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【アメリカミュージアム巡り】National Archives 国立公文書館 ワシントンD.C.

【画像】

ワシントンD.C. にある国立公文書館はアメリカの重要な文書が保管されているところです。

独立宣言、憲法、Bill of Rights(憲法の最初の10の改訂)は普段見学者に向けて無料で公開されています。アメリカの建国の歴史を学びたい人や、アメリカで育つお子さんがいる方には最高の観光スポットでもあります。

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【アメリカミュージアム巡り】National Archives 国立公文書館 ワシントンD.C.

こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaです。

私が今まで行ったことのあるアメリカの博物館や美術館を紹介しております【アメリカミュージアム巡り】、今回はアメリカ合衆国の首都、ワシントンD.C. にある国立公文書館のご紹介です。

 




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National Archives 国立公文書館

無料で入館できますが、時間制の予約が必要となる場合がありますので必ず公式サイトで調べてからご来館ください。

オフィシャルサイトNational Archives

住所 701 Constitution Ave. NW, Washington, DC 20408

*館内のほとんどが写真撮影が禁止されています。

こちらの記事でワシントンD.C.の旅を紹介しております。よかったらご一緒にどうぞ。

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アメリカの国立公文書館とは何をするところ?

国立公文書館はアメリカのすべての主要な文書が保管されている場所です。

国立公文書館は、国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration、略称:NARA)によって管理されています。NARAはアメリカ合衆国政府の公式な文書や記録を保管し、アメリカの歴史と文化に関する情報を提供する役割を果たしています。

以下は、アメリカの公文書館の主な活動と役割のいくつかです:

  1. 政府文書の収集と保存: NARAは、アメリカ合衆国政府の文書や記録を収集し、保存します。これには大統領の命令、法案、裁定、行政の文書などが含まれます。
  2. 一般へのアクセス提供: 公文書館は、研究者、学生、一般市民などに対して、公的な情報や歴史的な文書にアクセスする機会を提供します。これにはオンラインでのアクセスも含まれています。
  3. 歴史的な展示とプログラム: 公文書館は、歴史的な展示やプログラムを通じて、アメリカ合衆国の歴史と文化に関する理解を深めるための活動を行っています。
  4. 電子記録の管理: 近年では、紙の文書だけでなく、電子的な記録やデータも増加しています。NARAはこれらの電子記録の適切な管理にも取り組んでいます。
  5. 政府機関へのアーカイブサービス提供: 政府機関に対して、文書管理のベストプラクティスやアーカイブの作成方法に関するサポートを提供します。

公文書館は、アメリカの歴史や政府の機能において非常に重要な存在であり、国のアイデンティティや民主主義の原則を理解する上で貴重な情報源です。




一般人も使える公文書館

国立の公文書館とはなんだか敷居が高い響きですが、我々一般人も使える機能があります。

  1. アーカイブ展示室: 公文書館には、アメリカ合衆国の歴史的な文書や記録が展示されています。これには独立宣言書の原本、アメリカ合衆国憲法の原本を見学することができます。
  2. 国立憲法センター: 公文書館内の一部は博物館になっており、アメリカ合衆国憲法に焦点を当てた展示やプログラムが行われています。
  3. 特別展示: 定期的に特別なテーマに焦点を当てた展示が開催されます。これには歴史的な出来事や人物に関するものが含まれます。
  4. アーカイブ・リサーチルーム: 研究者や学生が公文書館の資料を調査できるリサーチルームがあります。予約が必要です。
  5. イベントやプログラム: 公文書館ではさまざまなイベントやレクチャー、ワークショップなどのプログラムが開催されます。
  6. オンラインでの閲覧・調査: 一部の公文書はオンラインでアクセス可能であり、公文書館のウェブサイトを通じて調査や閲覧ができます。

国立公文書館で絶対見学したい文書

博物館には、アメリカの建国の歴史において、非常に重要な独立宣言(Declaration of Independence)、アメリカ合衆国憲法(Constitution)、権利章典ー最初の10の改正(Bill of Rights)が厳重に保管・展示されています。

現在保管されている公文書館の円形広間は、日中は厳重な警備のもと、一般公開されています。実際行くとわかるが、結構物々しい雰囲気で、警備員が複数目を光らせています。

面白いのが、公開が終わって夜になるとガラスケースごと約7メートル下に下がって、格納されるらしいです。都市伝説なのかもしれないけど、日本で留学生を教えていた際に「NHKの渋谷の建物は有事には建物ごと沈むのは本当ですか?」と真顔で聞かれた時の驚きに似たものを感じます。




昔は独立宣言書が雑に扱割れていた!

今では厳重に保管されている独立宣言書、憲法、Bill of Rights ですが、今のようなハイテク・厳重な保管方法が実施されたのは1980年代に入ってからでした。

独立宣言書が作られたばかりの1776年から数年間は丸めて持ち運ばれ、1823年に複写版を作っていた際に水をこぼし、オリジナルが滲んでしまう、役所の壁に画鋲で止められて日当たりの良い場所に40年間さらされたというなんとも言えない扱いを受けた過去があります。

日光が色を褪せさせる、変質させるのではと気付かれたのが20世紀に入ってからで(んなばかな)、湿度をコントロールして密封したほうがいいのでは?と乾燥しすぎたところに入れられ、今度はヒビが入ってしまう。(羊の皮が使われているそうです)

現在の国立公文書館に保管され始めたのは1951年。ガラスケースや、ケースの中に充填する空気もヘリウムにされたりなど、ちょっと保管技術が向上します。しかし、ヘリウムではいけないということになり、2003年にはチタンのケースにアップグレードされ、不活性アルゴンガスが充填された。

ということです。

これからもさらに良い保管方法が開発されるのかもしれないけど、壁に画鋲で貼った人はちょっと反省してほしいですね。




独立宣言書と合衆国憲法に署名できるぞ!

ちょっと敷居が高い公文書館ですが、面白いサービスもやっています。

こちらのページに行くと、独立宣言書とアメリカ合衆国憲法に自分の名前を入れて合成したものがダウンロードできます。よくわからんサービスですが、ジョークで遊んでみるのもいいですね!

こんなかんじになるよ

しかし、オリジナル、かなり色褪せていますね。画鋲で壁に貼られていたっていうのはびっくりだよ。

オリジナルのダウンロードもできます。開かれてるねー。




戸籍の制度がないアメリカでも、家系図が作れる

日本独特の戸籍の記録の精度は非常に優れていると言われますが、戸籍の制度がなくても、アメリカにも、自分の祖先を辿って家系図を作れる可能性はあります。

こちらのページに行って、Research Your Ancestry をクリックして先に行くと、アメリカで生まれて亡くなった人たちの検索ができるようになります。無料です。親兄弟、祖父母の名前、誕生日などが分かればスイスイ遡れる感じがします。私は、一人で亡くなってる日系移民が親戚にいるので、探してみたいと思っています。(その前に、日本で戸籍を取って、名前と出身地など明確にしないといけないのですが)

家系図の他にも、建国、外交、軍事、人々、場所、政府、科学技術などいろいろな分野のトピックで溺死を遡り、資料を検索することができます。デジタル化が進んでいることと、こうやって一般公開していることが素晴らしいー

 

 

 

 

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