなと簡単に察しがつきますね)
コロンバスサークル
コロンバスサークルから7番街を通るバスに乗って南下。5番街に行くバスに乗った場合は図書館本館前で降りてザイヤでお寿司コースです。
今回はM5のバスが来なかったのでM7のバスで41stまで移動。そしてWasabiでお寿司でおやつ・軽い夕飯。
娘はお寿司が大好きで、今回今まで抵抗があったアボカドの寿司も食べました。(笑)お腹が空いているとなんでも食べますね。
6時ごろNYのダンサーのKanamiさん@khainnaamtia とワサビで待ち合わせをして短いけどおしゃべりできました!
NYで頑張って活動されてる若い方からおばちゃんはエネルギーをいただき、帰路へ。
8時ごろポートオーソリティ駅からNJ行きバスに乗りました。すでにラッシュアワーは過ぎていて車内が空いていた上、道も空いていて大変スイスイ快適でした!日が長いと8時ごろ帰ればいいんだな。
前回は5時ごろ帰りのバスに乗って大渋滞に遭遇したので、ラッシュアワー避けるの大事ですね。
川を渡るともうニューヨークの魔法は解けて、埼玉県(笑)な気分になります。ハドソン川&あの辺の沼地は武蔵野線とか美女木ジャンクションから湾岸線の方に行く感じに似ててセンチメンタルジャーニーよね。(涙)
親子二人朝から晩までの出費合計
ということで本日の出費ですが
NJ-NY往復バス代 大人 $11(私の片道代は前回チケットを返してくれたので今回使いました)
子供 行きは混んでいたから、帰りは空いていたから(笑)と言う理由でサービスしてもらったので往復無料
NY地下鉄代$2.75
博物館入館料 寄付制だったので二人で$20
コロンバスサークルからのバス 早く座れと言われ、なんと無料(こんなんでいいの?笑)
Wasabiでお寿司2パックと飲み物 $27
合計 $60.75
子供が一人前に普通の量食べ、さらに博物館に行ったというのに交通費入れてこれは素晴らしい貧乏旅行だったと思います。
交通費と食費は絶対かかりますからね。今回は娘のバス往復と私のバス片道が無料になったのは奇跡でした。不思議。
おまけ
ニューヨークの小旅行動画です。是非お楽しみくださいー!
まとめ
帰りのバスがNJの地元に着いたのが9時で、家に着いたのが9時10分ごろでしたが、娘も私も充実して異変満足な1日でした。
セントラル・パークのお水公園は相変わらず一押しのオススメですが、自然史博物館の入館料は窓口ならば寄付制でいいのでぜひ皆さんも行ってみてくださいね。