【アメリカ怖い話】築90年の古い家を外から覗く…の話

アメリカで体験した怖い話シリーズ1です。第一回目はオハイオの古い家で体験した心霊系の怖い話。

嫌な方はスルーしてくださいませ!(ツイッターで載せた話に所々補充しています。)



オハイオで住んでいた古い一軒家に…出た話

こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaです。

先日ツイッターで怖い話を連投したら好評だったので、こちらでも読めるように記事にしました。

読み物なので、いつもの記事とは違って、ぶっ続けで書いています。

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2013年から2016年まで我々が住んだオハイオの家の話です

家を探している期間の2013年2月に私の妊娠がわかり、4月に手続きを終えて引っ越しました。2013年後半に子供が産まれてからは、毎日のようにFaceTimeを日本の実母とするようになりました。そうしたら画面越しに母に突っ込まれることが数回ありました。

オハイオの家を説明すると、ドイツ系移民が多く住んでいた街なので、家の様式がドイツ系の建築。見た目は石やレンガの重厚な感じで、庭も石やブロックを使って、結構手の込んだおうちが立ち並ぶ地域でした。

我々が住んでた家はご近所と同じ時期に作られ、建売になったであろう古い一軒家。1926年築だったかな。小さい家です。大きなファミリーでは無理なタイプ。

中はオリジナルのステンドグラスや模様のある木の床、広い梁のあるリビング、ガラス張りの温室、地下はfinished basementでミニホームシアター、趣味の部屋、パントリー、洗濯室などあって結構充実していました。 1階のリビングは地下の天井裏から修繕してあって床暖房が入る。庭はスプリンクラーがあって、タイマーで散水できるシステムなどがあった。そして裏庭にはジャグジーとプレイハウス(離れの小さな家でゲストハウスやパーティー部屋として使える)まあ、規模が小さいけれど色々手がかかっていた。面積も家も 小さいけど、まあ、この辺の家はどこもこんな感じ。

でなんでこんなに充実した物件がうちらでも買えたかというと、state saleだったのね。前の持ち主は離婚した奥さん以外身内がいないようで病院で死んでから相続されず家は州の弁護士によって売られて我々が買った。

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ここまではまあ私はそんなにきみ悪がらなかった。(ので買ったのよ) で実際住んでからも私も夫も何も感じなかった。 私は霊感ない方で、夫も信心深さがないというか頭がガチガチで信じないタイプ。

ただ夫は素晴らしい建築だと物凄い喜んでいた。決めようか迷っていた間、夫は両親にも見せて、いいんじゃないなど言われた。この一帯やたら古いけど、そういうものなのかな、と思った。

私ははっきり言って勉強不足でこういう古い家の何がいいのかわからず、ステンドグラスよりもっと省エネの新しい窓ガラスや、郊外の新しくて大きいミックマンション的な家に憧れてたのね。(シンプソンズみたいな家)

でも夫は古い家の価値を説明し出しては、とにかくご満悦。この家は売る時絶対値段が上がるぞ、と。(買った時、その市では家の価値があまり上がらない傾向があった。景気悪かったから。)

家をいろいろ見て決めてた時期は私はつわり絶賛ピークであんまり参加せず、Zillowで検索して実際に数件夫が見に行きまくって、いくつかに候補を絞って、再度私と一緒に行き、決めた感じなんだけど、この地域の家はどこも古くて、私の想像と違っていた。

で、この家が一番状態も良くてお得だということで、雪が積もる2月に決めたのね。

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怖かった点1  春になって雪が溶けたら広い裏庭が荒れ果てていたことに気付いた。

裏庭にはジャグジーがあったり、東屋、パーティー小屋がありいろいろ充実してたのだけれど、裏庭の地面の7割くらいが、芝生がはげまくっていた。暖かくなってすぐ、そこかに鳥の糞で増えたであろう、ポイズンアイビーが一面に繁茂して、駆除をすることになった。しかし結果として妊婦の私は最初の半年は庭に出れなかった。

まず最初に、妊娠してるから農薬使わずきれいにしようといいうことで、オハイオ価格$1500(安い)でポイズンアイビー全撤去、大木も数本切ったり、重機を入れて根を掘り起こして平たくしたり。木の枝も日当たり良く、ジャグジーもいらないから撤去した。

多分これと同じことをしようとするとニュージャージーだったら3倍の値段かかったと思う。

怖かった点2 庭作業のおじさんたち(10人以上来てくれた)は「僕ら大丈夫!」と言ってむしりとったアイビーを素手で抱えてて撤去。その晩から数日間、あの人たちは大丈夫なんだろうか、病院に運ばれていないだろうか、訴えられるんじゃないか?だってあんな大量のポイズンアイビーだぞ?夫と共に心配で眠れなかった。

夫だったら葉っぱ一枚触っただけで大騒ぎの事態になります。ポイズンアイビーって何?という方はアイビー関する記事こちらをどうぞー

米国では毒草ポイズンアイビーに注意!見分けられる画像で解説

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さて、私の日常は、朝から夕まで私は一人で家におり、引越しの箱を開けたり、小さい家具組み立て整理整頓したり家の中で過ごしたが怖いことはなく快適だった。

約半年以上経って、娘が生まれてから雪の季節になり、日中日本の母とFaceTimeする日々が数ヶ月続いた。

そしたらある日、母が、「その家は古いね」、「古い家はカビとかダニとかあるから気をつけて」など、結構家のことを指摘してくるようになった。
母は結構感じる人で、祖母は時々見える人で、曽祖母は完全に見えるし信心してる人で曽祖父はお坊さんでした。私自身はそういうのは否定しないけど、見えない人です。
んで、母は、話したことなかったのに、この家の持ち主は今どうしてるんだとか、この家は長く住んだ人がいないと思う、とか言ってきて、私は、嫌だなあ、なんでそんなこと言うのかな、と思うことが結構ありました。
実際Zillowの販売履歴を見ると前の持ち主は3年、その前は5年、5年、など、10年以上住んだ人がいない感じ。
でもアメリカってどんどん家を変えて引っ越してくし、ライフスタイル変わったらすぐ別の家を検討するし、いいじゃん、と思ってZillowで近所の家の売買履歴を見てみた。そしたら周りの家の多くは結構長い間(15年とか)住んでて、うちだけ頻繁に出入りしてるのが際立っても見えた。

でも私は気にしなかった。 ←

私は親戚の出身地が田舎で、戦前の田舎の怖い話をよく聞いて育ち、興味はあったんだが私自身は鈍感で、高校の時にお寺でお墓の掃除ボランティアを一人でしたりしたこともあったけど怖い経験というのはなかった。 なんといっても、アメリカでそう言うことあるというのは想像してなかった。

怖かったこと3 ある日娘が一点を見て泣いていて、どうにも泣き止まなかった。 私はいい加減、どこか具合が悪いのかと思っていつもFaceTimeしない時間に母にかけた。

母は、湿疹がないかとか、お腹が痛いのか、今日何食べさせたのかなど私に聞いた。

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で、私がスマホをカウチに置いて娘を抱いてぐるぐる歩いていたら、母が、「あの顔は何?」と聞いてくる。 私は意味が分からないので、なに?と聞くと、窓の外に顔があるんだと。

意味がわからなくて超怖かったけど、窓の外見たら誰もいないし、顔もガラスにテレビが反射してるようなことはないので、そんなのないよと答えた。

しかし母には大きな顔が外から覗いてるのが長い時間見えてたんだと。なんだその大きな顔というのは。(涙)妖怪なのか?

母はiPadを使ってるので、スマホより大きめの画面で見えてるはずで、画素はわからんけど、まあ、見えたんだと。

どんな顔?と聞いたら、「おじさん」というので、ひょっとしたら前の持ち主なり誰かが家にとりついてるのかと思って、私は娘をクリブに入れて窓を開けて、怒りながら塩を撒いたのね。家の中と、窓の外に。私の心境は、怖いながらにも、子供がいるのに何か悪さしようとしているのか、ふざけるな!という感じで、塩で怪我させられるくらいに叩きつける感じで撒いたね。乳飲み子抱えた親の怒りはすごいですよ。

そしたらその場はおさまって、娘泣き止み、母もそれ以上言わなくなった。わけわからん。

で、私はその日家中に一応塩を撒き(素人なのでこんなんでいいのかわからんけど)、しばらくの間、毎日ふざけるな、今この家はわしらが住んでるんじゃ。ローン払ってんじゃ。こっちは育児で寝れてないんじゃ、どっかいけ、もし私が見たら塩をかけるどころじゃないぞ、と思い続けて過ごしたのね。

私には、気の毒に、成仏させてあげよう、とか、かわいそうだな、という感覚はなかったね。

なんでこの世のものじゃないものがこの辺をうろついていて、さらにうちを覗き込んで私の赤子を泣かせているのか?ろくなもんじゃねえ、信じられねえ、人間性を疑うわ、女々しい、何を今更!と、大変気迫の有り余る心でおりました。

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で、そのあと母が心配してお札など送ってくれて、こっちの方角に向けて貼れなどという指導の元、貼って、何事もなく2016年まで住みました。

その間私は時々顔事件を思い出しては怒り狂ったように庭を耕し、芝生直したり花畑作ったり、壁ぬったり、直したり、家の価値を高めることに集中しました。 突然夫の転職が決まり、住み始めて3年ちょうどでNJ引っ越すことになりました。

今度は毎日荷造りで忙しくなり、最後搬出する日に、夫に、何気なく母が言ったことを伝えたら、夫は、「実は僕もなんか最初感じるところがあった。」と初めて言う。

私と娘が怖がるだろうからいわなかったんだと。

はああああああ??言わなかった?????なにそれ!?

私は相当鈍感なのか、意識していないのか、なんなんでしょうね。

で、夫も私も言葉に表せないものを感じつつ、引越ししました。

ただ、私も夫も家の手入れを十分頑張ったので、スッキリしていました。ニュージャージーの暮らしが楽しみだったしね。 そして、オハイオのその家は売りに出したら今度は4日で買い手がついて、かなり価格も上がって売れました。

なんと、最近Zillow見たらさらに上がってて、今の持ち主は買ってから30%上がってる。よかったね、今の家主。庭は私が耕して石で小道を作ったり花壇を作ったりしたんだよ。(しつこい)

気持ち悪い出来事だったけれど、まあ、あの家はなんかあったとしても、バネにして出世させてくれる家だったと信じたい。

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あともう一点怖くないけどほっこり系不思議な話。

新しいNJのコンドミニアムに住んでから一回だけ、2歳だった娘が「グランパ(ひいお爺ちゃんのこと)が来たよ。」と言ったことがあり、あるあるですが、その夜お爺ちゃん亡くなったと言う知らせが。

これはお爺ちゃんお別れを言いにひ孫を見たくてきたんだね、とガッチガチの科学者の義父、そして夫も涙流して喜んだ。 ひいお爺ちゃんありがとうと娘を守ってねと思うようにしています。

怖い話第1回 おわり


お読みいただきありがとうございました!

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