子連れで里帰り、しかも日本へ。大変だけれど子供と里帰りをしたい!しなければいけない時がありますよね。
この記事では私が0歳児の娘を一人で連れてアメリカ国内線を乗り継ぎ、日本へママと娘のみで行ったときのお話をします!
里帰りフライトシリーズ0歳児編!
みなさんこんにちは~なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmerica です。
さて里帰り関連の話題として、この記事では主にまだ小さい子供との国際便フライトについて、筆者の経験を振り返りながら良かった点、悪かった点をああだこうだ語ります。
皆さんのフライトが良いものでありますよう、お祈りします!
フライト&アメリカ子育て関連の記事は他にもこんなのがあります。参考にしてくださったら嬉しいです。
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私がこれまで里帰りしたのは
- 妊娠中 1回 (アメリカン)
- 娘11ヶ月 1回 (ANA &ユナイテッドでの米国内乗り継ぎ有り)
- 3歳 1回 (ANA直行便)
- 4歳1回 (ユナイテッド直行便)
の4回です。これらは全て私と娘の2人旅。旦那と同じフライトだったことはありません。(旦那はまだ1回しか日本で合流したことがない)
今回は、2行目の「娘11ヶ月」の時のお話をします!
娘はこの3回の日本へのフライトと、アメリカ国内でのフライトも何度か経験しているので、現在(5歳)は飛行機には慣れています。そして乗り物が好きなので、旅自体を喜びます。
結論から言うと赤ちゃんとママ一人の旅はなるべくサポート有りのANA直行便で済ませたい
さて、アメリカは広いがゆえに、アメリカ国内で飛行機を乗り継ぐということがザラにあります。
チケットの買い方もいろいろあると思いますが、うちはANAさんの国際便のサービスの良さ、心地よさが忘れられないほど気に入っているので、国際便はANAを買うことにしています(した)。
オハイオ時代に経験したのが国内便の辛さ。今もしオハイオに住んでいたら、多分シカゴまでバスで行くか、夫に乗せて行ってもらうかして、なるべく日本へは直行便で行くように計画するだろうと思います。理由は下に述べます。
国内線という時間とエネルギーとお金を妙に消費する移動手段
妊婦時代の一人里帰りの際にニューヨークにて12時間待ったことがありました。
ちなみにニューヨークから成田までの飛行時間は13時間弱です。オハイオの家からニューヨークの国際便に乗るまでの時間のせいで工程が2倍の長さに。厳しいったらない。よく行ったよなと思う。
日本の実家につく頃にはすでにオハイオの家を出てから30時間強。「疲れる」を超える経験。
これは子供が生まれてからは考えもの。何度も言いますが直行便に乗る時点で家から12時間以上かかってるんだったら車で6時間ぐらいなら直行便が出ている都市に行けたら行ってしまった方がね…うーん。
さらにお母さんと赤ちゃんだけの旅の場合、必要以上の不安はつきまといます。
もしできるならば車で5、6時間以内くらいなら、日本へ直行便が出ている空港まで陸路で行っちゃったほうがいいと私は思うのです。空港までの送り迎えに家族や友達のかなりの助けを乞うことになるけど。
国内便という割高感と、無駄な時間と、そしてサポートをしない米国系航空会社は避けたい
私はANAが気に入っていると先に書きましたが、ちょっと残念なのがANA経由で国際便+アメリカ乗り継ぎ便のセットのチケットを買うと、アメリカ国内フライトはユナイテッドなのです。
皆さんご存知の通りユナイテッドは絶えず色々あります。私にとっては問題が多いユナイテッドがなんでANAとコンボになってしまっているのか謎です。ジャイアンと出木杉くんみたいな。
ユナイテッドを(国内便は安いからうちは結構利用)利用する側からすると、対応がさすがなのです。(嫌味です)かなり荒んでいますし、ミスも多く、問題解決能力というか、「お客様が困らないようにこうしよう」という姿勢が従業員にありません。
このサービスの熱の差がANA国際便と同じ日に利用する側からしたらもうなんというか…。
なので、自分がもし乗り継ぎが必要な地域に住んでいて、第二子が生まれたとして、乳飲み子を抱えて日本へ里帰りするんだったら根性で直行便が出てる空港に行く陸路を考えるだろうなろ思う。
国内便は「高い」、「(待ち時間と予備時間が結局多く)遅い」、「(サービスが)まずい」と、三悪トリオだなあと私は感じる。
赤ちゃんと一緒の国際便はサポート有りのANAさんをお勧め!
娘が11ヶ月、初めての子連れの旅の際に利用したのは国際便の部分はANAさんでした。子連れ向けサービスが充実していると有名です。
子連れ、何よりママさんへのサポートがジャパンクオリティ
実際の感想ですが、機内サービスと空港内サービスが大変素晴らしく、もう飛行機に乗ってしまったら天国でした。
ちなみに優先搭乗サービスがあるので、赤ちゃん連れの方や小さなお子さんがいる方は声をかけてくださって、先に乗せてくれます。
これはサービスでもあるけれど、航空会社側としてもカーシートの設置確認などが必要な場合は早めに済ませる必要があるのでいいシステムだと思います。
配慮と連携がきめ細やかで素晴らしい
周りへの迷惑回避は大事です。ベビーカーはゲートまで使える旨の説明や、折りたたむ際の注意など、チェックイン時も、搭乗ゲートでも連携が取れていて、安定のサービスの質でした。
余談ですが、ゲートでベビーカーを折りたたむ時間になった時に声をかけてくださったANAさんの日本人とアメリカ人のスタッフが「@@様ですね、お待ちしておりました(日本語と英語両方で言ってくださった)」と暖かく迎えてくださったのですが、アメリカ慣れしてしまっていた私は感動というか衝撃というか、出発前からようこそJAPAN状態でした。
「お待ちしておりました」は心にグッと来るね。旦那にも言ってみようかね。
なので、うちは国際便の際は極力ANAさんを贔屓に利用しております。
サービスの内容、質、安心感、食事、サポート、すべてひっくるめてこんなにコスパが良いフライトはないと思っております。一生感謝です。
ANAのベビーミール、チャイルドミール、私もそれがいいな…
ANAさんはベビーミール、チャイルドミールが特に充実しているので有名です。ベビーミールもチャイルドミールも経験しましたが、色々お楽しみが詰まっていて、見た目も味もハッピーになる内容でした。
可愛いお弁当箱にお菓子もいろいろ入っていてびっくり(コアラのマーチの小袋やカッパえびせん、グリコのキャラメルなどがあったと思う)。大人もハーゲンダッツのアイスも出ますしね。
至れり尽くせりのサポート体制が魅力
子連れに特に優しいサービスとして他には、手持ちのミルク、オムツが万が一足りなくなってしまった時のためのサポート、楽しいおもちゃのサービス、日本の空港内ベビーカー貸し出し、空港内の荷物を無料で運んでくれるサポート(空港による。シカゴ、ニューヨークはヘルプが申し込めました。)などがあるので、利用させていただきました。お母さん一人だと本当にこれは助かります。
事前にこういう点をお母さんはくまなくチェックしてからフライトに臨むとさらに心が楽になりますので、ANAさんでチケットを取ったら、時間があるときにホームページをよく読んでみましょうね。
ANAさんとコンボになっているからと言ってユナイテッドに同等のサービスを期待しないこと
さて、アメリカの国内線はユナイテッドを多く利用する羽目になってしまっている我がファミリーなのですが、私の体験では、ここ10年間のユナイテッド利用のなかで、従業員の質に不満がなかったフライトがありません。
ユナイテッドを避けたい理由ーひどい対応
テロ後の打撃から立ち直る際に同情を誘うような感じで復活したと思ったんだけど、その時の恩義みたいなのは今や全く感じられません。トイザらスと同じような運命をたどるんじゃあるまいか。
- ボストンに行く際CAがお客さんのトラブルに対して “Now what!?”と明らかに逆ギレ。
- ボストンに行く際座席予約ミスで家族と離れ離れ
- オハイオに行く際に理由なく決行。案内なし。集団で詰め掛けて12時間後に代替便の案内をされる。ミールチケットなどのサービス皆無。
一応大企業なのにトラブル発生時の解決を想定してのフローチャートなりマニュアルが存在しないのかよというレベルです。
ぎっくり腰で0歳児連れだった時のユナイテッドの応対を記しておきます
アメリカの航空会社はサービスが日本の会社と違います。
しかしながら、搭乗予定の数日前に私はぎっくり腰を起こしてしまっていたので、一応機内の通路で娘を乗せたチャイルドシート(15キロ)とマザーバッグ(ミルク、オムツ、離乳食、着替え、念のための自分の着替え、おもちゃ少々などで7.8キロ)の片方を運んでくれないかと電話で2回問い合わせるも「ダメ」。
その日の私の荷物紹介
まだミルクばっかり飲んでる子連れの里帰りの際の荷物は、
- 乳母車
- カーシート(チャイルドシート)
- ミルク(一応二日分の量)
- 哺乳瓶予備数本
- オムツ(二日分)
- おしりふき(二日分)
- 着替え(3、4着)
- タオル類(粗相防止と粗相処理を想定して結構な量)
- おもちゃ
- 毛布
- お手拭き
- ビニール袋(ゴミ用)
と子供の分だけでこれだけ。赤ちゃん連れの場合手荷物は通常よりも1点多めの「マザーバッグ」が許されています。
かさばるので2点に分けても数的には問題なしです。
そして一応自分の身の回り類で、もう一つバックパックがありました。
- パスポート
- 財布
- 母子手帳
- 書類
- 念のため自分の軽い着替え(シャツなど)など
外国人っぽい英語だから舐められたんだろうかと思って旦那(アメリカ人)にもう一回頼んでもらうも「そんなサービスはないです」の一点張り。
そう言われちゃーしょうがないから全部自力でやるつもりで自己責任という心算で乗りますよね。
一応聞いてみて、ユナイテッド航空には、腰を壊そうが子連れだろうがヘルプは存在しないという確認が取れた(?)ので、自分で全てやる前提で当日乗りました。
(手伝ってくれないことへ文句は言っているつもりではありません。)
「荷物は自力でいっぺんに運べ。手伝わないけど。」
実際にゲートにて搭乗するとき、カーシートを乗せたベビーカーを折りたたみ、預かってもらいますので、搭乗口からはカーシートとバッグなど手荷物は自力で運ぶわけです。
が、カーシート&ぎっくり腰なので、二回に分けないと持っていけない旨ユナイテッドのスタッフに「ここにバッグを置くから、カーシートと娘を座席に設置したらまた戻ります。」と伝えるも「おいていくな。一回で行け」の一点張り。
「重いので1度では無理だから2度って言ってるんだ。電話で事前に腰を壊したから荷物をだれか持ってくれないかと問い合わせたが、荷物を持つサービスはないとのことだったので、自分で運ぶ。そのためには2度に分けて運ぶ必要がある。」と私も強気で説明。
「コチラとしては搭乗時に迷惑をかけないよう配慮のつもりで、手荷物のかさばり方を見せ、子連れの優先搭乗があるかとチェックインの時も、ゲートでも聞いたが、それに対する答えがなかった。」とさらに付け加える。結局ベラベラ喋るぎっくり腰子連れに対してこの客室乗務員は何も言い返さなかった。
従業員は動かないのに絶対親切な人が周りにいる不思議な国アメリカ
それを見ていた一般のお客さんが英語で客室乗務員にベラベラーっと「あんたたちは他のお客さんが簡単にしてあげられる親切ができない。ポリシーかな?」みたいなことを大変スマートに言い、私の丸く膨らんだ肩掛けかばんを持ってくださった。
この言葉と行動に私は感動。
自分が似た境遇の人を見ていたら当然「私持ちますよ」と言えるのは確か。
一般市民のいい人に頼る構図になっている
同時にアメリカ人の良心の基準がますますわからなくなったけど、やっぱり一般市民の中にはいい人が多いことを再認識。スーパーヒーローの国だからか。なんだろなこの国民性はまずます謎。
人間の行動を善悪にする分かれ目はなんだろうね。みんな自分の判断に任せてやっている気がするけど、気分屋、モラルにすごく左右されるんだよね、アメリカって。日本みたいに標準や基準がないからなのかもしれないけどねえ。
アメリカを代表する飲食店でもホテルチェーンでも、お客への対応が酷いとよく話題になるけれど、「気が利かない従業員を教育しない企業」、には明らかに従業員が「そこまでの給料もらってないから私サービスなんてしないわよ」の構図がある。
アメリカという社会が長年はらんでいる闇の結果なのかなと思うけど、腑に落ちないよね。その前に単に人種差別だったのかもしれないけど。
まとめ
里帰りにちなんで子連れでアメリカから日本へ渡航する際のアメリカ国内便、国際便、そして、ANAさんは子連れ、しかもお母さん一人の旅には特にオススメだけれど、国内便などコードシェアしているユナイテッドは経験上毎度ガッカリ。
小さなお子さんを親一人で連れて日本へ里帰りをしようとしている方の参考になれば幸いです。