PR

アメリカの学校で甘いお菓子が制限されることも?誕生日・スナック・アレルギー配慮の文化紹介

子育て・義務教育
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

こんにちはー。なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。

アメリカの学校生活で、日本人の親が驚きやすいことの一つに、学校でのスナックや誕生日のお祝いの扱いがあります。

アメリカの学校というと、誕生日にカップケーキを持って行ったり、ハロウィンにキャンディーを配ったり、学校イベントでクッキーやドーナツが出たりするイメージを持つ方も多いかもしれません。実際、アメリカでは子どもの誕生日にクラスでちょっとしたお祝いをする文化がある地域もあります。

一方で、近年、アメリカの一部の学校や学区では、学校内での甘いお菓子、カップケーキ、キャンディー、ナッツ類、油分の多いスナックなどの持ち込みを制限する動きも見られます。

これは、単に「お菓子はダメ」という話ではなく、子どもの健康、アレルギー対策、家庭間の経済格差、食育、学校全体の安全管理など、いろいろな理由が関係しています。

この記事では、アメリカの一部の学校で見られる「甘いものを控える」「ナッツを持ち込まない」「誕生日のお祝いを食べ物以外にする」といった文化について、親の視点から紹介します。

なんだろな☆アメリカがおすすめするアメリカ便利グッズカタログ@アマゾン マガジン風にお楽しみいただけます

スポンサーリンク

アメリカの学校はお菓子にゆるい?厳しい?地域差が大きい

アメリカの学校文化は、州、学区、学校、先生、校長先生の方針によってかなり違います。

ある学校では、誕生日にカップケーキを持って行ってよい。別の学校では、食べ物の持ち込みは不可。あるクラスでは、キャンディーを配るイベントがある。別のクラスでは、アレルギー対策のため食べ物のプレゼントは禁止。そういう差があります。

アメリカ全体が一律に「甘いもの禁止」になっているわけではありません。ただ、学校の健康方針、Wellness Policy、アレルギー対応、子どもの肥満や虫歯への意識の高まりなどから、甘いお菓子やカップケーキを学校に持ち込まない方向へ動いている学校もあります。

USDAのLocal School Wellness Policyでは、学校で売られる食品だけでなく、教室のパーティー、親が持ち込むスナック、子どもへのご褒美として提供される食品などについても、各学区が方針を持つことが示されています。つまり、学校のスナックや誕生日のお祝いは、単なる先生の好みではなく、学区の健康方針と関係している場合があります。

親としては、最初に学校のハンドブックや先生からの案内をよく読むのが大事です。去年よかったものが今年はダメ、上の子の学校ではよかったものが下の子の学校ではダメ、ということも普通にあります。

スポンサーリンク

アメリカでCandyと言われる範囲が広い

日本人が戸惑いやすい言葉に、Candyがあります。

日本語でキャンディーというと、飴やロリポップのようなものを想像する方が多いと思います。でもアメリカでCandyと言うと、もっと広い意味で使われることがあります。

飴、ロリポップ、チョコレート、M&M’sのような粒チョコ、スニッカーズのようなチョコバー、キャラメル、グミ、ソフトキャンディー、ラムネのような砂糖菓子。かなり広い範囲がCandyに入ることがあります。

私も最初、チョコレートを指してCandyと言われた時に、え、これもキャンディーなのか、と戸惑いました。日本語の感覚ではチョコはチョコ、飴は飴、グミはグミですが、アメリカでは「砂糖がたっぷり入ったお菓子全般」くらいの感覚でCandyと言っている場面があります。

学校から No candy と案内が来た場合、飴だけではなく、チョコレートやグミ、チョコバーなども含まれる可能性があります。

また、No sweets と書かれていれば、カップケーキ、クッキー、ドーナツ、ブラウニーなども避けた方がよい場合があります。

こちらもどうぞ

食品アレルギーの子どもは学校に伝えるべき?アメリカ公立校の現実

【アメリカ教育】日本と違う現地校の文化とは?義務教育・親の役割・学校生活の違いを体験談ベースに解説

【アメリカ教育】ミドルスクール学年別内容 選択授業やアクティビティ 成功させるコツ

アメリカの夏休みは長すぎる?子供と3ヶ月過ごしてわかった反省点と来年への改善策

【アメリカオススメ】トレーダージョーズもちケーキミックス徹底レビュー 本当にもっちもち!

スポンサーリンク

アメリカの甘いものは本気で甘い

日本で育った人にとって、アメリカのケーキやカップケーキの甘さは、なかなかのカルチャーショックです。

日本のショートケーキのような、ふわっとしたスポンジに軽い生クリーム、苺がのっているようなケーキとはだいぶ違います。アメリカのスーパーや学校イベントでよく見るカップケーキは、しっかりしたスポンジの上に、色鮮やかなアイシングがどっしりとのっています。

青、赤、紫、緑、蛍光色に近いような色のクリーム。砂糖の粒。キャラクターの飾り。見た目は楽しいのですが、食べるとかなり甘いです。

子どもたちは嬉しそうに食べます。イベント感もあります。誕生日のカップケーキは、アメリカの子ども文化の一部とも言えると思います。

でも、学校でこれが頻繁に出ると、親としては少し気になります。

誕生日、ホリデー、ハロウィン、バレンタイン、クラスパーティー、ファンドレイザー。アメリカの学校はイベントが多いので、そのたびに甘いものが出ると、かなりの回数になります。

そう考えると、一部の学校が甘いものを控える方向へ行くのも、親としては理解できます。

スポンサーリンク

誕生日カップケーキ文化にも変化がある

アメリカの学校では、子どもの誕生日に親がクラス全員分のカップケーキやクッキーを持って行くことがあります。

プレスクールや低学年では、誕生日の子どもの親が、紙皿、ナプキン、ジュース、カップケーキ、時にはGoody Bagと呼ばれる小さなおもちゃや鉛筆などの袋を用意することもあります。

この文化は楽しい反面、親の負担が大きいです。

クラス全員分を用意する。アレルギーに気をつける。ナッツなし、乳製品なし、卵なし、グルテンなしなどに対応する。学校のルールを確認する。さらに、家庭によって用意するものの豪華さに差が出ることもあります。

そのため、一部の学校では、個別の誕生日お菓子持ち込みをやめ、月ごとにまとめてお祝いする、食べ物ではなく本を寄付する、鉛筆やシールなど食べ物以外にする、誕生日の子が朝の放送で名前を呼ばれる、先生が特別なシールをくれる、などの形に変えているところもあります。

これは、健康面だけでなく、家庭の経済的負担やアレルギーリスクを減らすという意味でも、かなり合理的だと思います。

スポンサーリンク

Goody Bag禁止は親にも子どもにも優しい場合がある

アメリカの子どもイベントでよく登場するのが、Goody Bagです。

小さなおもちゃ、鉛筆、消しゴム、シール、キャンディーなどを詰めたお楽しみ袋です。誕生日会や学校イベントで配られることがあります。

子どもは嬉しいです。もらった瞬間はとても喜びます。

ただ、親目線では、家に細かいおもちゃがどんどん増える、すぐ壊れる、プラスチックごみが増える、誰がどれくらい豪華なものを配るかで差が出る、アレルギーのある子はお菓子が食べられない、などの問題もあります。

学校がGoody Bagを禁止したり、食べ物以外のシンプルなものにするよう案内したりするのは、親の負担軽減にもなります。

「何かを配らなければ誕生日を祝えない」という雰囲気ではなく、子どもの存在をクラスで認めて、みんなでおめでとうと言う。それだけでも、本来は十分なのかもしれません。

こちらもどうぞ

アメリカの子供の誕生日会はすごいぞ!遊園地・博物館・植物園・公園での体験談

アメリカの子供の誕生会 遊園地貸切・公園で・学校で 体験談

スポンサーリンク

ナッツ禁止はアメリカの学校でよく見るルール

アメリカの学校でよく見るのが、Nut-free、Peanut-freeというルールです。

ピーナッツやナッツ類は、重いアレルギー反応を起こす子どもがいるため、多くの学校や教室で持ち込みが制限されています。CDCも、学校における食物アレルギーは重く、命に関わる反応を起こすことがあると説明しています。

日本人が注意したいのは、ナッツそのものだけではありません。

ピーナッツバターのサンドイッチ、ナッツ入りグラノーラバー、トレイルミックス、ナッツ入りパン、ナッツ入りクッキー、アーモンド粉を使ったお菓子、Nutellaのようなヘーゼルナッツ入りスプレッドなども注意が必要です。

また、パンやクラッカーのパッケージに May contain peanuts、Processed in a facility that also processes tree nuts などと書かれている場合もあります。学校によっては、ここまで厳密に気にする場合もありますし、そこまでは求めない場合もあります。

大事なのは、学校やクラスのルールを確認することです。

アレルギーは、好みや健康志向の問題ではなく、安全の問題です。ナッツ禁止の案内が出ている場合は、かなり真剣に受け止めた方がよいと思います。

スポンサーリンク

学校スナックに何を持たせるか問題

甘いもの、ナッツ、油っぽいものが制限されると、では一体何を持たせればいいのか、という問題が出てきます。

学校によっては、果物、野菜、クラッカー、プレッツェル、ポップコーン、チーズ、ヨーグルト、アップルソース、シリアルなどが候補になります。

これも簡単ではありません。アメリカの学校には、冷蔵庫や電子レンジが使えないことが多いです。夏場は食品の傷みも心配です。切ったリンゴは変色します。ベリー類はつぶれやすいです。ヨーグルトは保冷が必要です。野菜スティックは食べない子もいます。クラッカーばかりだと飽きます。

親は毎日悩みます。

実用的には、無糖アップルソースのパウチ、プレーンなCheerios、クラッカー、ライスクラッカー、塩味プレッツェル、チーズスティック、保冷剤つきの果物、小さなバナナ、みかん、ポップコーンなどが候補になると思います。

ただし、ポップコーンは小さい子には窒息リスクがあるため、年齢や学校のルールに注意してください。プリスクールや低学年では禁止されている場合もあります。

学校スナックは、親の理想よりも、安全に持ち運べて、子どもが食べて、学校ルールに合うことが大事です。

こちらもどうぞ

【保存版】アメリカの子供のお弁当事情|持参メニュー例・給食との比較・無理ゲー環境の乗り切り方

アメリカでも作れる!おにぎらず完全ガイド 手に入る材料で、無理せず満足する工夫

スポンサーリンク

健康志向だけでなく、アレルギーと公平性の問題でもある

学校で甘いものや食べ物の持ち込みを制限する動きは、単に「ヘルシーにしましょう」という話だけではないと思います。

一つは、アレルギー対策です。

食物アレルギーのある子どもにとって、クラスで誰かが持ち込む食べ物は不安要素になります。親が用意したカップケーキに何が入っているのか、キッチンでナッツと接触していないか、乳製品や卵が入っていないか、先生がすべて管理するのは大変です。

もう一つは、公平性です。

毎回豪華なカップケーキやGoody Bagを持って来られる家庭もあれば、経済的に難しい家庭もあります。誕生日のお祝いが家庭の経済力の見せ場になってしまうと、子ども同士の間にも不必要な差が見えてしまいます。

さらに、宗教や家庭方針で特定の食品を食べない子、糖尿病などで食事制限がある子、親が砂糖を控えたい家庭もあります。

学校という場では、全員が安心して参加できる形にする必要があります。その結果として、食べ物ではなく、歌、カード、シール、本の読み聞かせ、特別な係、クラス全体の活動などに変えていく学校もあるのだと思います。

スポンサーリンク

アメリカの学校と食育の考え方

アメリカでは、学校給食やスナック、校内販売に関する栄養基準があります。

USDAのSmart Snacks in Schoolは、学校の日中に売られる食品や飲み物に栄養基準を求めています。対象は、アラカルト販売、学校内の売店、自動販売機、その他生徒に販売される食品などです。

また、CDCも学校のWellness Policyについて、教室のパーティー、親が持ち込むスナック、食べ物をご褒美として使うことなども、学校の健康方針に含まれ得ると説明しています。つまり、学校は勉強だけでなく、子どもたちが日中を過ごす健康環境として見られています。

とはいえ、アメリカの食育は日本とはかなり違います。日本の小学校では、給食、配膳、栄養、食材、家庭科、調理実習などを通して、食に触れる機会が多いです。一汁三菜、主食・主菜・副菜、旬の食材、食器の並べ方など、日本独自の食育があります。

アメリカでは、州や学区によって大きく違いますが、日本ほど一律に家庭科や食育が組み込まれていないと感じることがあります。その分、家庭の食文化や経済状況によって、子どもの食生活に差が出やすい面もあると思います。

だからこそ、学校で甘いものやジャンクフードの機会を減らすことには、一定の意味があるのかもしれません。

スポンサーリンク

アメリカの親たちはどう受け止めているのか

こうしたお菓子制限の方針には、賛否があると思います。

健康的でよい、アレルギーの子に配慮できる、親の負担が減る、という意見もあります。

一方で、誕生日くらい楽しくカップケーキを食べてもいいのでは、アメリカの子ども文化が味気なくなる、親が子どものために何かしてあげる機会が減る、という意見もあるかもしれません。

私は個人的には、学校での甘いもの制限は、かなり合理的だと思います。家で食べる分には、家庭の方針でよいと思います。誕生日ケーキも、ホリデーのお菓子も、家族の楽しい思い出になります。

でも学校は、いろいろな家庭の子が集まる場です。健康状態も、アレルギーも、宗教も、経済状況も、家庭方針も違います。その場で食べ物を配るとなると、思っている以上に配慮が必要になります。

そう考えると、学校ではシンプルに、果物や健康的なスナック、または食べ物以外のお祝いにするという流れは、悪くないと思います。

スポンサーリンク

日本人の親が気をつけたいこと

アメリカの学校に子どもを通わせる日本人の親としては、まず学校のルールを確認することが大事です。

学校のハンドブック、先生からのメール、Back to School Nightの説明、クラスのスナックルール、アレルギー通知をよく読みます。

わからない時は、先生に聞きましょう。

Can I send this snack to school?
このスナックを学校に持たせてもいいですか。

Is this classroom nut-free?
このクラスはナッツ禁止ですか。

Are birthday treats allowed?
誕生日のお菓子の持ち込みはできますか。

Do you allow non-food birthday treats?
食べ物以外の誕生日プレゼントは可能ですか。

What snacks do you recommend?
おすすめのスナックは何ですか。

誕生日に何かしたい場合は、勝手に持ち込まず、必ず先生に確認しましょう。

食べ物がダメな学校なら、鉛筆、シール、小さな消しゴム、クラス用の本の寄付、先生と相談して特別な読み聞かせなど、食べ物以外の方法もあります。

スポンサーリンク

まとめ

アメリカの一部の学校や学区では、甘いお菓子、カップケーキ、キャンディー、ナッツ類などの持ち込みを制限する動きがあります。

これは、子どもの健康、虫歯や肥満への意識、食物アレルギー対策、家庭間の経済差への配慮、学校全体の安全管理など、いろいろな背景があります。

アメリカの学校文化には、誕生日にカップケーキを配る、ハロウィンにキャンディーを楽しむ、イベントで甘いものを食べる、という楽しい面があります。一方で、学校という公共の場では、全員が安全に参加できる形を考える必要もあります。

甘いものを禁止する学校が正しい、自由に持ち込める学校が悪い、という単純な話ではありません。

地域、学校、学区、家庭の考え方によって、かなり違います。

日本人の親としては、まず学校のルールを確認し、アレルギーや健康方針に配慮しながら、子どもが無理なく参加できる形を探していくのがよいと思います。

アメリカの学校生活は、日本と違うことがたくさんあります。

お菓子一つ、誕生日カップケーキ一つにも、その国の食文化、健康観、学校運営、家庭の価値観が見えてくるのが面白いところです。

子育て・義務教育
この記事の著者
Kyoko Bartley

ニュージャージー在住。
幼少期からアメリカの映画やアニメーション、音楽に親しみ、大学ではアメリカ文化を専攻。留学・研究を経て2011年に渡米し、国際結婚、妊娠・出産、現地就職、住宅購入などを通して、外国人としてアメリカ社会で暮らすリアルを経験してきた。

2018年より、在米日本人向けアメリカ生活情報ブログ「なんだろなアメリカ」 を運営。教科書やガイドブックには載らない、実体験にもとづく生活情報や、文化の違いから生まれる「?」を「!」に変える視点を発信している。

また、プリンストンエリアを拠点に画家としても活動し、原画やグッズの制作・販売を行っている。

#なんだろなアメリカをフォローする
error: This content is protected. このコンテンツは保護されています。
タイトルとURLをコピーしました