ホリデーシーズンも12月半ばとなると佳境に入ります。
皆さんはアグリークリスマスセーターというのは聞いたことがありますか?この記事では「アグリーセーターとはなんぞや」から、ちょっと歴史も辿って解説します。
見た目のインパクトバッチリ、ほぼウケ狙いのアメリカらしいハッチャケオモシロファッション、今年はあなたも試してみては?
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クリスマスのアグリーセーターってなんだろな
皆さん、アグリーセーター、持ってますか?最近はどのネットショップも、量販店もクリスマスシーズンになると色とりどりの面白いアグリーセーターをこぞって売っていますよね。
私も今年は何かしら買おうかなと思っております。旦那と義両親にね。(笑)そう、自分は絶対着ない!っていう素敵な意識高いあなたでも、家族の(特に義理の)クリスマスプレゼントにぴったりなの!
最後に面白いサイトの紹介もあるので是非プレゼントに検討してみてね。(笑)
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ドット絵みたいなクリスマスのアグリーセーターに秘められた(笑える)文化!
赤や緑、そしてサンタ、トナカイ、スノーフレークといった模様はクリスマスにはつきもののデザインです。
トナカイ、雪の結晶といった模様は昔からセーターやチョッキに編み込まれたものが冬の定番として愛されてきました。読者の皆様も着たことがあるかもしれませんね。
セーターに編み込まれる、冬関連の模様、そして見た目が派手目なドット絵のようなものは「クリスマス アグリー セーター(Christmas Ugly Sweater)」と現在は言われています。
手作りセーターで巻き起こる心理エピソード
元々は地味な色の編み込み模様で、19世紀ごろからすでに一般的にあったようです。
昔はセーターは主に手作りか、機械でもシンプルなパターンが主でした。
贈られたからには着ないといかん手編みセーター
手作りのセーターに模様を入れるというのはやっぱり作り手の根性とセンスによるので、「おばあちゃんがわざわざ良かれと思って作ってくれた古めかしいセーターだけど無下にできない」という心によってクリスマスの日に喜んで着るわけです。
作ったおばあちゃんは誇らしいでしょうし、着ているティーンエイジャーの孫の羞恥心と思いやりの狭間の自己犠牲感も大したもんです。
「絶対文句を言うな」よ、とヒヤヒヤする両親の心理ドラマも陰にあるわけです。
まあ、困りながらヘンテコりんな模様のいろいろ意味が詰まった重い物体を、普段ほとんど会わない遠い親戚も集まるであろう、「愛に溢れた家族団欒の場」で披露するのがオツということなんですよね。(笑)
アグリーセーターとメディア
その後80年代のシットコムの「コスビーショー(Cosby Show)」やそのほかのTVショーなどで「奇抜」で「愉快な」柄のセーターを着た主人公などが登場し、ホリデー気分が高まるお茶の間の心をしっかり掴みました。
この頃TVが火をつけた「悪趣味な」ホリデーのセーターは「ジングルベルセーター」と呼ばれることになりました。名前がつくっていうのはやっぱり社会現象や文化ってことの定着度なんでしょう。
ちなみに、今より比べてローテクな工場で大量生産されたこの時代のセーターはかなり本気でアグリーだったようです。(笑)
2002年にバンクーバーではあえてこの悪趣味なセーターを着用コードにしたパーティーが催され、毎年恒例として現在も開催されています。
こんなメディアの影響が大きく影響し、派手、斬新、賑やか、楽しいデザインのホリデーの浮かれた雰囲気が満載の現代版アグリーセーターが季節のファッションアイテムとして定着したのはアメリカらしいっていっちゃアメリカらしいなあと思います。
アグリーセーターの特徴は
- 超クリスマス
- 悪趣味
- 派手
- ユーモアがある
- やりすぎ感がある
- オタク、ゲーム、Nerd っぽい雰囲気があるものが多い(筆者の大好物)
こんな感じですかね。
この10年はアメリカでは定着して皆さん恥ずかしげもなく着て、むしろウケ狙いのアイテムとして役立っている感じがします。学校、オフィス、許される空気ならば普通に皆コートの下に着ている感じがします(笑)。
アメリカはこういうところがおおらかというか、懐が深いというか、自由というか。こういう寛容なところっていいよね。
また、この10年は衣服の素材に印刷する技術が格段と発達したので、以前よりも細かでカラフルな模様が、いろいろな材質の布に施されるようになっています。そういった技術の進歩もアグリーセーターの進化にまさに彩りを添えていると言えますね。
どこで買えるの?
今やアグリーセーターは簡単にどこでも買うことができます。実際の店舗ならばターゲット、メイシーズ、ウォルマートなどをざっと物色してみればいろいろと見つかりますよ。
Amazonだとこんな感じ。クレイジーなのが結構ありますね。
そして、セーターだけではなく、トレーナー(スウェットシャツ)、パジャマ、フリースのズボン、そしてアメリカの冬の定番、つなぎパジャマ (pull-over)など、ド派手でユーモラスな模様が満載の衣類がたくさん揃っていますので、是非ショッピングに行く際は探してみて。
ネットでも、色々なお店で扱っているので、お気に入りのショップで検索するときにUgly Sweater と入れればたくさん出てくると思います。
↓こういう系のネットショップを見ていると本当に笑えるのでオススメ。今年のオススメは「ボブの絵画教室」のアグリーセーター。これ本当すごいわ。欲しい。私絵描きだから、Bob Ross尊師ならば夏でも着たい。(笑)神々しいなー。
こちらはモールなんかには必ずあるお店なんだけど、内容はポップカルチャーとオタク向け。そう、年甲斐もなく私愛用のお店なんですが、アグリーセーター以外にも見てて面白い商品がとても多いので大好きです。
嬉しいのがトトロなんかのキャラクター商品も多いの。
ディズニーなんかもなかなか見かけないオリジナルのアートも多くて「使い回しされすぎてて見飽きた版権の絵」が少なめ。(私みたいなオタクのように)こだわる方にとって価値は高いですよ。
おまけ
ニュージャージーからオハイオを1か月の間に2往復もするアメリカ人(夫)の本気のめっちゃホリデー帰省動画をお楽しみください。私、これに毎年付き合わされているんですぜ。。。
まとめ
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!またお会いしましょう。
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