渡米後に誰もが絶対に経験するカルチャーショックの乗り越え方についてご紹介します。
不安がつきものの異国での生活を前にしている方向けに、変化と適応をなるべくポジティブに乗り切るにはどうすればいいのかをご紹介します。
留学準備、移住準備中の方の役に立てば嬉しいです!
米国移住後・留学中のカルチャーショックの乗り越え方
こんにちはー。キョウコ@NandaroAmericaでーす。
アメリカは日本と似ているようで、ずいぶん違います。日本からアメリカに留学に行かれる学生さん・移住者の方は、現地に行ってからこそわかる実情とを毎日たくさん経験することと思います。
せっかくの留学・移住、なるべく心理的な拒絶を起こさずに良い経験にしたいものですね。
留学の場合、異文化かでの生活の違和感ばかりが際立ってしまい、挫折して帰ってきてしまうケースもあります。「とりあえず行った、でもやる気スイッチが入らず帰って来た」、「馴染めなかった」、「アメリカ人が理解できなかった」というネガティブな感想を持たずに、留学を失敗させずに乗り越えるためのアイデアを紹介します。
留学に関する記事はこちらも人気です!
米国留学&移住前に日本でしておく引っ越し準備5つ!体験談と解説
アメリカに移住したその後の悩みをいろいろ紹介 文化・お金・親の老後
なんだろなアメリカの全記事リストはこちら! アメリカ暮らしに役立つ情報が満載です!フォローしてね!
▶︎Twitter ▶︎Instagram ▶︎Pinterest ▶︎Facebook ▶︎YouTube
にほんブログ村
日本は独特なのでもともと海外とのギャップが大きい
日本の環境や文化って、もともと多くの国とは考え方も、習慣も違うときが多々あります。(アメリカももちろん独特な部分がたくさんありますが)このブログは移住・留学先がアメリカという前提で書いていますが、日本とアメリカを比べると、先進国同士ではあるけれど、中身は似ているようで、全然違う。
例えば、ドイツの人がスイスに留学に行く際に体験するカルチャーショックの度合いと、日本人がアメリカに留学に行く際のカルチャーショックでは、レベルが明らかに違います。
日本をはじめ、歴史の長い国や、歴史からくる因習が文化の基礎部分を作っている国はハイコンテクストカルチャーであることが多く、アメリカをはじめ、白人が文化を築いた国の多くは個人主義が強く存在するため、ローコンテクストカルチャーと言われて分けられることがあります。(そうでないところももちろんあります)
ということで、ある意味ではお互い真逆のスタイルの日米両国ですが、お邪魔する側の日本出身の方が必然的に文化の違いを受け止める構図になるわけです。
異国に滞在中のカルチャーショックは誰にでも訪れる
異文化適応のプロセスは誰にでも訪れる自然なこと、避けられないことと認識しておくのが良いです。
留学生の場合、特にまだ年齢的に若いと、親や母国が恋しくなり、心理的にとても辛くなって、帰ることばかりを視野に入れてしまう場合もあります。
また、成人であっても単身で頼る人がいない状況あったり、乗り気ではないがしょうがなく配偶者に帯同して渡米したり、渡米後の変化の中、それまでの日本の暮らしの方が生活水準が高かった、心地よかった、安心できたなどと感じる場合は、カルチャーショックの反応が大きく出る場合もあります。
異文化不適応に陥らないよう、ポジティブでいよう
文化や考え方の違いが大きな原因となって留学先での生活自体が問題となっているのは異文化不適応という状態です。これは先述の通り、日本人がアメリカに行く場合は文化の根底がかなり違うせいもあって多くの方が大なり小なり経験されることかもしれません。
留学生の場合、異文化適応最中の精神的に不安定な状態が、留学の本来の目的である学業や研究を無事終えて卒業・修了するまでの道のりに支障をきたすほどでは大変なことです。
こちらもご参考に
ポジティブで!
異文化や異なる環境での新しい生活の適応期を切り抜けるには、「適当さ」と「楽観」が大事と感じます。
毎日をポジティブに、留学自体を積極的にエンジョイする人は文化の違いからくる学びが身につきやすく、異文化でのストレスの感じ方が少ないと思います。
異国の風習ややり方は自分では変えられることができません。変えられない事象に拒絶を示してしまうと、ストレス、疲弊が高まるばかりですので、妥協して、「なぜ違うんだ」とか「日本ではこういういい方法があったのに」など、細かいことは気にしないことにする適当さも必要でしょう。
ネガティブにならないよう自分をいたわる!
ネガティブになってしまうときは誰にでもあります。
そんなときは滞在自体を楽しんでいる様子が感じられず、思考や言葉の端端に「会社が行けっていったから」「親がどうしてもって言ったから」のような「自分は来るつもりはなかった」と言う様子で現れているかもしれません。
これは恐怖心の表れかもしれないので、その場合は、不安を取り除くことが必要です。
特に疲れが溜まっているときや、仕事や学業がうまくいっていないとき、難題にぶつかっている時など、ただでさえ人は自然と自分を責めたり、攻めるものや相手を探しがちになります。
すぐに自己解決して、そのネガティブ思考から抜けられる場合はいいのですが、長引く場合や、問題が大きい時などは、迷わず誰かに相談したり、心理カウンセリングを定期的に受けて、悩みを話す、聞いてもらう、一緒に解決策ややり過ごすための知恵について話し合う機会を設けることも必要です。
米国では心理カウンセリングはとても一般的で、個人の精神衛生の管理の一環として活用する意識が高いです。大学や会社のサービスで受けられる場合も多いですので、検討しましょう。
カルチャーショックは自分も必ずそれを通ると覚悟しておく
「馴染めなかった」、「アメリカ人が理解できない」という理由でアメリカ生活が嫌になってしまう人へ言いたいのは、「馴染まなくてもいいんです」、「アメリカ人を理解できなくてもいいんです」。
「自分とアメリカ人の間にものの考え方の違いがあることは自然である」、「自分がこの国では異質・まだ不慣れであることは当たり前である」を受け入れない場合、異国での生活は必ずと言っていいほど辛くて嫌だった経験で終わってしまいます。
違いを嫌悪・疑問視するよりも妥協と理解が大事
違いに対して拒絶状態を乗り越えられない人は、おそらくどこの国に行っても、日本にさえいても、貴重な学びのチャンスを失っていると思います。
アメリカに来てしばらくすると、日本での「規範」などはあまり重要ではなく、むしろ「個々がそれぞれ好き勝手に生きている」印象を感じるかと思います。米国では(地域差もあります)日本よりも他人に干渉しない、期待しない、踏み入らないのが前提で、慣れるとむしろそれが心地よく感じる人も多くいます。
こちらの記事もご参考に。
米国留学先のルームメイトが掃除をしない 文化的背景を考えてみた
アメリカで差別されない&しない!ダイバーシティ環境の物の考え方解説
自分のストレスのはけ口を作る
留学先の場合は学校で友達ができると思いますが、特に、日本のことに興味があって、聞いてくれそうな話相手がいることはすごく精神的に楽になります。
日本に興味がある友人なら、「アメリカではこういう時こうするけど、日本人はこういう時こうするんだよ」という情報も喜ばれます。日本のやり方を聞いてもらえ、アメリカのやり方を教えてもらえる場があると、お互いにウィンウィンにもなります。
日本文化を好いてくれるアメリカ人学生は大学の中にたくさんいるはずなので、積極的に課外活動やコミュニティを覗いて、友人を作るといいですね。
社会人の場合は、会社の同僚やご近所、習い事などで会う人からネットワークが広がることが多いと思いますが、英語で世間話などはハードルが高いと感じる場合もあるかもしれません。友人が欲しい時、日本の文化を知っている、または日本語話者であると楽、と感じる方は、地元の日本人会などを検索してみましょう。
こちらの記事もご参考に。
米国暮らしでの社会的孤立防止に!日本人会に入ろう&孤独な体験談
オフを充実させる
元気で前向きな人に共通して言えることは、オフを徹底的にエンジョイしてることだと私は感じています。
アメリカの大学生はオンとオフの切り替えが上手にできる人が多いので、現地で友達になった留学生の学生の生活パターンを参考にしてみるのもいいでしょう。
週末は平日の業務から離れて気持ちを切り替える、「飴と鞭」の飴を自分で設定し、心身のリフレッシュを意識的に心がけるのは大事。異国に移住は、多くの人にとってかなりの変化です。
カルチャーショックの4段階とは
ご存知の方が多いと思いますが、留学などでのカルチャーショックには、4段階の時期があると言われています。
- ハネムーン期(着いたばかりで全てが真新しく、楽しい)
- ショック期(違いや差に気づき始め、ジレンマなども起こり、色々めんどくさいと感じる)
- 適応期(やり方にだんだん慣れてきて、ショック期よりも柔軟に行動できるようになってくる)
- 受け入れ期(自国と異国の違いが理解できているので以前より鷹揚に構えることができ、ショック期、適応期よりも安定してストレスが少なく生活できるようになる。
自分も必ず「苦悩しダルくなるショック期」、その後不安定ではあるものの、「大体アメリカでのパターンがわかってくる適応期」を経験することになる、と出発前から自覚しておくと、実際その時期になっても冷静に対処できる可能性が高まります。
カルチャーショックを乗り切る9つの対策
- 違いにあまり拒絶を持たないようにする。
- アメリカのやり方を知らなくてもストレスに思わない。
- 慣れるまでに誰でも時間がかかるので焦らない。
- 人それぞれ。
- 理解できないことが起きてもイライラしない。
- 意識して楽しみを作る。
- 相談できる人を探す。
- ストレスのはけ口を作る。
- 日本に興味・理解がある人たちと交流を持つ。
以下、アメリカに留学されている方向けのお勧めアイテムコレクションです。眺めていると楽しくなるグッズがたくさんよー。
まとめ
いかがでしたか?
今日はカルチャーショックを乗り切り、アメリカでの生活を人生の中のポジティブ体験にするためのアイデアを私の考察も交えてお伝えしました。