アメリカの祝日 St. Patrick’s Day 3月17日 米国でのお祝いを紹介

アメリカの文化はいろいろな国からの移民で構成されていることが、生活しているといろいろなところで感じられるのですが、セント・パトリックス・デーはアイルランド由来のお祝いです。

この記事では、セント・パトリックス・デーはどのように祝うのかを紹介しています。

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アメリカの祝日 St. Patrick’s Dayのお祝いの仕方を紹介

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。

アメリカの祝祭日を紹介するシリーズ、今回はセント・パトリックス・デーです。日本でもアイリッシュパブなどではお祝いするようですが、アメリカでは一般的に広く祝います。(祝わない人もいるけど)

どんなお祝い、祝い方なのか一緒に見ていきましょう!




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セント・パトリックス・デーの由来について

St. Patrick’s Day(セント・パトリックス・デー)は、アイルランドの守護聖人である聖パトリックを記念する祝日で、毎年3月17日に祝われます。祝日ですが、バレンタインデーやハロウィンのように、休日ではありません。

アイルランド系アメリカ人の多いアメリカ合衆国では、アイルランド系アメリカ人の間で特に人気があり、比較的大々的に祝われます。(地域やその地域の文化にもよります)また、アイルランド系移民が多いカナダやオーストラリア、ニュージーランドなどでも祝われます。

一方、アイルランド本国では、聖人の祝日として休日になり、キリスト教会での特別な礼拝が行われます。




聖パトリックとはどんな人だったのか?

聖パトリックは、アイルランドの守護聖人であり、キリスト教をアイルランドに広めた人物として知られています。聖パトリックの生涯についての詳細は正確に記録・把握されているわけではなく、多くが伝説や口承の要素で今に伝えられています。

聖パトリックは、385年頃にイギリスのローマ支配下の地域である現在のスコットランドまたはウェールズで生まれたとされています。本名はマウイン・スクーパトリックといい、後にパトリキウス(Patricius)と名乗るようになりました。

彼は16歳の時にアイルランドへ連れ去られ、6年間奴隷として働かされました。その間牧羊の仕事をしながら、孤独な時間を神とのつながりを深めるために利用しました。そこでキリスト教の信仰を深め、神の召命を感じるようになったとされています。

後に聖パトリックは奴隷から解放され、イギリスに戻りました。その後キリスト教の司祭として教育を受け、アイルランドに戻ります。アイルランドではキリスト教を伝えるための伝道活動を始めました。彼はアイルランド中を巡りながらキリスト教の信仰を広め、多くの人々を洗礼に導きました。

聖パトリックはキリスト教以外の信仰をする「異教徒」に対しても積極的に対話し、キリスト教の信仰とアイルランドの文化を融合させる試みを行いました。また、彼はアイルランドに多くの教会や修道院を建設しました。




セントパトリックデーはなぜ3月17日なのか

聖パトリックの功績と影響はキリスト教の文化にとっては非常に大きく、彼の活動によってアイルランドはキリスト教の拠点となりました。彼の名声は後世にも残り、聖パトリックはアイルランドの守護聖人として尊敬され、聖パトリックの記念日(命日という説)である3月17日は、セントパトリックデーの祭りが祝われるようになりました。

3月17日であるという理由には諸説ありますが、彼の命日であったこと、春分の日に近いこと、キリスト教の斎戒期間である「四旬節」の終わりを祝う日とされています。

アメリカでのセント・パトリックス・デーの祝い方

筆者はアメリカに住んで10年以上が経過しましたが、セント・パトリックス・デーは毎年メディアでアイリッシュパブ、ビール、緑の服を着るなどが取り上げられるものの、キリスト教最大の祝日でキリストの誕生日であるクリスマスやキリストの復活を祝うイースターとは異なり、かなり宗教色は薄いと感じます。

アメリカでは聖パトリックデーは、アイルランド系アメリカ人の文化的な祝日として広く祝われていますが、ほとんどの人は自分や家族がアイルランドからのルーツがあることに重きを置いて祝ったり、プリスクール、キンダー、エレメンタリーの低学年ではほとんど聖人パトリックのエピソードまでは触れずに過ごします。家庭によっては詳しく教えることも当然あるでしょう。




ビールを飲む・アイルランド料理を食べる

以下は、アメリカでの聖パトリックデーの祝い方、文化的背景、食べ物などの詳細です。

アイリッシュパブでは緑の飾り付けが施され、大人はビールを飲んだり、アイルランドの食べ物を食べに集います。アイルランドのお料理はコーンビーフとキャベツ、アイリッシュシチュー、シェパーズパイ、ソーセージ、ダブリンキャビア、アイリッシュソーダブレッドなどがあります。

また、グリーンカラーの飲み物も売られることがあり、グリーンビールやグリーンカクテル、グリーンサワーなどがメニューに載ることも。大規模なアイリッシュ系レストランの場合、アイリッシュダンスが披露されることもあります。




セント・パトリックス・デーのパレード

アイルランドのダブリンやアメリカのニューヨークなど、特に有名な都市では、世界的に注目を浴びる壮大なセントパトリックデーのパレードが開催されます。

これらのパレードは観光客にも人気があり、多くの人々が訪れて祝祭の雰囲気を楽しんでいます。大都市では恒例の大規模なパレードが行われることが多く、聖パトリックデーパレードは、ニューヨーク、シカゴ、ボストン、サンフランシスコなどで特に有名です。




セント・パトリックス・デーのアイコン レプリコンってなんだろな

レプリコン(Leprechaun)は、アイルランドの伝説の妖精の一種で、彼らが虹の終わりに宝を隠すという伝説や民話があります。

緑色の帽子をかぶり、緑色の服を着ていている小人です。また、レプリコンは非常に手先が器用で、靴作りが得意だと言われています。シリアルのラッキーチャームという製品はこのキャラクターが元になっています。聖パトリックデーの際には、レプリコンのコスチュームを着た人々が出没することもあります。

アイルランドでは虹が現れることが比較的頻繁で、その美しい色彩が宝石のように輝いて見えることから、レプリコンが宝を隠す場所として虹の終わりを選んだとされています。また、レプリコンが宝を隠すという伝説は、彼らが自分たちの財産を人間に奪われることを恐れていたことや、人間をからかうための行動とされています。

アメリカのプレスクールから小学低学年の子供たちは学校でもセント・パトリック・デーには楽しい行事があり、レプリコンを捕まえるために罠を仕掛けたり、小さなお菓子やプレゼントをもらうためにレプリコンを追いかけたりすることがあります。




 

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