【アメリカ怖い話】オハイオの家の隣人が犬を放って大迷惑だった話

アメリカで体験した怖い話シリーズ3です。第三回目はオハイオの隣人が困った飼い主で、犬もかわいそう、うちも近隣住民も迷惑だった話です。

嫌な方はスルーしてくださいませ!(ツイッターで載せた話に所々補充しています。)



オハイオで住んでいた家の隣人が困ったさんだった話です

こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaです。

先日ツイッターで怖い話を連投したら好評だったので、こちらでも読めるように記事にしました。

今回は犬の話です。

読み物なので、いつもの記事とは違って、ぶっ続けで書いています。




アメリカ怖い話シリーズは他にもこちら

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2013年、オハイオの例の一軒家に住み始め、両隣さんはとてもいい人に恵まれていた。

右隣は老夫婦で、旦那さんがベテラン。 奥さんも穏やかそうないい方で、たまにうちに郵便物が間違えて配達されて、返しに尋ねると、いつも世間話をしてくれた。

左隣は若夫婦。子はいなくて日々をエンジョイしている感じ。

老夫婦は猫を3匹飼っていて、温室(この辺の家は半数くらい温室がある)に猫を出し、たまに庭に出して遊ばせていた。猫たちは老夫婦の敷地から出ることはなく、のーんびり、お庭でいい子にしてるのが見えてとても可愛かった。

若夫婦の家はビーグル犬を飼っていた。

右老夫婦の家とうちの境にはフェンスがあったりなかったり。バックヤード半分にある感じ。

若夫婦とうちの敷地には仕切りは全くない。 で、ビーグルを外に出すときもちゃんと繋いで用を足したり、日向ぼっこさせていた。

オハイオ州には、フェンスのない家では庭犬をつながず放すのは違法で、フェンスがなければ散歩の時同様、綱をつけておくのがルール。若夫婦や周りの人はこれをきちんと守っていた。(普通そうだよね)

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うちには一匹老猫がいた。14歳だったので、元気だけど、よほどのことがないと走らない、ジャンプしない。 うちもたまに猫を外に出していたが、両隣の動物も静かで、動物たちのケンカなどはなかった。

共働きの若夫婦さんとは、会ったら挨拶するくらいだったが、とてもきちんとしている感じで、それは家のポーチなど見ても伝わって来た。掃除がいつもしてあって、芝生も毎週狩ってあって、いいバイブをもらっていた。

しかし2年目くらいで別の人が越して来た。

新しく来た左隣の人は女性一人。会っても挨拶しない。こっちから声をかけても返事がないことが通常。

わしはこれは、私がアジア人だからかな、など色々考えた。 結構凹む。 で、うちの白人の夫が庭掃除などしていると、あっちから声をかけてくる。しかも夫を男性と意識するような感じで話す。猫なで声。なんとも言えない。

夫に、「あの人は私が昼間一人の時、昼仕事に行く時挨拶しないんだよ。」というと、彼はムッとして、その後ちょっと観察するようになった。 と言っても、夫が1日家にいるのは日曜だけ。

でも夫は前庭掃除など頻繁にして、左隣との遭遇率を高くした。

夫もちょっと気になっていたようで、夜うちがゴミ箱を道路に出すと、彼女はうちのゴミ箱にゴミを入れて捨てているのを見たんだという。

私も一緒に花壇の世話などをしているときに、夫から挨拶すると、夫だけに挨拶を返す。私と夫が並んでこんにちわと言っても、彼女は夫の目を見て話すだけ、夫にだけ話を振る、私が話すと応答しない。 で、夫は怒って、左隣には挨拶しかしなくなった。

左隣は最初独り住まいかと思ったのだけど、どうやら若い娘さんか、ホームシェアなのか、大学生くらいの女性も住んでいるようになった。 こちらの若い女性は挨拶をしてくれた。で、ダルメシアンを飼っていて、とても素敵だね、などいうと、喜んでいた。

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犬を飼っていると大体散歩の時間って決まっているじゃない。朝早く仕事に行く前と、帰って来てから夕方か、夜間。

うちはすでに娘が生まれていたので、よく散歩をしていて、散歩しているダルメシアンを遠くから見かけることが多かったので、ああ、犬を飼うのは(子育てと同じで)大変だよね、などと思った。

ある日、お隣のダルメシアンが家の中で日中ものすごい吠えている。 うちの方に向いている一部ガラスの裏口のドアをカリカリして、わんわん、から発展して、キューンキューンになって、夕方ごろには遠吠えになっている。 私はすごく心配した。うちの猫も怯えた。

私は自分の台所の窓から見えてしまう以外は、のぞいたりしないようにしていたが、犬の大騒ぎは毎日続いた。こっちも焦るので、ちょっとのぞいて見たら、ダルメシアン以外にも白いのと黒い大きな犬がいた。 3頭もいるのに散歩してるのはダルメシアンしか見たことがない。そういえば、考えて見たら、吠えている声は1匹じゃなかったな。(汗)

夫に話すと、「隣の家のことだからねえ」と言う。でも「犬大丈夫かな」と私は言うが、何もできないから、しょうがないよね、で終わって、心配だけは残った。

数ヶ月後、ダルメシアンとその飼い主の若い女性は引っ越して出てしまったようで、大きな犬2頭が毎日遠吠えをしていた。

夫は、そう言えば、本当にあの2頭の散歩を見たことがない、と自分から言い出し、私も、そうでしょ、そうでしょ、と迎合した。 左隣の人は昼まで家にいるのだけど、夜帰って来て、散歩ができないようだった。わかるけど、だったら飼うなと私と夫は思った。

で、夫の実家(車で40分なので月に1回くらい孫見せに行く)に行った際、犬ってそんなにドアガリガリして遠吠えするのか聞いてみた。 義両親の家はアニマルシェルターみたいな団体から老犬をもらって来ては最後の面倒を見て、犬が死ぬと、また老犬がくる。もう長いことしてるので、何頭も見送っている

義母曰く、トイレに行きたいか散歩に行きたいかでガリガリしているんじゃないかな、とのこと。

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犬の遠吠えは数ヶ月続いた。 んで、ある日私と娘が裏庭で遊んでいたら、隣の家主は犬を庭に放した。多分犬のトイレタイム。 しかし犬は紐で繋がれておらず、猛突進で私の方へ走って来た。

で肝心の飼い主は家の中にいるようで気づかない。私は娘を抱えて家の中に入った。 夫に言って、隣に手紙を書いてもらった。「犬を綱なしで放さないでください。」 返事はなかった。

週に何回か、娘と私が外にいると犬を放すようになったので、流石にこちらは警察に言おうかというところまで行った。

ある日、私と娘が裏庭の離れに入っておもちゃで遊んでいたら、隣の犬がうちの庭を横切って猛ダッシュして行くのが見えた。 右隣の家の敷地に入って、猫を追いかけている。




老夫婦が犬を追い出そうとして必死だったのが見えたんだが、私は娘がいたので小屋の中から見ていた。 おさまってから、老夫婦の家に行ったら、猫が驚いて逃げてしまったので、グレーの猫を見かけたら教えて、と言われた。

こういうことが何度かあり、しまいには右隣の犬は家の庭で用を足すようになった。

畑は荒らされるし、フンはするし、老夫婦のうちの猫めがけて走って行くのが日常となった時に、老夫婦とうちの夫が右隣の家に「フェンスを建てましょう」と話しに行った。 1回目の話し合いは成功で、うちと左隣が半額ずつ出してフェンスを立てることになった。

しかし、いつまで経っても次の話し合いにならない。居留守を使われてしまっている&手紙が無視されている。

なのに左隣が在宅中の時は、犬は放し飼い。

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ある時私と娘が遊んでいるときに犬が二頭飛びかかって来た。飼い主はどうやら楽しんで放している。 それは老夫婦のおばちゃんが水やりしていて目撃していた。

うちの夫とおばちゃんでまた左隣を訪ねに行った。 フェンスを作りましょうというより、犬を手綱なしで放すなというお願いに行った。 私は行かなかったのだけど、老夫婦は、うちのことを心配してくれて、小さい子がいるし、何度も突進してくのが見えたし、飼い主のあなたは止めないし、と付け加えてくれたそう。おばちゃんありがとう。

⭐︎ここまでの経過で、私は犬が怖いとか悪いではなく、この飼い主に120%責任と問題があると思っています。犬は悪くない。犬はしつけられていない&面倒見られていないからかわいそう。

何も進展しないまま、ある日老夫婦が庭と温室でホームパーティーを開いていた日、左隣はまた犬を放って、老夫婦の庭の猫に突進して行った。

そこで、パーティーに来ていた警官の知り合いがレッドカードを出した。実はこの警官のおっちゃんは時々老夫婦の家に遊びに来ている友人で、ついでに近所をパトロールしてくれているのだ。

おっちゃんは速攻警察を呼んで、パトカーが2台くらい来た。

左隣は警告を多分受けたんだと思う。

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後日、隣はフェンスを立てると言って来た。うちも、早くやりましょう、と答えた。で、見積もりとか、どういうフェンスにするかとか決めていくのかなと思っていた矢先のある日、夜隣から鳴き声がした。

「犬を連れて行かないで」と。

うちらは家の中にいたのだけど、騒ぎはキッチンの窓から丸聞こえ。犬が連れて行かれてしまったらしい。

後日郵便屋さんが、配達中犬に噛まれてしまったと聞いた。

これは本当に飼い主の責任で、犬をずっと家に閉じ込め、にストレスをかけまくっていて、散歩もしていないのだから、犬がこういう行為に出てしまったのは全部飼い主が悪い。最初から飼うな。

そのあと1ヶ月くらいで左隣は越して行った。 夫に、なんで犬の散歩もできないのに飼っていたんだろうねと聞いたらば、どうやら「番犬」を飼っている間違ったマッチョ文化を持つ人たちというのがあるらしい。 犬をかわいがるわけでなく、けしかけて優越を感じようとするんだと。 犬にも近所にも迷惑だからやめてほしい…これは動物虐待だよ。

まとめ:

変な飼い主がたまにいる。そいつらは楽しんでやってるようなのでアカン。 もしこういうのがいたらすぐ通報でいいと思う。 犬のその先が何より心配。


お読みいただきありがとうございました!

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