こんにちはー。なんだろなアメリカのキョウコ@NandaroAmericaです。
留学、国際結婚、海外赴任、駐在、研究、家族の帯同などで、これからアメリカに長期滞在することになった皆さん。まずは、新しい生活のスタート、おめでとうございます。
アメリカに住むことが決まると、楽しみな気持ちと同時に、かなりの不安も出てくると思います。海外旅行なら何度も行ったことがある人でも、実際に住むとなると話は別です。役所の手続き、お金、医療、荷物、保険、銀行、家族や友人への連絡。日本を出る前に片づけておくべきことがたくさんあります。
私もアメリカに渡る前は、留学の準備だけでなく、日本側の生活をどう畳むかにかなり頭を使いました。ビザや学校関係の書類に気を取られがちですが、日本側の手続きを後回しにすると、出発直前にとても慌てます。
この記事では、アメリカに行く前に日本でしておきたい準備を、公的手続き、お金、医療、生活の下調べ、人間関係の5つに分けて整理します。
なお、この記事は、すでにビザや渡航予定、滞在先がある程度決まっている方を想定しています。法律、税金、年金、ビザ、在留届などの制度は変更されることがありますので、最終確認は必ず外務省、自治体、日本年金機構、アメリカ大使館、留学先・勤務先などの公式情報で行ってください。
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まずは公的手続きから片づける
日本を出る前に、最初に優先したいのは公的手続きです。
役所関係の手続きは、後から海外にいる状態でやろうとすると、思った以上に面倒です。郵送、委任状、家族への依頼、時差、本人確認などが絡むと、一つの手続きに何週間もかかることがあります。
特に1年以上海外に滞在する予定の人は、住民票、国民健康保険、国民年金、税金、マイナンバーカード、印鑑登録などに関わる手続きが発生する可能性があります。JASSOの海外留学情報サイトでも、海外に1年以上滞在する場合は海外転出届を提出し、住民票を抜く必要があると説明されています。住民票を残したままにしておくと、住民税、国民年金、国民健康保険などの支払い義務が生じる場合があります。
ただし、実際の取り扱いは滞在期間や自治体、本人の状況によって変わることがあります。短期留学、1年未満の予定、会社の海外赴任、家族帯同、住民票を残すかどうかなどは個別判断になることもあります。
そのため、まず住民登録のある市区町村役場に行き、「海外留学または海外転居でアメリカに行く予定です。どの手続きが必要ですか」と確認するのが一番確実です。
役所に行く時は、運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、年金手帳または基礎年金番号のわかるもの、健康保険証、印鑑、実印、印鑑登録証、必要に応じて子ども関連の医療証などを持っていくと安心です。自治体によって必要なものが違うので、事前に電話や公式サイトで確認してから行くと、二度手間を防げます。
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海外転出届と年金の扱いを確認する
海外へ長期で出る場合に重要なのが、海外転出届です。
海外に生活の拠点を移す場合、住民票をどうするかは重要です。住民票を抜くと、国民健康保険や住民税などの扱いも変わります。逆に、住民票を残したままにすると、日本に住んでいない期間でも各種支払いが続く場合があります。
私の場合も、役所で海外転居に関する手続きをまとめて行いました。転出、印鑑登録、健康保険、年金など、窓口で確認しながら一つずつ処理していった記憶があります。
年金についても、必ず確認しておきたいところです。日本年金機構は、海外に居住することになった人は国民年金の強制加入被保険者ではなくなりますが、日本国籍の人は国民年金に任意加入できると説明しています。
任意加入するかどうかは、将来の年金、滞在期間、帰国予定、配偶者の状況、海外での就労状況などによって判断が変わります。ここは人によって事情がかなり違いますので、役所や年金事務所で必ず確認してください。この点において、アメリカで働く予定があり、そこからアメリカの年金を収める場合も、またアメリカにおいてのソーシャルセキュリティなどの仕組みを理解しておく必要があります。
出発直前はとても忙しくなります。役所関係は、できれば早めに一日時間を取り、まとめて済ませるのがおすすめです。
戸籍謄本・証明書類は余裕を持って取っておく
海外生活では、日本にいる時にはあまり意識しなかった書類が急に必要になることがあります。
戸籍謄本、戸籍抄本、出生証明の代わりになる資料、婚姻関係を示す書類、卒業証明書、成績証明書、資格証明書などです。
特に国際結婚、現地での各種手続き、学校への提出、就職、資格関係、子どもの手続きなどでは、日本の公的書類が必要になることがあります。海外から戸籍謄本を取り寄せることもできますが、時間がかかりますし、家族に頼む場合も手間です。
私は、日本で住民票を置いていた場所と本籍地が違っていたため、念のため戸籍謄本を複数部取っておきました。その後、アメリカで予想外に結婚する運びになってしまった(笑)際に役立ちました。
また、留学や進学を予定している人は、出身校の英文成績証明書、英文卒業証明書も取っておくと安心です。アメリカの大学や大学院で単位認定、出願、編入、資格関係の確認が必要になった時、日本の学校にすぐ頼めないことがあります。
未開封の公式封筒で発行してもらう必要がある場合もあるので、学校に確認しておきましょう。
国際免許証と証明写真も意外と役に立つ
アメリカに行く前に、国際運転免許証を取得しておくと便利です。
実際にすぐ運転するかどうかは別として、写真付きの身分証明書として使える場面があります。アメリカで身分証明を求められた時、パスポートを常に持ち歩くのは不安です。州の運転免許やState IDを取るまでの間、国際免許証があると少し心強いことがあります。
ただし、国際免許証でどのくらい運転できるか、州ごとのルール、滞在者として現地免許を取る必要がある時期などは州によって異なります。実際に運転する予定がある人は、渡航先の州のDMVなど公式情報を確認してください。
また、日本で余った証明写真も持っていくと便利です。
アメリカでも薬局などでパスポート写真を撮れますが、日本の証明写真ほど仕上がりがよくないことがあります。値段も高いですし、場所によっては車で行かなければならないこともあります。学校関係の書類や各種申請で写真が必要になることもあるので、日本で撮ったものが余っているなら持っていく価値はあります。
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電気・ガス・水道・携帯・サブスクを整理する
一人暮らしをしている人や、日本の住まいを引き払う人は、ライフラインと契約関係の解約も重要です。
電気、ガス、水道、インターネット、固定電話、携帯電話、NHK、新聞、雑誌、ジム、習い事、駐車場、駐輪場、有料アプリ、動画配信、音楽配信、クラウドサービス、年会費のあるサービスなど、毎月または毎年引き落とされているものを確認しましょう。
おすすめは、銀行口座とクレジットカードの明細を数年分見て、自動引き落としや年会費をリスト化することです。
日本にいない間も使うものは残す。使わないものは解約する。残すクレジットカードや銀行口座を決める。携帯電話番号を維持するかどうかも考える。
特に今は、二段階認証で日本の電話番号やSMSが必要になることがあります。完全に携帯を解約してしまうと、日本の銀行やクレジットカード、各種サービスのログインで困る場合があります。長期で海外に行く人は、番号維持の方法や海外からの認証方法も確認しておくと安心です。
在留届は必ず出す
アメリカに3か月以上滞在する日本人は、在留届を提出する必要があります。
外務省のオンライン在留届、ORRネットでは、旅券法第16条により、海外に住所または一時滞在先を定めて3か月以上滞在する日本人は在留届を提出することが義務付けられていると説明されています。
在留届は、海外で災害、事件、テロ、治安悪化、大規模な事故などが起きた時に、日本大使館や総領事館が在留邦人の安否確認や情報提供を行うためにも重要です。
外務省のFAQでは、オンラインの場合、日本から転居する場合には現地到着の90日前から在留届を提出できると説明されています。 ただし、現地住所や電話番号などが決まっていない場合は、到着後に速やかに登録・変更する必要があります。
また、管轄の日本大使館・総領事館のメール配信に登録しておくのもおすすめです。治安情報、災害情報、領事出張サービス、パスポート、選挙、子どもの教科書配布など、在米日本人に必要な情報が届くことがあります。
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お金まわりは「海外から管理できる状態」にする
日本を離れる前に、銀行口座、クレジットカード、オンラインバンキングを整えておくことも重要です。
海外に行ってから、日本の銀行口座にアクセスできない、残高が確認できない、クレジットカードの引き落としがわからない、パスワード再設定ができない、という状態になるとかなり困ります。
まず、日本の銀行口座はオンラインバンキングを設定しておきましょう。海外からログインできるか、ワンタイムパスワードや認証アプリは使えるか、電話番号認証が必要か、海外からの送金や残高確認は可能かを確認します。
クレジットカードも、海外利用の可否、利用限度額、海外キャッシング、緊急時の連絡先、紛失時の対応を確認しておきましょう。アメリカ到着直後は、生活用品、家具、教科書、交通、携帯契約、デポジットなどで出費が増えます。限度額が低いカードしか持っていないと、あっという間に上限に達することがあります。
また、海外で使う予定のないポイントは、できるだけ使い切っておくといいです。日本の店舗やサービスのポイントは、有効期限が切れるとそのまま失効してしまいます。
日本に残す銀行口座については、信頼できる家族に最低限の情報を共有しておくことも考えてください。ただし、口座管理や暗証番号の扱いは慎重に。家族に頼む場合でも、どこまでお願いするかを事前に決めておくと安心です。
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医療関係は日本でできるだけ済ませておく
アメリカに行く前に、医療関係の準備もしておきましょう。
特に留学生の場合、大学から予防接種記録や抗体検査の証明を求められることがあります。MMR、破傷風、ジフテリア、百日咳、水痘、髄膜炎菌ワクチンなど、学校や州によって必要な項目が異なります。大学から指定されたHealth Formがある場合は、日本にいるうちに医師に記入してもらえるか確認しましょう。
アメリカで抗体検査や予防接種を受けることもできますが、保険の扱いや費用、予約の取りにくさを考えると、日本でできるものは済ませておくと楽です。
母子手帳のコピーも役に立ちます。自分の予防接種歴、既往歴、子どもの記録などがわかる資料として、必要になる場合があります。
持病がある人は、主治医から英文の診断書や薬の情報をもらっておくと安心です。お薬手帳、処方薬の一般名、アレルギー、既往症、手術歴なども整理しておきましょう。
アメリカの医療は日本と仕組みが大きく違います。保険、予約、自己負担、救急、Urgent Care、Primary Care Physicianなど、慣れるまで大変です。渡航前に、自分の滞在先近くの病院、大学のStudent Health Center、保険の使い方を確認しておくと安心です。
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生活費と交通手段は具体的に調べる
アメリカ生活で、事前のイメージと実際の生活が大きく違うことがあります。
特に生活費と交通手段は、地域によって差が大きいです。
ニューヨーク、ボストン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルなどの大都市は家賃がとても高い地域があります。一方で、中西部や南部、地方都市では家賃が比較的安いこともありますが、車がないと生活が難しい場合があります。
日本の感覚では、駅やバス停が近くにあり、スーパーや病院にも公共交通機関で行けると思いがちですが、アメリカではそうとは限りません。車がない生活をするなら、住む場所からスーパー、大学、病院、薬局、銀行、バス停、駅までどう行くのかを具体的に調べてください。
私の場合、最初は語学に集中したかったので、大学内の寮に滞在し、徒歩で行けるスーパー、薬局、飲食店、本屋などを確認してから行きました。実際に住んでみないとわからないことも多いですが、車なしで生活できるかどうかを事前に見ることはとても大事です。
生活費についても、家賃だけでなく、光熱費、携帯電話、インターネット、食費、交通費、保険、教科書代、洗濯、日用品までシミュレーションしておきましょう。
アメリカの教科書代は高いことがあります。大学生や大学院生は、授業ごとの教科書代も予算に入れておくと安心です。
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緊急時の英語と連絡先を準備する
出発前は荷造りや手続きで忙しいですが、緊急時の英語も少し準備しておくと安心です。
病院で症状を説明する英語、痛みの場所、アレルギー、持病、飲んでいる薬、緊急連絡先、保険情報などは、メモにして持っておくとよいです。
たとえば、発熱、腹痛、頭痛、めまい、吐き気、下痢、胸の痛み、息苦しさ、アレルギー反応、けが、やけどなど、自分が説明する可能性のある言葉は事前に調べておくと、いざという時に助かります。
また、現地の緊急番号911、大学の警察やSecurity、寮の緊急連絡先、Student Health Center、保険会社、在外公館、日本の家族の連絡先をスマホと紙の両方に保存しておきましょう。
スマホが壊れた時、バッテリーが切れた時、ネットがつながらない時のために、紙のメモを持っておくことも大切です。
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出発前に人と会っておく
手続きや荷物と同じくらい大事なのが、人間関係の整理です。
アメリカに長期で行くということは、日本の家族、友人、恩師、職場の人たちとしばらく簡単には会えなくなるということです。
今はLINEやZoomがあるので、昔よりも海外との距離は近くなりました。それでも、時差があります。生活リズムも違います。何かあった時にすぐ会えるわけではありません。
出発前に、会いたい人には会っておく。会えない人には連絡をしておく。お世話になった人には感謝を伝えておく。
これは、相手のためでもありますが、自分の心の区切りにもなります。
特に家族や年配の親戚にとって、子どもや孫がアメリカに長期間行くことは大きな心配です。心配を完全になくすことはできませんが、行き先、滞在先、連絡方法、緊急時の対応を伝えておくことで、少し安心してもらえると思います。
また、恩師や昔の友人に知らせておくと、後から思わぬつながりが生まれることもあります。海外生活では、人とのつながりが本当に大事です。日本にいるうちから、自分のネットワークを丁寧に保っておくことは、のちのち大きな支えになることがあります。
まとめ 日本を発つ前の準備は、アメリカ生活を楽にするための土台作り
アメリカに長期で行く前には、日本でしておくべき準備がたくさんあります。公的手続き、お金、医療、生活の下調べ、人間関係。この5つを早めに整理しておくと、出発直前の混乱をかなり減らせます。
役所で海外転出や年金の手続きを確認する。戸籍謄本や英文証明書を取る。電気、ガス、水道、携帯、サブスクを整理する。在留届の準備をする。銀行やクレジットカードを海外から管理できるようにする。予防接種や医療記録を整える。生活費、交通手段、病院、スーパー、緊急連絡先を調べる。そして、大切な人に会っておく。
海外生活は、始まってからが本番です。だからこそ、日本にいるうちにできることは、できるだけ済ませておくと楽になります。完璧に準備することはできませんが、それでも、知っているだけで防げる混乱はあります。
これからアメリカへ行く皆さんが、日本での準備を一つずつ片づけ、少しでも安心して新生活を始められますように。

