アメリカの包丁と日本の包丁はずいぶん違います。そして、特にアメリカの包丁はすぐに切れなくなり、料理をしていると、日本の包丁との材質の違いを感じることが多々あります。
この記事ではアメリカで買える包丁研ぎ、皮むき機、包丁立てをご紹介。他にやっぱりこちらではなかなかしっくり来るものが見つからないから安価のものを日本から持って来る作戦が有効なアイテム(おろしなど)を体験談とともにご紹介しています。
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Amazonで買えるナイフ研ぎグッズ&キッチン刃物紹介!
こんにちは、なんだろなアメリカにようこそ。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
アメリカ生活を始めた時、私は寮生活だったのでスイスアーミーナイフを大荷物の方に入れて←渡米し、その後寮でなるべく自炊していたのですが、夫と暮らすようになって、さらに結婚してから夫のキッチンの包丁を使うようになりました。
今では自宅で毎日料理をするようになって8年目ですが、とにかくアメリカの包丁(ナイフといったほうがふさわしい?)はすぐ切れなくなるな、という印象でした。オススメの砥石(簡単!)と、うちのキッチンの刃物周りの買ってよかった物を体験談を交えながらお話しします。
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アメリカの包丁はすぐ切れなくなる&研ぎ方を知らない夫
夫と暮らすようになったのが2012年。今年で8年目となりました。
一緒に住むようになってから私は喜んで料理をするようになり(安上がりになるし、自分の好きなものを食べられるし)、鍋でご飯を炊いたり、カレーを作ったり、それまでの寮生活のサンドイッチ、スープ、シリアル、冷凍食品の時代は終わって、楽しい食生活が始まりました。
しかし野菜を切ったり、お肉を切ったりする時、どうも切れ味が悪い。夫のキッチンには見た目立派な(でも$50くらいで買える)ナイフセットが、木の重厚なスタンドに刺さって、置いてありました。よく売っているやつです。そのナイフセットは、ペティナイフ、スライサー、三徳、ブレッド、など数種類あるのね。
↑こういうものですねー。安いw ちなみに、このナイフを刺して立てておくものはKnife Blockと言い、こんな感じのを単品で買うと$30前後します。
夫いわく、それはルームメイトが置いていったもので、夫自身は全く料理をしないから使ったことがない、使いすぎて切れ味が悪くなったということではないと思うとのこと。でも使ってみるととっても切れ味が悪い。
最初、あまりの切れなさに私の使い方が悪いのかと思い、引いたり、押したり、上から押したり、いろいろやってみたけど、技術云々というわけでもないっぽい印象でした。
よく見るとナイフセットの中に、棒状のヤスリがあり、どうやらこれでナイフを研ぐのだとわかりました。YouTubeで使い方を見るとX字にクロスさせて、海賊のように(わかりづらいw)シャーッ、シャーッと引くのです。おお、欧米!という感じですよ。←
↑こういう棒状のヤスリというか、砥石、というか。Knife Sharpner って英語で言いますね。でも、かなり大きいけれど、これでやってもすぐまた切れなくなる。
私の研ぎ方が間違っているのか、包丁の使い方が悪いのか、包丁の質が悪いのか。多分この3点セット揃っているのかもしれない。
こうやるのでいいのか?と夫に研ぎ方を聞いても、わからない。夫は家庭科系のことは何を聞いても迷子の迷子の子猫ちゃん状態なので、私の方がアメリカの家事関係のいろはを必死で学ぶというおかしなことに。わんわんわわーんです。
大学生の時にホームステイもしたことはあったのだけどそういえば刃物を使うような調理はしたことがなかった。卵焼いたり、ステーキ焼いたり、カット野菜のサラダを食べるくらいで。
日本から砥石を持って来ましたが結局米国のを買いました
妊娠中一時帰国した時、国際引越し便で実家の物をいろいろオハイオの自宅に送ったのだけど、古い砥石も使わないならもらっておこう、と、台所を漁って、米国へ。私は日本で包丁を研ぐときは日本の包丁を砥石で研いでいたので、これが一番いいだろうと思いました。
で、アメリカでアメリカの包丁を日本の砥石で時々研ぐことになったのだけど、まあ、またすぐ切れ味が悪くなりまして。やっと気づいた。「アメリカでは包丁をかなりの頻度で研ぐことが前提にある」と。
Amazon で買った包丁研ぎが結構いい
そこでいちいち日本の砥石でやっていられない、こんな頻度で研いでいたら10年後には砥石がなくなるんじゃないかと不安に思って(笑)購入したのがこのとても安価な包丁研ぎです。
最初Coarse(粗い)で3、4往復研いでからFine(細かい)でまた3、4往復するとはい、切れるようになります!小さいので引き出しに入れておいて、お肉を切る前、大きめの野菜を切る前などさっさと合計30秒くらいで、切る際のストレスが全然違います。
毎回毎回切れ味の悪い状態で無理に食材を切っていると、長い目で見て大変能率が悪い&肩こり、滑ったりして怪我の元になりますねー。私は料理はするけど、半ばやっつけ仕事でやっている部分もあるので、スピード重視、ストレス軽減が大事!こういう毎日の作業時間短縮の工夫は本当に大事です。
Amazonで包丁立ても買ったよ
包丁は安物だけど、まあ整ったので、今度はこの必要以上に場所を取っているKnife Blockをなんとかしたいと、必要以上にお金をかけず長持ちしそうないい品物がないかと、探して買ったのがこちら。
たくさんのナイフははいりませんが、うちの場合包丁、スライサー、ブレッドナイフ、ハサミ、小さなナイフ(ユーティリティとペーパーナイフ)が収まっています。省スペース、そして掃除しやすい(拭くだけ)でいいのでかなり楽。
ちなみによく見かける木製のはオススメしないです。うちの場合キッチンが狭いのでKnife Blockは真紅に比較的近いところに置かなければならず、カウンターに少し水が溢れると木製の包丁立てはすぐに水でダメになりました。
カビる、反る、剥がれる。見た目も汚くて、場所も妙に取っているし、もう、いや。広々としたキッチンで絶対濡れないところにおける場合はいいんでしょうけどね。料理する回数が多いほど気を使わなくてはいけないのがほんと嫌だったなと今思います。
キッチン収納大事だわ。少しずつ整えていくと気持ちが全然違う。(今までが酷すぎた)
イケアの包丁セットはダメだった
以前こちらでイケアのオススメとこれは失敗だった商品をご紹介しました。
アメリカのIKEAの買い物で大失敗したもの&これは良かった商品特集
包丁セットはダメだった部類に入ります。でもさっきHPを見たらもうDIscontinuedで売られていないようでした。4点セットで$20しない感じのキッチンナイフセット。果物ナイフ、包丁、小さいパン切りナイフ、
一人暮らし開始とか、キャンプ・旅行に持っていくとか、そういう感じならいいと思いますが、まあ、とにかくすぐ切れなくなったなあ。もうしまっちゃった。キャンピングカーで旅行、とか、お外でバーベキューの時とかそういうの専用(あんまり激しく使わない場面)にしたいから捨ててない。
皮むき機 手にしっくりくるのはどれ?
アメリカで、それまで私が使っていたような日本のタイプの皮むき機を探そうとすると意外と店頭にはなくて、こんな感じのにたくさん出くわします。
これはこれで、慣れればとっても便利。先端の尖っているところはジャガイモの芽をくり抜く時に使えるので、ある意味かなり機能性の高いツールです!そう、アメリカのナイフって、角が尖ってないからジャガイモの芽が取りづらいですね!
でも私はこの皮むき機↑の使い方に慣れず、結局日本から持って来たこれ。↓この形のが使いやすいです。
しかもダイソーのとっても見た目シンプルなのがいい。ジャガイモ、人参、大根、スイートポテト、なんでも剥けるよ。
ニトリで300円くらいのを買って、それも持って来たのだけど、切れ味、角度?がしっくりこないwなんだこのダイソー製品の完成度の高さは。
私の中で完全に物の質、機能のレベルは必ずしも価格に比例しないという衝撃が、ダイソーさんのおかげで、あります。米国で、壊れても、すごく諦めがつくし。気が楽!いずれ日本に戻る予定の方も、引っ越す際に捨ててしまっても、まあ元が取れたかなという気分で、後腐れなく(w)手放せますね。
こちらでも似た内容の話を熱弁しております。↓
日本から持って来たい!一時帰国する時に買っておこう!アメリカにこれがないんだよキッチングッズ選手権
アメリカに持っていこう!日本の100均で買いだめしておくべき商品リスト
アメリカにもダイソーさん、大都市にありますが、私はそこまでして行ける距離&エネルギーがないので米国でダイソー直営店にいけたことがないのですが(韓国系の代理店みたいなところに入ったことあるけど)やっぱり、里帰りした際に行って1万円くらい買って来ちゃえばいいやという頭でいます。
大根おろしは日本で買って持ってくるのが吉
前も紹介しましたが、再び叫びます。100円ショップの鬼おろし機が最強です。100円ということで最初から諦めがついているのに、最高のパフォーマンスを見せてくれる。アメリカでも大根が手に入ればみぞれ鍋などざっくざく作れます。
↑こういう形ので、100円ショップのがもううちで活躍して7年くらいw長持ちしすぎだ。
大根が手に入ったら、煮物やお味噌汁などもいいですけど、私はたまに前日のうどんの残りのお汁などでお昼一人鬼おろしを煮込んで、またうどんを入れて煮込んで食べたり、ポン酢をかけたり、白身魚と煮たりします。おすすめ!
ちなみに、フードプロセッサでも大根おろしは作れます。が、なんだか、味が妙に辛くなる気がしています。これは気のせいかもしれません。100円の鬼おろし機はフードプロセッサを洗うよりも簡単に使えるので楽ちんー!
Amazonでは大根おろし機、こういうのがありましたが、いいものだろうけど、日本ほどそんなに頻繁に使わないので、もうちょっと気楽なものが欲しいねえ。
米国で買ったすりおろし機で生姜すりおろしが作れなかった
夫と結婚してすぐ、生姜すりおろし(生姜が大好物)を紅茶に入れたくてですね、クロガーで(当時私が一人で行けるお店がクロガーしか選択肢がなかった)買ったこういうもの↓
これは生姜はあんまり擦りおろせなかったです。これはレモン、オレンジなどの皮を綺麗によく洗って、お菓子に入れたり、お肉を焼く際のMarinadeの材料にしたりする時大活躍。(名前からしてCitrus Zesterですからね。)固ーい乾燥したパルメザンチーズも、少量なら行ける。でもね、生姜は繊維が多いからなかなかね。
生姜をすりおろす際は、何がいいんだろうと考えたけど、生姜を大量に買ってきて、ちょっと酢など入れて、フードプロセッサで一気に大量の生姜すりおろしを作って小分けのタッパーなどに入れ、冷凍保存がいいと、行き着きました。でも私は単に生姜が好きで何にでも生姜をかけているので、普通の家庭ではそんなに需要がないですね、多分。(笑)
アメリカの缶切りの使い方がわからない
缶切り、どのご家庭でも一つはあると思いますが、どんなものをお使いでしょうか。うちはぐるぐる方式のを使っていますが、コロナ後特に活躍頻度が増しました。でも、本当にやりづらい。
なぜ、彼らはこんなタイプの缶切りばかり売っているのか。謎と怒りが渦巻く。
↑こういうのね。グッとさしてから、左手で握りながら右手で回すのだけど、まあ、進まない。感がわずかに変形していたりすると、もう、大変。両手腱鞘炎への道まっしぐらです。
そしてすごく時間もかかるし、なんども挑戦すると細かい鉄片が食べ物に混入したり。使用回数が増すと明らかに部品が緩んで壊れてくる。ろくなもんじゃない。缶詰という食料が一気にコスパの悪いものになってしまう。日本ではぐさっとさしてキコキコすると15秒もあれば開けられるような簡単なものを使っていたのだけど、とにかくアメリカではその方式のが見つからない。
Can Openerで検索しても探せど探せど見つからないのでもしやと思ってJapanese Can Openerと入れたら、とうとうこれが出て来ました。
ダイソーで売られているものがこちらではこんなに高いのね? これは完全に日本に帰ったとき買ってくるのがいい。それか、もうアメリカのダイソーにいつか行ったときでいい。
そしてこの記事を書いてからしばらく経って、我が家はこちらの缶切りに落ち着いた。缶の蓋を切るのではなくて、細かく曲げて金属を緩くして、蓋を取る、という感じ。切り口が鋭くならないし、缶切り自体も長持ちしそうで非常に良いです。これは大当たりだった!
こちらにあると便利なキッチン用品をまとめてあります。マガジン感覚で眺めると楽しいよ!
まとめ
はい、ということでアメリカの包丁がやたら切れ味が悪いという話から砥石をご紹介し、Knife Block、すりおろし機、缶切りと、たっぷりご紹介しました!
日本に帰る際、または次回米国内でダイソーに行く際、ぜひお忘れなく!日本行かない!ダイソーもない!という方はAmazonリンクをご活用いただけたら嬉しいです!