ワシントンD.C. にある国立公文書館はアメリカの重要な文書が保管されているところです。
独立宣言、憲法、Bill of Rights(憲法の最初の10の改訂)は普段見学者に向けて無料で公開されています。アメリカの建国の歴史を学びたい人や、アメリカで育つお子さんがいる方には最高の観光スポットでもあります。
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【アメリカミュージアム巡り】National Archives 国立公文書館 ワシントンD.C.
こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaです。
私が今まで行ったことのあるアメリカの博物館や美術館を紹介しております【アメリカミュージアム巡り】、今回はアメリカ合衆国の首都、ワシントンD.C. にある国立公文書館のご紹介です。
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National Archives 国立公文書館の基本情報
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名称:National Archives and Records Administration(アメリカ国立公文書館)
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所在地:701 Constitution Ave NW, Washington, DC 20408
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電話番号:+1 866-272-6272
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営業時間:
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毎日:午前10:00~午後5:30(最終入館午後5:00)
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感謝祭・クリスマスは休館
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特別展やイベント開催時は変更あり
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入館料:無料
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アクセス:
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地下鉄「Archives-Navy Memorial-Penn Quarter」駅すぐ
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近隣に有料駐車場あり(公共交通推奨)
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バリアフリー対応:館内全域バリアフリー
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写真撮影:一般展示は可、ただしロタンダ(重要文書エリア)は写真撮影不可
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ギフトショップ/カフェ:館内に併設
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アメリカの国立公文書館の役割とは?
国立公文書館はアメリカのすべての主要な文書が保管されている場所です。
国立公文書館は、国立公文書記録管理局(National Archives and Records Administration、略称:NARA)によって管理されています。NARAはアメリカ合衆国政府の公式な文書や記録を保管し、アメリカの歴史と文化に関する情報を提供する役割を果たしています。
以下は、アメリカの公文書館の主な活動と役割のいくつかです:
- 政府文書の収集と保存: NARAは、アメリカ合衆国政府の文書や記録を収集し、保存します。これには大統領の命令、法案、裁定、行政の文書などが含まれます。
- 一般へのアクセス提供: 公文書館は、研究者、学生、一般市民などに対して、公的な情報や歴史的な文書にアクセスする機会を提供します。これにはオンラインでのアクセスも含まれています。
- 歴史的な展示とプログラム: 公文書館は、歴史的な展示やプログラムを通じて、アメリカ合衆国の歴史と文化に関する理解を深めるための活動を行っています。
- 電子記録の管理: 近年では、紙の文書だけでなく、電子的な記録やデータも増加しています。NARAはこれらの電子記録の適切な管理にも取り組んでいます。
- 政府機関へのアーカイブサービス提供: 政府機関に対して、文書管理のベストプラクティスやアーカイブの作成方法に関するサポートを提供します。
公文書館は、アメリカの歴史や政府の機能において非常に重要な存在であり、国のアイデンティティや民主主義の原則を理解する上で貴重な情報源です。
一般人も使える公文書館
国立の公文書館とはなんだか敷居が高い響きですが、我々一般人も使える機能があります。
- アーカイブ展示室: 公文書館には、アメリカ合衆国の歴史的な文書や記録が展示されています。これには独立宣言書の原本、アメリカ合衆国憲法の原本を見学することができます。
- 国立憲法センター: 公文書館内の一部は博物館になっており、アメリカ合衆国憲法に焦点を当てた展示やプログラムが行われています。
- 特別展示: 定期的に特別なテーマに焦点を当てた展示が開催されます。これには歴史的な出来事や人物に関するものが含まれます。
- アーカイブ・リサーチルーム: 研究者や学生が公文書館の資料を調査できるリサーチルームがあります。予約が必要です。
- イベントやプログラム: 公文書館ではさまざまなイベントやレクチャー、ワークショップなどのプログラムが開催されます。
- オンラインでの閲覧・調査: 一部の公文書はオンラインでアクセス可能であり、公文書館のウェブサイトを通じて調査や閲覧ができます。
国立公文書館はどんなところ?——アメリカの歴史と“本物”に出会う場所
観光スポットとして名前は知っていても、「実際どんな場所?」「何が見られるの?」と思う人も多いはず。実はここ、公文書館は“アメリカという国の記憶”を守り、未来へつなぐ、非常に特別な役割を持つ場所なのです。
アメリカの“心臓部”——3つの歴史的原本に会える場所
国立公文書館最大の見どころは、何と言ってもアメリカ建国の原点ともいえる**「独立宣言」「合衆国憲法」「権利章典(Bill of Rights)」**の原本に会えることです。
これら三大文書は、まさにアメリカという国の「設計図」であり、自由や民主主義、法の支配といった国の根幹をなす思想が込められています。これらは「ロタンダ(Rotunda for the Charters of Freedom)」と呼ばれる荘厳な円形ホールで厳重に保管・展示されており、多くの市民や観光客が毎日この“原点”を見学しに訪れます。
ロタンダは館内の中心にあり、薄暗い照明の中でガラスケース越しに原本を見る体験は、ただの“展示”を超えた感動を与えてくれます。何世代にもわたって受け継がれてきた本物の文書を前に、アメリカ史の重みや、国をつくってきた人々の情熱に思いを馳せる人も少なくありません。
ちなみにこれらの文書、内容の一部は学校の教科書や映画などで目にしたことがあっても、「本物」を目の前にできる場所はここだけ。多くの人が「一度は見てみたい」と憧れる理由です。
圧巻の建築と“アメリカの威厳”
国立公文書館はその建物自体も見どころのひとつ。1935年に完成したこの壮麗なネオクラシカル建築は、ギリシャ神殿のような大理石の柱と広い階段、精巧なレリーフに彩られています。
正面玄関に立つと、「The ties that bind the past to the present(過去と現在を結ぶ絆)」と刻まれた言葉や、歴史を象徴する彫刻群に迎えられ、思わず背筋が伸びるような気持ちになります。
内部も天井の高いホールやロタンダの天井画など、細部まで美しいデザインが施され、まさに“アメリカの威厳”を体現する空間です。
「ここが国の記憶を守る場所なんだ」と自然と実感できるはずです。
多彩な歴史資料と時代ごとのアメリカ体験
三大文書以外にも、国立公文書館には膨大な歴史資料が保存・公開されています。
南北戦争時代の軍事文書や大統領の手紙、移民記録、公民権運動や女性の権利獲得運動、NASAの宇宙計画など、あらゆる時代・分野の一次資料が展示されています。
例えば、リンカーン大統領の奴隷解放宣言、ケネディ大統領の月面着陸宣言、第二次大戦時の従軍記録など、学校で学んだ「歴史の現場」をリアルに体感できるのも大きな魅力。
企画展や期間限定の特別展も活発で、「アメリカ女性の100年」「移民の歴史」「最新のデジタルアーカイブ」など、時代やテーマを深掘りする展示が随時開催されています。映像やインタラクティブなパネル、子ども向け体験ブースもあり、世代を問わず飽きずに楽しめます。
誰もがアクセスできる“市民のための記憶”の場
国立公文書館は、「誰もがアメリカの歴史にアクセスできる」ことを理念とし、すべての人に無料で開かれています。観光客や地元住民はもちろん、学生の社会科見学、歴史研究者、ルーツを調べる人まで、幅広く利用されています。
特に人気なのが「リサーチルーム」です。家系図調査をしたい人や、自分の先祖の移民記録を探したい人、卒論や研究のために歴史文書を調べたい学生などが、スタッフの案内で公文書にアクセスできます。
また、最近では公文書のデジタル化が進み、オンラインでも膨大な資料を検索・閲覧できるようになっています。
都市伝説は本当
現在保管されている公文書館の円形広間は、日中は厳重な警備のもと、一般公開されています。実際行くとわかるが、結構物々しい雰囲気で、警備員が複数目を光らせています。
面白いのが、公開が終わって夜になるとガラスケースごと約7メートル下に下がって、格納されるらしいです。都市伝説なのかもしれないけど、日本で留学生を教えていた際に「NHKの渋谷の建物は有事には建物ごと沈むのは本当ですか?」と真顔で聞かれた時の驚きに似たものを感じます。
昔は独立宣言書が雑に扱割れていた!
今では厳重に保管されている独立宣言書、憲法、Bill of Rights ですが、今のようなハイテク・厳重な保管方法が実施されたのは1980年代に入ってからでした。
独立宣言書が作られたばかりの1776年から数年間は丸めて持ち運ばれ、1823年に複写版を作っていた際に水をこぼし、オリジナルが滲んでしまう、役所の壁に画鋲で止められて日当たりの良い場所に40年間さらされたというなんとも言えない扱いを受けた過去があります。
日光が色を褪せさせる、変質させるのではと気付かれたのが20世紀に入ってからで(んなばかな)、湿度をコントロールして密封したほうがいいのでは?と乾燥しすぎたところに入れられ、今度はヒビが入ってしまう。(羊の皮が使われているそうです)
現在の国立公文書館に保管され始めたのは1951年。ガラスケースや、ケースの中に充填する空気もヘリウムにされたりなど、ちょっと保管技術が向上します。しかし、ヘリウムではいけないということになり、2003年にはチタンのケースにアップグレードされ、不活性アルゴンガスが充填された。
ということです。
これからもさらに良い保管方法が開発されるのかもしれないけど、壁に画鋲で貼った人はちょっと反省してほしいですね。
独立宣言書と合衆国憲法に署名できるぞ!
ちょっと敷居が高い公文書館ですが、面白いサービスもやっています。
こちらのページに行くと、独立宣言書とアメリカ合衆国憲法に自分の名前を入れて合成したものがダウンロードできます。よくわからんサービスですが、ジョークで遊んでみるのもいいですね!
こんなかんじになるよ

しかし、オリジナル、かなり色褪せていますね。画鋲で壁に貼られていたっていうのはびっくりだよ。
オリジナルのダウンロードもできます。開かれてるねー。
戸籍の制度がないアメリカでも、家系図が作れる
日本独特の戸籍の記録の精度は非常に優れていると言われますが、戸籍の制度がなくても、アメリカにも、自分の祖先を辿って家系図を作れる可能性はあります。
こちらのページに行って、Research Your Ancestry をクリックして先に行くと、アメリカで生まれて亡くなった人たちの検索ができるようになります。無料です。親兄弟、祖父母の名前、誕生日などが分かればスイスイ遡れる感じがします。私は、一人で亡くなってる日系移民が親戚にいるので、探してみたいと思っています。(その前に、日本で戸籍を取って、名前と出身地など明確にしないといけないのですが)
家系図の他にも、建国、外交、軍事、人々、場所、政府、科学技術などいろいろな分野のトピックで溺死を遡り、資料を検索することができます。デジタル化が進んでいることと、こうやって一般公開していることが素晴らしいー
まとめ
国立公文書館は、「アメリカ合衆国の歴史資料を保存する施設」である以上に、誰もが「歴史を自分ごととして感じる」ことのできる場所です。三大文書を前にすると、歴史の“物語”ではなく“現実”として自分の人生や社会と結びついていることを強く実感できます。
学校で歴史を学ぶ子どもたちから、家系をたどる人、旅の途中で立ち寄った観光客まで、ここでしかできない特別な体験が必ず待っています。
「本物の歴史」にふれることで、時代や国境を越えて、“人がどんな社会を目指し、どう生きてきたか”を、ダイレクトに感じることができる――
それが、アメリカ国立公文書館という場所の最大の魅力です。

