アメリカでは１０月末のハロウィンが過ぎるとホリデーシーズンの雰囲気が加速し、深まる秋、冷え込む気温と共に感謝祭およびクリスマスの色が一気に増してきます。
この記事ではアメリカ合衆国でオフィシャルに制定されている”Federal Holidays”ー「祝祭日」国民の休日ーを一気にご紹介しますので、是非仕事や学校などで「休日」を意識する際にお役立てください！
アメリカで制定されている「休日」を一挙ご紹介！
この記事ではアメリカ合衆国全体に共通するホリデー”Federal Holidays”の「いつ」、「何をするのか」をさっくりざっくりお伝えします。
アメリカにはその他にも休日には数種類あり、州の制定するお休みや（日本でいう県民の日のような）学校や職場で決められているおやすみも色々あると思います。（宗教や職業に関連するお休みが多いです）
さて、アメリカ合衆国が国で制定している、全州共通のいわゆる「国民の休日」は一年のうちで何日あるのでしょうか。
アメリカのお休みや行事に関する記事は他にもこんな記事があります！
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では、一つ一つ紹介して行きます。
元旦（New Year’s Day）１月１日
日本と同様、元旦はお休みですが、アメリカでは１月２日から一般的に仕事はじめ、学校も始まるので日本のような三が日のような感覚はありません。
年始なので一応お休みですが、かなり主張のない休日です。（笑）
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大晦日になんとなく（独立記念日よりもしょぼいことが多い）花火をテレビで見て、家でまったりとクリスマスからの長い休暇の疲れをとり、２日からの出勤のために通常のルーティーンに体を戻すことでいっぱいな印象を受けます。かなりあっさりしてますねえ。
「おせち」のように、「１月１日だからこれを食べる」というものは特にないように感じます。クリスマスでもう散財してるからね。
キング牧師の日（Martin Luther King, Jr. Day）１月第３月曜日
人種差別撤廃を唱えた、マーティン・ルーサー・キング牧師のお誕生日です。
制定されて国民の休日となったのは１９８６年と比較的新しいお休みです。
この日には各地でボランティアを自らすすんでするのが慣わしとなっています。公立学校はこの日はお休みです。
学校ではこの日を前に、子供に色々とアメリカの「自由」「平等」を教え、キング牧師がどのような功績を遂げた人物なのかガッチリ教わって来ます。これは親としてとっても嬉しい！２月上旬の学んでくることのテーマがキング牧師＆差別とはのお勉強なので、頑張れ頑張れと思います。
最近の歴代大統領もどんなボランティアをするのか毎年話題になり、ニュースでその様子が取り上げられて来ましたが、２０１８年のトランプさんはゴルフ三昧で各地でブーイングでした。
２０１９年のトランプさんはこの日に一体何をされるのか私は個人的に大変楽しみにしております。みなさんも是非注目してみてね！（笑）
アメリカ生活ーアメリカの休日ーキング牧師の日１月第３月曜日ー
アメリカ生活ー気をつけたい！差別されない＆しないアイデア紹介ー
ジョージ・ワシントン誕生日（George Washington’s Birthday）２月第３月曜日
この休日は、もともと２月２２日（ワシントンの誕生日）の固定された日をお休みにしていました。しかし、１９６８年に起きた「月曜休日統一法」と言う（日本でも最近取り入れて月曜をお休みにしてど、日、月、と連休にしやすく工夫する法律）法律で、２月の第３月曜日をワシントンの誕生日としてお祝いするという形になったそうです。
こんなところで日本が取り入れた方法に出会えるとは。
別名「大統領の日」(Presidents’ Day)とも言われます。はい、アメリカは政治的なお休みが多いです。はい。ニュージャージーでは大統領の日って呼んでるなあ。
日本は大半が文化庁が取り仕切ってる感じの日本の文化関連の「雅」というか、「侘び寂び」というか、あんまり政治的な匂いがしない休みが多い気がしませんか？海の日、山の日、こどもの日、文化の日、勤労感謝などなど。
この日にはワシントンD.C .において大々的なパレードなどがあって圧巻ですが、あまり他の州では大規模な催し物はない様子です。でも公立学校は普通大体お休みですね。
ワシントン記念塔
メモリアルデー（Memorial Day）５月最終月曜日
はい、２月からいきなり次は５月最終です。５月最終と言ったら、もう子供達の学校は夏休みに被っている地域も多いのではと思います。
メモリアルとは、追悼の意味ですが、何を追悼するのかというと、はい、「戦没者」ですね。ということでメモリアルデーは「戦没者追悼の日」です。アメリカの休日パターンで「建国」、「軍人」は欠かせないポイントです。
戦没者の日には何をするかというと愛国心、そして戦死された軍人さんに敬意と感謝を表すことなどが挙げられます。
ワシントンD.C.では当然大きな催し物がありますが、みなさんの地元でも「戦没者」のためのセメタリー（墓地）などではイベントを開催する可能性が高いですので、興味のある方はローカルなイベントにも参加されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、メモリアルデー前後には結構なセールが開催されます。クリスマスなど年末の方がセールの規模と消費の規模は大きいですが、テレビ買いたい、パソコン買いたいなど、高額なものを狙っている方はこの時期も年末の次に狙い目となってきます。そして、つぢの独立記念日で「半期の一大セール」が炸裂していきますよー。
リンカーン大聖堂
独立記念日（Independence Day）７月４日
レイバーデー（Labor Day）９月第一月曜
レイバーデーとは「労働者の日」です。日本の勤労感謝と内容は似ているかというと「働く人への感謝、慰労」という面では似ているのですが、情緒的には結構違います。
アメリカのレイバーデーは９月第一月曜のため、レイバーデーがもうすぐだ、ついにレイバーデーだ、というと、夏休みの終わり、夏の終わりという一抹の寂しさ、季節の変わり目を感じるセンチメンタルなところがあります。
サンディフック 夏の終わりはどの国も切ないんやね。
アメリカは広いですから常夏の地域もたくさんあるので夏の終わりを感じにくい場所もあるかと思いますが、９月はそろそろ学校が始まる時期でもあるし、５月、６月からの長い夏休みももう終わり、という感じが漂うのは同じだと思います。
北米の夏は意外と早く終わって、９月は残暑＆かなり秋めいてきます。８月中旬ごろからはスーパーや量販店ではBack to School Sale （新学年開始セール）をアピールしてきますし、保護者は子供の学用品やお弁当の材料の買い出し、そして節約に頭を悩ませ始める時期でもあります。
アメリカにもこんな感じで季節の移り変わりを感じる出来事はいっぱいあるもんです。
コロンバスデー（Columbus Day）１０月第２月曜
- インドに来たぜと思い込んでた
- 奴隷商人のスキルを活かして、ネイティブアメリカンの奴隷化を思いついたり
- その後ネイティブアメリカンを大虐殺する
- 金（ゴールド）がとにかく露骨に欲しかった
ベテランズデー（Veterans Day）１１月１１日
サンクスギビングデー 感謝祭（Thanksgiving Day）１１月第４木曜
クリスマス（Christmas Day）１２月２５日
まとめ
いかがでしたか？アメリカ合衆国のFederal Holidaysは数えてみたら１０個ありました！
そして、お休みに制定されていてもいくつかは無視される（涙）こともあったり、独立記念日、サンクスギビング、クリスマスは無条件で皆お休みになる最大級イベントの存在の大きさなど伝わりましたら嬉しいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました！アメリカ文化ライターのキョウコでした！またお会いしましょう！
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